加賀の里山逍遥
 2005.4.より登山順

[加賀70] 加賀市中央公園 (加賀市大聖寺町)
[加賀70] 加賀市の三角点探索    (加賀市)
第08回 2024.09.08. 「加賀市中央公園」を一周。
第07回 2023.02.06. 
「加賀市中央公園」を一周。
第06回 2021.02.03. 
「加賀市中央公園」を一周
第05回 2020.07.24. 「加賀市中央公園」を一周。
第04回 2014.02.22. 加賀海岸付近の「三角点探し」2回目。
第03回 2014.02.17. 加賀海岸付近の「三角点探し」1回目。
第02回 2012.01.25. 花房三角点と橘三角点を確認。「三角点探し」
第01回 2011.04.13. 花房三角点探すが発見できず。加賀山の峠三角点発見。笠取山の三角点発見。「三角点探し」

  2024年09月08日(日)8回 「加賀市中央公園」散策

工事中です書き掛け




























































  2023年02月06日(月)7回 「加賀市中央公園」散策




 寒い日が続きまた雪が積もった。歩ける日が無いし友達の葬式もありモヤモヤとしていた。そして今日S女史に誘われ「加賀市中央公園」に歩きに来た。久しぶりに天気が良く暖かい。老人はウキウキ、春は近いぞ。
 3年ぶりで、広い公園のなるべく外側を1周の予定。第4駐車場に車を置く。10.00時。







 陸上競技場の外側を歩く。









 一周して野球場前の広場を横切り、








 野球場の裏も廻る。広い道は除雪してある。









 外側の道を歩いたら、突き当たりは駐車場だった。








 駐車場を横切り階段で車道に復帰。








 あずま屋が在り、花菖蒲園に出る。









 花菖蒲園遊歩道は除雪して無く、車道を歩く。









 公園西入口近くに出て、公園に入り直す。右に遊歩道が奮起しているが、除雪していないので車道を行く。








 いつも直接登るあずま屋が見える。









 左側の道にあずま屋がある。右側に入った事が無いので一周。








 加賀市出身の偉人たちの、レリーフの並ぶ道だ。コれは深田久弥氏、他に中谷宇一郎氏等10人程。








 あちこち覗いて、あいりすセミナーハウスの横から、中央広場に出る。








 芝生の広場は一面の雪原。









 広場のふちを歩き、ちびっこ広場に上がる。








 わんぱく城が見えてきた。下のあずま屋で昼食の予定。









 あずま屋に荷物を置いて城に登る。標高は70m。








 城の上から白山と鞍掛山。









 白山のアップ。あずま屋で昼食。








 下のは歩く人が多い。遊歩道は誰も歩かない。








 長靴でよろよろ。









 池に降りる。









 池の周りの彫刻の道を歩く。








 彫刻。









 いつも歩く彫刻の丘は雪が深そうでパス。








 彫刻の丘。








 白山が見える所があった。








 あちこち覗いて、行ったり来たり。









 管理棟を通って、この坂を登ると駐車場である。楽しい徘徊も終着点だ。13.00時。







   ■次回登山は、2/11小松の「遊泉寺砂山」徘徊■




  2021年02月03日(水)6回 「加賀市中央公園」一周




 遅くから「中央公園」をS女史と、健康の為に徘徊だ。去年の夏に単独で歩いて2回目である。相棒と歩くのは初めてであるが、相棒は何度も来ているようで、公園をよく知っているな。なるべく公園の外側を周って一周する予定。陸上競技場のある第4駐車場に車を置く。時計の針の反対周りで、陸上競技場の裏を一周。雪は解けて全然無い。11.30分。







