富山県の山逍遥
2006.09.より登山順

 [[富山]  茗荷平山(城ヶ平山) 446 m  (富山県上市町)
 [富山]  ハゲ山       464 m  (富山県上市町)
  [富山]  千石城山      757 m  (富山県上市町)
 [富山]  塔倉山      726 m   (富山県立山町)
[富山]  吉峰山     370m   (富山県立山市)69  
第7回 2020.08.16. 目桑より「塔倉山」を往復。
第7回 2020.08.16. 
「吉峰山」の三角点頂上を一周。
第6回 2020.08.11. ふるさと釼親自然公園より
「千石城山」を一周。
第5回 2014.10.04.  日石寺より
「茗荷平山」より峠山・ハゲ山と縦走。下山は浅生下山口まで戻り浅生村。

第4回 2012.09.29. 日石寺より
「茗荷平山」往復
第3回 2012.09.16. 西種より水上村へ。
「ハゲ山」「峠山」を往復。
第3回 2012.09.15. ふるさと剱親自然公園より
「千石城山」を往復。
 
第2回 2012.09.15. 目桑集落より
「塔倉山」を往復。
第2回 2012.09.15. 
「吉峰山」展望台より、アーバンタワー。林業普及センターへ降りる。
第1回 2012.06.16.  アーバンタワーより
「吉峰山」展望台往復。林業普及センターへ降りる。

  2020年08月16日(日)7回 目桑より「塔倉山」往復



 5日前に千石城山に登った。今日はその近くの
「塔倉山」である。この山もS女史は未踏なので案内する。私は8年ぶりの2回目である。立山ICでで降りて「白石川ダム」を遡る。目桑という集落で林道に入る。鋭角に戻るように林道が付いている。ハンドルを切り直さないと進入できない。舗装してある林道を4キロほど入り込むと登山口がある。




 林道の周り角で、石の登山口の標識がある。道が広いので方向転換して車を置く。











 大体一直線の緩やかな登山道。





 ツリフネソウ













 ママコナ           オトギリソウ         オトコエシ
















 緩やかな登山路。











 「目桑展望台」に出た。670mと書いてある。H18年施工。「双嶺山の会」と書いてある。塔倉山はピークが二つあるからの、山の会なのだろう。




 11.10分。平野が望める。海も見える。富山湾で、能登半島が伸びている。




 展望台から15分で尾根の上に登り着いた。ここにも石の標識がある。右から登山路が登ってきている。長倉集落からの登山路らしい。










 左へ10分程登ったら頂上に到着。。







 切り開かれた頂上。三角点がある。ここも「剣岳」の展望台の山だが、今日は残念ながら雲の中だ。




 「ふるさとの山河うるわし・平成十年拓く」。尖った山は「大辻山」。真ん中に「大日岳」し左ん「剣岳」があるはず。8年前は見えたぞ。




 海の方が見える切り開きがある。




 手前の左に「高峰山」が見える。





 三角点情報・「塔倉山」
 三角点名・塔ノ倉
等級・3等三角点
標高・726.49m


 昼食を済まして下山開始。




 ヘクソカズラ
















 13.15分に車を置いた車道に戻り着く。



 今日はこれから「吉峰山」の三角点ピークを再訪の予定。







   
続きの「吉峰山」は下の稿

  2020年08月16日(日)7回 「吉峰山」三角点頂上一周





 塔倉山から降りて「吉峰山」に移動。ヤマップ地図ではアーバータワーにある三角点が、山として認定されたので、登頂記録を得るために三角点まで登る予定。管理事務所の前の駐車場に車を置いた。14.00時。荷物を持たずに建物の左から、パークゴルフ場やキャンプ場を登って行く。







 コテージの間から遊歩道に入る。









 初めは道はしっかりしていたが、途中から少し藪化してきた。ここからあまり人が上らぬようだな。







 アーバータワーに登り着く。タワーの横に三角点がある。ヤマップ地図ではここが吉峰山頂上になっている。しかしこの先に、ここより30mほど高いピークがありあずま屋が建っている。そこを吉峰山の頂上としている本もある。どちらにしても山らしい感じはしない。





