2006.09.より登山順
[福井41] 越知山 613m 丸山581m 別山611m (越前市) [福井] 大谷寺 別山192m 堂山200m 奥之院222m(越前市) | ||||
第08回 2024.09.29. 花立峠より、「別山」と「越知山」を一周。 第07回 2023.09.23. 越知山大谷寺より裏山の「別山‐堂山‐奥之院」一周 第06回 2022.05.05. 武周ヶ池より、中部北陸自然歩道で「越知山」往復。 第05回 2019.05.22. 小川コースより、泰澄の道で「越知山」往復。 第04回 2019.01.14. 笈松集落より、「丸山」まで往復。花立峠手前で敗退。 第03回 2015.04.29. .小川コースより、泰澄の道で「越知山」を往復。 第02回 2012.12.01. 小川コースより、泰澄の道で「越知山」を往復 第01回 2011.05.18. 花立峠より、「越知山」を往復 |
||||
2024年09月29日(日)8回 花立峠より「別山」ー「越知山」 「越知山」の花立峠より登山は、初登山の2011年以来、13年ぶりである。花立峠までの道はややこしい。少しウロウロしたが、笈松町から「悠久ロマンの森」を通り、「海山峠」を右折して、何とか「花立峠」までたどり着いた。昔はここにあずま屋やトイレがあったような気がするが、今は無し。 先着1台。10.20分。 展望台がある。今日は曇り。白山は見えず。 「越前西部3号線」と云う道に登り着いたらしい。 峠のすぐ横に「泰澄の道」の標識が寝ている。 泰澄の道を入る。ブナの混じる気持ちの良い登山路。ようやく猛暑も過ぎたようだな。 新しい観音像が、越知神社まで続いていた。 小さな広場みたいな場所に出た。花立峠の展望台の下から、泰澄の道に並行して、ここまで作業道があるらしい。帰りに通ってみよう。 広場の先を登ったら、でっかい「展望台」があった。この下で食事をした記憶がある。 展望台に登る。展望図には福井の山がいっぱい。残念ながら今日は曇っている。 越知山の方向に電波塔が見える。あそこが「越知山別山」らしい。その下が福井市街で、白山もこの方向らしい。 しばらく休憩。展望台を降りて先へ進む。 別山の標識。先に「別山」に登ろう。 一度降ってまた登る。 大きな電波塔のあるピークに登り着いた。このピークが「別山」の頂上である。ヤマップでは頂上に認定されている。電波塔の横を通り抜けると、向こうに「別山神社」の社が見えてくる。 「別山神社」 別山神社より階段を降りると、「越知神社」の本殿に出た。 花立峠から続いていた新しい観音像は、ここまで続いていた。1番の新しい観音像がある。 「越知神社」に一礼して「室堂」の方へ降りる。社務所とは言わず「室堂」らしい。御神木の「トチノキ」がある。その下に「殿池」。 室堂と繋がって「日宮神社」がある。護摩堂とも云うらしい。室堂は今日は無人らしい。 御神木の「トチノキ」。大きなである。 室堂の左から「越知山」の山頂を目指す。 「大師堂」と「千体地蔵堂」を通る。 続いて「神宝庫」を通り、一度降る。 ブナの道。 少し登って「越知山奥之院」の社に登り着く。ここが「越知山」の頂上である。 奥社の右に「3等三角点・点名は越知山・標高は613m」がある。丁度誰も居なかったのでここで昼食。曇っているが山の方も海の方も少し見える。 小さに子供2人を連れたご夫婦も登ってきて、一緒に昼食。 お先に下山開始。オオイワカガミが咲くようだ。 「殿池」まで降りてきた。横にトイレ。 トイレ前の標識。頂上の拡大図。 降りは、別山を通らずに直進で降りる。 大展望台まで戻ってきた。 新しい7番の観音像。古いのが残っている所もある。 展望台下の広場から、作業道で戻る。 山腹を縫う作業道。左側が切れ落ちている、荒れた作業道だった。 知らない青い花。 この辺りは完全に車は通れない。 最後の何百mだけは舗装してあった。 突き当りに、花立峠の展望台が見えてきた。 展望台下に着くと、峠に置いた車が見える。 