2006.09.より登山順
[県外] 唐松岳 2.696m (長野県)33 八方池トレッキング |
||
第5回 2020.08.02. 「八方池」トレッキング 第4回 2017.08.12-12 八方尾根リフト終点より往復。唐松山荘一泊。 第3回 2013.07.15. 「八方池散策」の日帰り。頂上まで行かず。 第2回 2011.10.04-05 八方尾根リフト終点より往復。唐松山荘一泊。 2011.04.27. 白馬山麓ドライブ。 第1回 2010.08.03-04 八方尾根リフト終点より往復。唐松山荘一泊。 |
||
2020年08月02日(日)5回 「八方池」トレッキング 昨日は「栂池自然園」を徘徊して、八方温泉に泊まった。素泊まりで申し込んであるので、連れ二人は外食に出かけたが、老人は持ってきた非常食を食べ、温泉に2度入ってすぐ寝てしまった。朝起きたら晴れている。どうも梅雨が明けたようだ。外へ出たら白馬三山が見えた。右側の建て物が泊った宿である。コロナで宿泊者は少ない様だ。6.00時すぎに宿を出る。 コンビんで食料調達。白馬三山が大きく見える。 ゴンドラに乗らず「黒菱平」まで車で上がる予定。車道は少し狭いが、何とか登れた。 黒菱平に登り着いたら満車状態でびっくり。交通整理人がいる。 リフトで登るのだが、行列が出来ている。コロナ騒ぎで、登山者の名簿記入とかで、時間が掛かっているようだ。 リフトを降りると「白馬三山」に早くも雲が湧いてきた。 鎌池湿原を歩いて次のリフトへ。右から、白馬岳・白馬杓子岳・白馬鑓ヶ岳。シモツケソウ。 二つ目のリフトを降りると、八方池山荘がある。これから登って行く八方尾根の稜線が見える。 稜線を歩く道と、巻き道がある。今日は登りは尾根コース、降りは巻き道コースで八方池を目指す。 ハイマツの尾根を行く。 シモツケソウ オトギリソウ マツムシソウ ハクサンシャジン ウメバチソウ ハクサンシャジン コゴメグサ ミネウスユキソウ ダイモンジソウ ミミナグサ ミネウスユキソウ コメツヅシ タテヤマウツボグサ カライトソウ タカネナデシコ 地図にある通り「3等三角点」があった。しかし地理院のホームページでは標高が載せてない。どこか不具合がある様だ。八方山よりもだいぶ下にある。
イワギボシ アザミ ワレモコウウ ヨツバシオガマ クルマユリ 巻き道との合流点にあるトイレが見えてきた。 合流点の先に「息ケルン」がある。やすむケルンと呼ぶようだ。ヤマップ地図ではここが「八方山」と認定されている。地理院地図理も「八方山」と記入されている。 さらに登ると「八方ケルン」がある。 八方ケルンからしばらくで、右に八方池へ降りる道が分岐している。降りる。 イブキジャコウ タカネナデシコ ユキワリソウ 八方池到着。 大勢が池に映る山並みを待ち構えている。 「天狗の頭」の霧が晴れたぞ。 八方池の一番高い地点で休憩。不帰の嶮がギザギザ。手前のピークの右に、ちょっと頭を出しているのが「唐松岳」と思われる。 クガイソウ ホタルブクロ イワシモツケ 「飯盛神社奥社」 キリに山は見えなくなった。 下山開始。尾根上のケルンまで登る。「第3ケルン」。2085m。今日の最高地点。 「八方池」の見納め。 ミヤマムラサキ ホソバツメクサ ミヤマアズマギク エゾシオガマ ネバリノギラン タテヤマリンドウ 巻き道を戻る。 空を飛んでいる。 リフトを一つ降りる。鎌池湿原。 シモツケソウ咲く鎌池湿原を通り 黒菱リフトに乗る。駐車場が近づいて来た。 帰り道「白馬塩の道・温泉倉下の湯」の前を通ったので、入浴して帰る。