 三角点情報・「吉峰山」
 三角点名・栃津
等級・3等三角点
標高・339.37m






 アーバータワーに登る。丸い山は「来拝山」で左は「大辻山」。立山は雲の中。




 平野の方面。






 登って来た道とはぺつの道で下山。「ハギ」が咲いている。秋が近いぞ。

















 管理事務所の前に置いた車が見えてきた。15.30分。





                 ■次回登山は、8/19富山「小佐波御前山」へ■


  2020年08月11日(火)6回 剣親公園より「千石城山」一周



 福井の山と能登の山が多かったが、久しぶりに富山の山を歩く事になった。楽な山で相棒の登っていない「千石城山」になった。今日も滅茶苦茶暑いが大丈夫?、とS女史に言われたが、8.00時に小松出発、立山ICで下車、上市町から「上市川第二ダム」のダムの堰堤の上を渡り「ふるさと剱親自然公園」に急ぐ。ところが途中ナビ画面を見ていて、ダムの堰堤の上を通った8年前の記憶を頼りに、間違えて「上市川第一ダム」の堰堤を渡ってしまった。おかしいなおかしいな、と感じながら走り、同じ川の「第二ダム」の堰堤迄、だいぶ遠回りしてしまった。馬鹿だなー。




 「自然公園」から車道を登り、林道を登って行く。登山口の手前に「駐車場」があるが、登山口の空き地に車が見えなかったので。登山口の横に車を置く。10.30分になってしまった。登山口に「千石城山登山口」の標識がある。「展望台」という標識もある。







 この登山路は「鉄塔巡視路」でもあり、しばらくで「5番鉄塔」を通過する。









 杉の林を通る。







 登山路の右に「6番鉄塔」がある。









 続いて三本目の鉄塔に出る。








 「北陸電力・上市川第三支線」の「7番鉄塔」である。







 11.30に尾根の上に登り着く。ベンチがある。登山口の展望台の標識は、ここの地点と思われるが、展望は無いな。ここからは頂上まで緩やかな尾根歩きとなる。








 「8番鉄塔」通過。鉄塔は尾根を越えて下へ降りてゆく。







 右に山が見える所がある。「剣岳」らしい。頂上は雲の中だが、「大窓」が開いている。




 尾根は緩やかである。






 最後に一登りで12.10分「千石城山」の頂上に到着。広く刈り込んである。一番高い所に三角点がある。



 一番奥の大きな木の下のベンチで昼食。






 冷たいノンアルコールビールが出てきた。いつもすみません。うまい!




 この山は「剣岳」の展望地として有名である。早月川の突き当りの丸い山は「中山」と思われる。その上が「剣岳」だろう。




 海の方が見える切り開きがある。海際に観覧車が見える。魚津水族館かな。




 「千石山城跡」の看板がある。ここに城があったらしい。こんな高い地点に城があったのは珍しい、と書いてある。男性が一人登って来たが、すぐ降りて行った。





 三角点情報・「千石城山」
三角点名・蓬沢
等級・3等三角点
標高・757.56m
 








 前に作った山札が家に残っていたので、持ってきて提げた。







 帰りは尾根のベンチのある地点から、鉄塔巡視路で降りずに、尾根をまっすぐ進む道を降りて、林道に出る予定。13.30分。








 海の方に見える山は「ハゲ山」と「茗荷平山」かな?








