加賀の里山逍遥
 2005.04.より登山順

    [加賀65] 大蛇山   104m     (加賀市奥谷町)
[加賀65] 花房山   85m    (加賀市花房町)
[加賀65] 熊坂妙高山 265m  (加賀市熊坂町)
第7回 2024.03.24. 「花房山」と「大蛇山」
第6回 2023.05.27. 「熊坂妙高山」
第5回 2022.03.20. 「熊坂妙高山」
第4回 2016.04.12. 「熊坂妙高山」
第3回 2011.03.16. 「大蛇山」
第2回 2010.03.28. 「熊坂妙高山」
第1回 2009.03.07. 「熊坂妙高山」

  2024年03月24日(日)7回 加賀市「花房山」「大蛇山」



 ヤマップで「花房三角点」に行った人の記録が載っていた。昔、三角点探しに熱中していて、探しに行った事がある。調べてみたら12年前に訪れた事がある。懐かしくなったのでS女史と再訪する事にした。。国道8号線を走り、新幹線の下を潜り抜け、信号「細坪」を入る。車をUターンして信号から100mの道の広い所に車を置く。







 すぐ横に鉄塔巡視路がある。前回もここから入った。








 「熊坂線№41」の標識。いきなり倒木の下の下を通る。







 巡視路は整備されている。








 歩きやすい道。








 「熊坂線№41」に到着。





 「鉄搭№40」の方へ進む。


 「鉄搭№42」は八号線近くの鉄塔かな。地理院地図に鉄塔記入が無いのはなぜ?。









 アオキ            シキミ           カンスゲ






 新幹線のトンネルの上に出る前に、右に分岐があり鉄塔が見える。「熊坂線№41」に寄ってみる。巡視路はその先降って行く様だ。戻る。





 戻って北陸新幹線トンネルの上に着く。新幹線が通ったが上手く撮れなかった。新幹線のいない写真。


 鉄道マニアには、良い場所だろうな。







 この先は巡視路が無いので、途端に荒れた道。道の無い所を高い所を目指す。一度降るような所もある。ヤマップ頼りで三角点に到達。「4等三角点・点名は花房・85m」














 近くの木に、12年前に提げた「点名札・花房(けぶそ)」がまだ残っていた。奇跡だな。
 ここは「花房山」としても良いな。12年前はここから藪漕ぎで、細坪町の神社マーク目指して藪漕ぎで下山した。






 今回も藪漕ぎで下山、藪の無い所を選んで下山開始。所々に道らしきものがある。


 クロモジ

 ヤマザクラ







 道は無いが、途中の作業道の跡みたいな日当たりの良い場所で昼食。下山開始。適当に藪を避けて降りて行ったら、民家の屋根が見えてきた。









 上手い具合に民家の間から舗装道路に出られた。神社のまだ手前だった。








 あとは舗装道路を歩い戻るだけ。坪野町の中は歩道が付いている。







 イヌフグリ          チンチョウゲ。        リュウキンカ






 新幹線のガード迄戻ってきた。あの先に車が置いてある。

 車に乗り、今度は「大蛇山」の三角点を目指す。8号線から加賀インターの前を通り、橘町へ行く道に入り、突き当りの北陸自動車道のガード下を抜け、左へ100m、右へ200mで突き当りに車を置く。



 下へ続く。


 「大蛇山」




 地図を見ると溜池があるから、溜池の管理道路と思われる。目の前の階段を登ると溜池がある。13.15分。









 ここから「大蛇山・三角点」まで道は無い。







 地図を見ても判るように、一番高い地点に三角点が鎮座している。とにかく高い地点を目指して、登り易い所を登る。







 山の斜面に杉の植林の作業道らしきものが残る。突然に開けた三角点のある頂上に出た。藪では無くて三角点が見えた。
「2等三角点・点名は右・104m」







 保護石に囲まれている。昔は、国土地理院の2万5千分ノ1の、大聖寺という地図で三角点を探訪していた。大聖寺地図の三角点のほとんどを訪ねたが、2等三角点はこれ一つだった。14時。







 国土地理院のホームページて「点の記」が読める。それによると「点名は右・場所は俗称・大蛇山」になっている。ここは大蛇山に間違いない。「大蛇山」の標識もあって嬉しい。展望は無いが周りは全部透けて見える。ここが一番高い。