茶色い湯だった。 ■次回登山は、8/9能登「沖波山・河内岳」へ■ 2017年08月12-13日(土日)4回 「唐松岳」往復 第一日目・唐松山荘まで N女子がまだ「唐松岳」に登ったことが無いというので、唐松岳なら何とか案内できるかなと、小松を5.00時に出発。高速を走っていたら土砂降りの雨となった。今日は天気は悪そうというのは判っていたが、それにしてもこの土砂降りにはビックリである。糸魚川ICで降り、国道148号を走ると少し止んできた。 白馬村の八方尾根のゴンドラ駅を探して、細い道を町の中を登って行く。8.50分に一番近くの駐車場まで乗り入れた。有料で1日600円である。一泊二日で1.200円。ゴンドラはリフト2本通しで往復2.900円。 やはり天気が悪い。 リフト2本乗り継ぎ。小雨でも動く。 リフト最終駅にトイレ寮があり、八方池山荘という小屋がある。ポンチョを着こんで9.40頃出発。 尾根道は通らず、山腹の登山路を行く。所々木道となる。10.30分トイレ寮通過。10.45分に八方ケルンを通過。雨の中でも登山者は多い。 11.00時に霧の中に「八方池」がかすかに見える。12.40分に樹林帯を進んで、雪渓の上の辺りで昼食。 チングルマの群落があった。 坂を登り切って、尾根に登り着いたら、少し雲が晴れてきた。 頂上へ続く尾根の上の、登山路が見えてきた。 「不帰の嶮」も見えてきたぞ。 頂上に近づくと、また霧となった。左側が崖となり、右側が落石防止のネットの登山道がしばらく続く。足元が崩れて橋が架かっている所もある。ようやく向こうに山荘が見えてきた。15.05分に到着。一泊二食で9.800円。場所は50メートルほど離れた別館。すぐ入って寝る。一区間の中には、ほかに親子二人。ゆったりとしていた。 夕刻一瞬頂上が見えたが、登ろうかなと思ったら、もう霧の中に沈んだ。登るのは止めた。夕刻散歩。 小屋前で食事を作っている人が多い。 18.00時に食事。土曜日なので登山者が多い。この食堂から晴れていれば「剣岳」が見えるのだが、明日に期待しよう。思ったほど寒くない。 第二日目・頂上往復・八方池・下山 朝、目を覚ましたら、窓から唐松岳頂上が見えた。慌てて用意して飛び出す。4.35分にヘッドランプを付けて出発。周りの山々も目を覚ました。ヘッドランプはすぐ不要となった。 白馬の盆地は、一面の雲海である。海の中に島みたいに、山の頂きが浮かんでいる。妙高山、高妻山、火打山辺りと思うが、区別できない。さらに登る。 5.00時頃に、頂上に着くか着かないうちに、雲海の中から太陽が昇った。 30-40人位が登っていた。 山荘の後ろのピークにも人が見える、それにしても大雲海である。 五竜岳に朝日が差してきた。こちらの雲海の向こうに、初登山の時「富士山」が見えた。 五竜岳の右に「槍ヶ岳」のピークが見える。 こちらは「白馬岳」方面。一番高く見えるのが「白馬鑓ヶ岳」 「剣岳」の頂上に陽が当たってきた。右側の三つのピークは「毛勝三山」だろう。こちらの方も大雲海である。 右の「立山」の向こうは「薬師岳」だ。 昨日の天候を考えれば、こんなに晴れてくれるとは思わなかった。ヽ(^o^)丿5.40分頃下山開始。 今まで居た、頂上を振り返る。 6.00時頃、小屋近くまで降りてきたら、早くも立山・剣に雲が沸き上がってきた。右が「剣岳」。真ん中が「別山」。左が「立山・雄山」である。 朝食を頂き、7.10分頃から下山開始。。五竜岳方面へ越えてゆく目の前の「牛首」というピークに、人が見える。五竜までは遠そうだなーー。 