福井県の山逍遥
2006.09.より登山順

   [福井]   藤倉山   643.54m (福井県南越前町)59  
第5回登山 2019.04.13. 新羅神社より登り、頂上手前より光明聖寺跡へ降り、白髭神社に降りる。
第4回登山 2016.05.05. 新羅神社より登り、鍋倉山経由で88ヶ所弘法寺登り口へ降りる。

第3回登山 2014.11.29 新羅神社より登り、頂上手前より光明聖寺跡へ降り、白髭神社に降りる。
第2回登山 2013.04.21 88ヶ所弘法寺より、鍋倉山経由で登る。愛宕山経由で観音堂へ降りる。
第1回登山 2012.05.03 新羅神社より登り、頂上と鍋倉山の鞍部より白髭神社に降りる。

  2019年04月13日(土)5回目 新羅神社-藤倉山-白髭神社


 2月・3月の冬の間、自宅近くの加賀の里山を逍遥していた。逍遥と云うよりは徘徊していたが本当かも知れない。寒かったが思ったより積雪が少なく、カンジキを履く事は無く、スパイクの付いた長靴で徘徊していた。ようやくカタクリ・桜の時期になり、県外の山に目が向くようになった。今日は「藤倉山」である。カタクリ群生地がある。6年前に登った時「白いカタクリ」を見逃している。



 8.00時に加賀ゆめのゆでS女史と待ち合わせ。高速に乗り今庄ICで降りる。今庄町のJR駅が出発点である。駐車場に車を置く9.30分。目の前に
「藤倉山」と「鍋倉山」がそびえている。山に向かって歩き、今庄町の通りを左に折れる。この通りは、旧北陸道で、私の住んでいる自宅前の旧北陸道からここに続いている。






 しばらく歩くと「新羅神社」に出る。桜が咲いている。階段を登って参拝。9.40分。








 神社の裏左に「愛宕山登山道入口」の石柱がある。ここからすぐにカタクリ群生地がある。環境整備費200円の箱がある。






 カタクリの本数が少ない。イノシシかシカの影響だろう。白いカタクリを期待していたが残念。時期的には良かったと思うがな。








 10.10分に「愛宕山」の頂上に到着。4等三角点がある。点名は「燧が城」。昔はここに城があったらしい。






 ここは展望が良い。「日野山」がそびえ、下に今庄の町。







 「タムシバ」が満開だ。暖かくなって一度に咲いたようだ。








 11.20分に関電鉄塔に到着。遠くに白い山が見えた。




 真っ白な山が少しだけ頭を出している。「白山」らしいと直観。手前の雪の山は今年一月に「鬼ヶ岳」で見た白山の位置から考えて、「部子山」らしいな。




 右側に続く山並みは、岐阜県境の能郷白山あたりかなー?。







 天気良好。抹茶休憩。ピンクのイカリソウが咲いている。











 二本目の北電鉄塔を過ぎると、ブナ林となる。12.00時。







 ブナはまだ芽吹いていない。






 12.30分、ようやく前方に反射板のある頂上が見えてきた。









 ここまで登ると「白山」の右に「別山」が見えてきて、まさに白山だ。福井県からでもこんなにはっきりと「白山」が見えるとは思わなかったな。











 反射板のすぐ上に三角点がある。
 三角点情報「藤倉山」
 三角点名・今庄
等級・3等三角点
標高・643.53






 40分ほど居て下山開始。ブナ林迄戻り、途中から「光明聖寺跡」の方へ降りる。







 「クロモジ」の花が咲いている。13.55分に「光明聖寺跡」を通過。








 鉄塔の下で残っお湯で又抹茶を頂く。14.10分。








 今年一番タムシバを見かける。








 「イワカガミ」も今年初見かも。








 15.05分に白髭神社に降り立つ。








 神社前が「カタクリ生育地」になっているが、花は少ない。







 今庄宿本陣跡は桜が満開。









 15.20分に駅駐車場に戻り着く。「羽根曽踊り」が描かれた、駅の看板。この町にある踊りらしい。










  2016年05月05日(祝)4回目 新羅神社-藤倉山-鍋倉山-弘法寺口




 私の大型連休最終日、今年はカタクリを見に行こうと考えていて機会が無かった
「藤倉山」にした。3年前に一度88ヶ所登山口より一周した事がある。今度は燧ヶ城址がら反対周りに一周の予定である。今庄町のJR駅横の駐車場に8.50分に車を置く。9.00時に新羅神社、今日はお祭りらしく用意している。