同じ道を降りる。道路にカモシカがいた。停まったら、カモシカは逃げずに、こちらを興味深そうに眺めていて動かない。 ちょっとどいてくださいよ。どかないと帰れませーーん、よ。 ■次回登山は、10/6滋賀県「小谷山」へ■ 2023年09月24日(水)7回 越知山大谷寺裏山「別山‐堂山‐奥之院」 12年ほど前に「越知山」に初めて登った時、帰りに泰澄の社という温泉に入って帰った。その時近くの「越知山大谷寺」にお参りした。この大谷寺の裏山に、ヤマップのランドマークが付いているのをS女史が見付けてきた。さっそく二人て登りに来た。 ナビ頼りに「越知山大谷寺」到着。10時。 泰澄の父が、11才の泰澄の為に創建した寺。寺の前の道路が広いので車を置く。 赤い門の寺に入る。 本坊なのか社務所なのか。外から拝む。 右に境内を進む。「越知山越知神社」という小さな社がある。 向こうの方に「大師堂」がある。 林道を少し登ると「大谷寺九重搭」がある。国の重要文化財になっている。 この塔が、736年に大谷寺で入寂された泰澄大師の御廟所である。 さらに林道を登るとカーブで「あじさい迪」という小道になる。倒木がある。 よく歩かれた小道。 林道との合流点。本地堂へ進む。 左に「別山」の登り口。往復する。 すぐ上のピークに「別山」の社。 展望無し。ヤマップではランドマーク在り。 社の横に「別山192m」の標識。 戻って奥之院の方へ進む。 直ぐ小さなピーク。 「本地堂」に到着。 鐘突き堂もある。 小さな社が3っ並んでいる。 真ん中「本地堂」。右に「不動堂」 左に「金堂」 不動堂の横に「堂山・200m」の標識。 さらに「奥之院」の方へ進む。 少し降ってまた登る。 年配の男性と立ち話。今日の唯一人の登山者。 「奥之院」到着。11.45分。 「奥之院・222m」の標識。 これで3っのピーク制覇。頂上広場で昼食。 堂内の石仏を拝んで下山開始。社の後ろを降りる。「金堂」と書いてあるが、堂山の金堂ではなく、ここから「越知山登山」の道があるようで、その途中にも金堂があるらしい。 「青少年旅行村」の方へ降りる。しかし今は旅行村は無い様だ。 一応整備された道。 下の林道が近くなったら少し藪。突破。 元越知山から降りて来て、金堂の方へ進む。 左下に池。この辺りが元キャンプ場らしい。 奥之院から降りてきた。金堂は越知山への登山道らしい。 ここから林道歩きで車まで戻る。太い車道だ。大谷寺まで降りかと思っていたが、林道は登りだ。ヘヤピンカーブから降りとなった。 大谷寺の町が見えてきた。越知山大谷寺のすぐ横の交差点に出た。一周完成。13.30分。 案内板に、福井市の二十八社町に「泰澄ご生誕の地」が載っていたので寄ってみた。 ナビで難無く到着。市街地ではなく田んぼの中の町だった。寺の前に車を置く。 車道に面してすぐ石段 この泰澄寺は、泰澄35才加賀の白山を開かんとして赴くとき、生家を寺にした。 泰澄大師の像。 白山も見えるらしい。境内は広い。隅々まで廻らなかった。 ■次回登山は、9/29「永平寺愛宕山」へ■ 2022年05月05日(祝)6回 武周ヶ池より「越知山」往復 越知山は「花立峠」と「小川コース」を登って居るが最近「武周ヶ池」より登って居る記事をヤマップで見付けた。知らないコースは大好き。さっそくS女史と歩きに行く。加賀市から越前海岸の大味町まで国道305号線一本で行ける。「武周ヶ池」は大きな池で、越前海岸から迷わずに到着。駐車場がありトイレもある。池のほとりである。10.30分。 戦国時代終わり頃ここに奥武周という村があった。ある日そばの山が突然崩れ土石流が起き、大被害が出た。その堰止め湖が「武周ヶ池」だとか。池のふちを歩いてゆく。 山に入る分岐に出た。「二ツ屋線・土砂崩れで通行禁止」。「中部北陸自然歩道・越知山3.6㎞」の標識がある。 すぐ横に「武周池神社」がある。入水した娘が大蛇となり悪さをしたので、神社を建てて鎮めた。とか。 神社の後ろを林道は登って行く。 土砂崩れの現場。人は通れる。 新緑の林道。 