山荘の北側のコマクサ 山荘の南側にライチョウの親子 難所の山肌の崖岩登山路を抜けて、ホッとして振り返ると半月が残っていた。 「白馬三山」もまだ見える。7.30分。 7.40分。五竜岳は早くも、霧に飲み込まれそうになってきた。チングルマの群落。 昨日は雨で「高山植物」の写真が撮れなかったので、今日は張り切って、うんと撮ろうと思っていたのに、段々降って霧の中に入ると、高山植物に水滴がついて、濡れた花が多くなってきた。おまけに下から登ってくる人が、雨具を着て濡れている人がいる。どうも雨が降ったらしい。ビックリである。 ウサギキク ゴゼンタチバナ アキノキリンソウ ナナカマド エゾシオガマ タテヤマウツボグサ タカトウダイ マルバダケブキ トウダイグサ ミヤマキンポウゲ シモツケソウ オオヤマボクチ ハクサンオミナエシ オニシモツケ ヨツバシオガマ イブキジャコウ オトギリソウ ツリガネニンジン ウメバチソウ トリアシショウマ ツリガネニンジン ミネウスユキソウ ダイモンジソウソウ ミヤマコゴメグサ 10.30分。八方池到着。予定では一面の大雲海も、晴れて段々と雲が上に登り、池に着くころには、池に不帰の嶮が映るかもしれないと期待していたのに、この有様。日曜日で大勢の人が登ってきているのに何も見えず。 昨日今日と、八方池を目当ての登山者は、ちょっと気の毒である。我々は、朝の山並みが見えただけでも良しとするか。 早い昼食を食べ、池の周りを一周して下山開始。 「ホタルブクロ」 「クガイソウ」 大勢の人が登ってくる。子供も多い。 12.35分、リフト頂上駅到着。チョット行列に並んで、すぐに下山開始。ゴンドラに乗る頃は、すっかり晴れている。13.25分に駐車場の車まで到着。 村を抜けて降りてくると村はずれに「八方温泉・八方の湯」という立ち寄り湯があったので、入って帰る。 追加・新聞によれば、私と同じ日に唐松山荘に泊まった70代の男性登山者、我々の反対側の黒部へ降りる途中、足を滑らして遭難。一週間後に無事発見との事。良かった。 ■次回登山は、8/26志賀高原「志賀山」へ■ |
||
2013年07月15日(祝)3回 「八方池」 トレッキング 年一回の発表会も1週間後なのに、山の花に逢いたくて、「八方尾根トレッキング」を呼びかけたら、6人集まった。5時に徳光インターを車2台で出発。糸魚川より国道を走り、白馬村から黒菱林道をそのまま登る。8.00時に終点に到着。車がもう一杯停めてある。40台位。 大きな食堂喫茶の建物があるが、営業していないようだ。下のトイレだけは利用できる。ここより黒菱リフトが動いている。これに乗ると「黒菱平」に着く。 標高は1680mで「鎌池湿原」などがある。池めぐりは後回しにして上を目指す。八方ゴンドラとリフトを乗り継いで登ってきた駅がある。その先に最終のリフトがあり乗り継ぐ。終点に「八方池山荘」があり、標高1830m。 尾根を歩く登山道コースと、木道のコースがある。尾根の登山路を進む。白馬三山が見えてきた。 N氏は女性3名を連れて、唐松岳の頂上を目指して飛ばして登って行った。今だ唐松岳は日帰りでも登れる山になったようだ。私とH女史は「八方池」までのトレッキングと決めていたので、のんびりと行く。「八方山ケルン」に、9.12分。 9.30分に「息ケルン」。やすむケルンと読むらしい。はめ込んだ銅板に寄れば「昭和12年12月、長男息(やすむ)猛吹雪の為遭難」。私の生まれた年だ。父親が建てたものらしい。 前方に「八方ケルン」が見えてくる。今日は祝日、花を訪ねてのトレッキングの人が多い。行列だ。