 本殿横に登山口がある。「藤倉山ハイキングコース入口」とか「愛宕山登山道入口」とか「カタクリ」とか「クマに注意」とか、いろいろの看板。








 カタクリ群生地に入るのに、「獣害防護柵」が出来ていた。カタクリを守るため、扉を開いた際必ず閉じてください、と書いてある。今年のカタクリは駄目だったと伝え聞いていた。鹿かイノシシらしい。






 アズキナシ?         ツクバネウツギ       愛宕山三角点



 愛宕山の燧ヶ城址より、下に今庄駅が見え置いた車が見える。9.30分。




 新緑の雑木林を登って行く。




 10.20分に関西電力の鉄塔に到着。鉄塔は二つの二重になっている。




 10.55分に北陸電力の鉄塔通過。この辺りからブナの木が多くなる。






 11.05分。分岐の新しい標識に出た。今回の標識は時間が細かい。まさに分単位。誰が調べたのだろう。白髭神社の降り方向は「光明聖寺跡」を通って白髭神社へ降りるものである。



 ここから藤倉山頂上までは、ブナの林が続いて気持ちが良い。








 11.20分に頂上到着。日野山の左の遠くに、福井平野が見える。




 日野山の右側の写真。山は日野山から続く能見ヶ岳と岩谷山。家へ帰ってから地理院地図と照らし合わせていたら、平地の小さい山は「三ヶ所山」。日野川にかかる橋の上の山は「杣山」と判明。





 頂上に着いたときは誰も居なかったが、3人ほど反対の鍋倉山の方から登って来た。私の登った燧ヶ城址の方から、今日は登った人は居無い様だ。昼食。


 反射板のある地点の、ちょっと上に三角点ある空き地。展望なし。


 下山開始。しばらくは平坦なブナ林が続く。





















 500mほど進んで、右に小さい尾根の急坂を降りだす。直進する尾根には道は無く、入り込まぬよう木の枝が並べてある。今年ホノケ山に登った時に情報を集めていて、藤倉山のこの尾根をまっすぐ進み、尾根伝いでホノケ山まで歩いた記録があった。健脚の人はいるものだね。








 素敵なブナ林を降って行くと、向かいに「鍋倉山」が見えてくる。とても高く見えるなー。









 一番下がった所に分岐があり、新しい標識がある。右に降ると「藤倉権現跡」に出て「白髭神社」に降りる。12.35分。
 ここから鍋倉山の登りは、17分と書いてある。







 思ったほど辛くなく登れた。鍋倉山は平たい尾根が続き、何処が頂上か判らない。特に頂上標識は無い。やがて急な坂を下ると、途中に北電鉄塔がある。13.20分。






 鞍部まで降りてさらに弘法寺の方へ登り出す。関電鉄塔が見えてくると弘法寺は近い。


 やっとこれで登りは無くなる。越えてきた藤倉山と鍋倉山を振り返る。












 13.55分に弘法寺に到着。誰も居ない。


















 200mほど進むと石碑があり、祠がある。その後ろに電波施設があり、三角点がある。14.05分。





 ここは分岐であり、湯尾峠に降りる道が分岐している。


 ここから八十八ヶ所登り口の方へ降りる。ジグザグの急坂である。


 祠に入った石像が続く。88体あるのか?。








 だいぶ降りてきた。線路が見える。












 14.55分にようやく登山口に降り立った。あとはぶらぶらと駅まで歩くのみ。









     ★次項2016年第40回登山は、5/13福井県の「杣山」へ★






   2014年11月29日(土)3回目 新羅神社-藤倉山-白髭神社


 この間奈良の帰りに、高速で今庄辺りを通過した時、里山が紅葉して綺麗だった。そういえば「藤倉山」も「ホノケ山」も、春ばかりで秋には登っていない。一度秋に登って見たいと思った。メールで呼びかけて、晴れそうな日曜日は「ホノケ山」に決まったので、今日は
「藤倉山」にした。
雨が降っているが、明日は晴れで、その後は大寒波が来るようだ。午後から雨が止む予報。


