2006.09.より登山順
[日本百名山] 焼岳 2.444m (岐阜・長野県) 34 上高地トレッキング |
第6回 2023.08.07. 河童橋より明神池。 第5回 2019.08.12. 河童橋より明神池。河童橋まで戻り、田代橋より戻る。 第4回 2018.10.20-21. 大正池-田代橋より歩き焼岳小屋泊。翌日焼岳を往復して河童橋へ下山。 第3回 2018.07.21. 大正池より梓川右岸を河童橋・明神池まで歩き、左岸を河童橋・バスターミナルと戻る。 第2回 2011.10.26-27 乗鞍高原と上高地を散策。 第1回 2010.08.30. 旧安房峠の途中、新中ノ湯コースより、焼岳頂上を往復。 |
2023年08月07日(月)6回 河童橋-明神池-「上高地散策」 最近の健康登山は、猛暑の低山ばかりで、半分熱中症で徘徊している。何とか涼しい所は無いかと考えて「上高地」を思い出した。今日は一人だし、車も直ってきたし朝5時に出発。国道41号で神岡を通り平湯温泉の「あかんだな駐車場に8時に着いた。 ここから「上高地」に直通バスが出ている。上高地は自家用車では乗り入れできない。 9時に上高地バスターミナルに到着。今日はちょっと天気が悪い。 すぐ出発。梓川の堤防に上がる。向こうに「河童橋」が見える。 河童橋はいつも賑わっている。 河童橋を渡る。橋の上より川下に「焼岳」 河童橋を渡り梓川の右岸を「明神池」まで歩く予定。「奥穂高」の稜線は雲の中。 自然探勝路の標識。河童橋より0.2km。この先明神池まで3.3km。 探勝路を行く。辺りが開けてきた。 「岳沢湿原」と呼ばれる地点。山は明神岳かな。 「岳沢」分岐。前穂・奥穂へ登れるらしい。 探勝路は多くの人が歩いている。 梓川はあちこち別れていて、何処が本流か判らない。焼岳が見える。 オタカラコウ サラシナショウマ 上高地は標高が1500mほどあり、水かいっぱい流れているので、やはり涼しい。 向こうに「明神橋」が見えてきた。堤防より降りて「明神池」の方へ向かう。 「嘉門次小屋」がある。食事をする人で賑わっている。57年前にこの小屋に泊まった事がある。燕から常念を越えてここへ降りてきた。 拝観料を払って「明神一之池」に入る。湧水の様で透き通っている。 桟橋が伸びている。 すぐ隣に「明神二之池」がある。こちらは日本庭園みたいな感じ。岩に腰掛休憩。 明神橋を渡って、梓川左岸に戻る。 山小屋明神館に出た。「穂高奥宮」明神池参道。明神岳が奥宮らしい。 ここから広い道を河童橋まで戻る。「明神岳」が目の前。ヘルメットの人が多い。穂高から戻ってきたのだろう。 ジャコウソウ ソバナ 突然猿が道路に出てきた。立札によれば、目を合わせるなと書いてあった。知らぬ顔をしていたら道路を横切って行った。 「小梨平」のキャンプ場を抜ける。 河童橋まで戻ってきた。大正池まで歩こうかと思っていたが、疲れたのでここで散策を終わりとしよう。 トリカブトが咲いていた。 以前バスが混んで待たされた事がある。早めのバスに乗ろう。14時のバスに乗れた。帰り道、神岡辺りで強い雨になった。上高地で降られなくて良かったな。 ■次回登山は、8/14「橋立自然公園」へ■ 2019年08月12日(休)5回 河童橋-明神池-「上高地散策」 去年も今頃一人で、上高地を散策した。毎日猛暑で涼しい所を歩きたいが、一人で歩けるのは「上高地」位しか思い浮かばない。 昨日は「山の日」で今日は振替休日。混むことは判っていたが一人で「上高地」へ遊びに行く。7.00時に平湯温泉アカンダナ駐車場に到着。駐車場はぎっしり満車、何とか留める。 8.05分に上高地のバスセンターに到着。今日はここから歩く予定。 すぐ「梓川」の岸辺に行く。穂高稜線が見える。 「河童橋」が見えてきた。 