福井県の山逍遥
2006.09.より登山順

    [福井]  野見ヶ岳   678 m  (福井県越前市)115
[福井]  岩谷山    709 m  (福井県越前市)
第4回 2024.10.14. 魚見峠より「岩谷山」経由で「野見ヶ岳」を往復。
第3回 2020.09.23. 魚見峠より「岩谷山」経由で「野見ヶ岳」を往復。

第2回 2015.04.16. 上牧谷より
「野見ヶ岳」へ登り、魚見峠へ降り、車道を歩いて降りる。
第1回 2014.06.26. 南条より国道203号で魚見峠まで登り、岩谷山と野見ヶ岳を往復。池田町の方へ降りる。


  2024年10月14日(月)4回 魚見峠より「岩谷山」「野見ヶ岳」往復


 S女史のエスコートで「武周ヶ池」へ。老人でも「魚見峠」まで車で上がれば登れそうだ。登る道は細くて時々通行止めになる。調べたら南条の方から登れそうだ。4年ぶり4回目の「野見ヶ岳」だ。南条SAのスマートICから出て、牧谷町から県道203号線を走る。上牧谷町を抜けると途端に道が細くなる。立札に「道路狭い・すれ違い不可・路肩狭い・落石あり」。本当に狭い道。前から車が来ない事を祈るのみ。上手い具合に車には一台とも遇わず、くねくね道を登り切る。





 広い駐車場には先着車が一台のみ。10.00時。








 一段上に大きなログハウス。








 ログハウスの前に「県道203峠」の碑。ログハウスは今回覗かず。









 登山口の解説板。










 ログハウスの裏から登って来た方面。禿げた「蓮光坊山」。あの近くの山に登った事あり。遠くはホノケ山?かな。







 登山開始。









 初めに杉林。







 杉林が無くなる。









 右手に展望。部子山らしい。







 右に分岐点。「岩谷山」る道。今日はここより登る。道は細く急坂となる。直進は巻き道。








 頂上手前に、「唐木岳」からの道が合流する。








 その先一登りで「岩谷山」の頂上。三角点あり、展望無し。11.00時。







 「3等三角点・点名は魚見谷・標高は709m」本日の最高地点。これから登る「野見ヶ岳」より、ここの方が高い。







 頂上から急坂を慎重に降ると、「野見ヶ岳」への巻き道に戻る。








 野見ヶ岳までは釣り尾根。一度降ってまた登る。味真野方面が見える所がある。







 ブナの林の釣り尾根。









 段々と登りになる。







 S女史が鹿を見たという。両側の笹藪、葉っぱが食べられている。








 ようやく釣尾根を登り切った様だ。








 突然と左側に「武周ヶ池」が見えてくる。








 ブナ林に囲まれた池。こんな高い地点で、川も無いのにいつも水が涸れない様だ。







 池を眺めて一休みの積りが、丁度お昼で昼食にする。頂上は後回し。12.00時。








 男女二人連れ挨拶して頂上へ行った。その後戻ってきて池周辺を散策して降りて行った。今日の登山者はこの二人だけ。







 「竜神?」と書いてあるのかな。雨乞いをした場所の様だ。








 荷物を持たなくて「野見ヶ岳」頂上へ。池の横を少し登ると一番高い地点に鉄塔がある。鉄塔までの道が綺麗に刈られていた。送電線の下を刈ったらしい。







 鉄塔のある所が「野見ヶ岳」の頂上である。「鉄塔・大黒部幹線326番・標高は678m」。展望無し。








 少し戻ると送電線の下が刈られて展望良し。前回までは展望を求めて下の鉄塔まで降りた。今はどこからでも大展望。







 武生辺りかな?









 文殊山は山の形で判る。その向こうに福井市街。手前の山は、行司山・三里山と思われる。






 切り開かれた右の端に「白山」が見えた。加賀の白山と云うが福井県からも白山が良く見える。白山を開いたのは福井の泰澄大師。








 武周ヶ池へ降りて、そのまま右回りで池を一周。








 青空が映る。








 池にイノシシのヌタ場がある。








 食事場所の反対側。








 池を一周してきた。








 荷物を拾って、記念撮影をして下山開始。13.15分。







 前方に「岩谷山」











 釣り尾根のブナ林。














 岩谷山分岐。帰りは巻き道で戻る。







 巻き道から尖った山が見えた。「冠山」らしい。









 巻き道は坂が無くて歩きやすい。







 下に峠のログハウスが見えてきた。14.30分。









 駐車場には我々のくるまが一台だけ。池田町に降りる道は通行止めの標識は外してあった。通れるようなった様だ。ここからまた細い道を、前から車が来ないように祈りながら降りる。無事に南条SAのスマートICから高速に乗り戻る。