林道が急カーブで戻るように曲がる地点に、前進する遊歩道があり「越知山登り口」の標識がある。登山標識はこれ一つ。 道は細くなり登山道らしくなる。 「ウラシマソウ」の群落を見付けた。あまり見かけた事が無い。マムシグサに似ているが、グロテスクな色で苞の中から長い黒い糸が出ている。釣り糸に見立てて浦島太郎から「ウラシマソウ」になったのだろう。 ウラシマソウ マムシグサ ウラシマソウ ウラシマソウは葉っぱの下に隠れている。 振り返ると登って来た方面に山が有る。 横切っている林道に出る。地理院地図には載っていないが、林道を直進する登山路が続いていて十字路になっている。 標識は無いが直進する道が「中部北陸自然歩道」である。直進する。いい道である。 道端に石像が寝ていた。文化五年とか彫ってある。7丁と彫ってあるので7合目かも知れない。昔から越知山神社に参る参道だったのかもしれない。 林道に降り立つ「中部北陸自然歩道」の標識が壊れている。十字路から林道経由より半分くらいの近道となるようだ。 林道をしばらく歩くと大きな駐車場に出た。越知山神社の駐車場で尼ヶ谷町からここまで車道がある様だ。この先駐車場が無いので、神社までここから歩くようだ。 越知山まで0.6kmの標識。駐車場は空っぽ、登山者二人食事中。同じ武周ヶ池から登ったらしい。今日遇った登山者はこの二人だけ。 歩くとすぐ「殿池」に着く。トイレあり。一段上に「室堂」「護摩堂」が見える。 一段上がって「御神木・大トチノキ」。下に殿池が見える。 「護摩堂」隣は「室堂」。室堂は越知山神社の社務所らしい。奥之院を目指す。 「大師堂」を通り「千体地蔵堂」を通る。 細いが「ブナ林」となる。 「イワカガミ」 ブナの小径 「奥之院」が見えてきた。ここが一番高い。頂上である。 奥之院の横に頂上標識。 そばに「3等三角点」。点名「越知山」。標高「612.54m」。誰も居ないのでここで昼食。12.50分。 奥之院の下より山が見える。「日野山」かな。 「白山」が見えた 越知山は泰澄大師の修行の場だった。この山の麓に住んで居た。ここで白山を眺めて「白山」を拓いたのだろう。 下山開始。殿池の横から花立峠の方へ少し登り、分岐で「別山」の戻る。電波塔の横に「別山神社」があった。ヤマップでは別山も頂上としてにんていされている。 下りたら「越知山神社」の前に着いた。小川コースからの道が右から合流してきている。ここから殿池へ出て、登って来た道を忠実に戻る。 ハルリンドウ ヤブイチゴ ニシキゴロモ タンポポ ヘビイチゴ ウツギ ウラシマソウ 固まって咲いている。 イチリンソウ ムラサキサギゴケ 武周ヶ池が見えてきた。 置いた車が見えてきた。朝あった車は釣り人のもののようだ。 ■次回登山は、5/8北国街道「治郎平山」へ■ 2019年05月22日(水)5回 小川町より修行道コースで「越知山」往復 相棒K君が、福井県の部子山に登りたいというので、池田町のホームページを調べてみたが、まだ通行禁止のようだ。部子山は秋に廻して、同じ福井県の「越知山」に登る事になった。「越知山」は今年2度目である。一月に天気が良くて雪が少なく、花立峠からなら登れると思い挑戦したが、笈松町から花立峠に登る車道に積雪があり、笈松町から花立峠に登る道を歩いたが、途中の「丸山パーク」まで登り、敗退した。丸山から花立峠は林道があり近くである。 リベンジの越知山登山は、相棒がまだ登って居ない小川町からの修行道コースを登る。この道はブナの林が続き、急坂が無い好きなコースである。しかし距離がちょっと長い。気温が急に高くなり夏日になりそうだが、ブナ林は涼しそうだ。8時にK君とS女史を乗せ、高速を鯖江ICで降りる。四日前の権現山は山の方へ進んだが、今日は海の方へ進む。海の方にも大きな山地があるのだ。 県道184号の杖立町で左に折れるとすぐ登山口がある。昔の分校跡に集会所が建っている。その駐車場に車を置く。集会所の横に登山口がある。「越知山」まで2.5時間と書いてある。 歩き出すとすぐ花が咲いている。 