2006.9.より登山順
[番外] 舟伏山 1040.28m (岐阜県山県市)130 | ||
第1回登山 2016.04.16. | ||
2016年04月16日(土)初登山 この間、相棒K君の山友グループに誘われて、「ホノケ山」に登った。ホノケ山を決めるときにI女史に「舟伏山」の「イワザクラ」を見に行きませんかと声をかけてもらった。所が、舟伏山もイワザクラの事も知らなかった。とりあえず考慮中としていろいろ調べてみた。 舟伏山は岐阜県山県市にある標高1.000mもある山で、登山口まで小松からだと4時間近くも掛かりそうだ。イワザクラは絶滅危惧種に指定されている花で、高山植物の「ハクサンコザクラ」に似ている。イワザクラと云うだけあって、岩の間に生えるらしい。生育している場所は少ないらしく、山県市の舟伏山は有名らしい。 山県市のホームページの名山めぐりガイドには、なんと「山県さくら」という名前のマスコットガールがいた。幼いころから地元の「舟伏山」で登山をエンジョイしている女の子。住所/山県市神崎 身長/160cm 血液型/O型 誕生日/4月14日 女性に誘われると断り切れない。おまけに山県さくら君にも誘惑されて、舟伏山登山に同行させて貰う事にした。I女史は一昨年五月連休に登ったが、イワザクラの花期に遅れて涙をのみ、今年は雪辱を期している。執心が実って今日だけは晴れそうだ。 5.00時に家を出て、5.30分に徳光SAで相棒とI女史を乗せ、6.10分に東海北陸自動車道の城端SAでI氏を乗せる。 今日のパーティ仲間は4名。7.10分、ひるがの高原SAで目の前に「大日ヶ岳」が見える。私は未だ未踏。その右の白い山は、白山の別山らしい。美濃関JCTで環状線に出て、関広見ICで高速を降りる。国道418を走り、谷合信号より右折、県道200を走る。神崎町を過ぎてから分岐を左に林道を走る。 突き当りの駐車場に8.50分に到着。駐車中の車は50台くらい。数えた訳ではないが多くてびっくり。無理矢理に一台ねじ込む。直進する道は伐採作業でバリケードがしてある。ここが東コースである。 山県市のHPには、東コースは通れませんので、西コースで登山ください、と載っていた。西コースは左へ少し降り、橋を渡って進む様だ。 どでかいトレラーがバリケードの中から現れた。通って行けるかなー。 9.10分、橋を渡った所にある登山届の提出所で、届を書く。川に沿って登って行くと、林道はすぐ無くなり、登山路となる。 二度ばかり川を渡渉する。 「ネコノメソウ」 「カンアオイ」 「マムシグサ」 川沿いを登って来たが、川を離れて右の杉林の中を登り出す。急斜面を大きくジグザグに付いた登山路である。 杉林を過ぎると左へトラバースの道がある。急斜面についており、道が崩れた所もあり緊張する。そこを通り抜けると一登りで「阿弥陀仏」に着く。 石室に入った地蔵さんかと思ったが、阿弥陀仏らしい。小さな広場の休憩所になっている。 相棒K君が飛ばして登って行ったが、ここでお湯を沸かして、抹茶休憩の支度をして待っていてくれた。いつもありがとうございます。まわりの人は羨望の眼で見ているぞよ。 案内板によればここは「阿弥陀仏」という地点になっている。石を積み重ねた室に入った小さな阿弥陀仏で、赤いよだれかけをしている。 ここから杉林が終わって、雑木林を行く。 蕾が筆のようだから「フデリンドウ」というらしい。「ハルリンドウ」と区別がつかない。 「ヒトリシズカ」も多く咲いて居る。あとは「スミレ」 すごい急斜面を、大きくジグザグに切った登山路を登って行く。11.00時に「展望台」に到着。ここも休憩所になっているが、あまり展望はない。 木々は未だ芽吹かずの状態だが、よく見ると斜面にはいろんな花が咲いて居る。 「キランソウ」 「ゲンジスミレ」? 「ルリソウ」 「ハタザオ」 「ニリンソウ」? 「ヒトリシズカ」は多い。 11.30分に急坂を登りきり 平坦になる。伏せた舟の底にたどり着いたらしい「バイケイソウ」 これは「ヤブレガサ」 「カタクリ」も咲いて居る。 舟底尾根は、広くて緩やか。天気が良くて気持ちが良い。 小舟伏山頂を通過。11.35分。 頂上まであと600mと書いてある。 何の花?。 前方に大きなピーク。あそこが「舟伏山」の頂上らしい。 12.00時丁度に広い頂上に到着。 三角点がある。
ちょうどお昼で、我々もとりあえず昼食。 南の方が開けている。地形に詳しくなくてどちらの方面かよく判らない。 団体さんがミーティング中。これから「イワザクラ」の方へ進むらしい。 我々もイワザクラに向けて出発。12.35分。イワザクラの咲いて居るのは、東コースの頂上の下部らしく、東コースから登るように案内紙に書いてあるが、東コースが登れないので、西コースから登り、頂上から東コースを降りてイワザクラ往復の人が多い様だ。東コース途中から、直接神崎町へ降りる道もあるようだが、ずいぶん遠回りになる。東コースの舟底を進む。戻ってくる人たち。 400mほど進み、南の急斜面のジグザグ道を降りだす。標高差を100mも降る。もったいない。また登り返さねばならんからなー。「フデリンドウ」と「ヒトリシズカ」。岩櫻はまだか。 急斜面の登山路の両側に大岩がゴロゴロとなる。団体さんの案内者が、こことあそこの岩の下に「イワザクラ」が咲いて居ますと言っている。順番に岩の下へ行って写真を撮る。本当に狭い場所だけに咲いて居る。本当に少しだけ咲いて居る。本当に岩の間だけに咲いて居る。本当に可愛らしい。13.00時。 大いに満足して頂上に戻る。絶滅しないよう祈るのみ。13.50分に頂上まで戻り、北の展望図を眺めていたら、なんと「石川県小松市」の字を見付けた。小松市住民としてびっくり。 一番大きな山が「能郷白山」らしい。あそこが福井県との県境である。福井県とは近いのだ。 東の遠くに霞んでいるのが、反対側の展望図によれば「恵那山」らしい。 14.00時頃下山開始。登って来た道を戻る。16.00時頃にようやく車に到着。 17.40分、ひるがの高原SAから、まだ「白山」が見えた。 ★次項2016年の第33回登山は、4/20日「奥城山」へ★ |