 13.45分に林道に出た。車を置いた林道がここまで登ってきている。ここにも「千石城山登山道」の標識がある。






 すぐ横にこんな看板があった。




 丁度林道のカーブ付近で「剣岳」が見える場所だ。この林道は伊折集落まで降りられそうだ。





 林道歩きは、登りの登山路より3倍ほど距離が長い。展望は良いが、日影が少なくて今日はとても暑い。



 早くも「ススキ」が穂を出している。秋?。





















 「千石城山」の頂上が見える。平野も見える。




 よく見ると、登った道の鉄塔がが見える。あそこを登ったのだ。登山口はまだまだ先で遠いなー。日陰の林道に座り込んで休憩。車はほとんど通らない。






 林道登山口に置いた車が見えてきた。14.50分。厚くてクタクタだ。よっぽど歩いたかと思ったのに、歩数計ではたったの「7500歩」か。









 上市川第二ダムの堰堤の上。ヘリコプターが上ったり下りたりしていたが、訓練らしいな。







       ■次回登山は、8/16富山「塔倉山・吉峰山」へ■は上の項。


  2014年10月04日(土)5回 「茗荷平山」「峠山」「ハゲ山」縦走



 御嶽山噴火より1週間。今日は晴れそうだが、明日からは台風18号の影響で、午後あたりから大雨が降るかもしれない。熱は無いのだが、風邪らしく水洟が出る。何処かうんと楽な山は無いかと、富山の能楽仲間から頂いた、「富山の百山」を見ていた。今年の8月に発行されたばかりの、富山県山岳連盟編の本である。その中で
「城ヶ平山」を見付けた。2年前に登っているが、相棒K君もS女史も、未だ登って居ないはずである。国土地理院地図には「城ヶ平山」となっているが、現地では「茗荷平山」となっているので、この項は茗荷平山とした。



 8時に小松市民病院駐車場で女史を乗せ、8.15分に徳光SAで相棒を乗せ、富山県の立山ICで降り、大岩山日石寺を目指す。日石寺の手前左側に、町の大きな駐車場がある。この先にも駐車場があるが、茶店専用の札があり、置きにくい。9.30分。

 靴を履いて歩き出す。茶屋の前に、バスの回転場があり、広く駐車禁止になっている。その奥にトイレがあり、その横から登山路が始まっている。





 この表示が頂上まで続く。   ツリフネソウ         ミゾソバ





 所々にベンチが置いてある。水場のあるベンチもある。昔住宅があり、今は畑ばかり残る所もある。緩やかに登って行く。道は良く手入れされている。






 茗荷が所々にいっぱい生えている。だから茗荷平メョウガタイラ山と云うのだろう。誰か採る人が居るようで、荒らされているような感じ。それでも花の咲いている茗荷が採れて、持ち帰った。














 杉林を登り切り、第3ベンチ?で、相棒に抹茶を点てて貰って、抹茶休憩。10.35分。初めて遇った登山者が、追い越して行った。




 11.10分に頂上到着。まず剣岳を探すが、今日は雲の中。二人が着いた時は、頭がちょっと見えたという。先着一人。




 この頂上は、細長く平らで、見晴らしが良い。




 その一番先に、3等の大岩三角点が在る。




 富山湾の向こうに能登半島が伸びている。











 時間が早いので、昼食を半分食べて、残りは「ハゲ山」で食べる事にして、11.40分出発。


 一度降りて、尾根を、緩やかなコブを越えながら行く。このコースは初めて歩く。






 ネジバナ        12.00時に中浅生への下山口を通過。 谷を隔てた向こうのハゲ山。



 12.20分に「峠山」に登り着く。477mで、今日の最高地点。前回、ハゲ山に登った時、ここまで来た事がある。





 12.30分、峠山を降りると西種分岐。前回登ってきたコース。


 12.45分、ハゲ山の頂上到着。





 この
「ハゲ山」も展望が良い。魚津の遊園地の、大観覧車が見えた。





 観覧車         茗荷平山頂上の標識が見えた      剣岳は顔を見せなかった。






 13.20分に下山開始。 14.00時に中浅生下山口まで戻り、秋の花の咲くみちを降りる。


 14.15分に、舗装してある林道に出た。城ヶ平山登山道「正男新道」の標識がある。




 その先に「花の家」の看板があった。去年発表されたアニメの、
「おおかみこどもの雨と雪」の舞台になった場所のようだ。






 この作品の名前は知っていたが、まだアニメは見ていない。厚かましくも、どうぞいらっしゃいと書いてあったので、訪れてみた。凄く大きな古民家だった。山崎正男の標札があったが、正男様は最近亡くなられて、お子様の正美様がいらっしゃって、一緒に記念撮影に入ってもらった。アニメフアンの聖地として、訪れる人達や、登山者に、休憩所として開放しているようだ。アニメを見ていなくて済みません、と云いながら、コーヒーをご馳走になってきた。



