富山県の山逍遥
2005.04.より登山順

[富山] 白木峰 1.596m (富山市八尾町)16
白木峰三角点
第4回目登山 2017.07.09 21世紀の森林道終点より往復。
第3回目登山 2016.06.23 21世紀の森林道終点より往復。

第2回目登山 2010.07.07 21世紀の森林道終点より往復。
第1回目登山 2008.07.12 21世紀の森林道終点より往復。
 

   2017年07月09日(日)4回目



 去年に続き4回目の
「白木峰」である。大阪のN女史が、まだ歩いた事が無いというので案内することになった。7.00時にS女子とN女史を乗せ小松を出発。去年は富山西ICで降りたが、今回は砺波ICで降り、寺尾温泉、井栗谷と県道25号を進み八尾町に抜けた。山越えだが車が少なくスイスイと走れて、高速料金も安くなる。八尾より国道472号は前回と同じ。





 ようやく「大長谷」着くとホッとする。山の中に開けた平地があり民家がある。大長谷交流センターという建物があったので、トイレを拝借。8.45分。








 さらに進んで、登山路の林道に入り込む。長い林道である。林道の路肩に駐車が続くようになる。少し戻って路肩に車を置く。終点駐車場の手前、1kmはありそうだ。






 ここまで途中、車にはあまり遇わなかったのに、ずらりと車が並んでいる。人気の山である。トイレのある駐車場から登山路に入る。いきなりの急坂である。ブナの細尾根である。途中林道を2度横断する。2度目の林道より左に避難小屋が見える。ゴゼンタチバナが咲いている。






 二つ目の林道を横切って、少し登ると草原状になりニッコウキスゲが咲いていた。




 白木山荘避難小屋の、屋根が見える。




 ヘリポートを抜けて「太子堂」のあるピークまで行く。この先下ってゆくと小白木峰へ続く。11.20分。




 振り返ると、白木峰頂上に人がいるのが見える。戻って頂上を目指す。





 11.30分、頂上到着。


 方位版周りは昼食の人で一杯。北アルプスは今日は見えない。白山も見えるらしい。


 浮島の池の方へ降りてゆく。池で昼食しよう。以前、「トキソウ」を見付けたことがあるので、注意して歩いたが、トキソウもサワランも見かけなかった。
























 12.10分に浮島の池に到着。人もワタスゲもいっぱいだ。我々も昼食。




















 帰りは、途中から避難小屋の方へ降りる。13.25分。







 登るときには気が付かなかったが、急坂の階段に「ショウキラン」を見付けた。










 14.25分に駐車場に降り立つ。








 さらに林道を歩いて14.40に車に到着。










 大長谷温泉に入って帰る。大長谷は「ナガタン」と読む様だ。







  2016年06月23日(木)3回目



 この間、能郷白山に登った時、一本のニッコウキスゲも咲いていなかったと、S女史が嘆いていた。白木峰のニッコウキスゲはどうだろうと、調べていたらそろそろ咲き出しているようだ。発表会も近いので疲れるような山は嫌なので、
「白木峰」のニッコウキスゲを見に行くことになった。6年ぶりだ。これで会が終わるまでしばらくは山歩きはお休みかな。


 6.30分に小松を出て、高速の富山西ICで降りて一直線八尾町へ向かう。八尾の町はなんとなく通り抜けるのが難しい。ナビでようやく通過。国道472号線を走る。室牧ダム湖のほとりを走り、その先の峠の分岐を見落として右に国道471線に入り込んだ。急に道が細くなりくねくねと曲がり出したので、気が付いて戻る。分岐をを左折して、国道471号と472号の併用線を降りてゆく。



 こんな山の中に段々と平野が広がり民家が現れてくる。まあーとても遠い所だなと云う感じ。ようやく「白木峰・21世紀の森キャンプ場」の大きい看板に出た。左折して林道を登る。長い林道である。9.35分にようやく終点の白木峰駐車場に到着。先着2台。トイレがある。霧雨。今日は段々と晴れてくる予想なので無理して出てきた。トイレ横のトレッキングマップを眺める。小白木峰に一度行ってみたいと思っていたが、往復4時間、私の足だと6時間はかかりそうで到底無理と判明。とりあえず今日は一つ目の林道を横切り、二つ目の林道を左折して「白木山荘避難小屋」で一休みをすることにする。








                              ギンランかな?