 名残惜しいが下山開始。ヤマップの軌跡で登った道と同じ所を降りる。登って来た方面が見える。






 カタバミ           クロモジ           スミレ




 これが国土地理院のホームページに載っていた「点の記」である。所在地は
「大蛇山」になっている。昔「点の記」という映画があった。剣岳に三角点を設置する映画だったな。






























      ■次回登山は、8/30福井の「足羽山-八幡山」へ■





  2023年05月27日(土)6回 「熊坂妙高山」




 国道8号線で牛ノ谷峠に上りにかかる辺りに、左に一軒家がある。左折してその一軒家の前からガードの下を抜け、林道を走り途中の分岐を右に入ると、突き当りの広場に着く。S女史と健康登山に「「熊坂妙高山」に登る。








 イノシシ捕獲檻の後ろに「熊坂線№29番」の、鉄塔巡視路標識がある。出発。







 ミヤコワス          コナスビ           ガクアジサイ







 この倒木の先で巡視路は右の谷道を行くが、作業道が並行して続いているのでそのまま作業宇道を進む。









 作業道の突き当りで、右からの巡視路に復帰して尾根に登る。







 尾根の「熊坂線№29番鉄塔」の横に出る。









 「熊坂線№28番鉄塔」の方へ進む。








 緩やかな巡視路。









 28番鉄塔の手前に、左に降りる道が分岐している。ここを降りる。






 作業道に降りる。作業道を左に降りて一番下まで降りる。










 作業道を下まで降りたら、左に長い林道歩きになる。





 ツルアリドオシ       コアジサイ          ササユリ




 ガクアジサイ        ササユリ             ニガナ







 ようやく、牛ノ谷交差点からの直通道路に合流。一休み。









 周りは杉林の急な道路をひたすらにの穂せると、電波塔のある「熊坂妙高山」に登り着いた。






 一番高い地点には入れなかった。昔は建物と電波塔があった。去年は空っぽの空き地。今年は真ん中に小さな機器。扉があり中に入れない。








 この柵の中に三角点がある。「三等三角点・大平・標高265m」







 少し下がった所に電波塔が2基。


 最初の電波塔の前の日陰で昼食。


 下山開始。降りは車道を下まで一直線。




 トリアシショウマ       ウリノキ          アザミ




               ヘビイチゴ







 国道8号線の手前、右に作業道を戻り、朝降りた道で登り返して戻る。









 朝は気が付かなかったが、電波塔が見えた。







 車を置いた駐車場に無事到着。









 駐車場の100mほど下に水汲み場がある。石仏が置いてあり汲みに来る人が居る様だ。






      ■次回登山は、5/31「手塚山」へ■




  2022年03月20日(日)5回 「熊坂妙高山」往復




 
「熊坂妙高山」と言っても誰も知らないが、2009年に新聞で名前を見付けた。以来3回登って居る。今回は6年ぶり4回目の登山。国道8号で加賀ICを越え牛ノ谷峠にかかる前、左に大きな一軒家。左折して家の前からJRの下を通ると熊坂町・高地線という舗装路。