河童橋は渡らずに、小梨平に進む。去年登った「焼岳」が近い。 トリカブト オタカラコウ センジュガンピ 明神が近づくと「明神岳」が目の前にそびえてくる。 9.30分に「明神橋」を渡る。 「嘉門次小屋」の前の、レリーフの前の木株に腰を掛けて休憩。大勢の人が押しかけている。一休みの後300円払って明神池へ。一の池はまことに神秘な場所である。二の池は庭園みたいな雰囲気。 キツリフネ 明神池から河童橋の方へ、梓川の反対岸を歩いて戻る。河童橋付近より穂高岳方面、岸辺には早くもススキが穂を出している。 河童橋を渡らずに「田代橋」の方へ進む。去年とは反対周りをしている。 ウエストン碑12.30分 ヤナギラン オダマキ 「田代橋」を渡ってバスターミナルの方へ戻る。上高地のトレッキングコースは、梓川のふちを歩くので、意外と涼しい。六百山と霞沢岳らしい。 六百山と明神岳と穂高連峰と梓川と。 帰りのバスが混むことは予想していた。14.00時前にバスターミナルに着いたのに、長蛇の列。 1時間以上も並んで、アカンダナ駐車場に着いたのは15.30分。後は自宅まで3時間かーー。 携帯歩数計21.000歩だった。 ■次回登山は、8/17「茶臼山」へ■ 2018年10月20-21日(土日)4回 大正池-「焼岳」-河童橋 第一日目10月20日(土) S女史とN女史の三人で「焼岳」挑戦することになった。三度目の正直である。9/8-9日に予定していたが大雨で断念して一週間延ばした。一週間後の9/15-16は又も台風で、出発したが焼岳は登山コースが危ないと感じて、隣の「乗鞍岳」に登って来た。そして今回の三度目、何とかお天気は良さそうである。 小松を4.30分に出発。高速を富山で降り国道41号で神岡町へ。ここから国道471号で平湯温泉へ。温泉から旧安房峠の方へ少し登ると、「アカンダナ駐車場」がある。ここが「上高地」へのシャトルバスの出発地点である。7.30分に到着。7.50分のバスに乗る。 8.15分頃に早くも「大正池」に到着。バス停の横からからすぐすぐ大正池湖畔に降りる。風が無く池に「焼岳」が逆さに映る。空に薄雲が広がり、ちょっと色が悪い。 「穂高連峰」も池に映る。 「焼岳」の右の稜線の一番低い所辺りに「焼岳小屋」があるはずだ。小さい小屋で昨日予約した。 「田代池」。3ヶ月前に歩いている。8.45分。 「田代湿原」。草紅葉と穂高連峰。 「田代橋」と「穂高橋」を渡る。向こうに上高地温泉ホテルが見える。9.10分。 ここから温泉ホテルと反対側に、戻るように「焼岳」の方へ進む。800m先右に「焼岳登山口」がある。9.30分。登山口に座り込んで朝食。初めはブナ、トチ、シラビソ、カラマツの林を進む。前方に焼岳の見える所もある。 段々と傾斜が急になり、ハシゴが何か所も出てくる右側が「峠沢」と云う沢になる。水は流れ。れてはいない。火山の砂が大きくえぐられた崩壊の谷である。最後にとてつもない長いハシゴが現れた。しかも垂直に近い。上から誰も降りてこない事を確かめて、一人ずつ登る。少し天気が悪くなった。S女史いつの間にかリュックカバーを付けている。少し寒い。霧が出てきた。三番目に一歩ずつしがみついて登る。上で心配して仲間が待っていた。 長いハシゴの先に、今度は大きな一枚板の、岩というか石というか手掛かりの少ない石の上を恐る恐る登る。二か所ある。それを登り切ると森林限界が過ぎたようで、笹原になった。後ろが深い崩壊の川。本当は焼岳が見えるのだろうが、霧で何も見えない。この笹の急斜面をジグザグに登る。 13.15分に急坂を登り切る。地図に「新中尾峠」と記入がある。ここから100mほど下ると「焼岳小屋」があった。13.20分。小雨が降ってきたが、何とか雨具を着ることなく小屋に到着した。すぐ小屋に入る。