 家へ帰ってから調べたら、「おおかもこどもの雨と雪」のアニメの監督の細田守氏は、この地元富山県上市町の出身で、自分の故郷の、この古民家や東種の棚田風景を、映画に取り入れたのだそうだ。ロケハンに来て、この古民家を見付け、気に入ったのだそうだ。この古民家と寸分違わぬ民家が、アニメに出てくるらしい。そのうちに一度アニメを、見て観たいものだ。





 ゲンノショウコの咲いている道を、日石寺の方へブラブラと降りてゆく。舗装はしてあるが、狭くて急な道である。日石寺に近ずき、左に入って、日石寺のご不動さんを拝んできた。15.20分。







            
●次項2014年67回登山は、10/8富山県「大乗悟山」へ●


 


  2012年09月29日(土)4回 日石寺より「茗荷平山」往復初登山



 尖山から降りて、時間が早いので
「茗荷平山」へ向かう。この山は、半月ほど前に近くのハゲ山に登った時、標識を見て、ハゲ山から城ヶ平山に縦走路があるのを初めて知った。調べてみたら、大岩さん日石寺から城ヶ平山に登り、そこからハゲ山まで往復する人が多いようだ。城ヶ平山は、国土地理院地図には、山名が載っているが、登山路の記入がない。地図には「城ヶ平山」となっているが現地では「茗荷平山」と呼ばれているようだ。




 登山口が見つかるか心配だったが、とりあえず大岩さん日石寺に行く。日石寺は何度も立ち寄り、岩に彫られた不動明王を拝んだ事もある。上市町の方から一本道、突き当りに日石寺がある。金龍と云うお店があり、バスの停留所がある。広場はバスの回転場所になっており駐車禁止。その端、お店の反対側に公衆トイレがある。その前の道が、橋を渡って山道に続いている。





 トイレを過ぎた所に、自然歩道の案内図があった。







 看板下に登山口の標示があった。「茗荷平山」と表示がある。「めょうがたいら」が「じょうがたいら」になったのかな?。








 茗荷がいっぱいある。だから茗荷平山と云うのだろう。「キツリフネソウ」







 あまりり見掛けない花があった。









 杉林の中を登って行く。








 杉林を抜けたら雑木林となる。緩やかな道が多い。








 最後に急坂を登り切ると、14.20分、歩き出して1時間で頂上に到着。剣岳が正面に見える展望台らしい。







 「城ヶ平山頂上(茗荷谷山城あと)」と書いてある。城があったから城ヶ平山なのかな?。
 下では「茗荷平山」になっていたが、ここでは「茗荷谷山」になっている。
 進む先は「中浅生・ハゲ山」になっている。中浅生とは、途中で降りる、集落の名前らしい。





 三角点が在る。
 三角点情報「城ヶ平山」
 三角点名・大岩
等級・3等三角点
標高・449.34m







 木の生えていない、細長い頂上で展望が良い。お目当ての剣岳は、雲の上から、ちょこっと頭を出している。








 ハゲ山方面。一番手前の稜線の上に、ちょっと頭を出しているのがハゲ山らしい。







 海の方面は、遮るものが無い。









 同じ道を戻って、15.30分に車に着いた。頂上には誰も居なかったが、途中で3人ほど登ってきた。駐車場では、浅生の方から登山者二人がやってきた。城ヶ平山を越えて降りて来たものだろう。




 帰りに、大岩さん入口の「大岩不動の湯」という、日帰りのお湯に入って帰る。





   2012年09月16日(日)3回 水上集落より「ハゲ山」「峠山」往復



 昨日は、富山県の塔倉山と吉峰山を歩いた。今日は、その近くの
「ハゲ山」「千石城山」を歩く予定。富山の山案内本に載っているが、国土地理院地図には「ハゲ山」」は、山名の記入が無い。標高の記入も無い。登山路の記入も無い。地図とにらめっこをして、ようやく、それらしきピークを見つけ出す。たぶん間違いないだろう。間違えていて、登山口が見付からないと大変だぞー。


