福井県の山逍遥
2006.09.より登山順

[福井]  冠山 1256.60m (福井県池田町)27
第2回登山 2019.06.23. 冠山林道頂上の「冠山峠」より往復。
第1回登山 2009.08.27. 冠山林道頂上の「冠山峠」より往復。

  2019年06月23日(日)2回目 冠山峠より往復


 この年になってくると登れる山も少なくなる。最近はホームページをメンテナンスしながら、しばらく登っていなくて、今でも登れそうな山を登って居る。
「冠山」は10年ぶりだ。



 梅雨の間だが何とか今日は降らぬようだ。大阪からN女史も参加して「加賀の里山逍遥の会」のメンバー4人がそろった。7.30分にいつもの場所で待ち合わせ。福井ICで降り大野市へ向かう途中、朝谷町で「池田町」の方へ進む。池田町より冠荘の方へ進む。そのまま進むとトンネル工事に出た。冠山峠の下に岐阜県までのトンネルを掘っているらしい。ここまで国道で広い道だったが、ここから「林道冠山線」になり、急に道が細くなる。舗装はしてあるがすれ違い困難の道が続く。大きな番号札が①番から⑩まで現れる。なかなか遠い。9.35分に冠山峠に到着。車30台くらいあってびっくり。人気の山だなー。



 9.45分に登山開始。向こうに見える冠山は、雲が掛かり山裾しか見えない。





 アザミ           ヒヨドリソウ         ギンリョウソウ



 緩やかな尾根歩きである。




 1156mピークで尾根の方向が、右の方へ曲がって行く。前方に冠山が現れた。雲が取れている。





  オオカメノキ                       サワフタギ





 途中で抹茶休憩。K宗匠いつもありがとう。











 登ったり降ったり幾つものピークを越える。ブナの林になる。山の形が違って見える。





 コケイラン         アカモノ           ニッコウキスゲ



 11.35分に冠平に到着。ニッコウキスゲが10輪ほど、まとまって咲いていた。真ん中のピークは越えてきた1156mピークである。ピークの左の方が峠である。




 冠山は目の前である。禿げた岩場の道に登山者が見える。おにぎりを一つ頬張ってすぐ、気合を入れて、荷物を置いて頂上に向かう。




 見た目よりも崖は険しい。四つ這いになって登る。




 荷物を置いた冠平の広場が見える。





 12.10分に頂上到着。
三角点情報「冠山」 
 三角点名・冠山
等級・3等三角点
標高・1256.57m
所在地・福井県池田町







 狭い頂上である。










 今日の4人の記念撮影。






 冠平と、向こうの高い山は何処だ?。




 岐阜県の「徳山湖」。




 登ってきた冠山峠の方面。頂上西ピークに人が居る。




 頂上から降りるのが老人には一苦労。もう少しロープが欲しい。冠平に戻って昼食。





 頂上の木の花        平のギホシ



 ブナ林を下山する。






 15.15分に車まで降り立つ。











  ■活動時間 5時間36分 ■活動距離 5.0km ■高低差 272m ■累積標高775m/779m
  Ⓢスタート 9.41→2時間12分→冠山11.53-13.03(1時間10分)→2時間15分→
  Ⓖゴール15.18分

              ■次回登山は、6/26能登「別所岳」へ■





  2009年08月27日(木 )初登山 冠山峠より往復



 月一回の例会がある我々の麻雀の会は、若い頃のサークル活動の名残である。メンバー7人は山歩きの好きなのも居る。麻雀をしながら山の情報を集める。M君が
「冠山」に登ってきたと言う。どこにある山なのか聞いたら、福井の池田町の「冠荘」のパンフレットをくれた。この宿泊施設の横から林道に入り、登山後はここで温泉に入ってきたと言う。家へ帰って調べたら、福井県と岐阜県の県境の山で、両県にまたがって冠山林道が通じている。「21世紀へ残したい日本の自然百選」の山、と書いてある。登山は峠の上より登るので、標高差が少ないので私でも登れそうだ。しかし移動距離が長い。ナビで検察すると岐阜県側より登る道を教えてくれる。岐阜県側が国道で道が良いが、福井県側は県道で道が悪そうだが--。