 一周すると広場に出て野球場の前である。野球場の裏に回り下の道に降りる。








 少し歩くとあずま屋のある菖蒲園に出る。アジサイ園もある様だ。








 菖蒲園を通り抜けて、西入り口から公園の山村民家のあるエリアに登る。








 にこにこパークという建物から、野外音楽堂のある広場を横切る。







 ちびっこ広場エリアに入り、わんぱく城の側のあずま屋で昼食。12.20分。








 わんぱく城に登城。白山は見えず鞍掛山。








 彫刻の森を抜ける。








 ちょうこくの広場に出る。









 おとぎの国の方が見えるが工事中らしい。










 池を周って相撲場ープールと歩く。










 管理センターへ降りて生垣の坂を登ると、車を留めた駐車場である。


















 1時間20分の徘徊。この後ランドマークのある「大山」に移動の予定。














                     ■次回登山は、2/3加賀「大山」へ■






  2020年07月24日(金)5回 「加賀市中央公園」一周


 「ヤマップ」で加賀市のこおひい様が、楽しい記録を載せていらっしゃいます。梅雨の晴れ間に、こおひい様も歩かれている「加賀市中央公園」を、私も歩いてきました。なかなか広い公園でした。


 全体の案内板が管理センター前にあったが、大分汚れているな。







 車のナビに従ったからすぐ「加賀市中央公園」に着いたが、駐車場があちこちにあり、適当に広い駐車場に停めたら、第4駐車場だった。陸上競技場駐車場らしい。初めての公園で方向が判らない。とりあえずヤマップ地図を見ながら適当に歩き出す。








 「陸上競技場」の周りの遊歩道を一回りする。タブレットの歩行軌跡を見ると、公園の北の端に居るらしい。







 向かい側は「野球場」だった。「競技場」との間は中央広場になっている。









 大体方向が判ったので、「管理センター」の方へ降りてゆく。









 「管理センター」の前に案内板があった。「管理センター」の裏は「テニスコート」









 「テニスコート」の横の分岐を、右の「菖蒲園」の方へ降りて行く。








 どこが「菖蒲園」なのが判らない。草ぼうぼう。









 あずま屋があり「アジサイ園」らしきものがある。









 クルマユリの大きな株。









 白山麓の「山村民家」があったが、大分傷んでいる。








 「かがにこにこパーク」という子供の施設の建物の前を通る。一人だけ泳いでいる「プール」。









 広い芝生の「運動広場」の周りを歩いてゆく。「山」という像がある。









 大きな「運動広場」だが、誰もいない。向こうの「野外音楽堂」の後ろから歩いて来た。









 「運動広場」から「ちびっこ広場」から「わんぱく城」へ。









 「彫刻の丘」へ降りる道より加賀温泉駅の観音像。









 「白山展望地」と書いてあるが「鞍掛山」しか見えない。









 「彫刻の丘」に入って行く。









 








 「鴨池」を通って「テニスコート」へ降りてきた。







 ここを登ると車を置いた駐車場に着く。7600歩の老人徘徊だ。知らない処を歩くのは大好きだ・








                  ■次回登山は、7/26富山「牛嶽」へ■



  2014年02月22日(土)4回 加賀市海岸「三角点探訪」



 加賀市の海岸の「片野」と「塩屋」の間に、広大な松を主とした雑木の樹海がある。今回行ってみて判った事だが、全部国有林になっていた。明治の頃までは一面の砂丘地で、砂まじりの強風が吹き荒れ、付近の田畑や人家を埋め尽くし、大きな被害をもたらしたらしい。明治に入って国による治山事業が始まり、大正、昭和と長い年月と莫大な経費を投入して、現在の樹海が造成されたらしい。




 調べたら、この樹海の中に三つの三角点が在る。その三角点を探訪に出掛けた。午後から晴れるのでゆっくりと出かけた。加賀インターを出て海の方へ向かい、大聖寺川を渡った突き当りが「上木町」で、左折して1キロ程で次の町「瀬越町」に着く。道路右の空き地に車を置く。向かい側が瀬越の町で、徳音寺の大きな屋根が見える。11.35分。





 松林に向かって歩くと、鎖があり車は入れない。100m程進むと十字路があった。これから先は国有林の標識がある。「クロマツ100本・一日森の学園植樹記念」と云う標識もある。ここを左折して適当に右の松林に入り込む。なだらかな地形で何処を探せばよいか判らない。