 途中の分岐を右に進むと突き当りの広場に出る。この先車は入れない。イノシシ捕獲檻の後ろに「熊坂線№29」の標識。ここから歩く。







 ネコノメソウ         チャルメラソウ        スミレ








 しばらく歩くと分岐に橋が架かり「熊坂線・№29」の標識。








 しばらく進むと新しい作業道が分岐。同じ方向だ右下の谷道が巡視路。








 ぐちゃぐちゃの巡視路で突き当りを右に登ると、尾根に登り着き、鉄塔が見える。








 №29鉄塔に登ってみる。昔は頂上電波塔が見えたがな。今は見えず。








 戻って「№28番鉄塔」の方へ進む。









 手入れのされた巡視路。








 №28番鉄塔が見える地点まで来ると、左の谷から巡視路が登ってきている。








 その巡視路を降りる。









 地図に載る林道をぐるりと時計回りに歩く予定が、新しい作業道に出た。林道と作業道が重なったと勘違いして左に作業道を降りる。







 間伐で作業道かあちこちに出来ている。時計回りに歩く予定が、いつの間にか時計の反対周りを歩いている。気が付いたがそのまま進む。地図にあるため池。








 イノシシ捕獲檻がある。「牛の谷信号交差点」からの本通りに出た。交差点から200mほど入った地点だ。








 ここから頂上まで、舗装してある一直線の車道を登る。








 ここにもため池。地理院地図に載っている。








 分岐に出た。ここへ出てくる予定だった。帰りはここから戻ろう。右に登って行く。








 車道だが、とても急坂である。一般車は通行出来るか不明。








 ようやく頂上の建物が見えてきた。









 一つ目の建物・電波塔の前を通ると、二つ目の建物と電波塔があったが、なんと建物電波塔が撤去されて更地になっていた。






 柵に囲まれた広い更地の隅に「3等三角点」がある。点名は「大平」、標高は「265.17m」である。ここが
「熊坂妙高山」である。少し下った所の海側に電波塔が二基あり、合計三基のの電波塔山である。








 柵の外側に「フキノトウ」の群落。








 福井の方面が少し見える。









 広い電波塔撤去跡広場で昼食。







 記念撮影をして下山開始。










 少し下がった広場より海が見える。ここから作業道でも降りられたら近道だ、と覗いて見たが道不明。





 白いショウジョウハカマ    マンサク           ミヤマシキミ




 カタバミ           エンレイソウ         アオキ








 滑りそうな道。










 分岐まで降りてきた。ここから林道を遠回りして戻ろう。






 この林道は、6年前は荒れた藪林道だったと記憶しているが、今はよく整備されている。最近の間伐で林道が整備されたようだ。









 電波塔が近くに見える。藪漕ぎすればこの林道に折れられそうだな。







 どうやら道を間違えた地点まで戻ってきた。










 尾根まで登り、「№28鉄塔」に寄ってみる。北潟湖の風力発電機が見える。






 「№29番鉄塔まで戻り下に降りる。谷道巡視路を通らず、作業道によじ登り、作業道で戻った










 車を置いた場所まで戻ってきた。







 途中の祠に寄ってみる、御不動さんらしい。


 久人振りの「熊坂妙高山」は春の気配が感ぜられて楽しかった。






             ■次回登山は、3/23加賀の「中海山-阿稜山」へ■



  2016年04月12日(火)4回 「熊坂妙高山」を散策



 昨日、S女史よりメールが来た。喪中ですがひと月も経ったので、気晴らしにちょっとだけ歩きたいのですが?。私は9時に歯医者の予約があったが、それを終わってから、しばらく歩いていない「
熊坂妙高山を歩く事にした。国道8号線の。加賀インターへの交差点を過ぎ、牛ノ谷峠にかかる前に、左に一軒の民家がある。左に折れ、民家の前を通りJRガード下を抜け、右に林道に入って進む。途中に分岐があるが右に折れ8号線と平行に進む。







 10.40分に、三差路に車を置く。もう少し先まで車は入れそうだが、用心して早めに車を置く。










 少し歩くと水汲み場がある。水汲み場に名前が無い。名付けるとすると「熊坂名水」か?。








 さらに進むと舗装路の終点に着く。小さな広場。左にも林道があるが、直進する鉄塔巡視路を進む。









 谷沿いに進むが、木が倒れこんで大変な巡視路である。








 谷を登りつめたような感じで、右の斜面を登り出し、「鉄塔熊坂線№29」に登り着く。鉄塔下には、早くもワラビを見付けて今年初めての収穫だ。28番に向けて尾根伝いに巡視路を歩き出すと、いろんな花が出てくる。目の前に倒れこんだコシアブラ。シュンランは今年初めて。前回と同じような場所だ。





 チャルメラソウ        ワラビ            コシアブラ




 ミツバツツジ         ミヤマシキミ         シュンラン



 右手の木の間から、これから行く頂上の電波塔群が見える。







 28番鉄塔の見える所まで来ると、左下から巡視路が登ってきていて、合流する。合流点に鉄塔案内板がある。28番鉄塔が見えるので行ってみる。11.25分。









 特に展望は無し。戻って分岐より急坂を下に降りる。林道に降り立つ。








 左にぐるりと林道を周る予定。まだ今年は林道が手入れをしてない。次から次へと松の倒木が道を遮る。









 ようやく国道から直接登ってきている道に合流。12.05分。ここから頂上までこの道を登る。舗装してあるがなかなかの急坂である。







 12.30に頂上到着。一番高い所にある右側の中継所に三角点があるはずである。鉄柵が張り巡らされて入り口も開かない。外から覗いても見えなかった。
 地理院三角点情報を見ると、以前は停止で処置保留と書いてあったが、今は正常のようです。