実に小さな小屋である。二階の屋根裏が寝床らしい。 ここまで食事が出来なかったので、食堂で昼食。二階は狭いのでリュックは土間に置く。二階一面に布団が敷いてあり、場所を指定される。私は布団に入って一休み。二人はストーブの入った食堂で談笑らしい。 トイレは別棟。15.00頃トイレに行く。雨は止んでいて、登って来た方に焼岳らしきものが見えた。天気予報は明日は全国的に行楽日和との事。期待しよう。 18.00時に食事。宿泊は20人くらい。外人も居る。食事の最初に全員に梅酒が出た。20時消灯。トイレにはヘッドランプ必要。二階への上下は垂直のハシゴ。 第二日目10月21日(日) 夜中にトイレに出たら満天の星だった。食事前の5.40分頃外に出たら焼岳に光が差してきた。小屋前の水たまりは氷が張っていた。一面に霜も降りている。 6時から朝食。 すぐ用意して6.30分に出発。先に行くよと声かけて歩き出す。この小屋には「上高地」からと「西穂山荘」からと「中尾温泉」からの3本の登山路が集中している。焼岳の登山口は小屋の先30mほどに、標識があり折り返すように登って行く。 ちょっと登ると目の前にドカンと「焼岳」が現れた。目の前に小さなピークがあり「展望台」と呼ばれるピークらしい。 右側に「笠岳」が見えてきた。左端の山はこのあいだ登った「福地山」らしい。下に見えるのが福地温泉らしい。あそこから福地山に登ったのだ。 6.50分に展望台ピークに到着。振り返ると穂高連峰が頭を出してきた。槍ヶ岳はまだ手前の山の陰である。 ピークからは一度「中尾峠」へ降りてゆく。登山路は崩壊川・峠沢を途中で横切り、左側より頂上ピークの左鞍部に登る様だ。 7.05分に「中尾峠」に降り立つ。中尾温泉からの登山路が登ってきている。ここの標高は2.100mほど。ここから標高差350mほどの急坂が頂上まで続く。 素晴らしい天気。穂高連峰の左に「槍ヶ岳」が顔を出してきた。右側に「上高地」が見えてきた。左は「笠岳」。 白いのが「奥穂高岳」。右が「前穂高岳」。手前が「西穂高岳」。左に「槍ヶ岳」。 荒涼とした荒れ地を行く。あちこちに噴煙が上がる。 先行二人、重荷をナップザックに替えて、さっさと追い越して行った。 高度感が凄い。 上高地が俯瞰できる。遠くの山並みは「蝶ヶ岳」「常念岳」辺りかな?。 ようやく頂上下の肩が見えてきた。最初に焼岳へ登った時は、向こう側からあの肩に登り着いた。 肩まで登り着いた。あと一息だ。 9.00時に焼岳頂上に到着。待ち構えていた二人と早速記念撮影。 こちらは登って来た方向。真ん中が「槍穂高」。右下が「上高地」、左は「笠ヶ岳」 こちらは登って来た方の反対側。すぐ前に「焼岳南峰」。三角点がありここより少し高いが、危険なため登頂禁止になっている。誰か一人登っている。遠くの山は「乗鞍岳」である。 下に「大正池」が見え、上は「霞沢岳」。焼岳より高い山だ。 上高地の中心地「河童橋」付近。今日はあそこ迄いっぺんに下る。私にとっては大変だ。 遠くにふるさとの山「白山」が見えた。 山の間に「焼岳小屋」の屋根が見えた。 今日は日曜日。大勢が日帰り登山で登ってくる 大勢登ってきている。 今日は10月21日。11月生まれの私は、81才の誕生日までひと月をを切っている。今日の登山を81才の記念登山にしようと勝手に考えた。 少し早いが9.40分頃下山開始。 まれにみる好天気。写真を撮るのに忙しく、焼岳小屋到着は11.50分。二人が待ち構えていた。実はこの先長いハシゴが怖いので、ハシゴ迄一緒に行動するように頼んであった。小屋から笹原の斜面を降りると、下に大正池が見え背後に霞沢岳。長いハシゴも無事通過。二人には先へ行ってもらう。小さいハシゴを幾つも越えて、こんなに長かったかなーと考えながら登山口に15.10分に到着。