 雨が止むのを待ちきれず、雨の中を高速に乗らず国道8号線で、福井県今庄町を目指す。武生を過ぎて国道365号に入り、今庄駅の駐車場に車を置く。未だ小雨が降っていたが、しばらく待って居たら10.45分頃に予定通り雨が止んだ。出発。以後曇っていたが戻るまで雨具は必要なかった。



 11.20分「燧ヶ城址」。碑の裏を読むと、木曽義仲が平惟盛を討つため築城。のち今庄入道浄慶が居城として、足利軍に属し新田義貞を攻め、のち一向一揆軍が立て籠もり、信長軍に敗れ廃城。「義仲の寝覚めの山か月悲し 芭蕉」「すって出る燧ヶ城の月日かな 千代女」と書いてある。




 関電の二本鉄塔の下よりの眺め。







 13.20分に頂上到着。




 天気が悪いのですぐ戻り、ブナ林の中の分岐を、光明聖寺跡の方へ左に降りる。鉄塔巡視路と重複しているようだ。この道は初めてである。







 光明聖寺跡を通り、鉄塔二ヶ所を過ぎ、御神燈の地蔵より、白髭神社に降りた。15.05分。地図を作ってみたが、分岐から光明聖寺や藤倉権現へ降りる道は、不正確である。



         ●次項2014年第80回登山は、11/30日福井県「ホノケ山」へ●






  2013年04月21日(日)2回目 弘法寺口-鍋倉山-藤倉山-新羅神社


 去年
「藤倉山」に初めて登って、天気は悪かったが素敵なブナ林があった。去年よりもちょっと時期早いので、ひょっとするとカタクリも残っているかも知れない。ブナの新緑も見えるかも知れない。お天気は悪いが段々と良くなる予報。前回は「鍋倉山」に登らなかったので、今回は弘法寺から鍋倉山を経由して、藤倉山周回の予定。





 今庄駅広場で待ち合わせ。N氏車は4名。私の車は2名。6名と云うのは「里山逍遥の会」としては最多人数である。向うに見える鍋倉山は雲が掛かっている。9.00時に出発。








 今庄町は、旧北陸道の宿場町だったので、当時の雰囲気のある通りを歩いてゆく。







 町を抜け、JR踏切を渡らずに線路沿いの道を行くと、「弘法寺」へ登る登山路がある。銅像や石仏が幾つも並んでいる。登山口9.20分。








 どうやら今日はお祭りらしい。旗が並び子供たちも登って行く。








 「弘法寺」は弘法大師ゆかりの寺らしい。八十八ヶ所霊山の石碑があり、参道には次から次へと石仏が置いてある。







 雨に濡れているが赤い「イカリソウ」と、黄色い「ヤマブキ」が咲いている。








 石仏の並ぶ登山路はジグザグに登って行く。








 9.55分、尾根上の小さなお堂に着く。湯尾峠からの登山路が合流している。







 このお堂の後ろに三角点が在った。
 三角点情報
三角点名・八ヶ所
等級・4等三角点
標高・338.30m
 






 その先の石段を登ると「観道山弘法寺」に着いた。受付があり町の人がいっぱい登って来ている。本堂の中は満員のようだ。10.05分。








 
お寺を過ぎて段々と降って行く。








 「ヨウラク」








 
「ユキグニツバキ」かな。








 鉄塔を過ぎ、急な坂を登ると、10.50分に「鍋倉山」の頂上に着く。展望無し。








 ここからまた急坂を下る。11.05分、鞍部の「鳥山跡」に到着。前回は藤倉頂上からここまで来て、直接今庄町へ降りた。ここから又、藤倉山への登りが始まる。振り返ると越えてきた鍋倉山が大きく見える。