点名・大平 標高・265.17m 






 無理をすれば柵を乗り越えられそうだが、違反はだめです。三角点確認は諦めて昼食。









 下山開始。まっすぐに八号線を目指して降りる。途中に「ため池」の横を通る。13.30分。








 八号線の見える所まで降り、田んぼの向こうに見える巡視路案内板まであぜ道を行く。「熊坂線№27」を鉄塔目指して登る。








 13.55分に「熊坂線№27」の鉄塔に登り着く。展望なし。尾根筋の巡視路は、整備されているようで歩きやすい。春の花が色々と咲き出してきた。名前は間違えているかも知れません。







 イカリソウ          ヨウラクツツジ        エンレイソウ




 ミズキ?           アケビ           クサイチゴ






 28番の鉄塔まで戻り着く。新緑の季節に入ってきたようだ。29番に戻り着く。この先30番・31番と巡視路が続いていて、以前一度だけ通ったことがある。









 今回は夕方より仕事があるので、29番鉄塔より、朝登って来た巡視路を降りる。14.45分に三差路に置いた車が見えてきた。収穫のワラビとコシアブラを半分分けて頂き、ありがとうございました。






      


 4月11日(月)・昨日の写真少し載せます。



 昨日午後より、友達とランチして、夕方までドライブしてきた。鶴来樹木公園。桜は散り、当てにして見に来たカタクリは一本。




 先へ進んで吉岡園地。新聞に記事が出ていた
「オキナグサ」。絶滅危惧種。初めて見た。看板によれば、石川県では手取川中流域辺りにのみ生育。個体数は170しかなく盗掘により絶滅が心配される植物。特別の許可を受け現地の種を育てている。ここには多い。




 続いて、小松のなかうみの里の
「シバザクラ」。加賀里山逍遥の待ち合わせ場所として重宝している。晴れていれば白山が見える。




 山中温泉より峠を抜けて丸岡の竹田の里。今日の目的地なのだが、ネットで調べた桜の名所。近くにこんな桜スポットがある事は知らなかった。たけくらべ公園の
「シダレザクラ」。良かった。







      ★次項2016年の32回登山は、4/16の岐阜県「舟伏山」★




  2011年03月16日(水)3回 「大蛇山」を探索 



 国土地理院の、二万五千分の一の地図「大聖寺」の中に、二等三角点が一つだけある。「右」という名の三角点である。調べてみたら、住所は加賀市奥谷町で俗称「大蛇山」と書いてある。そこでこの山を
「大蛇山」にして、この近くの三角点も確認出来たら、ここにまとめて載せようと思う。



 
① ▲「右」二等 103.89m


 国道8号線の、熊坂交差点を加賀インターの方へ入り、高速道路の下を潜り、道なりに行くと信号がある。道は右へ曲がり国道305号線に続くが、信号を左に曲がり高速道路の方へ進む。前方に高速道路と、その上の山のピークが見える。あの山が「大蛇山」に間違いない。








 高速道路の下を潜ると、道路は左に折れ、300mくらいで右に回り、行き止まりの「貯水池」に着いた。ここから先は道が無い。池の左は勾配が急らしく見えるので、堤を渡って右の杉林の中を登る。下刈がしてあるようで、案外登りやすい。








