日本百名山逍遥
2006.9.より登山順
長野県2山蓼科山と霧ヶ峰

上は蓼科山               下は霧ヶ峰

 [日本百名山] 蓼科山 2530.31m (長野県)8
第2回登山 2014.10.25-26. 一日目は北八ヶ岳の丸山と白駒池。
                  
二日目は打撲で蓼科山へ登らず、御泉水自然園へ。帰りに車山頂上。

第1回登山 2013.07.30.   女神湖7合目登山路より往復。

  2014年10月25日(土)2回目 丸山・白駒池



 1日目・麦草峠-丸山-高見石-白駒池-峠


 今年最後の、泊りがけ登山に出掛けようと決まった。先月、百名山の「那須岳」「安達太良山」も、この同じメンバーで登った。今度も百名山にしようと
「蓼科山」に決めた。今回はS女史とN女史に加えてN氏も参加。合計4名で、小松を早朝4時に出発。天気予報は最高の晴れ。




 北陸高速道を走り、上越JCTより上信越自動車道を走る。6.45分に百名山「妙高山」が目の前に見えるPAで休憩。


 佐久小諸JCTより、終点佐久南まで無料区間を走る。南に向かって国道141号を走り、途中で国道299号を走る。






 国道299号は「メルヘン街道」と名付けられ、八ヶ岳連峰を横断して、諏訪あたりまで続く国道で、どんどん標高を上げて行く。途中のカラマツ林が、黄金色に紅葉していて、まことに素晴らしい。


 




 9.10分に、麦草峠の手前にある「白駒池駐車場」に到着。駐車料500円。広い駐車場で観光バスも留まる
。国道が細いので駐車禁止。違法駐車取り締まりの看板が目に付く。麦草峠にも車が留められるようだが、いつも満車らしい。







 駐車場の向かいに「白駒の池」への入り口がある。バス観光客が、ガイドに連れられて入り込むが、思ったより道が悪いので、途中から帰る人が居る。我々はここを入り、分岐を右に入り麦草峠を目指す。






 庭園みたいな所を通過。木道に霜が降り、用心しないと滑る。




 トガ?、ツガ?、シラビソ?、木の名前は難しい。原生林が続く。




 9.55分。麦草峠の近くに出た。麦草ヒュツテが見える。向こうの山は「茶臼山」らしい。




 「丸山の森」の標識がある。原生林を登って行く。







 一面に敷き詰められた、苔が美しい。11.05分に三角点のある「丸山」頂上に到着。樹林の中で見通し無し。








三角点情報「丸山」
 三角点名・丸山
等級・3等三角点
標高・2329.93m







 ここから方向を変えて、左に降りてゆくようだ。









 頂上標識が無いので不思議だな、と思っていたら、50mほど先に、ちょっと開けた場所があり、頂上標識があった。小さな祠。ここも展望無し。






 又、岩でゴロゴロの、原生林を降りてゆく。途中に左に、直接白駒池へ降りる道が分岐。









 11.40分に「高見石小屋」へ到着。有料トイレあり。小屋の後ろが「高見石」らしい。大きな石の積み重なったピークが見える。小屋前広場で、とりあえず昼食。




 高見石は、飲食禁止。荷物を置いて登るようと書いてある。四つ這いになって登る。凄い高度感。老人には立つのが怖い。12.10分。




 北の方は「北八ヶ岳」の茶臼山・縞枯山辺り。左の端の丸い山は、明日登る
「蓼科山」らしいぞ。




 東の方は、これから降る
「白駒池」。平地は、車で登ってきた、佐久平辺りかな。




 カラマツ・落葉松の林の向こうに、平野が広がる。佐久か小諸あたり?。とすると、向こうの山に「浅間山」辺りが映っているかも知れないな。




 東の方は「ニュウ」と云う、カタカナの山らしい。




 西の方は、越えてきた「丸山」。













 記念写真を撮ってもらって、小屋前広場でコーヒータイム。12.30分。



 白駒池へ向けて下山開始。岩がゴロゴロ。滑らないように、ゆっくりと慎重に遅れて降りる。池直前の湖畔道路に降り立つ10m手前で、滑って左尻を打撲。痛かったが、歩くのに支障はないようだ。