 6.40.に小松で相棒のK君とS史を乗せて、片山津インターより高速に乗り、7.40.鯖江インターで降りる。国道417号を走り山へ一直線。8.05.池田町の冠荘通過。国道は段々細くなりそのまま冠山林道になる。前方に岐阜県境の山並みが屏風のように連なる。あそこまでどうして登るのだろうと考えていたら、林道はどんどん右へ曲がり尾根を回り込んで高度を上げてゆく。道はくねくねと細いが舗装はしてある。8.45.に、標高1060mの冠山峠に到着。自宅より3時間以上は掛かると思っていたのに、2時間と少しで到着した。






 広い駐車場がある。道路パトロールの車が一台止まっていたが、岐阜県側に降りていった。離れたところにトイレ寮がある、ここから冠山が見えるはずだが、雲が掛かっている。晴れていれば福井県側の展望は良さそうだが、雲が多い。小さな祠の地蔵の横より「金草山」の登山路がついている。その反対側に大きな石の「冠山峠」の石碑がある。その後ろから冠山登山路が付いている。運転の疲れを取るため、その前で抹茶を一服。








 9.20.登山開始。緩やかな広い尾根を上がって行く。これは「オオカメノキ」だろう。すっかり実になっている。赤い花序が印象的。










 「ツルリンドウ」が咲いている。










 ピークを越えていちど鞍部に下りる。前方に尖ったピークが見えてきた。ガスが掛かっているが冠山の頂上らしい。










 「カメバヒキオコシ」の花が咲いている。S女史に調べてもらった。間違いない。









 鞍部は少しじめじめしているが、たいしたことは無い。「シモツケソウ」が咲いている。この山は標高が低いのに高山植物が多いので有名らしい。鞍部から尾根には登らなくて、山の斜面をトラバースして冠平に続いている。








 10.35.冠平に到着。笹の草原の入り口で、向こうに禿げた広場が見える。登山路はここより急に右に折れ、急な斜面を登ることになる。平の広場は後にしてすぐ斜面を登りだす。









 なかなかの急坂で岩場がありロープが提げてある。「カライトソウ」が咲き残っている。急に高山みたいな雰囲気になる。「リンドウ」の蕾も大きくなった。









 10.50.冠山頂上到着。尖っているだけあって狭い。周りは全部崖みたいな感じ。三角点がある。三角点の下が大分顕れている。360度の展望があるが今日は残念ながら雲がある。少し風が強いが、狭いと言いながら、他に登山者が居ない我々三人には、昼食場所として充分の広さである。








三角点情報「冠山」 
 三角点名・冠山
等級・3等三角点
標高・1256.57m
所在地・福井県池田町








 目の下に冠平の広場が見える。登山者2人が見えたが頂上に登ってこなかった。後で聞いたら風が強くて不安を感じたと言う。広場のずっと上の遠い山はスキー場が見えるので「経ヶ岳」と思われる。我々は50分長居して、11.40.下山開始。








 12.00.冠平。振り返ると今まで居た頂上が見える。この冠平は風が強い。峠で風の通り道になっている。頂上よりも風が強い気がした。一面笹の原もこの風に寄るものだろう。だから高山植物も多いのだろう。広場に遭難碑がある。二人亡くなっているようだ。









 この大きな弦の花は、S女史が調べて「バアソブ」と言うらしいと知らせてきた。私は初めて見た花である。ツルリンドウの大型みたいな感じだ。登ってゆく登山者と二人ほどすれ違う。









 下山の途中、車を置いた冠山峠が見下ろせた。峠の上の高い山は「金草山」らしい。




 13.20.峠まで帰着。登るときには見えなかった冠山がよく見える。車も5台ほどある。








 まさに峠から見るピークは「冠」そのものである。13.30.林道を降り始める。「ツリフネソウ」がいっぱい咲いている。14.30.渓流温泉「冠荘」で風呂に入る。










 風呂に入った後は、近くの「そば道場」でおろしそばを食べる。隣の「かずら橋」を渡る。どうゆう訳か相棒のK君が一番怖がっている。山ではどんな難所も平気なのに、かずら橋だけが苦手らしい。不思議だ。





 17.30.自宅到着。


表紙へ戻る