ササユリが咲き掛け タツナミソウかな? マムシグサ キンランだぞ ナルコユリ ニガナ 一合目。 二合目を過ぎると一度林道と合流。古道は梯子を登って尾根へ登るが、林道の先でまた合流する。林道の方が七分早く着くと書いてある。先が長いので林道を歩く。 林道と古道の合流点に石仏が二体ある。この分岐の林道で、相棒にお茶を入れて頂く抹茶休憩。抹茶を飲みながらヤマップの地図を眺めていたら、この先少し登った右のピークに三角点があるのを発見。 歩き出してしばらく、鞍部に荷物を置いて三角点をさがしにゆく。50mほど戻るように登ると三角点があった。
小川三角点 オオイワカガミが多い 四合目。 五合目を過ぎて、木の実谷コースと合流し、坂を登ると「地蔵堂休憩所」がある。独鈷水への降り口がある。水分は持参しているので寄らなかった。 六合目を過ぎた所に展望地がある。福井市の上辺りの雪の山は「白山」と思われる。 この辺りからブナの林となる。涼しくていい感じだ。 13.00にようやく拝殿前の広場に到着。池の見える御神木の前のテーブルで昼食。毛虫が居て少し閉口する。社務所には神社の人が居る様だ。池の横まで車が登ってきている。 社務所の前に荷物を置いたまま、越知山の頂上を目指す。 13.30分に頂上到着。 奥社横に十合目の標識があり頂上である。 三等三角点がある。 海の方が見える。 山の方を拡大してみたら、やはり「白山」らしい。 頂上から戻り、荷物を拾って下山開始。同じ道をひたすら降りる。 コアジサイ咲き掛け シライトソウが一本 キンランも又見つけた。 キンラン 開いたササユリ今年初見 タツナミソウ シャガと、朝、つぼみだったササユリの一つの蕾が咲いていた。 16.25分に車に戻り着いた。だいぶ遅くなった。なかなか長いコースである。足が遅いだけかもね。 ■活動時間 6時間59分 ■活動距離 10.3km ■高低差 520m ■累積標高2483m/2494m Ⓢスタート 9.29→3時間57分→権現山13.26-13.44(18分)→2時間44分→Ⓖゴール16.28分 ■次回登山は、5/26富山県「小倉山」へ■ 2019年01月14日(祝)4回 笈松集落より「丸山パーク」往復 連休3日間は、福井県の里山巡りである。一日目は「文殊山」二日目は「鬼ヶ岳」で今日は「越知山」である。文殊山と鬼ヶ岳に登ってみて、近くの「越知山」ならば、海岸よりの山で、たぶん雪も少なくて、花立峠まで車で楽に登れるだろう。そうすれば越知山は簡単に散策コースである。 8.30分に加賀ゆめのゆでS女史を乗せ、高速を走り鯖江インターで降り、国道417号線で日本海の方へ向かう。越前町織田の信号を右折、山田を左折して入尾-笈松と走る。笈松の集落の中に、大きな「越知山案内図」があった。眺めていたらこの集落から「越知山登山道」がある事を発見。「丸山パーク」まで登り、そこから林道歩きで「花立峠」まで登り「越知山」に至るものだ。 笈松過ぎると「悠久ロマンの杜」に出る。茅葺の建物が見える。ここまでは8年前の通りスムーズに来た。ところがそこから峠の方へ登り出したとたんに、積雪があり私の車では登れなくなってしまった。9.40分。 どうしようか?と考えて、先ほど見た案内図の「越知山登山道」を歩いてみようと言う事になった。戻って探したら林道入口の標識を見付けた。車は通れるので入り込む。ところが登山路の入口が見つからない。突き当りの門のある施設に入ってみたり、林道を折り返して重機の置いてあるところまで登ってみたが、その先は積雪で通れないし、方向も違うようだ。 半分諦めて戻ってきたら、集落から200メートル程入った所に「越知山・登リ口」の標識を見付けた。登山路が始まっているような雰囲気ではないが、何とか道はありそうだ。そこだけ道が広いので車を置く。 10.20分に歩き出す。始めは杉林が多い。 雪は残るが大したことはない。雪の少ない杉林の中で「抹茶休憩」。ポットのお湯で抹茶を点てる。昔のK君を思い出して真似をしている。我ながらお茶は美味しいぞ。 