2006.09.より登山順
[福井] 高島乗鞍岳 865.45m (福井県敦賀市) 60 | ||
第2回登山 2013.10.19 国境より往復 第1回登山 2012.05.05 国境より往復 |
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2013年10月19日(土)2回目 相棒K君を久しぶりに呼び出した。私が海外旅行へ行っている間に念願の「茅ヶ岳」にも登ってきたらしい。百名山の「男体山」にも登ったらしく身体の調子は絶好調らしい。良かった。良かった。「喜寿」の相棒。茅ヶ岳は登山山名数「600山記念」。男体山は百名山登山「77山」で、自分の年齢に追い付いたという。まだまだ頑張れるぞー。 「高島乗鞍岳」は未だ相棒は登っていない。 ピークハンターの相棒は、未踏の山で無いとなかなか乗ってこない。7.00時に加賀ゆめのゆで相棒とS女史を乗せて、敦賀より滋賀県境の国境に登る。土砂採取場近くに車を置く。8.30分。目の前の大きな赤白鉄塔に登る。8.50分。 この山はブナ林が綺麗だ。少しは紅葉していないかと期待をしている。お天気はなんとか持ちそうだ。 お目当てのブナ林は全然紅葉していない。新緑みたいな感じで残念。 霧が少し出てきた。 9.50分、ブナ林を抜け主尾根の稜線に登り着く。ここで相棒に抹茶を点てて頂く。琵琶湖が見えてくる。伊吹山も見える。一度降ってまた登り稜線を歩き10.50分に三角点のある頂上に到着。倉庫みたいなセメントの建物があり雰囲気が良くない。前回と同じこの先の鉄塔まで行って昼食にする。 11.15分に鉄塔まで降りて昼食。 高島トレイルはずーっと続いている。下の峠にも大きな電波塔がある。その先の四角い平地はヘリポートかな?。その先に小さなピークがある。時間が早いのであそこ辺りまでと荷物を残して探索に出掛ける。 少し降ると右手に姿よく見えるのは「野坂岳」らしい。とすると平野の上は「西方ヶ岳」かな。海も見えるような気がする。 下まで降りて振り返ると、食事をした鉄塔が見える。 ヘリポートの広場の右よりトレイルは続いていた。入り込む。ピークを通るのかと思ったが、登山路は捲いて先へ進んでゆく。仕方がないので藪を漕いでピークまで登ってみたが、展望も無し、登る気まぐれ人も居ないようだ。12.15分。 下山開始、荷物を持って三角点頂上に戻る。13.05分。少し降りると展望地点がある。伊吹山から竹生島まで見える。天気が良くなってきた。 降りてゆく前方に見えるのは「岩籠山」らしい。インディアン平原が見える。 ここから見ると紅葉しているように見えるが、そばへ来てみるとあまり紅葉しているように見えない。 ここのブナ林は好きである。少しは紅葉しているかと期待していたのだが。 今回見掛けた花と実。 コウヤボウキ マムシグサ ? サルトリイバラ ミヤマリンドウ 今日の頂上記念写真 **次回登山は、10/23福井県「八ヶ峰」へ** 2012年05月05日(祝)初登山 連休の昨日は一日中雨で、予定の美浜町の「雲谷山」は登れなかった。今日は晴れている。予定通り「乗鞍岳」だ。福井県の若狭の入口辺りの里山を歩いている。初めての山ばかり「ホノケ山」「杣山」「藤倉山」「乗鞍岳」と続く。 加賀ゆめのゆでS女史と待ち合わせ、高速に乗り「敦賀インター」で降りる。国道8号線を滋賀県の方へ進むと、疋田という所で国道161号線が右に分岐する。「岩籠山」の登山口近くだ。 この国道は滋賀県マキノ町に至る道で、登り切ると「山中峠」で滋賀県の県境になる。「土砂採取場」と、「国のスノー基地」と「国境スキー場」が続く。スキー場に入る道は季節終了でバリケードで入れない。広いスノー基地は塀がしてあり入れない。土砂砕石場は事務所が休みで、少し前が開いていたので車を置かせてもらう。9.30分。スノー基地の後ろ辺りで、採石場と接する上に、赤白の大きな鉄塔が見える。 採石場を歩いて、鉄塔の下まで行き、採石場のふちを右へ少し行ったら、鉄塔巡視路の登り口があった。関西電力の標識がある。赤いプラスチックの板で、火の用心と書いてあるものが多い。 9.50分。ちょっと登ったら鉄塔に出た。「関西電力湖東線35番鉄塔」である。上に34番の鉄塔が見える。