福井県の山逍遥
2006.09.より登山順

  [福井]  野坂岳 913.53m (福井県敦賀市)39
第2回登山 2016.04.10. 少年自然の家駐車場より往復。
第1回登山 2011.05.05. 少年自然の家駐車場より往復

  2016年04月10日(日)2回目



 昨日から大阪のN女史が北陸へ来ている。彼女が言うには、北陸の山は良いという。里山らしくて良いという。昨日は予定が合わなくて、我々は「ホノケ山」、N女史はN氏と「権現山」だったらしい。今日は一緒に登りましょうと呼びかけてもらって、
「野坂岳」に登る事になった。5年ぶりである。N氏の車は4人。私の車に相棒K君、N女史の車と2台で加賀ゆめのゆを7.30分に出発。前回と同じキャンプ場で待ち合わせだ。野坂いこいの森を抜けキャンプ場も抜けると駐車場がある。車は満杯、桜は満開。9.20分に到着。すぐN氏の車も到着。9.30分に谷沿いの登山路を登り出す。




 谷沿いの道を登り、10.10分に桜の木がある地点で川を渡り、尾根へ取り付く。敦賀湾が望める。








 11.00時頃、「行者岩」への分岐に出る。相棒が行者岩の方から戻ってきて、先へ進みだした。元気の良い男だ。私は、荷物を置いての往復にも、へたばりそうでパスをしている。少し登ると行者岩が見える。岩の上まで急坂があるようだ。見晴らしは良さそうだな。





 11.15分に「一の岳」の標識に出る。見晴らしが良い。ここは頂上ではないので「一の岳展望台」が妥当だろう。地蔵様が石の祠の中で手を合わせている。


 ここから、一の岳頂上は通らずに、尾根の鞍部に登り着く。尾根まで登りきり振り返ると、大きいピークが一の岳だろう。ここからは緩やかな尾根歩きとなる。











 11.55分に「二の岳」の標識に出る。ブナの林が続く。



 12.10分に「三の岳」の標識に出る。ようやく向こうに頂上が見えてくる。もう何人も下山していった。
















 12.20分に、頂上の避難小屋に出る。大きな奇麗な小屋だが、お天気が良いので誰も入っていない。




 





頂上三角点は「一等三角点」で大きくて立派である。






 一段下で、皆さまお待ちかねで食事中。遅れまして申し訳ありません。大きなおにぎりを二個頂いて、自分が持ってきた菓子パンは非常食に回しました。М女史様ありがとうございました。




 遠くに薄く見えるのは「青葉山」らしい。








 12.50分頃下山開始。ブナ林で相棒が見付けたのは、つぼみのカタクリでした。












 見かけた花

 カタバミ           ツバキ            イワウチワ



 ショウジョウバカマ      カタクリ          水場の橡木地蔵14.20





 15.00時に車に到着。足が遅いので、頂上でみんなと別れの挨拶をした。皆さまはもうとっくにお風呂へ行ったようだ。




 エンゴサク          イカリソウ



 昨日に続き今年2度目の相棒との山行き。二人で山談義をしていたらあっという間に、ゆめのゆの駐車場に着いた。


         ★次項2016年の第31回登山は、4/12「熊坂妙高山」へ★




   2011年05月05日(祝)初登山



 敦賀の
「野坂岳」へ登りに行く。敦賀に私のお稽古場があり、月一回だが長い間敦賀に通ったから、どの山か見当がついていた。敦賀の町は海の近くにありながら、周りを山に囲まれた盆地みたいな感じである。御稽古場は生徒の老齢化が進み、去年閉鎖になってしまった。




 8時に「加賀ゆめのゆ」の駐車場で待ち合わせ。今日はSN女性コンビとN氏の4人。私の車に乗り換えて出発。高速を敦賀インターで降り、国道8号線を小浜の方へ走り、国道27号線を敦賀市の真ん中の高架で降り、柴田氏庭園の前を通り、小浜線粟野駅の高架を潜り抜けて、野坂いこいの森に向かう。山道をしばらく登ると少年自然の家があり、さらに登るとキャンプ場がある。駐車場があり車が何台も留まっている。山に向かって広い遊歩道があり、「野坂山登山口」の標識がある。頂上まで2時間30分と書いてある。







 地理院地図では「野坂岳」となっているが、地元では「野坂山」と云うらしい。9.30分歩き出す。イカリソウがいっぱい咲いているが、全部紫色である。白いのに見慣れているので大変美しい。イカリソウは白いものだと思っていたが、関西方面では白は珍しいらしい。加賀の里山には白色の物しかない。








 川筋を登ってきたが、10.05分に川を渡り斜面に取り着く。渡渉地点が最後の水場らしい。トチの木地蔵の標識がある。地蔵を彫った石が二つほどある。










 少し登ったら敦賀の町が見えてきた。野坂岳は「敦賀富士」とも呼ばれるらしい。富士と呼ばれる山は、急坂が続きほとんど登り一方である。この山も急坂が続き辛い山だ。だいぶ皆から遅れてしまった。








 右手の上の方に「行者岩」が見えてきた。近ずいてきたらパーティの3人が大岩の上に見えた。アップで撮った。










 10.40分、行者岩への分岐に着いた。荷物を置いて登りに行っているが、ここから見ると結構遠い。人が小さく見える。これ以上の遅れると迷惑がかかるので、登るのはあきらめた。展望は良さそうだが。









 分岐よりしばらく登ったら広場があったので、コーヒーを点てて貰って休憩タイム。11.15分「一の岳」の標識に出た。敦賀の市街が俯瞰できる。どうやら稜線に出たようだ。続いて「二の岳」。急勾配が無くなり縦走みたいな感じになってくる。







 立派な「ブナ林」に入り感激する。芽吹きは未だだ。








 「三の岳」も通過するが、どれもピーク状になっていない地点だ。ブナの木は寒い地方が多いと思っていたが、福井県は石川県より南の方だが。











 大きなブナの木の側には「カタクリ」が咲いている。ようやく前方に避難小屋が見えてきた。避難小屋の中に祠があった。地理院地図の鳥居マークは、避難小屋の中だったのだ。







 避難小屋のすぐ上の頂上には神社は無い。大きな一等三角点と、方位盤がある。お天気が良いので小屋には誰も居ない。全員頂上で食事中。到着はちょうど12.10分。
三角点情報「野坂岳」 
 三角点名・野坂岳
等級・1等三角点
標高・913.53m








 登山口の2時間半の看板より、大差なく到着。自分としては良く頑張った。珍しい。360度の展望がある。食事をしながら辺りを見回す。大きな広い頂上だ。何十人も登っても大丈夫。お天気は良いがあまりはっきりとは見えない。琵琶湖が見える。その左の尖った山は「伊吹山」らしい。








 敦賀の市街のある平野が、ほぼ全部見下ろせる。その上の稜線に雪の残る山が見える。白山の方面だと思うがはっきりと判らない。




 東の方面かな。








 福井県と岐阜県県境の山々だと思うが良く判らない。福井県と石川県県境の山かも知れない。












 12.55分、靴の紐をしめなおして下山開始。写真左の山は敦賀半島の西方ヶ岳。










 下山は敦賀の町を見下ろしながらの下山となる。











 14.20分、車に到着。目の前に大きな桜の木が一本。満開である。普通の桜とは違うようだ。薄墨桜かな?









 15.00分、敦賀インターのすぐ上の、敦賀きらめき温泉リラ・ポートで入浴する。建物の前から先頃まで登っていた「野坂岳」が見える。



 リラ・ポートの入浴料1000円は、山帰りのちょっと入浴には高すぎるね。








表紙へ戻る