ウエストン碑を15.40分通過。 梓川のふちを急ぎ、 16.00時にようやく河童橋に到着。待ちくたびれた二人がすぐ現れた。あんまり遅いので何かあったのかと心配していたと云う。これでも心配させるのが嫌で、一生懸命歩いたのにーー。河童橋上からの穂高連峰は、上が雲にかかっていた。焼岳の写真を撮りたかったが、夕日が焼岳の上に有り、逆光で撮ることが出来なかった。 平湯行きのバスは長い行列が出来ていたが、次から次へとバスを出してくれて、17.10分に駐車場に到着。 すぐ平湯の森でお風呂に入って帰る。小松には21.30分になった。 ■次回登山は、10/25小松市最高峰「越前甲山」へ■ 2018年07月21日(土)3回目 大正池-河童橋-明神池-河童橋 今年は異常気候だ。7月の初めに早くも梅雨明けで、豪雨で200人以上の被害が出て、追い打ちをかけて危険な猛暑が続く。老人は外出を控えるようにとニュースが流れる。老人としては発表会も終わり、少しでも歩きたいと考えている。どうせもう高い山は登れないし、歩く事を主に尾瀬沼を歩いてい来た。今日は一人なので何処へ行こうか考えたが、「上高地」が涼しそうでちょっと歩いて来ようと考えた。4.30分に家を出る。高速で富山インターまで行くが、今は途中のパーキングにコンビニがあり実に便利。朝食を取りお弁当を買って、国道41号で神岡まで行き平湯温泉へ。 平湯温泉バス停付近は車を置くところが無く、あかんだな駐車場に廻される。旧の安房峠に登る国道を少し登ると、市の大きな有料駐車場がある。7.30分に到着。今ではここが「上高地」へ入るバスの始発点になっていた。すぐ下に大きな建物とバス停があり、7.50分のバスに乗る。平湯温泉バス停に寄り、安房峠トンネルを抜けて上高地に入る。一番初めの「大正池バス停」で降りる。8.20分頃に到着。ホテルレストランと売店があり、すぐ横に大正池に降りる自然研究路という遊歩道がある。池が透けて見える。 大正時代に焼岳が噴火して、川がせき止められてできた「大正池」。穂高連峰が見える。 「焼岳」が湖面に映っている。 大正池も梓川の一部なのだろう。梓川の左岸を少し進むと池の中に枯れ木がある。昔はもっと多かったような気がする。 遊歩道は光が遮られて涼しい。天然のカラマツが多いようだ。大正池バス停で降りた人は、もうとっくに先へ行ってしまった。 「田代湿原」へ出た。ワタスゲの湿原の上に穂高連峰がそびえている。立て札よれば、真ん中の溝が「岳沢」で、釣り尾根の右が「前穂高岳」左が「奥穂高岳」。一番右が「明神岳」一番左が「西穂高岳」である。 「田代池」に寄る。向こうに見える「霞沢岳」に降った雨が伏流水となって湧いて出ているらしい。今は浅いが、昔は深かったらしい。今は池と云うより川になったようだ。 「田代橋」を渡って梓川の右岸へ渡る。上高地温泉でホテルが二つある。上に「焼岳」が覗く。 その先に「ウエストン碑」がある。立て札に寄れば、英人牧師のウエストンが明治21年(1888)より7年間の日本滞在中に、槍・穂高の山々に登り、我が国に近代登山の意識をもたらした。 10.15分に「河童橋」の右岸に到着。 橋の上から、歩いて来た「焼岳」方面を振り返る。 今日はこのまま、梓川の右岸を「明神池」の方へ歩く予定。 明神池に近づくと、方々に川が流れている。梓川の一部だと思うがー。 明神橋の手前に近づくと鳥居があり、明神岳の山裾に穂高神社の奥宮がある。神社の手前に「嘉門次小屋」がある。神社にお参りして300円払って池の方へ入る。「一之池」。12.15分。 隣に「二之池」がある。日本庭園風だ。 池の手前の「嘉門次小屋」は大賑わいである。丁度お昼で食事をしている観光客が多い。 その一番はずれに、昔の「嘉門次小屋」が残されている。 