 ナビに入れた地図を頼りに、あちこちウロウロと歩き廻る。ようやく前方に少しだけ高い地点を見付け、もしやと思ってよじ登ってみたら、ようやく三角点発見。赤白のポール。白いプラスチック標識と、低山徘徊部の標識。金沢三角会の布きれも下がっている。






 ⑧ ▲「瀬越」 四等 28.63m
 
 樹海の中はどちらを眺めても同じ景色。なだらかな樹海の砂丘。地図の▲マークを頼りに探すのは中々難しい。上手い具合に高みに在ったから見付けられたが、斜面にでもあったら見付けるのは難しい。元の所へ戻れるか心配だったが。上手い具合に作業道を見付けて戻れた。12.20分。







 上木町まで戻る。加賀インターへの分岐の信号のすぐ先に、松林に入る道がある。看板があるので読むと、「自然休養林」の施設があるらしい。駐車場があるらしいので入り込むと、大きな駐車場に出た。一台も止めていない。







 周りに、地蔵さん六体の入った祠と、南無阿弥陀仏の名号の石碑と、トイレがある。(ひょっとするとここは墓地だった?)。車を置いて舗装されている歩道を歩き出す。12.40分。100mほど進むと十字路で、歩道は右に回る。近くに壊れかけのあずま屋がある。






 440m進むと右に丸い形の「資料展示施設」がある。誰も居なくて電気も着いていないが、戸が開いたので中を一回り。昔の写真などが並べてある。12.50分。
 ←展望台まで320m、→休憩所まで440mの標示がある。休憩所とはあずま屋の事らしい







 一番高い地点と思われる所に、素敵な展望台が見えてきた。






 特に傷んでは居ないようで、登ってみる。周りの松林が成長して、一回りしても松しか見えない。景色は見えないぞ。








 さて三角点は、展望台の横の高みにある。探さなくても下から白いポールが見える。13.00時。


 ⑨ ▲「上木」 四等三角点 58.48m





 白いプラスチックの三角点標識が2本も立ててある。











 
 上木町よりさらに小松の方へ戻ると、高速道路の下を潜り抜け「犬ノ沢町」に出る。町はずれに車を置く。五日前の「山明三角点」探しのリベンジである。前回は鴨池の方から入ったが、今回はトンネルを抜けた大聖寺側から入るので、高速道路の下を徒歩で通り抜けなくてはならない。地図を眺めて見当を付けてきた。13.45分。






 町内で地元のおばーさんと立ち話。高速の下を通る道はあるかと聞いたら、ここから鴨池へ行くのか?といった。あるよー、迷子にならんと云って来いよーと云った。民家の間の斜面の急階段を登り、右にトラバースすると、下から登って来ていてる道路に合流。






 犬の沢町の向こうに富士写ヶ岳が見えた。雑木の中の道を進んでゆくと、100m程で左に降りる踏み跡を見つけたが、あまりに荒れているのでさらに100mほど先へ進んだ。







 突き当りは墓地だった。入口に六地蔵が在った。六地蔵は墓地の入口にあるのが普通のようだ。その奥に壊れかけの焼き場の建物があった。これより先にみちは無かったので戻る。






 100m程戻って、先ほど見付けた踏み跡に入る。踏み跡は段々降りて高速道路の金網に突き当たった。金網に沿って右に降ると、「片山津34」の高速を抜ける道路があった。高速下を抜け、右に金網沿いに進むと「片山津33」のトンネルがあった。このトンネルの前を過ぎると、砂防の松林の中に入って行く。






 途中に「「ここは坂網猟の猟区です。猟に影響するので一般人の立ち入り禁止」の看板を見つける。やはりこの道は鴨池へ続いているようだ。適当に右の砂防松林の中へ入り込む。ナビに入れてきた三角点の位置が頼り。あっちこっちの高みを探して歩き、14.30分に三角点発見。