 尾根の上まで登り、左に尾根筋を登って行く。雑木林を登って行くと、右に大きな窪地があり、そのふちを登ったら、広い空き地があり、三角点が鎮座していた。








 山は見通しはきかないが、完全なるピークで、四方が見えるようだ。三角点名は「右」だが、地元の俗称により、ここを「大蛇山」にして、山名札を提げた。


 三角点探訪のテープが三っつ程付けてあるが、地元の「加賀低山徘徊部」の、立派な点名札が見当たらない。朽ちてしまったようだ。





 三角点情報「大蛇山」
 三角点名・右
等級・二等三角点
標高・103.89m
所在地・石川県加賀市奥谷町




 田のあぜ道に「ヒメオドリコソウ」が咲きだした。






  2010年03月28日(日)2回 「熊坂妙高山」を散策





 昨日は「西山」で雪山を満喫。今日は春を探しに、誰も登らない
「熊坂妙高山」を歩く。前回と同じ名水汲み場の先の、広いところに車を置く。ここは名水を汲みに来た車の、方向転換場所になっている様だ。参加者はSN女性コンビと、N氏の4人。10時歩き出す。天気は良くない。早速なにか咲いているぞ。










 まず「スミレ」










 10.15.鉄塔29番に登りつく。ここから頂上の鉄塔群が以外に近く見える。









 ここから28番鉄塔に向かう。尾根を歩いていて「シュンラン」を発見。野生の春蘭は余り見かけない。まことに美しい。気品がある。春の花の女王様かな。









 28番鉄塔の手前から、右に降りる鉄塔巡視路がある。ショウジョウバカマの花盛りである。










 しばらく降りると、すぐ林道に降り立つ。ここから左に林道を歩き出す。広い林道だが、両側から倒木が次から次へと現れる。今年は雪が多かったので、被害が多いようだ。









 「オオキツネヤナギ」の花。我グループの植物博士S女史が調べてくれた。この林道はぐねぐねと結構長い。









 11.00.に、八号線からの直線道路に合流する。このあたりに「カタバミ」が多い。道路は舗装してあるが、中々の急坂である。









 11.30.電波塔が林立する頂上に到着。NTTの建物の片隅にある三角点で記念撮影。この三角点は停止で、ここに保留してあるらしい。









 建物と建物の間の空き地で昼食。











 1時間近くもいて下山開始。国道8号線の見えるところまで降り、右に見える鉄塔27号の登り口を、田んぼの縁を歩いて探し、27号の矢印を見つける。これは「シナミズキ」の花らしい。最近「ヒュウガミズキ」とかが切り取られて問題になっている。







 27番鉄塔に登り付き、28番鉄塔に進む。「ミヤマシキミ」












 「ヤエザキイチゲ」が咲いていた。28番鉄塔の先で、朝降りた巡視路分岐を過ぎ、春蘭の写真をもう一枚撮る。








 29番鉄塔より降りれば車に出られるが、30番鉄塔の標識があるので、初めての道を進んでみる。30番鉄塔に到着。「コブシ」も膨らんできた。











 30番鉄塔は、車を置いた地点の丁度上辺りだろう。ここから降りる道が無い。仕様が無いから続いて31番鉄塔に進む。ここにも降りる道が無い。まだ先に道が続いている。ここを又も進むと、ようやく右の斜面をジグザグに降り出した。14.30.林道に降り立つ。大分行過ぎたが、尾根を歩く巡視路は気持ちの良い縦走路だった。ぶらぶらと戻り、名水を飲んで車に帰る。14.38着。





  2009年03月07日(土)1回 「熊坂妙高山」初歩き



 新聞の「里山の風景」という記事に
「熊坂妙高山」が載った。大聖寺藩奉行の宮永理右衛門の紀行文として、次のような文が紹介されている。「熊坂妙高山は、松等茂り高き山なり。吉崎鹿島あたりを初め、福井までも見渡し、西北は満々たる大海、其の景色筆紙に及ばず。但し快晴を選び行くべし」。


 国土地理院地図を調べていると、頂上まで実線の道が書き込んである。頂上に電波搭があるらしい。補修用に林道が、頂上まで通じているのかも知れない。国道8号線を加賀市から牛ノ谷峠を越えて、福井県に降りた最初の交差点信号「牛ノ谷」を左に折れ、林道は一直線に頂上まで続いている。


 また国道8号線が開通する前の、旧熊坂道が、8号線の東側に、平行して走っている事を地図で確認。妙高山は標高が低い山なので、この道を利用して遠回りで登る事にする。






 9.00に国道8号線の分校町の「ゆめのゆ」の駐車場で待ち合わせ。70歳越えコンビとS女史の三人。国道8号線を走り、加賀インターを過ぎ、熊坂峠に登りに掛かる手前、左の畑の中の一軒家の方へ曲がる。すぐ是JRの線路の下をくぐり、右の舗装してある林道を進む。杉林の林道を行くと、途中右に石仏が祀ってある。さらに進むと、左に名水の表示があり、水汲み場がある。あまり冷たくない水だ。








