日本百名山逍遥
2006.09.より登山順

[日本百名山] 美ヶ原 2.034m (長野県)28
2016.10.22 第2回 美ヶ原自然保護センターより王ヶ頭頂上。アルプス展望コースで美しの塔。帰りは林道経由で戻る。
2009.09.20 第1回 ドライブで美ヶ原温泉泊まり。翌朝美ヶ原林道を登り、王ヶ頭自然保護センター駐車場より往復。
 

  2016年10月22日(土)2回目 女性コンビと二山巡の@美ヶ原



 楽に登れる「日本百名山」なーい?、と聞かれて「美ヶ原」「草津白根山」の二山登山計画書を作成して、S女史とN女史に送った事がある。この二つの山は登山標高差が200m程しかない。まことに年寄り向きの初歩登山の二山である。訳があってこの「一泊で二つの百名山」を歩く計画を、どうしても実行したかった。





 早朝5.30分に小松市民病院の駐車場で、二人の女史を乗せ高速北陸道から東海北陸道にはいり、飛騨清見ICで降り、中部縦貫道の無料区間で高山ICを出る、7.45分。国道158号線で平湯温泉を目指す。平湯温泉からは、有料の平湯トンネルを抜け、上高地分岐を過ぎると、急に紅葉が綺麗になった。沢渡で何度目かの休憩。紅葉している。









 一度松本平野まで降りて、浅間温泉付近から「美ヶ原スカイライン」に入る。美鈴湖を過ぎて道はどんどん高度を上げてゆく。樹林帯を抜けて見晴らしが利くようになると、北アルプス連峰が見えてくる。



 右手に分岐があり登ると「思い出の丘」の広い駐車場がある。10.40分。車を置いて向こうに見える丘の頂上に向かって登り出す。風が強くめちゃくちゃ寒い。




 「思い出の丘・八ヶ岳中信高原国定公園・標高1.935m」の看板が建っている。




 北アルプス全部と、乗鞍岳・御嶽山が見える。








 槍・穂高連峰。常念岳の上に槍ヶ岳の穂先がのぞいている。下は松本市街らしい。




 アルプスの継ぎ目の向こうに見えるのは、立山と剣岳らしい。




 鹿島槍ヶ岳・五竜岳・白馬三山が望める。















 11.20分に終点の「美ヶ原自然保護センター」駐車場に到着。観光バスでもここまで楽に登ってこられる。小松を出たのが5.30分だから6時間近くかかっている。遠かった。すぐ用意して出発。風が強くて寒い。









 林道を少し進んで左に登山路に入る。。小さな落葉松が黄色くなっている。






 北東の方が初めて開けて見えてくる。右端が「浅間山」かもしれない。あとは信濃の山々。







 鉄塔が林立する頂上に到着。王ヶ頭ホテルの右手に回ると、三角点のある、最高地点の頂上に到着。










 「美ヶ原頂上・王ヶ頭・2.034m」の石碑の前で記念撮影。






 東の方面。右が「南アルプス」で、左が「八ヶ岳」。遠くに「富士山」も見える。








 王ヶ頭の西に、「王ヶ鼻」が付き出している。あそこも展望が良さそうだ。間の林道より「アルプス展望コース」が始まっているのが見える。







 王ヶ鼻の方へは進まず、ここから直接この「アルプス展望コース」に合流する登山路を降りる。










 「アルプス展望コース」を百曲り園地の方へ進む。2.0kmと書いてある。










 前方に黒い崖が見えてきた。飛び出しているのが「烏帽子岩」らしい。








 12.45分、「烏帽子岩」に登って、歩いて来た王ヶ頭を振り返る。




 これなら行く、どこが「百曲り園地」?