観光バスの団体さんも多いようだ。 10.00時に「八方ケルン」に到着。この先で右に「八方池」の方へ降りてゆく。 「ユキワリソウ」 10.15分に「八方池」到着。 我々もベンチに陣取って、まだ早いが昼食にする。 食事を済ませて、八方池一周の散策。 11.30分に下山開始。八方尾根で見付けた花をまとめました。下りは木道の道を降りた。八方池山荘よりのリフトは、往復券を買ってあったが、時間がまだ早いので、黒菱平まで遊歩道を降りる事にした。この遊歩道は誰も歩いていない。 イブキジャコウ ヤマブキショウマ ハッポウウスユキソウ イワシモツケ オオコメツツジ テガタチドリ ミヤマリンドウ コイワカガミ チングルマ ユキワリソウ コバイケイソウ タカネバラ イワギキョウ ニッコウキスゲ ミヤマキンバイ ハクサンチドリ ハクサンタイゲキ ヨツバシオガマ ミヤマアズマギク タテヤマウツボグサ エジシオガマ タカネナデシコ キンコウカ ミヤマカラマツ シモツケソウ クルマユリ イワギボシ リフトに乗らずに八方池山荘裏より、遊歩道を降りたら、黒菱平の鎌池湿原の横に出た。この湿原はニッコウキスゲが満開だった。 最後の黒菱リフトは、遊歩道が付いていない。リフトで車まで降りたら14.00時過ぎ。唐松岳頂上を目指した4人は、頂上まで登れたのだろうか。着替えてコーヒーを沸かしてもらって待って居たら16.00時過ぎに全員リフトで降りて来た。 皆さん頂上まで登ってきたらしい。元気の良い事である。霧で展望は無かったようだが、八方池から上に「シラネアオイ」の群落があり、丁度満開だったと聞いた。見れなくて残念。もう少し頑張るべきだったのか。 **次回登山は、7/25-27長野県「常念岳-蝶ヶ岳」へ** |
||
2011年10月4日-5日(火水)2回 「唐松岳」往復 「一日目。10月4日(火)リフト終点より頂上」 去年、初めて「唐松岳」に登った。今年は夏に登り損ねた。今回が、今年最後の北アルプスになるだろう。S女史を唐松岳に案内する事になった 小松の自宅を5.30分に出て、糸魚川から国道148号線を走り、白馬村に近ずくと「白馬大橋」を渡る。車を止めて橋の上から写真を撮る。実に綺麗に見える。真ん中の白馬三山と、右が小蓮華山、左が天狗尾根。8.40分。 お天気が良くて、八方尾根のゴンドラ駐車場は、満杯である。ゴンドラとリフトを2本乗り継ぎ、1800mの地点より歩き出す。9.30分。東の方面は「岩岳」の上に、左より「雨飾山」「焼山」「火打山」らしい。 八方尾根の左方面は「五龍岳」と「鹿島槍ヶ岳」だ。上は雪、ここは紅葉している。 前方に「八方池」が見えてきた。八方尾根の上より、ちょっと下がった稜線の小さなピークが「唐松岳」である。続くは「不帰の嶮」 10.50分。八方池到着。残念ながら「白馬岳」に雲が掛かってしまった。 「天狗尾根・天狗ノ頭」は新雪に覆われ、数年前歩いたスイスアルプスを彷彿させる。 池を過ぎると、一度ダケカンバの林を通る。11.55分。 12.40分、「白馬鑓ヶ岳」の雲が晴れてきた。 13.05分。今日はついている。ますます天気が良い。 八方尾根を登っていても、その頂上の唐松岳がなかなか見えない。13.15分、真ん中の三角形の山が「唐松岳」だとようやく気付いた。登山路が左の山の斜面を横切っている。この山の方が高く見える。 少し登山路に雪が残っている。ここ二・三日の雪らしい。頂上近くの、斜面のガレ場は、雪で滑りそうで怖い。14.00分、小屋到着。今回の私の付き添い人、S女史。 小屋の受付を済ませ、荷物を置いて、頂上を目指す。