11.10分頃、林道に出る。分岐の標識は壊れて埋もれている。この林道はタブレットの地図に載っているので大体の地形が読めて一安心。 しばらく林道を歩いて、左の方にまた登山路の入口があるはずだ。 この登山るの入口も見逃した。林道を進み過ぎた。おかしいな?と思ってタブレットを見たら300mほど進み過ぎていた。戻って探したら、ここの標識も壊れて埋もれていた。 だいぶ尾根に近づいて来たら、海が少し見えた。 登り切ったらまた林道へ出た。ここの標識も壊れている。右に行けば「花立峠」で左は「丸山パーク」らしい。 地図に記号がある通り「電波塔」に出た。その後ろが「丸山パーク」らしい。 頂上一帯に「児童公園」の廃墟みたいなものが幾つもある。 12.15分に「丸山」山頂に到着。立派な山頂標識を見付けた。 もう昼を周っている居るので「越知山」を諦め、ここを今日の終着点にする。 一番真ん中の高い所にある「やぐら」の上が雪も無いので、上がり込んで昼食。 こちらは「越知山」の方面。 こちらは「山」の方面。三日続けての「白山」を期待していたが今日は、駄目だな。 一昨日登った「文殊山」はどれかな?。 右の黒い山が、昨日登った「鬼ヶ岳」らしい。左に「日野山」が見える。遠くの稜線は何処だか不明。 「若狭湾」が光っている。この丸山パークは現在は使われていない廃墟の様だ。眺めの良い公園だのにね。 13.05分頃に下山開始。 同じ道を降りる。雪道は降りやすい。 13.50分に林道に置いた車に到着。向こうに笈松の民家が見える。ここの登山口が見つからずに、ウロウロしたのでとうとう越知山は登りなかったが、三日続けての福井の里山歩きは、なかなか楽しかった。 2015年04月29日(祭)3回目 小川町より修行道コースで「越知山」往復 ブナの新緑が綺麗な時期になった。以前「越知山」に登った時は初雪が降ったが、美しいブナ林があるのでびっくりした。そのブナ林を思い出したら、新緑のブナ林がどうしても見たくなった。仲間に呼びかけたが、連休の入り口なのに暇なのは私ひとりらしい。 登山口は福井県越前町の小川町である。ナビが頼りで走っていたが、途中で距離優先にしたら、丸岡インターで降りて福井の街を通り抜けた。しかも自分の稽古場がある福井能楽堂の近くを通り抜けた。何処を走っているか判らなかったが、無事に登山口に着いた。2時間ほどかかっている。鯖江IC経由より30分は余計にかかった。先着は車2台。思ったより少ない。9.00時より歩き出す。「行者道・泰澄大師が少年の頃、遠く三十八社の地より毎夜越知山まで登った道」との看板がある。 一合目。9.18分。この登山路は所々に石仏がある。 二合目。9.32分。この先で林道と合流する。鉄梯子を登る古道もあるが、林道の方がピークを捲くので少し楽らしい。林道を歩く。 三合目。9.54分。ピークの下で古道に戻り、しばらく登ると杉林が無くなって三合目に着く。 四合目。10.11分。 五合目。10.28分。新緑が綺麗。細いブナが混じってくる。この先一度峠みたいに一度降る。鞍部に「木の実谷コース」が合流している。登り口看板には「木の芽谷コース」になっている。 10.49分。登り返すと小さな「地蔵堂兼休憩所」があり、壊れかけの地蔵が集められている。独鈷水へ降りる道がある。冷たい水が上手い。大きなブナの木がある。 六合目。11.05分。休憩所より急坂を登ると六合目があり展望が利く。 アップで写真を撮ったらビルがいっぱい見える。福井市街のようだ。 七合目。11.27分。ブナの美林に入る。気持ちが良い。 八合目。11.39分。 九合目。12.05分。ブナの木の下に、ツバキの群落も続く。 九合目より少し登ると、12.08分に越知神社の一角に登り着く。越知神社の前である。展望台と書いてある方は、花立峠からの道である。 神社の後ろの下った所に室堂がある。ベンチがある。ここに荷物を置いて山頂を目指す。山頂社が見えてきた。 十合目。12.27分。山頂社の横に三角点が在る。ここが頂上。少し展望がある。 