 「百曲り園地」より美ヶ原の中心部に入る。ここは「美ヶ原牧場」らしい。







 13.30分、「塩くれ場園地」に着く。トイレ屋がある。塩くれ場とは牛や馬に塩を与えた場所らしい。ベンチがあるのでようやく昼食にする。風が強く寒い。暖かいコーヒーやみそ汁はまことに有難い。








 塩くれ場から「美しの塔」までは広い道を行く。向こうに見える。10分ほどで着く。








 今日の目的地の「美しの塔」に14.05分に到着。大きな塔である。裏に回ると鐘を鳴らす鎖が下がっている。ぶら下がると鐘が鳴る。少し曇ってきた。広い高原はよく霧が懸かるとの事である。






 戻りは「美ヶ原牧場」のなかの広い道を歩く。







 14.45分に「王ヶ頭ホテル」に到着。立派なホテルである。宿泊者は駐車場まで迎えに来てもらえるのか?。









 ホテルの裏に「御嶽神社」がある。








 ひと回りして王ヶ頭に戻ってきた。三角点は標識もなく石の中に紛れている。








 「王ヶ鼻」の方へ進み、分岐を駐車場の方へ降りる。








 カラマツの林を降りる。









 15.30分に車に戻り着く。保護センターの建物に入る。展示物を一回り見る。






 ナビを頼りに上信越自動車道沿いの、東御市を目指す。まずは日帰り温泉。調べてあった「湯楽里館」でゆっくりと入浴。さて今晩は車中泊の予定。仲間とは初めてである。実はビジネスホテルなどを出発前にネットで探したのだが、紅葉の土曜、真田ブームの上田市の近くは見付からなかった。


 車中泊予定の「道の駅・雷電くるみの里」へ移動。19時まで営業の道の駅食堂に滑り込んで、夕食のカレーライス。


 「雷電」とは、江戸時代の力士雷電がこの地方の出身らしい。力士銅像がある。「くるみ」とは、くるみが東御市の名産品らしい。とても広い駐車場である。駐車場には夜中じゅう街灯がつき、トイレも広い。びっくりした事に50台くらいの車が泊めてある。キャンピンクカーや、目隠しをした自家用車やミニバン。車中泊をする人がこんなに多いとはびっくり。



 普通車では3人が限度。私は若い頃の寝袋を引っ張り出して持ってきた。お互いにネットで画面を見ている。田部井淳子氏が亡くなられたらしい。77才とは私よりも若い。この間天蓋山で、頂上標柱の達筆に出合ったばかりなのにー。いつの間にか寝入った。明日は草津白根山の予定。



   ★次項2016年第65回登山は、10/23群馬県「草津白根山」へ★






  2009年09月20日(日)1回目






 調べてみたら
「美ヶ原」は三度目である。1969年に三城牧場から歩いて登っている。二度目は1985年に奥さんとドライブで、山本小屋より歩いた。今回は温泉泊の翌日、天気が良かったので「王ヶ頭」の下の、美ヶ原自然保護センターの駐車場まで登る。靴を履き替えて少し登ると前方に、アンテナの林立する王ヶ頭が見える。あそこが美ヶ原の最高地点だ。







 少し登ると北アルプスが屏風のように見えてくる。左の穂高岳から右の白馬岳まで全部見える。目を凝らすと立山と剣岳の頭も確認できる。




 30分で到着、王ヶ頭の大きなホテルの前に出た。ホテルの左の展望テラスより、東に富士山が見えた。









 目の下は美ヶ原の中心部が見渡せる。向こうに山本小屋らしきものが見える。











 王ヶ頭ホテルの右側に回り込むと、前方が少し高くなっており頂上が見えてきた。










 大きな三角点がある。八ヶ岳連峰と南アルプスの間に富士山が見える。








 左に「蓼科山」、続いて「八ヶ岳」、真ん中に薄く「富士山」、右は南アルプスだろう。









 記念撮影。最近になって年相応に、簡単に登れる「日本百名山」ばかり登っている。










 目の先の「王ヶ鼻」のピークの上に「槍ヶ岳」と「穂高岳」が近い。




 穂高の左に「乗鞍岳」と少し離れて「御嶽」が頭を出している。両方とも夏に登った山だ。










 「マツムシソウ」が咲いていた。










 帰りに「思い出の丘」にも寄ってみた。松本平野の上に北アルプスが連なっていた。美ヶ原は、頂上だけを登るのなら、30分で登れる山だ。





 昔の写真を引っ張り出しました。






 
1969.08.初めて登ったときの写真。麓の三城牧場より登った。










 
1985.08.二度目の美ヶ原。奥さんとドライブで山本小屋より歩いた。








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