 7.30分に、徳光SAで二人を拾う。相棒K君は「ハゲ山」は未踏。H女史はコンロを買ったので、美味いコーヒーを入れてくれるという。期待しよう。今日は三人だ。


 立山ICで降り、上市町の役場前を通り、山に向かう。そのまま県道154号線になり、上市川ダムを過ぎると「西種」という村に突き当たる。ここから右に「水上」と云う村に向かう。標識も無いので、適当に林道みたいな道に入り込んだら、神社が見えてきて、上手い具合に水上の村に出たらしい。





 ゆっくりと村の中を走ったら、民家の間に登山路の標識を見付けた。村の中は道路が狭いので、村はずれまで出て空き地に車を止めた。8.55分。









 民家の間の標識は、なかなかユニークで、味があってよい。ピークが三つあるようだ。この道を入った所に、駐車場があるが、登山者用か民家用か判らない。









 9.00時に歩き出す。あぜ道を歩く。分岐には小さな標識がある。杉林を抜け、林道を横切る。







 9.15分頃、尾根の上の鞍部に着く。右の瘤から登山路が下りて来ている。県道から直接、ここに登ってくる道が有るようだ。分岐を左に登ったら、10.23分、「中部北陸自然歩道」の標識のある分岐に出た。右がハゲ山、左が城ケ平山となっている。「城ケ平山」は大岩日石寺から登る道があるようで、城ケ平山からここまで縦走路があるようだ。この標識のある右側が「袖山」らしいが、遊歩道は頂上を通らなくて、西側を捲いている。上にアンテナのようなものが建っているようだ。




 袖山を過ぎ、ハゲ山の西側を捲いて、突き当りを戻るように頂上を目指す。9.40分ハゲ山頂上到着。まず目に付くのは「剣岳」。




 下に、登ってきた方面の、西種の方面の棚田が見える。剣岳の右の高い山は、大日岳だろう。その手前は、これから登る「千石城山」と思われる。




 海側の展望も良い。高速道路が走っている。







 魚津水族館そばの「大観覧車」が見えた。










 頂上で記念撮影。今日の3人。海の方の先に、ここから続いている、低いピークが見える。あれが「西山」だと思うが、登山路が伸びていないようだ。







 四方を眺めながら、相棒の抹茶冷茶を頂く。棚田がいいね。








 下山途中、西種へ降りる分岐にリュックを置いて、城ケ平山の方に見えるピークを往復する。地図を見るとこのピークに、477mの記入がある。ハゲ山より高い。この辺りで一番高い。







 地図には、山名の記入は無いが、登ってみたら「峠山」の標識が建っていた。後ろに見えるのが「城ケ平山」と思われる。ここからも剣岳が良く見える。






 ハゲ山は、40分で登れた山だが、なかなか良い山だった。


                       
続きは下の稿「千石城山」に続く。

   2012年09月16日(日)3回 ふるさと剣親自然公園より「千石城山」往復



 ハゲ山から降りて、すぐ千石城山に向かう。この山は、地理院地図に
「城山(千石城山)」の記入があり、三角点もあり、登山路の記入もある。近くに「城山(稲村城山)」と云う別の低い山もある。相棒K君より、剣岳展望の山だと聞いている。しかし彼が登ったのは積雪期で、カンジキ登山で、夏山登山路とは全然別の道のようだ。そんな訳で二度目の山だが、彼は同行してくれた。





 水上の村から東種の村に向かい、「ふるさと剱親自然公園」に向かう。「上市川第二ダム」のロックフィルダム堰堤の上が道路になっている。ダム湖は「早乙女湖」と名前があるようだ。ダムの上の山が「千石城山」らしい。11.00時。ダム堤の上を渡り、湖畔沿いに少し行くと「カヌー競技場」がある。