 名水から先、200mくらいで舗装が切れ、道が広くなっているので、此処に車を置く。地図では真っ直ぐ登山路があり、向うの林道に出ることになっている。9.20.出発。










 舗装の無い林道を100mほど進んだら、林道は左に曲がり、直進方向には、鉄塔巡視路が続いている。方向的には直進の巡視路が、登山道だと思うが、林道をしばらく進んで見る。やはり林道は行き止まりで、其の先には道が無いようだ。戻って直進の巡視路を行く。







 峠の上まで出たら、巡視路は左の高台の鉄塔に続いている。地図では道は、鉄塔に登らずに、平行して直進している筈だが、踏み跡が定かでない。仕方がないから鉄塔まで登る。熊坂29番鉄塔。大きな松の木の向うに、電波搭が林立している小さなピークが見える。あそこが今日の目的地らしい。28番の鉄塔から27番の鉄塔まで進む。国道8号線の車の音がする。








 27番の鉄塔から段々と降り、田圃に出た。小川があったので右に遠回りしたら、8号線の牛ノ谷交差点に出た。10.20.ここから左に折れ、舗装してある林道歩きとなる。200mほど入ると、左に舗装のして無い林道がある。ここへ降りてくる予定だったが、ちょっとずれた。








 林道は狭いが舗装してある。車が入り込んでくるのか、最初は道端にごみが捨ててあったりして雰囲気は良くない。杉の林が続く。舗装はしてあるが中々の急坂だ。途中左に林道が分岐している。帰りはこの林道から戻る予定だ。道が左に回りこむ様になると、杉林の間から海岸線が見える。前方に電波搭と建物が見えて来た。







 11.05.大きな電波搭が5本と建物が、頂上を支配している。周りの景色はほとんど見えない。景色が良いというので登ってきたが、ガッカリである。NTTの建物の敷地の隅に、偶然三角点を見付けた。調べてきた三角点情報では、地図には三角点の記入が有るが、実際は「機能停止で、処置は保留」と書いてあった。この三角点は機能停止で使われてはいないのだ。おそらくNTTが建物を建てるために、此処に移動したのだろう。それでも三角点で記念撮影。






三角点情報「熊坂妙高山」
三角点名・大平屋上
等級・三等三角点
標高・265.2m
停止(処置保留)









 関西電力かの建物の裏に回ったら、杉の木の間から鹿島の森が少し見えた。鉄塔に登れば景色は最高だろう。だが、間違いを起こさない為に、感電の恐れあり登るなと書いてある。








 登山で登る人は、あまり居ないようだ。誰も知らないような山に、最近は山名札を下げている。2.3年しか持たないだろうと思うが。大きな建物の柵の外の木に、下げてきた。見つける人も居ないだろう。その下辺りは「フキノトウ」でいっぱいだ。いっぱい取ってきて天麩羅にして、一人で食べた。


 柵がして入れない建物の前の、陽だまりの道路に座り込んで、お湯を沸かして食事を取る。1時間以上もゆっくりとする。











 12.50.半分ほど下った所の、林道にはいる。新聞記事では水平道と書いてある。ぐるりと山肌を回って、元の道に戻ってくる。其の先に旧熊坂峠に接続しているはずだ。さっきまで居た頂上が目の前に見える所がある。 









 「ショウジョウバカマ」が咲いていた。今年はじめて見た。春は近い。前方に送電線が見えて来た。あの電線に平行して、右に入る道があるはずだが、分岐が判らない。そのうちに林道はUターンして、北の方へ戻りだした。右に鉄塔巡視路の、28番と29番の矢印を見つける。








 巡視路に入って、急坂の斜面を登り切ったら、尾根上を横切る巡視路に登りついた。朝通った道である。こんな所に分岐があるのは気が付かなかった。分岐の右は29番、左は28番の表示がある。










 朝もちょっと休んだ、29番鉄塔の下で抹茶休憩。車まではひと下りだ。



 車を置いた「ゆめのゆ」で、一風呂浴びて帰る。




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