1967年と云うから、今から51年も昔、従弟と二人で、燕岳から常念岳を越え蝶ヶ岳から上高地に降りて、この「嘉門次小屋」に泊まった事がある。写真が無いかと探して引っ張り出してきた。この小屋の中で寝た覚えがある。上高地も初めてだったかも知れない。従弟の久保君と、暮れ行く梓川の河原で長い間感慨にふけっていたけなー。 「明神橋」を渡って梓川の左岸に出る。ここからは左岸をバス停まで戻る予定。明神館という宿の前で大休憩。飲物自動販売機がある。地理院地図に計測機能があるので家で調べてみたら8キロを超えていた。たったの8.5キロかとガッカリしたが、結構疲れた。戻るのに後4キロかな。 14.20分に、河童橋の左岸に戻ってきた。結構暑くなってきたので河辺は人で一杯。 人がいっぱいでバスが混むのが嫌で、すぐバスターミナルに急いだら、14.30分のバスが改札していた。満員だが補助イスにうまい事すべり込む。15.00時に「あかんだな駐車場」に到着。 のんびりと休み休みと歩いたが、携帯の万歩計を見たら28.000歩近く歩いた事になっていた。 ■次回登山は、7/28-29-30、東北「岩木山・八甲田山・八幡平」へ■ 2011年10月26-27日(水木)2回目 乗鞍高原・「上高地散策」 今回は登山じゃなくて温泉旅行。乗鞍高原のペンションに一泊。翌日快晴だったので、上高地を散策してきた。去年登った「焼岳」が目の前に聳えていた。懐かしいので写真を載せた。 富山から国道41号線。神岡で国道471号。平湯温泉から、旧の国道・安房峠を登る。去年この道の途中から焼岳に登った。峠の上から鉄塔路を登り、焼岳を寫しに行ったが、頂上は雲に覆われていた。右の「安房山」は雪がほんのりと積もっている。 乗鞍高原の「善五郎の滝」を見に行った。滝の向こうに「乗鞍岳」が見える。杖を付いて歩いていったが、途中足を取られて前へばったりと倒れた。雑木林の中で、落ち葉がいっぱいで、事無きを得た。 翌日快晴。沢渡に車を置いて「上高地」に入る。釜トンネルが新しくなって、バスでも交差できる。昔は大変だった。河童橋の向こうに「奥穂高岳」が見える。登った事が無いので、パンフレットでピークの名前を確認する。 去年登った「焼岳」が近い。落葉松が黄色く紅葉して綺麗だ。 焼岳の頂上をアップで撮って、パソコンで拡大してみたら、頂上の標識と人影が見えた。去年はこの裏側から鞍部に登り着き、白い煙の横を通って頂上にたどり着いた。 「明神岳」の上に「前穂高岳」。それに続くピークは、やはり詳しく判らない。 反対側は、六百山か徳本峠の方だが、落葉松が良い。 高山を抜けて、東海北陸道に乗る。便利になった。 2010年08月30日(月)初登山 安房峠中ノ湯より「焼岳」往復 「焼岳」は日帰りで軽々と登れる山でないと思っていた。所が先日、新穂高温泉へ遊びに行ったとき、旅館で焼岳から降りてきた登山客の話を聞いていたら、ひょっとすると私でも登れるかな、という気がした。相棒も日帰りで登っている。そんな折、S女史が登りたいと言ってきた。それならばと登ろうとすぐ決めた。相棒は用事があり今回は欠席。 小松を早朝5.30に出発。北陸高速道を走り、小矢部より東海北陸道に入り、「飛騨清見インター」で出て高山に向かう。高山までのこの区間は無料である。国道41号線を富山の方へ少し戻り、高山市内を避けて平湯温泉を目指す。平湯温泉から、安房トンネルを抜ける。今までは有料700円だったが、今は高速料金の無料化試験で、無料である。長いトンネルを抜けたら、すぐに旧の安房峠の登り口が左に分岐している。トンネルが出来る前は、すべての車がこの峠みちを通っていた。私も何度か通っている。 戻るようにして峠道を登ってゆく。大きなジグザグ道路を登る。カーブを10回ほど曲がると、中ノ湯温泉旅館がある。