 ⑩ ▲「山明」 三等 62.75m

 赤白ポールと白プラスチックの三角点表示あり。少し離れた高速道路の方は、斜面になっていて雪山が木の間から見えた。白山かな?と思ったが少し違うようだ。目茶苦茶に歩いたから方向はあやふやだが。高速道路を走る車の音が絶えず聞こえてくる。それを目安に歩き、上手い具合に元の道に辿り着いた。





 15.10分に車までたどり着いた。車を置いた傍の畑に、菜の花が少しだけ花を着けていた。


 樹海の中の三角点探しは、なかなか楽しかった。


 加賀市の三角点




  2014年02月17日(月)3回 加賀市海岸「三角点探訪」


 午後お天気が良くなって曇りになった。思っていたよりも寒くなさそう。三角点を2.3点探して来ようと14.20分に家を出る。



 小松自衛隊の構内に三角点が在る事は知っていた。事前に許可を取るのが面倒で、ほったらかしにしてあったが、先日、夜に自衛隊の外側の道路を走っていた時、ひょっとするとバリケード金網の間から見えるのではないかと思った。



 
⑥ ▲「小芝」四等 2.98m

 そこでナビに三角点の場所を打込み、道路を走り三角点に一番近い地点に車を停め、金網の中を覗き込んだら三角点が在った。保護石に囲まれているから間違いなさそうだ。金網外側に溝があり、飛び越えられそうだが、金網にくっ付いて写真を撮っていると、自衛隊の人が飛んできて、捕まえられそうなので、遠くから撮った。




 橋立町を過ぎ、北前船の資料館や蔵六園を過ぎ、黒崎海岸に急ぐ。「日本元気劇場」と云う施設があったが、今は閉鎖されているようだ。その手前の左側の深田町に
「鏡池」があるので、久しぶりに寄ってみる。ここも源平の戦の古戦場。実盛は出陣に先立ち、髪を黒く染め、形見の鏡をこの池に沈める。今でも鏡は池の底にあると云う。






 黒崎の町は狭い。恐る恐る海の方へ抜け、町の中の空き地に車を置き、歩いて白山神社の前に来たら、大駐車場があった。海水浴の時の駐車場らしい。小山の間の道を抜けたら海が見えてきた。右に加佐の岬に続く遊歩道が登っている。左に片野海岸への遊歩道が降っている。






 直進すると海水浴場に降りる。写真を撮って戻り、加佐の岬への遊歩道を登り出す。旧木曽街道跡と云うのもあるようだ。急坂を登り切ると緩やかな広い遊歩道となる。竹がだいぶはびこっているような感じ。







 
⑦ ▲「黒崎」三等 66.71m

 緩やかな遊歩道の、一番高いと思われる地点。遊歩道の右に在った。遊歩道は竹や雑木で、海は良く見えない。この先進むと旧木曽街道跡があるようだが、行かなかった。






 黒崎の町から片野町の方へ進み、Uターンするように戻り、高台に登ると「鴨池観察館」がある。久しぶりに310円払って入館する。平日で人は少ない。鴨池の鴨も案外と少ない。と思って望遠鏡を覗いたら、池の向こうの端にいっぱい見えた。白鳥も200羽くらいいるとの事だが、只今全員近くの田圃へ食事に出掛けていて、一羽しか残っていない。







 おトイレを借りて直ぐ出てくるつもりだったが、係の人が色々と説明してくれるので長居してしまった。大きな望遠鏡が置いてあるので楽しい。鴨も色んな鴨が居て美しい。






 観察館から大聖寺へ抜けるトンネルの手前の空き地に車を置く。右側の斜面に戻るように細い道が登っている。地図を見ると、ここから
「山明三等三角点」の近くまで、山道が在る事になっている。入口に看板があり「ここは坂網猟の猟区です。猟に影響するので一般人の立ち入り禁止」と書いてある。確か今年の猟句は済んだはず。



 登り切った所に、あちこち台が作ってあり、ここで坂網を投げ上げて鴨を捕獲するらしい。方々に道があったり、途切れて居たりで、三角点に近い山道が見付からなかった。見当をつけて高みを目指して藪を漕いだが、どうも方向が違うようだ。時間も17.00時を越えた。今日は諦めて戻った。次回は大聖寺側からトライしてみよう。