頂上は目の前、人が居るのが見える。登山路に雪がある。14.25分。 北の方面には、「不帰ノ嶮」「天狗尾根・天狗ノ頭」「白馬鑓ヶ岳」。鑓ヶ岳は真白である。杓子岳と白馬岳は、鑓ヶ岳に隠れている。 南の方面には、「五龍岳」。鹿島槍ヶ岳は五龍岳に隠れて見えない。五龍は圧倒的な威圧感がある。新雪が積もって、我々には登るのは怖そうで無理だな。 西の方面には、遠くは「薬師岳」。「立山」の雄山、大汝、真砂、別山と、「剣岳」 東の方面は、今日泊まる唐松小屋が見え、下界がまだ晴れて見える。向こうは八ヶ岳だと思うが・・・。写真から外れるが、「妙高山」「黒姫山」「乙妻山・高妻山」「戸隠山」「飯綱山」は少し雲が出てきた。 14.55分、頂上。寒い寒い。耳が冷たくて我慢が出来ないと、S女史は先に降りて行った。槍・穂高も富士山も見える。5.6人いた登山者も全員降りて行って、私一人きりになった。こんな機会は滅多に無いと、寒さを我慢して一人で、四方を眺めて山にふけっていたが、さすがに寒くなって降りる事にした。 小屋に着く頃4人ほど登って行った。17.00分に食堂で食事。全員集まっても30人位だ。食事がすんで、17.40分頃、日本海に夕日が沈んでいった。山の間に富山県の平野が見え、暗くなったら地上の明かりが見えた。明日は昼ごろより雨の予報だ。 「二日目。10月5日(水)唐松小屋より下山」 少し曇っているので、まさか日の出は見えないだろうと思って、外へ出なかったら、日の出が見えたという。あわてて小屋の裏へ回ったら、雲の間に太陽が見えた。5.55分。つっかけで外へ出ても、この小屋は日の出が拝めるのだ。 6.25分、剣と立山に朝の光が射してきた。また写真を撮りに外へ出る。 6.30分朝食。食堂は、窓の目の前に剣岳が見える。 7.10分、下山開始。ガレ場は左が切れ落ちていて怖い。ロープにつかまって慎重に降りる。残っている雪が凍っている。 雷鳥を発見。お腹の方が白くなってきた。 8.10分。丸山ケルンに到着。北信五山方面が見える。「妙高・黒姫・飯綱・戸隠・斑尾」を差すらしい。その右は頸城アルプス。「妙高・焼山・火打・高妻・乙妻」あたりを云うらしい。見分けの付く山もあるし、不明の山もある。 山の方から段々曇ってきた。真っ赤なナナカマドがあり、向こうに真っ白な五龍岳。 9.40分、八方池まで下りてきたら、小雨がパラパラと来た。白馬方面の山は雲が掛かってしまった。 昨日は人でいっぱいだったのに、さすが今日は人が居ない。合羽を着る。 池の周りを回って下山する。小屋泊まりで荷物がいつもより多かったので、少し腰を痛めた。まっすぐ立つと後ろにひっくり返りそう。S女史が心配して、後ろから支えてくれながら、よろよろとようやく11.30分にリフト駅に到着。 白馬八方温泉に入りに行ったら、水曜は休み。他に入浴できそうな所を探したが見つからない。ならば去年と同じ「道の駅・小谷」の「深山の湯」に入ろうと思ったら、なんとここも休み。どうしても温泉に入りたいから、少し戻って「小谷温泉郷」に行く。国道のトンネルとトンネルのあいだを東に入って行くが、中々遠かった。ようやく山の中の一軒宿「雨飾山荘」で入浴できる。山荘と云うがなかなか立派なホテルで、露天風呂の付いた温泉は、透明の温泉らしいいい感じのお湯だ。ついでに食事もできると言うのでお蕎麦を食べた。 帰りに近くの、日本百名山・雨飾山の登山口まで行ってみた。キャンプ場に、登山口・山頂まで210分と書いてあった。私には無理かなぁ・・・。 |
||