 湖畔に白駒荘がある。白駒池。若い頃、北八ヶ岳の池めぐりをした記憶がある。ここも通ったのだろうか。






 観光客が登ってくる道を、駐車場に向かって下山。14.00時に駐車場に到着。


 駐車場に着いた途端、打撲したお尻が痛くなってきた。どうも内出血で晴れてきたようだ。車の運転をN氏に代わってもらう。





 女神湖の近くに、予約してあるユースホステルに急ぐ。途中に展望台があった。方位看板によれば、南アルプス。北岳、甲斐駒、仙丈、らしい。




 南八ヶ岳、一番高いのは赤岳らしい。




 落葉松の向こうは、中央アルプスらしい。




 別の展望台。落葉松林の向こうに、霧ヶ峰の車山が見える。百名山である。




 北アルプスも見えた。穂高から槍ヶ岳。右端が常念岳らしい。










 15.30分頃、立科白樺高原のユースホステルに到着。5000円で食事つき。有難い。


 風呂に入ったが、お尻がますます痛くなってきた。弱った、弱った。










   
●次項2014年・第73回登山は、10/26「蓼科御泉水自然園」と「霧ヶ峰」へ 下の稿



  2014年10月26日(日)2回目 御泉水自然園・霧ヶ峰



   2日目・蓼科山7合目登山口-御泉水自然園-霧ヶ峰



 (上記より続く)
 早く寝て、夜中じゅうお尻が痛かったが、N女史に頂いた湿布が利いたのか、いつの間にか寝入った。6時に起きて、付近を散歩。ユースホステルの上に、蓼科山が見える。今日も晴れ。なんとか平地は歩けるが、どう考えても
「蓼科山」へ登るのは無理なようだ。







 蓼科山の上に微かに雲があるが、段々は取れるだろう。去年登った時は、霧の中で展望が無かったが、今日は展望が良さそう。しかし残念だ。今日は無理だ。







 今日は、三人が蓼科山を登るのを見送って、自分は「御泉水自然園」をぶらぶらと散歩する予定。大きな紅葉した木がある。出発は7時で、朝食はお弁当で受け取る。






 7合目蓼科登山口は15分ほどで着く。人気の山で駐車場は満車。100m下の第2駐車場に入れる。7.25分に全員で登山口鳥居で記念撮影。三人出発。行ってらっしゃい。7.25分。







 3人を見送って、車の中で朝食弁当を食べる。軽食とペットボトルを持って、ビジターセンターまで林道をブラブラと降りる。ビジターセンターで入園料300円を支払い、林道山側の、御泉水の森と蓼仙滝方面の散策予定。「カラマツ池」。





 蓼科山が見える所がある。




 一番外側の「ツガの径」を行く。ここが一番勾配が無いようだ。誰も歩いていない。












 カラマツの混じる道を降ると「りょうせんの滝」へ出た。巨岩の横を流れ落ちている。9.55分。






 橋を渡って一登りすると、あずま屋が在った。




 大きなあずま屋で、一人で一休みして、もみじをみながら、パンをかじる。10.15分。





 帰りは、林道を歩かずに、直接に蓼科山七合目登山口へ出る園路を行く。この道はあまり手入れがしてなくて、通る人も少ないようだ。水源の祠のようなものがあり、道が判らなくなった。林道に出た場所は、登山口より大分上部の方だった。






 12.00時には戻って来られる、と聞いていたので、私が車に着いたのは11.50分。丁度12.00時にN氏が降りて来た。早い早い。往復四時間半。
 

 12.30分に女性陣二人も降りて来た。展望は良かったらしい。良かったね。








 出発時、第二駐車場は私一台だったのに、今は40台位で満車近く。マイクロバスもある。











 女神湖を一周する。




 今度は白樺湖に寄り、お蕎麦屋さんで昼食。霧ヶ峰へ登って行くと、白樺湖が眼下になる。






 白樺湖よりビーナスラインを登って行くと、車山の麓に着く。車山高原スキー場の、大きな駐車場がある。ここから車山の頂上まで、無雪期も登山用にリフトが動いている。私は以前乗った事がある。今回は女性陣がまだ登った事が無いと云うので、百名山登頂を一山増やす予定。