  2012年01月25日(水)2回 加賀市の「三角点探訪」


 
② ▲「花房」 四等 84.54m


 大寒波、平野で積雪50㎝の予報が、朝起きたら全然雪無し。しかし寒い事は確かに寒い。ちょっとだけ三角点探しをして帰りに温泉でも立ち寄ろうと昼ごろ家を出る。「花房点」は前回見付けられなかった。今回はリベンジである。携帯ナビに地理院地図を取り入れたが、このナビは地理院地図では案内はしてくれないし、拡大できないし、方向も変わらない。単に地形の等高線があるのですこし参考になる位。





 しかし地図に三角点の位置は載っているので其処を目的地にして、通常の市街地図で徒歩ナビにして歩くと、画面は山中には道路が無いので真っ白だが、三角点の場所だけは判るし、三角点への方向に矢印が出る。




 この三角点、私は国道細坪信号から入ってすぐの鉄塔巡視路から登った。確認のメールを頂いた加賀市のK様は、さらに奥の最短距離の谷を登られた由。低山徘徊部のО様に頂いた記録に寄れば、さらに奥の村はずれの白山神社から登られたようだ。私はあえて前回と同じコースに入る。




 41番鉄塔を通り、40番鉄塔への分岐を尾根伝いに直進する。途端に藪になるが踏み跡がある。前回到着して探し回った地点より、一度降ってまた登る。前回は降っているのでこの先は進まなかった。
少し登ったら上に三角点が鎮座していた。25分かかった。降りは白山神社の方へ降りようと思い、それらしき尾根を進む。踏み跡があるような感じの藪。左下に建物が見えてきて降りたら、白山神社より100mほど手前の民家の間に出た。道路を戻る。結構長い。



 ⑤ ▲「橘」四等 70.90m



 続いて「橘」三角点を探しに行く。国道より加賀インターのガードをくぐり、「三木小前」信号を左折し、高速道路沿いに進むと橘町に出る。旧北国街道の石碑がある。



 村中に空き地があったので車を止める。高速を通るときいつもこの山を見ていた。北の端に何本も鉄塔が立っている。きっと巡視路が在る筈だが、登り口を探すのが面倒臭い。地図に村はずれの「多知波那神社」の高い階段が記入されている。この階段を登る。神社にお参りして神社の裏の藪に突入。



 平坦な山なので道があるかもしれないと期待していたが、何もない。尾根の上まで登ったら、踏み跡があるような無いような。20分程歩いてそろそろ最高地点かなと思ったら、突然右斜面が切り払われた広場が見えた。斜面下まで切り払われ、新しく植林したようだ。小さな苗が植えてある。何の気なしに中を覗き込んだら白いポールが見えた。三角点のポールとは気付かず何が書いてあるのだろうと、藪から抜けて広場に出たら半分埋まっている三角点の頭が見えた。



 しかしこの地点は最高地点ではない。もう少し先の藪の方が高いような気がするし、この斜面の一番上でもない。偶然にうまく見付けたものだ。木を敷けて周りを見たら加賀低山徘徊部の木札があった。下に高速道路が見える。その上の向こうに鞍掛山が見えた。



 降りはこの植林してある開けた斜面を降りようと思ったが、ずーっと下の様子が判らないので、元の道を神社まで戻った。もう少しで神社を通り過ぎる所だった。カメラが壊れてズームの8倍になりっぱなし。三角点を撮るのにうんと離れなければいけない。弱った。弱った。
 翌日今年初めての大雪が降った。三角点は雪の下。三角点探しはしばし休憩かな。





  2011年04月13日(水)1回 加賀市県境の「三角点探訪」



 
② ▲「花房」四等(見付からず)  