2011年04月26日(火) 白馬山麓ドライブ 新車で白馬山麓へドライブへ出かけた。午後出発で、糸魚川より白馬に向かう。去年、八方尾根より唐松岳に登っている。今年は雨飾山を考えている。雨飾山のある小谷町を通りすぎて、やがて八方尾根が見えてくる。曇っていて白馬は見えない。みそら野のペンションに一泊。 翌朝ペンションの食堂より、白馬三山が見えた。右より「白馬岳」「白馬杓子岳」「白馬鑓ヶ岳」である。 宿でもらった、春だよりのパンフレットを頼りに、今日は春探しである。 まずは「四十九院のコブシ」である。二本の大きなコブシの白い花が、手前の水を張った田んぼに映るのが、絶好の被写体なのだが、一本のコブシにようやく花が見える程度。 続いて「飯森村のザゼン草」の群生地である。 思ったより数が少なくて残念。 時期が早いのかな。 続いて「五竜カタクリ苑」である。五竜岳に登るゴンドラは動いている。まだスキー場は営業しているらしい。傍らのカタクリ苑に寄ってみたが、まだ一本もカタクリは見当たらない。時期が早いらしい。見当たるのは「イチゲ」だと思うが、紫の花がかわいい。北陸で見るキクザキイチゲとは、ちょっと違うようだ。 続いて「姫川原流自然探索園」である。 ここは「福寿草」で有名である。咲いていた。いっぱい咲いている。感動的だ。 この後、松本へ出て、高山へ出て帰る。 |
||
2010年08月03-04日(火水)初登山 「唐松岳」往復 「一日目、08月03日(火)リフト終点より頂上まで」 夏は高山植物の咲く山を狙って歩いている。しかも年相応に、無理のない、標高差のない山を狙っている。70歳超えで、もし遭難でもしたら、無謀だと大いに批判されそうだ。今回は「唐松岳」を登る事にした。初めての山である。北アルプスの入門の山である。自宅を早く出て、高速で糸魚川まで走り、国道148号を、姫川を遡って走り、白馬岳の麓に出る。向こうに八方尾根に登るゴンドラが見えてくる。コンビニによって食料を調達。8.10.に白馬八方のゴンドラ駅に到着。 駐車場も空いていた。すぐゴンドラに乗り込む。 続いて夏山リフトを2本乗り継ぐ。 リフトの足元には「シモツケソウ」がいっぱい咲いている。 8.45.最終リフトを降りる。トイレがあり、八方池山荘があり、売店もある。 ここまでは歩かなくても良いので、観光客もいっぱい登ってくる。ここから八方池までは70分ほどかかると書いてある。尾根道と緩やかな巻き道がある。尾根道に入る。「ハクサンシャジン」が多い。白馬の方は雲で微かにしか見えない。 この花は、ほかの山ではあまり見かけない。「ハッポウウスユキソウ」かもしれないな。 大きな「八方ケルン」がある。「八方池」を目指す登山客や観光客が多い。 「マツムシソウ」が揺れている。 9.55.八方池が見えてきた。池の方へ降りてゆく登山客が多い。白馬の方が少し見える。このあたりからの、白馬と八方池の写真はよく見かける。 もう少し雲が晴れれば、絶景なのだが。 池のほとりは人でいっぱいだ。 前方の山は不帰の嶮らしい。ギザギザの峰が覗いている。 そろそろ頂上が見えるかなと思うが、まだまだ幾つも瘤が続いている。 一度登山路は林の中に入る。「ダケカンバ」が多い。「キヌガサソウ」が咲いていた。 林を抜けたら、大きな雪渓の下に出た。一休み。10.50. 雪渓のふちを登ったらガラガラの尾根に出た。「丸山ケルン」が建っている。12.35. まだいくつも瘤が続く。ガスが出てきた。 ガラガラの岩の斜面を横切る。「落石注意・立ち止まらないよう」と書いてある。斜面が崩れて橋が掛けてあるところがある。 突然と唐松小屋が見えてきた。