 日本百名山の中で、一番簡単に登れるのが、この「霧ヶ峰」である。リフトを2本乗り着いて、丸い白い球形のレーダーが載った建物に向かって、階段を登ると、5分で頂上に着く。







 レーダー施設の手前広場に、祠があり車山頂上の標識がある。レーダー施設の反対側の広場に、三角点が在り、こちら側にも、車山頂上の標識がある。







 三角点情報「霧ヶ峰」
三角点名・車沢
等級・2等三角点
標高・1924.71m
 
 点名が車沢になっている。車山の間違い?。




 見渡す限り「霧ヶ峰」である。車山は、霧ヶ峰の最高地点であるが、車山だけを登って制覇と云うのはおこがましい。諏訪湖方面。




 急に曇って来て寒くなった。八島湿原と美ヶ原方面。




 祠のある頂上広場。




 白樺湖方面。




 ビーナスラインを走り、和田峠より下諏訪に降り、岡谷インターから高速に乗り、長野自動車道から上信越自動車道で、そのまま高速で戻った。相変わらず、お尻の打撲が腫れて痛く、運転はN氏任せ。ぶっとばして予定よりだいぶ早く、小松に20.15分に到着した。






 後日、私が登れなかった「蓼科山」の画像届きました。S女史より届いた画像。頂上の岩の広場。
































      頂上から見下ろした、白樺湖と霧ヶ峰。
































 N氏より頂いた画像。「八ヶ岳」と、向こうは「南アルプス」と思われる。



 山頂より、蓼科山頂上小屋と、佐久・小諸あたりの平野だろう。



 お尻顛末記。医者に診てもらう。左の臀部を打っただけなのに、内出血して段々腫れてきて痛かった。血をサラサラにする薬を飲まされているので、内出血がしやすいのかな?。青い赤いデカい斑点があちこちに出来、触ると痛い。骨は大丈夫なので、とにかく湿布を張って、様子を見ようと云う事になった。斑点は段々下へ下ると云われた。11月は仕事も忙しく、顔をしかめて正座をして、舞台を勤めている。もう10日以上経つのに、まだだいぶ痛い。当分は山歩きは、忙しいのも手伝って、お休みをせざるを得ない。


         
●次項2014年74回登山は、11/14「木場潟一周」へ● 


 

  2013年07月30日(月) 蓼科山初登山



 今年は暑い。友達と涼しい所へ行こうと云う事になり、蓼科山の麓の「女神湖」にした。標高が1500mもあり絶対に涼しいはずだ。理由はもう一つ、あわよくば、まだ登っていない日本百名山の
「蓼科山」に登ろうと云う魂胆。ネットで湖岸のホテルに連泊予約。北陸高速道を走り、上越JCTより上信越自動車道を走り、小諸ICより県道40号線を走る。14.30分に湖畔の大きなホテルに到着。


 猛暑が続くが、北陸はまだ梅雨が明けていない。毎日天気が悪い。関東は梅雨明けしているので、少しはお天気が良いかと思っていたが、こちらも天気が悪い。蓼科山も見えない。夕方からは小雨になった。テレビでは中央アルプス宝剣岳での、韓国人の遭難を知らせている。ここからは案外と近い山だ。おまけに、わが自宅のある小松市に大雨で、避難命令が出て被害も出ている模様と全国ニュースになっている。明日の登山はダメかな?。   