 さらに進み、その先で左に、丘を登って行く。レクレーション施設が色々あるようだ。キャンプ場は連休で賑わっている。409mの記入地点から右に登って行くと、突き当りに広い駐車場があり、展望櫓が見える。左に折れて少し行くと、左側に「展望台」の矢印標識があり、道が広くなっているので車を置く。11.20分。







 この道は、鉄塔巡視路も兼ねているらしい。尾根の上までに、鉄塔が3本か4本あるようだ。








 少し歩くとすぐに1本目の鉄塔通過。








 杉林を抜け、11.38分、水場を通る。








 12.03分、尾根の上にたどり着く。ベンチがある。壊れた水飲み場の残骸。右の尾根より登山路が下りて来ている。林道に出るらしい。丁度お昼なので昼食にする。





 今日は私が、美味しいコーヒーを入れますヨ、とH女史よりメールが届いていた。8月末に、S女史と私の3人で白山に登った時、私はS女史を見習って「山ガール」になりますと宣言。登山中に色々とS女史に教えを受けたらしい。ガスコンロも、S女史と同じものを買い求め、家で試験をしてきたらしい。ご苦労さん。おかげで美味しいコーヒーを頂きました。冷たい果物も頂きました。有難う御座いました。


 ところで、案内本では、ここが展望台になっている。所が展望が全然無い。不思議だ。三人のパーティが追い越して頂上へ向かっていった。我々はゆっくりと昼食をして、尾根を頂上に向かう。



 13.05分、城山の頂上到着。頂上は広い。周りにブナの木など大きな木がある。頂上には追い越して行った3人しかいない。暑いので周りの木の下で休む。真ん中の高くなった所に三角点が在る。お目当ての「剣岳」は、朝のハゲ山からは雲一つ無かったのに、午後の、ここ城山からは雲が掛かっていた。下を流れる早月川の上の、剣岳は素晴らしいに違いない。




 海の方も少し切り開いてある。






三角点情報「千石城山」 
 三角点名・蓬沢
等級・3等三角点
標高・757.32m








 記念撮影をして13.30分、下山開始。同じ道を降りて、14.10分に車まで到着。



 上市町のアルプスの湯に入って帰る。






   2012年09月15日(土)2回 目桑より「塔倉山」初登山往復



 相棒に「尖山」でも登ろうか?と電話したら、この間登ってきたばかりと云った。それならば近くの
「塔倉山」はどうか?と聞いたら、まだ登っていないから登ろうと云う事になった。彼は尖山の帰りに吉峰山も登ったが、最高点の展望台には、たどり着けなかったと残念そうに云った。ピークハンターの相棒は、最高地点はどうしても踏まなくてはならない。それならば塔倉山の帰りに「吉峰山」も歩こうと云う事になった。



 相棒と二人だけの山歩きは久しぶり。徳光サービスエリアで待ち合わせ、8.00時。立山インターで降り、立山山麓に向かい、途中「沢新」の信号を左折、「白岩川ダム」に向かう。

 谷口という所で県道67号線になる。ダムは右手下に見える。ダム湖を通り過ぎて「目桑」と云う集落で、左に鋭角に曲がる林道を入る。舗装してある走りやすい林道だ。地理院地図には「塔倉山」の山名は載っているが、登山路が記入してない。林道はくねくねと曲がって、左の谷の突き当りの池を周って、ぐるりと大回りをして元の谷口まで戻っている。






 林道の右側から、登山路が始まっているはずだが、判るだろうか?。前方に山がふさがって見えてきた地点で、右の小さな谷の入口に、赤いテープを見付けて停まったら、登山口の石の標識を見付けた。道が少しカーブしていて広くなっているので、方向を変えて車を駐車。