 二つ目の林道に登り着き、林道を左に歩き出す。霧が出てきて見通しがきかず不安。ようやく避難小屋の屋根を見付けてホッとする。









 10.55分に小屋に入る。この小屋に入るのは初めてである。二階建ての大きな小屋である。先着女性2名。駐車場の隣の車で、先に出発していった二人で、一人外国人らしい。半分ほど腹ごしらえをして出発。







 まだポンチョが必要。なかなか雨は止まないね。お目当てのニッコウキスゲが目立ちだした。










 頂上と浮島の池の分岐に出て。浮島の池の方へ進む。キリで見通しが利かず不安である。






 池塘の向こうに「ニッコウキスゲ」がいっぱい。




 この池塘の手前に「イワイチョウ」がいっぱい。





 イワイチョウ         三角点           ウラジロヨウラク



 雨であまり開いていないが、ニッコウキスゲ。




 12.00時に浮島の池に到着。「ワタスゲ」がいっぱい。いつもは昼食をとる人で一杯だが。今日は誰も居ない。昼食を諦めて戻り出す。

























 コメツツジ          キンコウカ         ゴゼンタチバナ



 イワカガミ         キスゲとギボシ         サワラン






 13.00時に頂上まで戻る。誰も居ないかが雨は止んだ。ここで昼食とする。お湯を沸かしてもらって、カップラーメン。漬物がいろいろ出てきて美味しい。コーヒーも入れてもらって感謝。












 ようやく晴れてきた。歩いて来た浮島の池の方面。




 そのあと「太子堂」へ向かう。振り返ると先ごろまで居た頂上。頂上標識が見える。なだらかな斜面はよく見るとニッコウキスゲが多い。これからさらに多くなるだろう。






 登り口看板に「太子堂」と記入があった。今までお地蔵さんかと思っていたら、聖徳太子像だった。
 調べてみたら「太子堂には、地元八尾町の長谷川保一氏の手による石像が安置。聖徳太子の二歳像で昭和36年設立。当時は頂上に設置」との事である。








 ネバリノギラン        アカモノ           オオバギボシ





 ヘリポートみたいな所から登山路を降りだす。林道迄の道がやけに荒れている。帰って登山口のトレッキングマップを眺めていたら、遠回りの林道を歩いても同じ10分だった。登りは遠回りの林道の方が時間が短い事になっている。








 子供連れなどは、二度目の林道から右にヘリポートへ登った方が楽なようだ。


 午後から晴れの予想だったがあまり良くなかった。14.50分に車に到着。



    ★次項2016年50回登山は、6/26長野県小谷村「栂池自然園」へ★


 

  2010年07月07日(水)2回目



 年に一度の発表会も近づき、御稽古が忙しいが、今日だけ空いている。この
「白木峰」に登りたいというS女史を乗せて、金沢の相棒K君を迎えに行ったのが7.20.、高速に乗り富山西インターで降り、八尾の町を抜け、国道471号を走り、分岐を右に入り、県道323号を走り、県道228より「谷折峠」越えの近道を進んだ。




 この道は前回登山の時に、帰りに通った事がある。細い林道だが地図を見ると少し近い。所が集落が済んで、山道にかかる所に、この先交通止めの標識があった。おいおいもう少し早く標識を出してもらわないと実に困る。仕方がないから延々と戻って、国道を室牧ダム湖のほとりを進んだ。白木峰の駐車場に着いたのは、10.10分。










 前回は駐車が多くて肝をつぶしたが、平日の今日はさすがに少なくて10台くらい。10.30.より歩き出し11.20.に頂上到着。今年は「ニッコウキスゲ」があまり咲いていない。






 草原に続く道を進んで、浮島のある池塘を目指す。









 途中の池塘のほとりに「イワイチョウ」が咲いている。











 その近くの湿地帯に「トキソウ」を見つけた。家に帰って調べたら、これがトキソウだった。前回見つけてトキソウだと思ったのはサワランだった。










 数本しか咲いていない。これはS女史の写した画像。









 後方の高い地点が白木峰の頂上。木道があり歩きやすい。







 二つ目の瘤の上に三角点があった。白木峰と云う名前の三角点だが、頂上よりも10mほど低い。
三角点情報「白木峰」 
三角点名・白木峰」
等級・2等三角点
標高・1586.42m
 







 遠くの山並みは北アルプス。目を凝らすと、槍ヶ岳から奥穂の稜線が見える。立山方面は雲の中。




 12.10.「浮島のある池塘」に着く。ここ先は道が無い。「ワタスゲ」に囲まれて昼食。








 今年の白木峰は、前回と比べて「ニッコウキスゲ」が極端に少ない。どうゆう加減なのかな。











 人が入れ替わり立ち代わりやってくる。一番の昼食場所だ。一番先に着いて、一番最後まで居た。13.00.