 これは女神湖から見る「蓼科山」である。これは山から降りて来てから、夕刻に顔を見せた「蓼科山」である。登山中はほとんど霧の中だった。







 朝には雨は止んでいた。朝食のバイキングを早く済ませて、売店でボタ餅みたいなお菓子を買って、車に乗って8.00時過ぎにホテルを出る。蓼科牧場の横の林道を上って行く。牧場からゴンドラに乗り、御泉水自然園を経て七合目登山口へ行くのが普通だが、車だと直接七合目登山口まで入れる。20分で到着。






 車が20台近く停まっている。人気の山だ。初めての山だが安心して登れそうだ。駐車場の反対側に蓼科神社の鳥居があり、鳥居をくぐって登山路が始まる。








 8.50分より歩き出す。針葉樹の林が続く。シラビソの林らしい。最初はなだらかな道だ。







 登山路は段々と急になってくる。シラビソの原生林は、苔に覆われていて、雰囲気が良い。









 9.40分に「天狗の露地」と云う標識を過ぎ、10.15分に「将軍平」の蓼科山荘に登り着いた。







 ここは登山路の十字路のようだ。大河原峠、天祥寺原、蓼科山、七合目と標識がある。頂上を目指す。ここからは急坂の、岩のゴロゴロの歩き難い登山路になる。滑りそう。






 ようやく花を見る事が出来た。

 バイケイソウ         ゴゼンタチバナ       ハクサンシャクナゲ





 
11.00時に「蓼科頂上ヒュツテ」に到着。5分ほど岩に付けてあるペンキ跡を登ったら1等三角点に出た。ここが頂上らしい。









 三角点情報
三角点名・蓼科山
等級・1等三角点
標高・2530.31m
 






 霧で何にも見えない。しばらくしたら霧がちょっと切れた。頂上は200m位の平坦な丸い広場。噴火口の跡のようで周りが少し高い。噴火口の真ん中に鳥居があり祠があった。蓼科神社らしい。








 さらに噴火口を横切って向かい側のふちに登ったら、方位盤があった。岩ゴツゴツの噴火口である。独立峰であるので展望が素晴らしいようだが、何も見えない。





 方位盤に居たら、また一瞬霧が晴れた。三角点のある頂上に登山者が3人ほど見える。まったくの岩の原っぱである。岩に付けられたペンキ跡が無いと、霧では迷子になりそうだ。






 11.40分に下山開始。12.35分に将軍平の蓼科山荘。13.10分に天狗の露地に着く。露地の分岐を少し入り込んだら、山の斜面が溶岩の岩に覆われ、下が展望できる。初めての展望である。女神湖が見え泊まってるホテルが見える。









 シラビソの原始林は気持ちが良い。









 13.55分、登山口の鳥居に着いた。置いた車が見える。段々と天気が回復してきた。もう少し早く回復してほしかったなー。





       **次回登山は、7/31長野県「霧ヶ峰」へ** 
下の項の2回目へ。

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[日本百名山8] 霧ヶ峰 1.925m (長野県)
第4回登山 2017.08.05. 霧ヶ峰の八島湿原一周。車で移動、車山肩より車山湿原経由で霧ヶ峰頂上を一周。
第3回登山 2014.10.26. 蓼科山の稿に載せる。 「蓼科山の帰りに、リフトで車山に登る。」 

第2回登山 2013.07.31. 霧ヶ峰の八島湿原一周
第1回登山 2007.09.15. 車山スキー場のリフト乗り継ぎ頂上往復
 

  2017年08月05日(土)4回目 八島湿原・車山頂上



 花好きのS女子と、信州花巡りと称して、
「霧ヶ峰」の「八島湿原」を案内して、さらに「入笠山」まで足を延ばす計画を立てた。入笠山は初めてであるが、スズラン群生で名前は知っていた。調べてみるとスズラン以外にも花が多いらしい。どちらの山もわたし向きの、初心者向けの山である。


 S女史を乗せて、小松を早朝の5.00時に出発。北陸自動車道を富山ICで降り、国道41号で神岡、国道471号で平湯。トンネルを抜けて国道158号で松本。長野自動車に乗り、岡谷ICで降り、国道142号でビーナスラインに乗り、霧ヶ峰の方へ走ると、ひょっこりと
「八島湿原」の駐車場に出た。10.00時である。予定より一時間早く着いた。



