2006.09.より登山順
[福井] 倉谷山 1082.59m (福井県大野市)92 | ||
第1回 2012.10.24. | ||
2012年10月24日(水)初登山 先月、近くの「鷲鞍岳」に登った。九頭竜湖の近くである。地理院地図には山名が載っている。九頭竜湖の近くにもう一つ「倉谷山」がある。所が地図には名前が載っていない。三角点の標高のみ記入されている。登山路の記入もない。案内本に寄れば、鉄塔巡視路があるので、それを利用するらしい。相棒K君が最近、ひとりでこの山に登ってきたらしい。私もこの山に登ると云ったら、珍しく一緒に行くと云った。ピークハンターの彼が、登ったばかりの山を案内してくれるとは珍しい。訳を聞くと、道がとても判り難いのだそうだ。彼はだいぶ藪を漕いだらしく、我々が遭難すると大変と思ったらしい。 6.50分に加賀ゆめのゆで、相棒とS女史を乗せて、福井ICを出て国道158号線を山に向かう。九頭竜ダムに出る。倉谷山は九頭竜湖の向かい側にあるので、橋を渡るために、湖畔を延々と走る。初めて長いつり橋が見えてくる。吊橋の手前で九頭竜湖を撮る。思ったほど紅葉していなくて残念。8.50分。 橋の渡り口に「県道230号線・大谷秋生大野線」の標識がある。橋の名前は「箱ヶ瀬橋」。橋を渡り右に、湖岸を戻る。次の「面谷橋」を渡った分岐に、「平家岳登山口」の標識が見えた。左へ行くと平家岳登山口があるらしい。 右に湖岸を進み、「米俵橋」を渡り、次に「伊勢川橋」を渡る。橋を渡り県道は左に折れるが、右に入る林道がある。舗装は無くなり600m程進むと、林道は右に橋を渡って行く。その手前が広いので車を置く。9.25分になっている。向うに見える山の斜面に鉄塔が見える。あの鉄塔の巡視路を登るものと思われる。 鉄塔の方へ進む道は、工事中で林道のように拡張中。500mほど歩いたら、道の右に巡視路を示す標識を見付けた。黄色いプラスチックの板に、火の用心と書いてある。川を渡った向かい側にも、同じ標識がある。川を渡って杉林の中の巡視路を登る。 巡視路は杉の植林地と、雑木林の境目を登って行く。10.25分、一番目の鉄塔側を通過。10.35分、作業道の終点らしい空き地に着く。下に九頭竜湖の一部が見える。あのふちを車で登ってきた。 この広場で一休み。相棒に抹茶を点てて頂く。登ってきた方に見えるのは「平家岳」と思われる。 少し紅葉した木が出てきた。上に、二番目の鉄塔が見える。11.05分、鉄塔を通過。 11.35分、第三の鉄塔に着く。尾根の上で最上の鉄塔である。巡視路は真っ直ぐ進み、段々と下へ降りて行っている。さて頂上だが、この鉄塔から右手の高みに在る筈である。 所で、この山には、登山の標識が一つもない。登山口の標識もないし、山の名前を書いた札一枚ない。鉄塔から頂上に入る標識も無い。赤いテープがあるのが目印らしいので、入り込み藪を漕ぐ。ようやく一番高い地点で三角点発見。三角点の横に「倉谷山」と彫られた、朽ちかけの板を発見。この山で見付けた只一つの標識だ。
鉄塔より、九頭竜湖が見えないかと先へ進む。200mほど進み、湖が少し見えてきた所で座り込んで昼食。12.10分。湖面の向こうは「鷲鞍山」だろう。遠くに白い山が見える。昨日は大荒れで、高い山では雪の予想。白山が初冠雪したようだ。風が寒くなってヤッケを着る。 頂上付近は紅葉が始まっている。 白山の初冠雪、雲もかかり、遠いのでどれが頂上か判らない。 ようやく雲が取れて頂きが見えた。白山の頂上かと思ったが、どうも「別山」らしい。 白山の頂上は、とうとう最後まで顔を出さなかった。14.15分、車まで戻り着く。帰りは伊勢川橋より、県道230号線をそのまま進み、伊勢峠を越え、笹生ダム湖畔を進み、国道157号線に出て、「麻那姫湖」を通って帰った。 夕方5時過ぎ、加賀平野に出たら、白山の頂上だけが雲から顔を出して、ピンクに輝いていた。翌朝の新聞に「白山初冠雪」だと、このピンクの山の写真が一面に載っていた。 |