 山仲間のN女史が、押し花教室の展示会に出品したから、暇なら見てください、と云ってきた。場所は加賀市大聖寺の「深田久弥山の文化館」である。お天気が良いので、大聖寺近くの三角点を探し、その帰途に寄り道することにして、一人で出発。しばらく車で走ってから、今日は一人であるので、熊よけの鈴を置いてきたのに気付き取りに戻る。小松より国道8号線を加賀市に向かって走り、大同工業の工場の前の信号「細坪」を左に曲がる。100m程で右の山裾に北電の「鉄塔巡視路」の標示を見付ける。41番へと書いてある。






 国土地理院の地図には、送電線の書き込みがある。三角点は送電線のすぐ南側に在る事になっている。鉄塔巡視路登り口さえ見付けられれば、三角点発見は楽勝と考えていた。遠くから眺めた時、鉄塔が2本見えた。しばらく登ったら41番鉄塔に出た。続いて40番鉄塔に向かう。









 しばらく歩くと、左に道が分岐しているように見えるが、大きな倒木が道をふさいている。直進する道もあるのでそのまま進む。道は笹で覆われてきて、40番鉄塔がなかなか現れない。段々道が下ってきて道も無くなった。









 藪を漕いで、あたりの高みに登ってみるが、三角点らしきものは何もない。しょうが無いのでぶらぶらと戻る。赤い実を付けたのは「アオキ」。









 大きな倒木があった分岐の先に、40番鉄塔があった。注意してみれば鉄塔は透けて見えていたはず。注意が足りないね。鉄塔の先に39番の矢印がある。少し入ってみたら段々下へ降りてゆく。下に道のようなものが見える。







 また鉄塔まで戻って、地図を眺めていろいろ考えるが、どうしても納得がいかない。地図に書き込まれた送電線の位置が、納得いかない。地形とどうしても合わない。送電線の近くに三角点が在る筈だが?。
 これは「コシアブラ」に違いない。独特の匂いがする。今年初めてだ。摘んで帰る。








 送電線を当てにするのはやめて、地形だけを考えて、さっき戻った道をまた進んでみる。地形は広い丘陵地で、あちこち藪を漕いでピークを歩き廻るが何もない。下界も桜は満開、「ヤマザクラ」は今年初めて見た。


 花房(けぶそ)三角点をあきらめて下山。1時間ほど山の中を逍遥していた。四等三角点なんて探す人は居ないようだ。誰一人遇わなかった。



 地図に書き込まれた送電線の位置は、明らかに違っている。それと、最近国土地理院のページに載せてある地図は、送電線が全然消えて無くなっている。地図を載せたが、いずれも登山路は無い。適当に藪を漕ぐ。考えていたところに三角点を見付けるとうれしい。見付からないと悔しい。段々藪漕ぎが面白くなる。



 見知らぬK様より「花房」の三角点を見付けたと情報メールを頂いた。細坪町より谷を詰めた最短距離を登られたとか。やはり送電線は当てにならないようだ。有難うございました。今度また行ってみます。






 ③加賀山 (▲峠・四等 101.63m)





 車まで戻り、国道八号線をさらに福井の方へ進むと、牛ノ谷峠に掛かる。峠の手前の道の広くなった所に車を置く。地図を見ると、電車の牛ノ谷トンネルの真上辺りに三角点が在る。そばを林道が通っている。「峠」と云う名前の三角点である。車から5-60mほどで反対側の林道に入り込む。この林道は荒れていて車は入れない。








 「タムシバ」が咲いている。急に暖かくなっていっぺんに白い花が、目に付くようになった。











 荒れた林道を二・三度曲がると、林道の左側が崖になっており、その上が小さなピークになっている。少し戻って低くなった崖をよじ登り、高みを目指して藪を漕ぐ。三角点は何処だ?。人間のお尻みたいな木を見付けて眺めいる。






 一番の高みには、三角点らしきものは無い。地図を眺めていると、頂上の西の端に記号が書き込んである。段々と斜面を降りながら探してみるが、なにも見当たらない。これは「クロモジ」の木の花らしい。あきらめてまた戻って、林道に降り立つ。










 それでも諦めきれず、林道を進んでピークを回り込んで、戻るようにまた尾根に取り付き、また高みを目指す。「ショウジョウハカマ」がいっぱい咲いている。先程反対側から登った時に、到着した地点辺りまで登り返したとき、白い三角点の標柱を発見。シメシメと安堵。