室堂前の御神木のトチノキまで戻り昼食。 12.50分、下山開始。同じ道を降りる。 アズキナシ オオイワカガミ ツクバネソウ 頂上三角点 マムシグサ ツクバネウツギ クサイチゴ ヤブレガサ 一合目辺りで短パン半袖の若者が登ってきた。腰にバックで三時を過ぎているのに今から走って上り下りするらしい。立ち話したら駐車場に県外の車が二台もあったが、この山は県外よりわざわざ登りに来る山なのかねェー、と云った。良い山ですよ。私は三度目ですから。若者がペットボトルを買ったが腰バックに入らないから差し上げると云った。ありがとう。頑張って走ってください。 15.27分に駐車場に着いたら、隣に宮崎ナンバーの車があった。 泰澄の社と云う温泉に入って帰った。 次稿2015年第30回登山は、4/30福井県「杣山」へ 2012年12月01日(土)2回 小川町より修行道コースで「越知山」往復 去年「越知山」に花立峠から登った。車で登ったので標高差無しで楽に登れた。一度正式に下から登ろうと思っていた。色々登山道(参道)があるようだが、小川から登る修業道コースが本道らしい。天気は良くないが、取りあえず出掛けた。頂上まで車道がある様なので、雨がひどくなれば車で上がってもいいな、なんて簡単に考えていた。8.15分加賀ゆめのゆでS女史を拾う。 鯖江ICで降り、国道8号を少し戻り鯖江警察を左折して、国道417号に乗る。越前町役場前を過ぎ、朝日信号を右折して県道184号を走る。上糸生杖立村を過ぎた先で、左に小川村の方へ入る。分岐に越知山登山口の標識があった。200m程入ると右に集会所がある。昔の小川分校との事である。9.30分到着。車は何台も置ける。登山案内図の看板がある。頂上まで2.5時間かー。 越知山登山口「泰澄の道」とか、越知山「行者道」とか、「越知山本道」の古びた石碑もある。靴を履いて、合羽を着こんで、9.40分に杉林の中を登り出す。 一合目。9.57分に到着。石仏がある。 二合目。10.08分に到着。 ここで林道に合流。泰澄の道本道は林道を横切って、斜面の鉄の梯子を登って行く。林道を廻るコースもあり、時間差7分と書いてある。本道の方が近いのかと思ったが。林道に遠回りした方が早く着くようだ。 林道を廻りこんだら、山の上から泰澄の道が降りて来ていた。距離が短いがピークを一つ越えるので、時間が掛かるようだ。合流点に石像が2体あり、直ぐに登山路が右に登っている。 三合目。10.26分に到着。 四合目。10.40分に到着。 急坂が無く、よく整備された登山路で登り易い。 五合目。10.54分に到着。 11.10分。地蔵堂に到着。廃仏希釈で壊された石像等が置いてあり、休憩所になっている。左に20m程降ると「独鈷水」がある。泰澄が岩に独鈷を突き刺して水が湧き出た泉との事。岩の間から湧き出ている ちょっと休憩。お腹が減ったのでパンをかじる。雲が切れて平野が少し見えた。大きな町が見える。どこかな? 六合目。11.26分に到着。 この辺りからブナの林となる。「連理枝の森」と云うらしい。 七合目。11.41分に到着。 八合目。11.49分に到着。 連理枝とは、二本または一本の樹木の枝が、癒着結合したものを云う。ブナの木が連理枝のように、それほど引っ付着きそうに生えているという事なのかな?。雨が雪になってきた。 九合目。12.09分に到着。雪がちょっと積もり出した。地面が白くなった。 越知神社の前を過ぎ、12.14分に室堂到着。越知山初雪と思われる。きれいだ。 室堂前の「トチノキの御神木」。下は「殿池」。前回は室堂に泊まり込みの神職が居たので、今日も誰かが居ると思い込んでいたが、室堂は木を打ち付けて閉ざしてある。下のトイレも入れない。越知山は冬籠りに入っていた。 大師堂、千体地蔵、神宝庫と過ぎて、越知山奥ノ院に到着。ここが頂上。 十合目。12.24分に到着。 奥ノ院の横に白いポールがあり三角点が在る。 室堂で食事ができると漠然と思っていたが駄目だった。奥ノ院に賽銭を上げて、風を避けて軒下で昼食。寒くて指が凍える。 