 ナビのおかげで一発でここまでたどり着いた。9.35分歩き出す。小さな谷沿いに登り、しばらく先に右側に小さな砂防ダムがある。「ママコナ」が咲いている。







 しばらくで尾根の上みたいな感じになる。「キンミズヒキ」が咲いている。








 10.00時、最近の新しい、石の標識にでる。展望台と書いてある。








 登ってきた方角に、富山湾と能登半島が見える。








 10.15分に、主尾根に登り着く。右側からの登山路に合流する。「長倉」という所から登って来ているらしい。左に山頂を目指す。







 分岐より10分、10.25分頂上に到着。「ふるさとの山河うるわし、平成十年拓く」と云う石碑がある。三角点もある。







 三角点情報「塔倉山」
 三角点名・塔ノ倉
等級・3等三角点
標高・726.30m





 この頂上は見晴らしが良い。真ん中の大きな山は「大日岳」。右の手前三角は「大辻山」。大日と大辻の間に「立山」が見える。大日の左はもちろん「剣岳」。




 「剣岳」。良く見える。




 「立山」をアップに取ったら、左側に頂上の社務所が見えた。尖がっている先に奥ノ院があるのだろう。低い所が一ノ越で、右が浄土山。奥のピークが竜王岳。赤とんぼが写っている。




 海の方に切り開きがあり、富山市、富山湾、能登半島。







 南に尖がった「鍬崎山」。大品山、瀬戸蔵山も見える。ゴンドラで登ったスキー場も見える。手前右の丸い山は「来拝山」。








 頂上にある「展望図」。実に良くかけている。山の形はそのままで、判りやすい。この辺りも大分登った山が増えてきた。






 頂上の先に「塔倉山の東峰」がある。ここより少し低い。往復してきたが、あまり展望もない。標識類も何もなかった。


 記念撮影をして、11.15分頃下山開始。11.40分に林道の車までたどり着く。登り50分の山だが、なかなか展望の良い山であった。


 このあと、昼食は「吉峰山」と云う事で、吉峰山に向かった。



 続きは下の稿「吉峰山」に続く



  2012年09月15日(土)2回 「吉峰山」最高地点あずま屋-タワー




 11.40分に「塔倉山」より降りて、近くの「吉峰山」に移動する。相棒K君が一人で登った時、最高地点の展望台へ寄れなかったので、私が案内する事にした。私は展望台には登っているが。アーバンタワーから往復した。今度は案内本の通り、外側駐車場から直接展望台に登る事にした。12.15分、駐車場着。







 駐車場から少し先で、用水沿いに左に入る、と本に書いてある。所が用水が無い。温泉源泉まで来て、?と戻る。用水は駐車場のふちに在った。水の無いセメントの用水で、用水に沿って歩いたら、本の通り溜池に出た。12.25分。






 所が、用水から尾根に登る筈だが、登り道が無い。直進する道が続いていたので、ぶらぶらと、?と思いながら歩いていたら、下に林道が現われて合流してしまった。完全に道を間違えてる事を確信し、右の藪を漕いで尾根に登る事に決定。







 13.10分、予想通り案外簡単に、尾根の上の遊歩道に登り着いた。13.20分、野鳥観測の小屋を通る。









 13.35分、展望台到着。ここが吉峰山の最高地点である。相棒を最高地点に案内するという約束は、これで果たした。







 展望台で昼食。富山平野が見える。能登半島が見える。尖山も見える。









 降りは、前回と同じ。アーバンタワーに出て、林業普及センターに降りた。芝生広場のあずま屋で、K宗匠に冷たい抹茶を入れて戴く。



 15.15分に、駐車場に到着。





  2012年06月16日(土)1回 タワー-「吉峰山」初登山最高地点



 S女史と福井の方の山を歩く予定だったが、九州四国方面は大雨予報。石川県も降水確率100%。少しでも確率の低い富山の山に変更。少々降っても歩けそうな「尖山」か「吉峰山」にした。北陸高速を立山インターで降り山に向かう。10日程前に登った大辻山の近くだ。尖山は展望の山と書いてあるが、今日は展望が無いので
「吉峰山」を歩く事にした。