見えてきたピークは、唐松岳ではなくて五竜岳に続く瘤だった。八方尾根はここで三叉路になっている。右には小屋を通って唐松頂上から白馬方面。左へ進むと五竜岳から鹿島槍方面だ。 13.40.小屋に入る。唐松小屋は綺麗で大きな小屋である。別棟の新しい小屋に入った。平日なのでゆっくりとしている。7.80人位は泊まっているみたいだ。 小屋の先に唐松岳の頂上が見える。小屋に入って着替えて一休みしたら、登ってみようと思ったが、いつの間にかガスがかかって頂上が見えなくなっていた。登るのはやめた。 食堂は広くて気持ちが良い。トイレも水洗で、小屋の中にある。ストーブが点いており暑いくらいだ。水とビールの自動販売機が置いてある。 八方尾根からの、唐松岳登山で見かけた高山植物。名前は間違えているかもしれません。 ホタルブクロ タテヤマウツボクサ ホタルブクロ ハクサンダイゲキ ダイモンジソウ タカネマツムシソウ ミヤマウイギョウ シナノオトギリ ウメバチソウ ハクサンオミナエシ ハクサンチドリ キヌガサソウ ゴゼンタチバナ チングルマ アオノツガザクラ イワカガミ ウサギキク ミヤマリンドウ アカモノ エゾシオガマ ミヤマダイコンソウ コマクサ クルマユリ ニッコウキスゲ カライトソウ ミヤマコゴメグサ リンネソウ ミヤマママコナ クガイソウ タカナナデシコ ユキワリソウ ハクサンシャジン ワレモコウ キンコウカ イワシモツケ ミヤマキンポウゲ ヤマブキショウマ シモツケソウ 「二日目、08月04日(水)唐松小屋より下山」 これは唐松頂上からの五竜岳。 朝起きたらスカッと晴れていた。4.20.頃よりあわてて登り始める。20分くらいで頂上に着いた。剣岳と立山が目の前に見えて感激。黒部の川を隔てて直ぐ前だ。 頂上では20人位が日の出を待っていた。東の方は雲海が綺麗だ。 20人とは、ご来光を拝みに登った人は案外少ない。小屋の方を見ると、小屋の後ろの小山にも何人も登っている。 目を凝らすと、五竜岳の左の雲海の上に、富士山が覗いている。中央アルプスと南アルプスもみえる。 五竜岳の右肩の奥に、槍ヶ岳と穂高連峰が見える。 頂上に着いて暫らくしたら、雲海の中から太陽が登った。雲海に浮かぶ島のような山は、長野県の山に違いないが、まだ名前は特定できない。 背後の剣岳に日が射してきた。 その隣の立山の稜線、左から頂上・大汝・真砂・別山の稜線にも、陽が当たってきた。 南の五竜岳が一番どっしりと構えている。 北は下って不帰の瞼になり、白馬三山に続いている。 小屋近くまで下りてきて振り返った写真。左が先頃まで居た唐松岳の頂上。 小屋に帰って朝食。食堂の窓から、立山と剣岳がこんなに近くに見えるのだ。6.30.に下山開始。 記念写真撮影を頼まれたので、私も一枚頼む。お互いに、帰りたくないねぇー。五竜の肩に鹿島槍が見えてきた。 ケルンの向こうに雲海が広がっている。この辺りは左右遮るものがない展望である。 7.30.丸山ケルンに到着。後ろに白馬三山、左より白馬鑓と白馬杓子・白馬岳だろう。 五竜と鹿島槍に、段々下からガスが上がってきた。八方池に、山が影を写す写真を撮りたいと思ったのだが、 9.15.池に着いたら.もう何も見えない。昨日よりわけが悪い。池の周りを回ったが、高山植物が多い。尾根筋とはまた違う花が咲いている。 10.50.リフトの駅に到着。リフトを二つ乗り継ぎ、ゴンドラに乗って下山。麓は晴れている。暑い。 お風呂に入ろうと思ったが、近くにちょっと見当たらない。国道148号線を、糸魚川に向けて降り、道の駅の「小谷」に併設された温泉に入って、満足して帰る。 |