 前回トキソウだと思った「サワラン」が咲いている。











 この白い花は、これはなんだっけ










 池塘の周りをよくよく観察していたら「モウセンゴケ」が一杯だった。










 13.40.立ち返り、頂上を通り越して南の端の、祠のあるピークで、抹茶を点てて一休み。








 14.00.下山開始。「キンコウカ」が咲いている。











 「ギボウシ」が一杯。前回と違う道を降りて見ようと、林道をぶらぶらと歩き出す。やはり随分の大回りである。







 「カラマツソウ」が咲いている。避難小屋の下を通る。あんまりの大回りに、最後はまた登山道に戻った。14.45.駐車場に到着。15.20.下の集落の、大長谷温泉に入る。急に雨が降り出した。温泉から上がって八尾に着くまでの国道は豪雨でびっくり。それでも八尾を過ぎて町に出たら、夏の日になった。18.00金沢着。18.40.小松着。





 地図は動かせます。
  



  2008年07月12日(土)初登山



 友達のH君がメールで、白木峰に行ってきました。残念ながらニッコウキスゲには半月早かったです残念、と書いてきた。調べてみると、なるほどニッコウキスゲで有名らしい。しかも1時間で登れるというのが大魅力だ。しかもメールより半月、ちょうど咲いているかもしれないと、急に思い立ち
「白木峰」に出かける。自宅を6.20.に出る。北陸道を走り小杉インターで降り、八尾の町を抜け、国道472号線と471号線を走る。ナビがあるので迷うことは無いが、国道でもくねくねしていて道が細い。






 庵谷という最後の村が済んでしばらくで、大きな立札があった。左に林道が分かれている。「白木峰、21世紀の森、キャンプ場」の矢印がある。立札には「白木水無県立自然公園案内図」と描いてある。読むと、現在地より林道大谷線を9.7kで駐車場。50分掛かると書いてある。また駐車場より頂上まで50分、0.8kと。書いてある









 しばらく登ると、21世紀の森の看板を通る。建物やキャンプ場があるようだ。8.25.









 ここまであまり車に出会わなかったので、登る人が少ないなと思っていたら、駐車場に近かずくと林道の片側にずらりと車が留めてある。駐車場に入りきれぬ車がはみ出しているのだ。びっくり。50台はあるだろう。だいぶ離れた所に車を置く。8.40.







 9.00.歩き出す。林道は戸が閉めてあり車は入れないが、頂上まで延びているようだ。登山路は林道を二度ほど横断して付いている。急な道を避けてわざわざ大回りの登山路を歩いてゆくパーティもいる。1時間で急に傾斜が緩くなり頂上の一角にたどり着いた。ニッコウキスゲが目に付くようになる。








 一面の大草原になりちょっと感動。左の高みに登ると其処が頂上だった。方位盤がある。今日は雲があり遠望が利かない。









 ここから北側に大きな草原が広がっている。木道が続いている。池が見える。ニッコウキスゲが咲いている。




 山頂台地の北端にある、浮島のある池塘に向かって歩き出す。左に避難小屋が見え、道が分岐している。一の池、二の池、三段の池などがある。




 20分ほどぶらぶらと歩いたら、突き当りの大きな池塘に着いた。ベンチがあり食事をする人でいっぱいである。ここから先は道が無い。








 これは「トキソウ」だと思う。近くに寄れなかったので、ピンボケになった。
「サワラン」でした。












 食事を済まして今度は台地の南の端を目指す。








 「ギボウシ」も多い。その他ササユリ、アザミ、イワイチョウ、ゴゼンタチバナなど見かける。向うに台地南端の地蔵のあるピークが見えて来た。









 ピークより登山路が降ってゆく。その先に「小白木峰」の丸いピークが見える。大きな池塘があるようで、あすこを往復する人が多い。往復4時間くらい掛かりそうだ。小白木峰の上の山は「金剛堂山」らしい。大きな山だ。







 地蔵さんの前で暇をつぶして下山に掛かる。地蔵の謂れは知らない。この地点からは白山も立山も見えるかもしれない。


 元来た道を降りる。国道に出たらすぐに村営の風呂があったので入って帰る。この山は1時間で登れるが、自宅より登山口まで到達に、2時間半は掛かりそうだ。





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