13.00時に下山開始。登ってきた道を降りる。独鈷水で水を頂き、落葉と粘土で滑る道を、慎重に降りる。気温は寒いが、歩いている分には寒くない。15.00時に車まで降り着く。 いやー、越知山初雪、誰一人遇わず、実に静かで、なかなか良い登山だった。 2011年05月18日(水)初登山 花立峠コースで「越知山」往復 白山を開いた泰澄大師は越前の人である。この間、文殊山に登った。泰澄が開いた霊山「越前五山」の一つとの事である。白山と日野山と文殊山は登ったから、後二つである。ついでに残りも登ろうと「越知山」にやってきた。8.30分にゆめの湯でSN女性コンビを乗せて、高速を走り鯖江インターで降り、国道417号線で日本海の方へ向かう。越前町織田の信号を右折、山田を左折して入尾-笈松と走ると「悠久ロマンの杜」に出る。茅葺の建物が見える。 悠久ロマンの杜をさらに進む。道は舗装されていて走りやすい。段々登ると「海山峠」の標識に出た。「県民いこいの森案内図」の立札がある。10.05分。ここを右折して「花立峠」へ向かう。 花立峠へさらに登って行くが、道の状態が途端に悪くなる。小さな落石が残っている。10.15分、花立峠に到着。「越前自然歩道越知山頂案内図」の立札があり、トイレがあり、あずま屋があり、ぶなの森への遊歩道がある。 ぶなの森遊歩道の反対側に「中部北陸自然歩道」の標識があり、越知神社の道に入る。ここから越知神社まで標高差は余り無い。ほとんど平行である。 「イワカガミ」が咲いている。加賀の里山ではあまり見かけないが、越前の里山には多いようだ。 ブナも混じる新緑の気持ちの良い登山路を進む。 「チゴユリ」も咲いている。 10.53分、巨大な展望台の下に出た。あんまり大きいのでびっくり。夫婦らしい二人が食事中。11.53分。 上へ登ると東と西の両方が見渡せる。こちらは東。お天気は良いのだが白山は見えない。見えるはずだが・・。遠くに福井の街が見える。西の方は山が近くに並んでいる。海は見えないな。 日当たりのよい所に咲いているのは「キツネノボタン」かな。 越知山の中心部に出たら道が色々ある。「別山」の矢印に進んだら電波塔の裏に別山神社の祠があった。坂を降ったら越知神社の鳥居があり、本殿が見えてきた。山の中とは思えぬ大きな立派な建物である。参拝。 神社の左に降りて行くと「日宮神社」があり「室堂」が繋がっている。お参りしていたら室堂から神主様が顔を出した。話をしていたらここに住んでいらっしゃるらしい。お茶を出して頂いた。 この神社までは、下から林道が通じているらしい。御神木の大きなトチノ木がある。 八重桜がふさふさと花を着けている。ピンクと白が混じっている「シオガマサクラ」とおっしゃった。 室堂の横を奥ノ院の方へ登って行く。大師堂、千体地蔵堂などがあり、一番高い所に「奥ノ院」が有った。 社の裏の広場に三角点が在った。二等三角点らしい。11.35分。
昼食はやはり展望の利く展望台で食べようと、戻る。室堂の下に「殿池」がある。あまりきれいで無い。トイレがあり林道で上がってきた駐車場がある。 展望台の下のベンチで昼食。越知山は尖っていないので平地からは特定しにくいかもしれない。しかし平地からは良く見えるはずだ。 この尖った山は「日野山」に間違いないだろう。 これはなんの花だっけ?。ツクバネソウ。 13.05分に峠の車に降り立つ。「泰澄の杜」と云う日帰り温泉があるらしいので寄る。宿泊もできる大きな建物だ。 一汗流してから、近くに「越知山大谷寺」があるのでお参りする。由来に寄れば「この寺は、父三神安角の財力勢威を以てその歳わずかに十一歳の泰澄大師の熱意を汲み創建されたもので、後に泰澄大師はこれより西の越知山・日野山・文殊山・吉野岳・白山等々に登峰されご修行、諸国を巡錫された。七十七才の時ご帰山。御年八十六才にしてこの寺でご遷化された。」 裏に周ったら「泰澄大師御廟所」があった。墓石の「石造九重塔」は国の重要文化財に指定されていた。 大谷寺は1300年の歴史を誇る北陸屈指の古刹である。 |