 以前、立山登山の帰りにこの道で日帰り温泉の看板を見つけて「グリンパーク吉峰」の温泉に入って帰った事がある。場所の見当が付いていた。左手の段丘が近ずいてくると、左折する道がある。すんなりと到着。グリンパーク吉峰には、パークゴルフ場、バーベキュー広場、コテージ、オートキャンプ場、山野草園、樹木園、芝生広場などなど広い公園だった。この裏山が吉峰山で、縦横に森の中に遊歩道があり好きなように歩けるとの事なので、ろくに調べもせずやってきた。






 9.45分、真ん中あたりの駐車場に車を置く。今にも降り出しそうだが、降っていない。








 ログハウスが事務所らしい。ガイドマップが無いかと入ってみる。







 案内書の通りに一番外側の遊歩道を歩く予定だったが、パークゴルフ場とバーベキュー広場の間を登って行ったら、コテージがあり、その後ろに遊歩道が登っていたので入り込む。








 「ギボシ」に花が咲きだした。








 「クルマバハグマ」








 「ササユリ」も咲いている。








 「ツツジ」








 あずま屋のある林道に出た。アーバンタワー7分の標識がある。








 10.30分、アーバンタワーに出た。なかなか高い塔である。階段が続く木造の塔である。登る。








 周りの樹木より高くて展望が良い。目の先に「尖山」が見える。







 その左の方に三角の山と丸い山が見える。よくよく考えていたら、この間登った「大辻山」に違いない。その向こうに大日岳が霞んでいる。とすると右手前の丸い山は「来拝山」に間違いないと思う。






 展望台がある筈の最高地点へ向かう。本当は展望台へ直接登る予定が、アーバンタワーに出てしまった。塔から降りたら三角点があった。
三角点情報「吉峰山」 
三角点名・栃津
等級・3等三角点
標高・339.40m
所在地・富山市立山町吉峰野開
 






 「ギンリョウソウ」今年初見。










 S様、名前を聞いたのにまた忘れました。また教えて下さい。有難う御座います。「ツルアリドウシ」でした。何度も済みません。






 11.25分、展望台に到着。高床で二階が展望台になっており屋根がある。登って昼食。平野の方が見える。海岸線が見える。ここが吉峰山の最高地点で370mくらいらしい。








 富山市街が見える。








 この展望台は、尖山は見えるが、大辻山の方は樹木があり見えない。またアーバンタワーまで戻り、一番外側の遊歩道で「林業普及センター」の方へ降りる。







 林業試験場より、樹木公園を散策していたらカモシカが居た。なかなかカモシカと遇えないと云っていたS様、良かったですね。池の八ッ橋をを渡り、芝生広場を横切りブラブラと車まで戻る。13.00時。






 帰りに、案内書に載っている登り口を確認してきた。現在地Pで車道は通行禁止になっていた。このPから少し入って左に遊歩道を入るらしい。下の広場は大勢の人で賑わっていたが、山を歩いている人は一人もいなかった。






 吉峰温泉で汗を流して、時間が早かったので、足峅寺の「立山博物館」に行った。以前入った事があるが、もう一度覗きたかったのだ。立山の信仰登山の頃は、女性はこの足峅寺より先は女人禁制で足止め。男性もこの足峅寺の宿坊で泊まり、案内人を雇って登ったものらしい。







 博物館の隣の「教算坊」は、その頃の宿坊で御庭が綺麗だった。








 博物館の隣は「雄山神社」である。立山信仰の中心地だった。大杉が立ち並ぶ神社だが、明治初めころ土砂災害により社殿が無くなったらしい。








 大辻山・来拝山はこの神社の横の道を車で登って行く。「ニッコウキスゲ」が植えてあった。







 博物館の中に「立山曼荼羅」が飾られている。立山の雄山・大汝・浄土山の上に阿弥陀様が描かれ、飛天が遊んでいる。地獄谷は地獄の有り様に描かれています。立山に何度も登っている者にも、良く判ります。まさに登山は阿弥陀様仏様に会いに行くものだったのだろうと思う。


 「点の記」と云う映画を以前見た。まだ未踏の「剣岳」に三角点を建てる話だ。苦心して登頂したが、未踏と思われていた頂上に、山伏の錫杖の金具が残されていたという話。その発見された
本物の金具が博物館に飾られていた。



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