 ところが三角点が見つからない。なんと落ち葉の下から現れた。四角い石柱ではなくて、丸い金属を埋め込んだセメントの柱である。周りの保護石と同じ色でちょっと見分けがつかない。白い標柱はプラスチックのものが多いが、ここは木である。山の頂上ではなくて斜面である。余程偶然でなければ見付けられないような気がする。
  三角点情報「加賀山」
  三角点名・峠
等級・四等三角点
標高・101.63m




 見付けた満足感で、三角点の傍らに座り込んで、持ってきたデコポンを食べる。今日はリュックは車の中で、鈴を付けた杖だけで歩いている。辺りを見渡したら、頭の上の木に、黄色いテープが付いていた。やはり三角点を探しに来た人が居るらしい。
 


 点の記を調べていたら、住所は、あわら市牛ノ谷、
通称「加賀山」になっていた。ここに加賀山の山名札を提げた。これを見る人はきっと誰も居ないだろうが。



 この山も1時間20分も逍遥していたが、誰一人遇わない。





 
④笠取山 (▲笠取山・四等 88.15m)




 牛ノ谷峠の8号線を戻り、加賀インターの方へ曲がり、高速道路の下を潜った所で、高速に沿って右に登る。高速道路わきに「レンギョウ」の黄色い花、先に桜が満開。左に道が分岐する地点で車を止めて、地図を眺めていたら、畑仕事の夫婦が来て立ち話。この道の先の、高速にかかる橋の向こうから、左に続く道は、昔の
「北国街道」の跡だと教えてくれた。そこで少し登って、左に北国街道の分岐地点に車を置く。


目の前の山が
「笠取山」らしい。ここは高速道路が急に曲がる地点で、高速道路の両側を大きく削って固めてある。工事の為に造られた道路は、鉄柵がしてあり入れない。







 左に山裾の舗装の無い「昔の北国街道」を、藪漕ぎ出来そうな地点を探して、100m程歩いたら、祠に入った地蔵があり、花が供えてあった。











 案内柱に寄れば「宝暦12年(1773)3月末、加賀の千代女、吉崎参詣の往途、ここで俳句を詠んだ。
かさとりの 山や笑ひも もどかしき 尼素園」と書いてある。やはりここは北国街道であり、笠取山に間違いない。







 これは「オドリコソウ」かな。地蔵さんの裏山を、高みを目指して入り込む。藪は案外薄くて歩きやすいが、中々高くて着かない。そのうちに金網の柵に沿って登る事になる。道路公団所有地で、下からずーっと続いているらしい。ひょっとすると三角点は公団の柵の中かなと心配したが。








 三角点は一番高いと思われる地点の、柵の外にあった。プラスチックの白い標識があり、加賀低山徘徊部の三角点探訪の標識は金網に提げてある。この三角点は石標で、探しやすい所にあった。辺りは藪の中で、展望はゼロである。








三角点情報「笠取山」 
三角点名・笠取山
等級・四等三角点
標高・88.15m
所在地・加賀市三木町右
 










 降りに「シュンラン」の大きな株があった。今年初めて見た。










 お地蔵さんまで降り、旧北国街道をずーっと歩き、分岐を左に折れたら、地元の人と話した地点に一回りした。








 
「大蛇山」「加賀山」「笠取山」も、昔の北国街道の側にあるから名前が付けられたものだろう。昔の旅人はこれらの山を眺めながら旅をしたのに間違いない。









 この後「深田久弥山の文化館」に行く。高木寿美絵押花教室展が開かれていて、山仲間のN女史も出展している。文化館の前の土手の桜は満開である。遊覧の屋形船の出発点らしい。深田久弥の文化館は何度も来ているが、今回も覗いてから別館の会場へ回る。





















 押花と云っても、私の考えていたものと違っていた。本物の花が、本物の色と形でデザインされて、額の中に絵として納まっていた。


 これは彼女の作品の一つである。


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