 ホノケ山から藤倉山に続く尾根へ登る。尾根が近づいてくるとブナ林となる。新緑が素晴らしい。





 朝まで雨だったので、ブナの木の幹が濡れていて黒い。ブナの木は大きな枝で雨を受け止め、雨は幹を伝って地面に降りる。






 11.45分に尾根の上に到達。ここから左に尾根の上を平行に進んでゆく。ここまで上がると、ブナの新緑には少し早いようだ。








 
12.00時に、反射板のある藤倉山頂上に到着。三角点の横に陣取って昼食。愛宕山の方から団体さんが到着。








 今日の6人のメンバーで記念撮影。初めてお会いする方が二人いる。






 
反射板下より平野が見える。近くの大きい山は「日野山」。その向こうの山は「文殊山」その向こうが福井市街らしい。




 13.00時に下山開始。こちらもブナの林が続く。天気が良くなりブナの木の幹が白く乾いてきた。







 
此処のブナ林歩きも気持ちが良い。









 
「クロモジ」の木の花。








 
鉄塔を2か所通る。鉄塔の下から、今庄駅に置いた自分の車が見えた。








 
赤い「イカリソウ」。石川県ではお目に掛かれない。







 
麓の「カタクリ」の群生地。少しは期待していたのだが、もうほとんど終わっていた。分岐で新羅神社の方へ降りずに、観音堂の方へ降りた。前回は神社の方から登ったので、今回は観音堂の方へ降りたのだが、神社の方へ降りたN氏より、白いカタクリが残っていたよ、と聞かされショック。残念。




 14.30分に、駅に置いた車に帰り着く。駅前に大型バスが停まっていた。大阪からの団体さんの車だった。藤倉山は人気の山らしい。



             
**次回登山は、4/23福井県「大谷山」へ**






  2012年05月03日(祝)初登山 新羅神社-藤倉山-白髭神社


 連休後半は福井県の里山を歩く予定が、太平洋側を中心に大荒れの予報。日本海側も一日中ほとんど雨の予報。
「藤倉山」を登っていない相棒も、早々と昨日不参加を電話してきた。S女史から夕刻やめましょうかと云ってきたので、中止をメールした。


 ところが朝起きたら曇っているが雨は降っていない。よほどS女史に、お誘いメールしょうと思ったが、やめて一人で高速に乗る。「藤倉山」は四日前の「杣山」の近くである。あの時「はす花温泉」で今庄町の「カタクリ群生地」のチラシを見付けた。藤倉山の登り口に大きなカタクリ群生地があるようだ。


 今庄インターで降りて、国道365号線を進むと今庄町があり、JR今庄駅がある。駅前の案内板を眺めたら、観音堂と新羅神社から、愛宕山経由で藤倉山への登山道がある。神社前まで車で行ってみたが、昔の宿場町今庄の通りで、狭くて車を置く所が無い。また戻って今庄駅駐車場に車を置く。8.40分。






 靴を履きかえて町中を少し歩いて、「新羅神社」の鳥居をくぐり、石段を登る。本殿にお参りして登山口を探す。








 神社の左奥に「愛宕山登山道入口」の石碑がある。「藤倉山ハイキングコース入口」の標識もある。







 神社の裏山の斜面が「カタクリの群生地」である。葉っぱは残っていて、花は種になりかかっている。カタクリは無いが、いろんな花が咲いていてうれしい。これは「ホウチャクソウ」。今年の初見。







 ピンクの「イカリソウ」も咲いている。石川県では白しか見掛けないが、福井県はピンクが多い。








 「チゴユリ」の群落もある。









 「ユキザサ」も見付けた。これも今年の初見。







 観音堂からの遊歩道が合流してくる。ここから観音堂への周回路がカタクリをめぐる道だ。カタクリ見物はここまでの縄が張ってある。カタクリの実。







 縄を跨いで登って行くと「愛宕山」の頂上に出る。9.30分。ここは「燧ヶ城址」で、源平の頃は木曽義仲、南北朝の時は新田義貞、戦国時代は一向一揆、と色々関係しているらしい。石垣が残り「燧ヶ城志址」の石碑がある。





 今庄の町が少し覗ける。石碑の横の台地に三角点が在る。
三角点情報「愛宕山」 
 三角点名・燧ヶ城
等級・4等三角点
標高・269.98m






 藤倉山ハイキングコースの標識があり、登山路はさらに続いている。10.05分「関西電力北陸幹線乙147」の鉄塔に到着。この鉄塔は複線で、すぐ上にもう一本ある。








 登ってみると目の下に今庄の町が全部見える。新緑の「ナラ」の林を登って行く。気持ちのいい道だ。







 10.30分、今度は「北陸電力敦賀線14」の鉄塔に出た。大きな一本の鉄塔だ。ここまで登ってきたら、ガスに包まれていて何も見えない。







 ここら辺りから「ブナ」の林になる。









 10.40分、右の谷からの登山路が合流。ここから降ると「光明聖寺跡」という所に出て、白髭神社に出るらしい。頂上まで0.4kmと書いてある。ここから頂上までは、まことに素敵なブナの林だった。