尾根に付いた登山路(巡視路)を登って行く。 「イワカガミ」を見付けた。この花は石川県より福井県の方が多いような気がする。今年の初見。 これは「キランソウ」。地獄の釜の蓋と云う別名がある。相棒S女史は花の名前を良く知っている。 紫の濃い「スミレ」がある。 10.20分、「湖東線34番鉄塔」に到着。 下に、スキー場の大きな駐車場が見える。 鉄塔の先を少し下がったら、スキー場からの登山路が左より合流していた。スキー場から34号鉄塔へ直接登る道があるようだ。 黄色い「スミレ」は綺麗だ。あまり見かけない。 「ブナ」の林に入る。新緑がとてもいい。細い木が多い 10.55分。ブナの林の中に、左に入る33番鉄塔への巡視路が分岐している。下へ下がるようだ。 ブナ林を抜けてピークの上に出る。11.10分。地図に789mと記入されているピークだろう。登山路は右へ大きく曲がる。反対側へは巡視路がある。「カタバミ」が咲いている。 「カタクリ」も多い。群落ではないが、広い範囲に咲いている。 琵琶湖が見えて感激。広い。竹生島が見える。 この尾根は、積雪か風が強いのか、木が低くてまだ葉を付けていない。尾根より下がるとブナの新緑だ。 先の方に鉄塔が見える。あの鉄塔を通るので、その上の山が頂上だろうか?。それとも見えないのかな。 峠へ向かってだんだんと下がって行く。この林もようやく芽吹き始めたばかり。よほど風が強いのだろう。 11.45分、峠まで降り切り少し登った地点の「湖東線32番鉄塔」通過。海の方が見えるようだ。急坂を登り切ると緩やかになり、岩の混じった登山路になる。ちょっと高山風な感じとなる。 12.10分、ひょっこりと頂上三角点に出た。四角い建物があり展望はあまりよくない。建物の裏に周るとスキー場が俯瞰できる。「高島トレイル」と書いた標識の上の案内に寄れば、「中央分水嶺・乗鞍岳・二等三角点・高島市・福井森林管理署」と書いてある。
昼食場所を探して伸び上ってみると、登山路の先の降った所に大きな鉄塔の無線中継所が見えた。そこまで降りた。12.30分、関西電力無線中継所に到着。琵琶湖の見える方が開けているので、陣取って昼食。誰も居ない。登山者とは、2.3人すれ違ったくらいだ。 ここからは見晴らしが良い。琵琶湖方面。 滋賀県高島市だろう。 長浜市も見えるようだ 麓の「国境スキー場」。あそこから登ってきた。 伊吹山は霞んでいたが、少し見えてきた。 竹生島 単独の登山者から「高島トレイル」の話を聞きながら、山名を教えてもらう。下の電波塔の上が「大御影山」その手前が「赤坂山」その右が「三国山」。福井県の山の本に載っている山ばかりで、いずれ登ろうとこの間から調べている所だ。 「高島トレイル」とは、高島市の分水嶺をつなぐ登山路で、80キロ程つづいている。通して歩くと4.5日かかるとかーーー。今日の登り口が出発点らしい。この男性今日は「赤坂山」までの往復である。凄い健脚。京都の人。 1時間程滞在し、13.30分下山開始。 「イワナシ」が咲いている。ちょっと珍しいのではないか。 登ってきた道を帰る。ブナの新緑は気持ちが良い。 1時間半掛けて車に降り立つ。35番鉄塔よりスキー場の方へ降りる道があったので、降りてみたら荒れた谷沿いの道で、スキー場とはだいぶ離れた所に出た。 登山路に「高島トレイル」と云う、黄色ビニールのリボンが時々目に付く。ネットに載っていた記事を引用しておく。 「マキノの愛発越(あらちごえ)から今津の山並を経て、朽木の三国岳へ至る80kmに及ぶ道は、日本列島の日本海側と太平洋側を区切る中央分水嶺の中央部にあって、東西南北の気候や植生を合わせ持つ、とても貴重な存在といえるでしょう。 高島トレイルには、乗鞍岳、三国山・赤坂山、大谷山、大御影山、三重嶽、武奈ヶ嶽、二の谷山、行者山、駒ケ岳、百里ヶ岳、三国峠、三国岳といった山々があります。」 国道161号線の、敦賀市と高島市の境界の「山中峠」は、奈良時代に「愛発の関(あらちのせき)」があり、西行法師が乗鞍岳を「あらちやま」として詠んでいるらしい。謡曲「安宅」の道行きに、「浅茅(アサヂ)色づく有乳山(アラチヤマ)」と出てくる。この有乳山が今日登った「乗鞍岳」だったと判り、能楽師としてちと嬉しい。 |