福井県の山逍遥
2006.09.より登山順

  [福井]   百里ヶ岳   931.31m  (福井県小浜市)106
 第1回登山 3013.06.30. 根来坂経由で登り、木地山峠経由で下山。

   2013年06月30日(日)初登山



 福井県若狭の山も、飯盛山・多田ヶ岳・頭巾山と登ってだいぶ慣れてきた。今日は「百里ヶ岳」で、小浜市と滋賀県高島市の県境の山である。今日は6人である。車二台で、敦賀ICを降り国道27号線を走り小浜を目指す。東小浜駅口の交差点信号を左折して山を目指す。県道35号線で遠敷川を遡る。途中に「鵜の瀬」がある。ここまでは来た事がある。さらに進むと下根来と云う村があり、その先に上根来の村がある。村はずれの神社の下に百里ヶ岳木地山峠コースの登山口標識がある。その先の空き地に車を一台置き、さらに林道を進むと、畜産団地の跡を通り、ヘアピンカーブの突き当りに「鯖街道」の標識がある。





 ヘアピンカーブは道が拡げてあり駐車出来る。9.30分に到着、用意して9.45分に出発。









 「鯖街道」の標識は前方が京都、手前が若狭小浜となっている。下に「百里ヶ岳登山口・根来坂コース」の標識がある。また林道を進むと「不動の滝」が有るらしい。




 ブナの林をジグザグに登って行く。鹿が食べたのだろう下草が全然無い。









 尾根の上まで登ると左に頂上が見える。間に谷があり、だいぶ遠回りをするようだ。








 地図に567mの記入のある地点より少し降ると、








 林道に出る。10.30分。この林道は地図で見ると、車を置いた林道が、大回りをしてここまで通じているようだ。林道を歩き出す。







 林道をしばらく歩く。後方に山が見える。相棒は「多田ヶ岳」だろうと云った。私は方向が違うと否定したが、家へ帰って地図を調べたら、相棒が正しかった。「多田ヶ岳」に間違いない。相棒すまん。訂正







 20分歩いたら左にまた「鯖街道」が分岐して尾根に登っている。この分岐の道路わきで、相棒に抹茶をご馳走になる。冷たい抹茶も美味しいぞ。


 林道から離れて左に登って行くと、しばらくで地蔵があり井戸がある。バケツで汲みあげるようだが飲めないようだ。



 溝状の登山路を行く。古くから歩かれた道に良く見かける。






 11.40分、「根来坂峠」に登り着く。ここは福井県滋賀県の県境である。小さい祠がある。県境の尾根を通っている「高島トレイル」の標識がある。ここは尾根を通っている「高島トレイル」に、「鯖街道」の峠越えの道が横断している「四辻」である。ところが「百里ヶ岳」への登山路はここから、Uターンするように方向を変えているので、方向がつかみにくく、ややこしい。






 「百里ヶ岳2.1q←→おにゅう峠0.7q」の標識がある。鯖街道は峠を越えて山肌を平行に進んでゆくようだ。鯖街道も百里ヶ岳登山路も同じ方向を向いている。鯖街道の標識は無い。先発隊は何の気なしに鯖街道の方へ進んでいった。私は同じ方向の尾根に入ってみたら、どうもこちらが登山路らしい。全員を呼ぶ。







 尾根の瘤の上で方向を変える。ここに新しい標識があった。さらに進むと、滋賀県から登ってくる登山路分岐に到着。県道小入谷峠から登ってくる道らしい。12.15分。さらに大きなピークを越えてゆく。







 最後の急坂を登り切ると、12.40分、頂上に到着。いつもの如くビリで到着。百里が見渡せる頂上は、思った程展望が無い。天気も悪いし木も茂って来ている。
 大きな三角点が在る。下をセメントで固めてある。







 三角点情報「百里ヶ岳」
 三角点名・木地山
等級・一等三角点

標高・931.31m








 高島トレイルの標識がある。











 広い頂上の、隅の日陰で昼食。







 今日のオールメンバー記念撮影。


 13.30分に下山開始。木地山峠の方へ、ブナの林の分水嶺を歩いてゆく。13.40分にP77地点通過。












 14.15分に「木地山峠」に到着。ここにも地蔵がある。直進する尾根を登って行くと「桜谷山」に続いているらしい。左に「上根来」の方へ降りる。









 高島トレイルポイント21の標識。










 鹿害で下草が無いので、花が全然無い。赤い花かと思ったら、赤い新芽だった。







 相も変わらず遅れて、最後尾を歩いていたが、先発組がずーっと下の谷を歩いている。ハテナ?と思う。谷に降りずに山肌に、微かに登山路が続いている。どうも間違えて谷へ降りて行ったようだ。大声で呼び戻す。何処でも歩ける若狭の山は、用心しないと迷子になる。下へ降りる踏み跡があったようだ。




 案内本にも迷いやすい所がある、と書いてある。大きな岩のあるこの道も、判り難い。








 15.35分に「上根来」の神社にたどり着いた。その下に車が一台置いてある。ヘアピンカーブに置いた車を取りに行く。

















 帰りに「鵜の瀬」に寄る。ここは「お水送り」の行事が行われる所。10日後に奈良東大寺のの二月堂の「若狭井戸」に、ここの水が届き、春を告げる東大寺二月堂の「お水取り」の行事が行われるとか。



 国道27号線近くまで戻り「若狭姫神社」に寄る。この古寺の境内に「野外能舞台」がある。又大きな千年杉がある。いつもパワーがもらえる大好きな古寺である。



    **次回登山は、7/15長野県「唐松・八方池」へ**



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