 折からの濃霧で、まことに幻想的。朝から一人きり。霧の中から美女でも現れないかなー。まことに寂しいー。






 10.50分、頂上到着。電波反射板がある。霧で何も見えず。晴れていれば展望は良さそう。
 三角点情報「藤倉山」
 三角点名・今庄
等級・3等三角点
標高・643.54m






 造ってきた「山名札」を提げようとしたら、なんと名前を間違えているのに気付いた。「藤倉山」が「藤倉岳」になっている。だいぶボケが進んできた。
 岳→山です。済みません。持って帰るのも癪だから、少し離れた所に提げてきた。悪しからず。申し訳ない。昼食。菓子パンに缶コーヒー。





 今日は天気が悪いだろうから、さっさと元の道を降りる予定だったが、まだ雨にも降られない。それならば、先程の分岐を光明聖寺跡にでも降りてみようか、と考えて地理院地図を眺めていた。地図には光明聖寺跡に降りる道の記入は無いが、この先を少し進むと、右に降りる登山路が記入してある。その登山路は白髭神社に続いている。そういえば駅前の案内板の地図にも、そんな道が記入してあったようだ。案内本のように鍋倉山を越えると大変大回りで、時間が掛かりそうだ。直接白髭神社へ降りてみようと考えた。



 頂上から、「鍋倉山、八十八ヶ所」の方へ降りる。八十八ヶ所と云うのは、鍋倉山方面から登るときの弘法寺の事らしい。素晴らしいブナの林を通る。あまり大木は無い。




 変わった形のブナがある。




 いきなり登山路は右に曲がり「鍋倉山・八十八ヶ所、湯尾峠・今庄市街」の標識に出た。地図に載っている登山路の分岐は無かった。いつの間にかだいぶ進んでしまった。戻るのも癪だから、いざとなったら鍋倉山を越えようと腹をくくった。細い木のブナ林をどんどん降りて行く。





 だいぶ降ったら霧が晴れてきて、前方に大きな山が見えてきた。あれが鍋倉山らしい。うわー大変だと思っていたら、一番鞍部で右に分岐道を見付けた。標識があり、ここは鳥山跡であり降れば藤倉権現に出る、と書いてある。またこれより下ると御神燈へ至る、という標識もある。鍋倉山方面には「山頂より八十八ヶ所に至る」の標識もある。11.50分。






 この山には二通りの標識があり、統一が取れていない感じだ。下山路は山の斜面に付けられた比較的新しい登山路で、少し荒れている。ずーっとタイガーロープが続いているが、雪害でずたずたになっている。霧の中から人間の美女は現れなかったが、カモシカの美女が現われた?。男かな?。そばへ寄ったら逃げられた。







 藤倉権現跡を通る。12.10分。ここからは地理院地図に書き込まれている登山路に合流したようだ。








 藤倉権現からさらに降りると、右から登山路が合流してきた。「藤勝寺跡・藤倉山」と書いてある。たぶん光明聖寺跡の事だと思うが判らない。「御神燈・白髭神社」の方へ降りる。
 登るときに通った鉄塔の続きの、一本の鉄塔と、二本の鉄塔の下を通る。谷を隔てた向かいに、朝通った鉄塔が繋がっている。





 12.50分、御神燈と云う小さな祠を通る。13.00時に白髭神社の本殿の横に出た。長い長い石段を降りて鳥居を出ると今庄町の外ずれだ。駅はどっち方面と村人に聞いたら親切に教えてくれた。








 今庄町の中を通る、昔の北陸道をぶらぶらと歩く。宿場町の雰囲気が残っている。建物も幾つも保存されている。町の中を通った事が無いので、こんないい町とは知らなかった。13.20分、駅に置いた車に到着。駅前から藤倉山が見えた。真ん中の一番高く見える所に一本鉄塔、その右の低い山が藤倉山で、反射板が見える。



 車で帰る途中で雨が降り出した。


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