 広い駐車場は整理人が出て、満杯状態だが何とか入り込む。トイレがある。「八島ビジターセンター」に入り情報を収集。地図と、咲いている花の図鑑を貰って出発。以下の花の名前は、この図鑑で調べたものである。
 「霧ヶ峰」の三ヶ所の湿原の植物群落が、国の天然記念物に指定されているようだ。「八島湿原」「車山湿原」「踊場湿原」
 七島八島とは八島湿原の事である。今回は時計の針周りに、八島ヶ原高層湿原を一周する予定である。





 広場より湿原のふちまで降り、木道を歩き出す。すぐ「八島ヶ池」らしい。




 色々の花が咲いている。

















 コバギボシ          シシウド           クルマバナ



 オカトラノオ         ヨツバヒヨドリ       ノアザミ



 オミナエシ          ツリガネニンジン      ホソバノキリンソウ



 エゾカワラナデシコ      ヤナギラン          コオニユリ



 ノリウツギ          ノハナショウブ       マツムシソウ



 この池は「鬼ヶ泉水」と言うらしい。









 クガイソウ          ハナチダケサシ        アサマフウロ



 コウゾリナ          ニッコウキスゲ        マツヨイグサ



 キンミズヒキ         メタカラソウ        コウリンカ



 ワレモコウ          クサフジ          アサギマダラ蝶



 ヤマホタルブクロ       ウド             ノコギリソウ



 そろそろ一周も近くなった。この辺り「ヤナギラン」の群落があった。









 キバナノヤマオダマキ     カラマツソウ        アカバナシモツケ



 タカトウダイ         キンバイソウ         シュロソウ



 カワラマツバ         イブキトラノオ        バアソブ


 一周90分と書いてあるが、対岸のベンチで昼食などで、150分も掛かって、12.40分頃に、一周してきて元の広場に戻った。


 今度は霧ヶ峰最高地点の、
「車山」に登ろうと、登山靴を履いたまま車に乗り、ビーナスラインを走り「車山肩」の駐車場に車を入れる。





 ビーナスラインの脇に「車山肩」駐車場があったので車を留める。階段を登り、チャプリンという食堂喫茶の裏の広場に出る。バイオトイレが幾つもあり、コロボックルというヒュッテがある。ここから車山に直接登る歩道と、「車山湿原」を経由して登る歩道がある。


 13.10頃「車山湿原」を経由して車山へ登る道に入る。右手の上に頂上の、気象レーダー観測所の白いドームが見える。




 湿原の方へ少しずつ下がってゆく。




 左手が車山湿原と思われるが、この湿原はあまり花は咲いていなかった。




 右手方面の山は、先ほど回った八島湿原から続く道で「蝶々深山」というらしい。




 左手方面の山は車山山頂でドームが見える。





 タテヤマウツボグサ     キバナノヤマオダマキ     ヤマハハコ



 車山の方へ登り出すと、白樺湖が見えてくる。後ろは蓼科山だが、雲が掛かっている。




 リフトが動いている。横を登る。






 リフト終点駅近くで合流。階段を登るとすぐ頂上である。14.25分。岩に囲まれた「車山神社」があり、その前に「気象レーダー観測所」がある。










 観測所の裏に回ると、二等三角点があり「車山山頂」の看板がある。ここが霧ヶ峰の最高地点である。リフトで登って来た観光客でいっぱいである。私も久しぶりで、歩いて登った。




 三角点            ミネウスユキソウ      マツムシソウ



 頂上を通り越して、「車山肩」の方へぶらぶらと降りてゆく。緩やかだが、えらく遠回りをする道だ。






 ミネウスユキソウ。15.35分に車山肩の駐車場に到着。


 今日の泊りは、ネットで見付けた八ヶ岳の麓の原町のペンション村の一軒を予約してある。







 朝早く出発したいので、食事なしの素泊まりで申し込んである。村はずれの自由農園原町と云う所で夕食を食べ、19.00以降のチェックインが18時に入れてもらえた。


 近くの「八ヶ岳自然文化園」という施設で、野外映画会があるようで賑わっていた。


 明日は「入笠山」へ登る予定。


      ■次回登山は、8/6長野県「入笠山」へ■




  2014年10月26日(日)3回目 車山頂上

 
上項の「蓼科山」の項に載せた。

 