さらにカーブを2.3回曲がると、道が広くなり車が15台ほど留まっていた。山側のフェンスの端、登ってきた方に登山口がある。8.10分。自宅より3時間掛からずにたどり着いた。 新中ノ湯コース。登り始めはブナの林である。ほれぼれとするような大木が多い。しばらく急坂が続く。 やがて、ツガか、シラビソの林となる。段々傾斜が緩くなり、小さなピークを上り下りする。 やがて林を抜けて、笹の平らに出る。10.00.りんどう平と言う所らしい。前方に初めて山が見えてくる。煙の登っている所もある。どれが頂上なのだろう。 山に向かって歩き出す。10.10.左から登山路が合流してくる。中ノ湯コースと呼ばれるもので、上高地に入る釜トンネルの近くから登ってくるようだ。10.25.ガラガラの空の沢のふちに出る。ここで昼食。前方の岩だらけのピークに向かって登山路が続いている。 東に霞沢岳が聳えている。一度降って左にそびえているのは、前穂高岳らしい。 「アキノキリンソウ」かな。 前方の岩だらけのピークの右に、噴煙を上げているピークが見えてきた。もう下山してくる人がいる。 11.45.岩だらけのピークと、噴煙を上げているピークの間の稜線に登りついた。そこは外輪山の一角だった。目の前に火口湖の池が見える。左のとがったピークが「焼岳南峰」で最高峰であるが、崩壊がひどく入山禁止になっている。 右の噴煙の上がっているピークが「焼岳北峰」で、ここが現在の頂上である。登山路は右に、噴煙の上がっている斜面をトラバースして、左の鞍部に登る。 タオルで鼻を押さえながら登ると、初めて上高地が俯瞰できる。上高地からの登山路が上がってきていて、ここで合流。 このピークは溶岩ドームである。こちら側にも噴煙口がある。そのそばを通って5分で頂上に着く。12.00丁度に到着。雲が出る前に登り着きたかったが、何しろ鈍足、雲が昇ってきた。 頂上は案外広い。上高地と前穂岳辺りが見えるが、奥穂高岳は曇の中である。 上高地は全部見下ろせる。梓川が蛇行して流れている。上高地から登ってくる道は、結構、標高差があって登るのに辛そうだ。 奥穂高岳から槍ヶ岳、双六、三俣蓮華も雲がかかってしまった。笠ヶ岳も見えない。新穂高のロープウェーが見える。下に見えるのは、この間泊まった中尾温泉らしい。 南に「焼岳南峰」が見える。三角点もあそこにあり、標高もここより高い。 上高地のシンボル、河童橋らしきものが見える。 新穂高ロープウェーの頂上駅が見えた。その上に、西穂山荘も見えてきた。去年登った「独標」が見えないかと、S女史が一生懸命眺めている。 頂上には10人位居る。入れ替わりに登ってきては帰ってゆく。中々の人気の山である。北アルプスの端にあり、ちょっと離れた独立峰のようで展望が良い。 西穂へ続く尾根の付け根に、焼岳小屋が見える。上高地からこの小屋まで登ってくるようだ。 1時間20分も長居して、13.20.下山開始。ちょっとゆっくりしすぎたかな。 頂上直下の噴気口は、轟々音がして黄色くなっていて気持ちが悪い。 南峰への外輪山の道を歩き、一番低い所から左の斜面を下ってゆくのだが、南峰へ登る人も居るようで、分岐にリュックが置いてあった。 登ってきた道をそのまま降る。登りに4時間だから、帰りは3時間以上はかかりそうだ。ひたすら降りる。もう誰ともすれ違わない。16.30.車に到着。朝、満車だった路肩はガラッポになっていた。 帰りは安房峠を越えて、直接、平湯温泉へ出る。安房峠に向けて登ってゆくと、右手に焼岳が見える所があった。左が南峰で、真ん中の低いピークが登ってきた北峰らしい。 安房峠から平湯温泉の方下ってゆくと、左に「神の湯」の標識を見付けた。源泉かけ流しの露天風呂があった。 帰りのコースは神岡より、国道41号線を富山に出て、小松に着いたのは20.30だった。 |