  2013年07月31日(水)2回目 八島湿原



 日本百名山の「霧ヶ峰」の最高地点車山は、最近では前稿、6年前に登っている。その前にも一度登った記憶がある。霧ヶ峰は広い高原で、頂上を踏んだだけではちょっと自慢が出来ない。今回は天然記念物「霧ヶ峰湿原植物群落」の中の「八島湿原」を周る予定。





 前日蓼科山に登り、今日は帰りに白樺湖を通りビーナスラインに乗る。車山に登って行くと頂上へ登るリフト駅がある。さらに進むと「車山の肩」に着く。ニッコウキスゲの群落が見えたので駐車場に車を置いて一回り。








 行く手にこれから行く「八島ヶ原湿原」が見える。山の手前の麓の、平らな草原がそうらしい。







 振り返ると、なだらかな山の上の、気象レーダーのドームが車山頂上。その左に蓼科山が見える





 ほかに目立つ花。

 ハクサンシャジン       ハクサンフウロ        マツムシソウ






 さらにビーナスラインを進むと「八島湿原」の駐車場に出る。満杯になりそうないっぱいの車。トイレがありビジターセンターがある。リュックをかずいたトレッキング者が多い。登山靴を履いて水一本だけ持って時計の針の反対周りに歩き出す。







 クルマユリ          ノアザミ           オカトラノオ



 ヨツバヒヨドリ        カラマツソウ         ノリウツギ



 ツリガネニンジン       アヤメ            シモツケソウ




  シシウド




  ヤナギラン




 キオン            チダケサシ          シナノキンバイ



 タカネナデシコ                       クサフジ



            
    ホタルブクロ         マツヨイグサ




 
 ノアザミ




 
 ヒヨドリソウ




 ミヤマコウゾリナ       キバナヤマオダマキ      ニッコウキスゲ




 
 チダケサシ



 1時間15分掛かって湿原を一周した。


                **次回登山は、8/4富山県「立山」へ**
 



  2007年09月15日(土)1回目 車山頂上



 日本百名山の「霧ヶ峰」とは車山を最高地点にした日本を代表する大きな高原である。この頂上の車山には、リフト2本乗り継いで行くと徒歩5分で到達する。おそらく百名山の中で一番登り易い山だろう。諏訪でいっぱい飲む会があり、そのときリフトで往復してきた。自慢にならないが一応載せておく。




北陸自動車道を北へ走り、上越より上信越自動車に入り、上田菅平インターで降り、国道152号線の大門街道を走ると白樺湖に着いた。湖周を一周して湖畔で昼食。ビーナスラインを少し走ると、車山高原に付く。駐車場の奥からリフトが出ている。頂上往復1700円。少し高い。頂上は雲が掛かっているが仕方が無い。途中でリフトを乗り換え終点より、石段を5分ほど登ると頂上に着く。







 頂上は黒い大きな建物の、レーダー施設が占領している。その傍らで百名山に登った証拠写真を撮ってもらう。晴れていれば、富士山、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、北アルプスと、ほとんど見えるらしいのだが、まったく霧の中、なるほどそれで「霧ヶ峰」と言うのか。若かりし頃歩いて登ったときは、もっと悪くて雨の中だった。どうも霧ヶ峰とは相性が悪い様だ。







 霧ヶ峰のニッコウキスゲの大群落の写真をよく見かけるが、今はマツムシソウとハクサンフウロが少し残って咲いていた。

 この山は年を取っても登れるから、頂上からの大展望は、又の機会に残して置こう。


 リフト終点より頂上まで5分。




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