   ■次回登山は、10/17「津幡森林公園」へ■


  2020年09月23日(水)3回 魚見峠より「岩谷山」「野見ヶ岳」往復



 この間、奥ノ院山に登った時、「野見ヶ岳」が近くに見えた。5年ぶりに歩きに来た。楽をして魚見峠から登るつもりだが、県道203池田南条線は、南条から峠の上まで通行止めになっていた。そこで池田町から入り込む。武生ICで降り、味真野を通り抜け、県道203で「魚見峠」に上がる。








 舗装してある道だが、道が細いので緊張する。峠で通行止めなので、上手い事に車に出会わなくて、峠に登り着いた。この先は通行止めになっている。







 休憩所らしいログハウスがある。中を覗いたら靴を脱いで上がる、板張り床で空っぽ状態。ログハウスの裏から南条の方が見える。高いのは「ホノケ山」かな?。奥ノ院山も見える。







 ログハウスの裏から階段を登り、登山道が始まる。










 始は緩やかである。







 しばらく歩くと、右に分岐があり「岩谷山」に登る道が出来ていた。赤いテープがあり、標識無し。








 以前は野見ヶ岳との鞍部まで山裾を捲いて、利物を置いて往復したものだ。







 11.20分に「岩谷山」の頂上に到着。展望無し。三角点のある狭い空間。








 三角点名「魚見谷」、等級は「3等」、標高は「708.80m」。これから登る「野見ヶ岳」より、岩谷山の方が30mほど高いぞ。







 急坂を降りて、野見ヶ岳の方へ縦走。









 振り返ると、越えてきた「岩谷山」が高い。








 縦走路は段々と急になると「武周ヶ池」に登り着く。







 ブナ林の「武周ヶ池」である。雰囲気が好きだ。














 ブナ林に荷物を置いて、すぐ先の鉄塔がある「野見ヶ岳」の頂上に登る。「大黒部幹線326」という鉄塔である。12.30分。
 








 展望は無し。地図に678mと載っている。









 下の方に「325鉄塔」が見えるので、降りてゆく。少し展望がある。






 味真野の方面らしい。







 池のほとりに「龍神」という碑がある。昔は雨乞いをした場所のようだ。昼食。









 食事後、武周ヶ池を一周。食事地点の反対側より写す。








 一周して戻って、下山開始。












 地図を見ると「唐木岳」と云うらしい。隣の山だ。









 帰りは岩谷山に登らず、山すそを捲く登山道を降りる。






 ログハウスの建つ「魚見峠」に到着。ハギが咲いている。14.40分。










           ■次回登山は、9/27加賀「橋立自然公園へ■



  2015年04月16日(木)2回 上牧谷より「野見ヶ岳」林道降る



 16日にS女史より
「野見ヶ岳」へ登りたいと云ってきた。この日だけは晴れマーク。久しぶりに相棒K君に電話を掛けた。去年二人で登っているが、今度は直登ルートから登りたいと云ったら乗ってきた。



 夜中過ぎまで雨が降っていたので心配したが、8時集合の「加賀ゆめのゆ」は晴天。高速を走り福井「南条SAのETC」で外へ出て県道203号で上牧谷町へ行く。町を抜け橋を渡った所に「武周ヶ池登山口」標識があり、広い駐車場もある。しかし欲を出して川沿いの道を入る。300m程で左に橋を渡る。直進に広い林道が続くが、橋を渡ったすぐに右に分岐がある。その三叉路に車を置く。100m位で登山口がある。実は車を入れたが駐車場所が無くてここまで戻った。






 車を置いた所より山裾を100mほど進むと、左の斜面に「武周ヶ池登山口」の標識がある。赤い標識は、関西電力の送電線鉄塔の巡視路の標識だ。9.20分。








 登り出して直ぐピンクの「イカリソウ」石川県にはピンクは無い。白ばかりだ。







 「ミツバツツジ」も咲きだしている。この直登登山路は鉄塔巡視路であり、頂上まで5本の鉄塔がある。頂上に5本目の鉄塔が建っている。







 この登山路は急坂が続く。1本目の鉄塔までが特に急である。1本目より2本目の鉄塔を望む。2本目の鉄塔近くで緩やかになったので、相棒に抹茶を点てて貰う。久しぶりだ。










 この登山路は鉄塔があるので展望が良い。向かいに「ホノケ山」が見える。







 4番目鉄塔より頂上鉄塔を望む。タムシバが満開である。雪は無いと思っていたのに、残雪が出てきた。









 頂上の一角にたどり着いたら、頂上は残雪だった。11.25分









 倒れていた標識で記念撮影。字が読めない。展望は少しあるのだが、春がすみで景色が霞んでいて残念。







 味真野の方面が見える。南の方にも雪の残る山が多いが判別できない。




 残雪の上を歩いて「武周ヶ池」の方へ降りる。池が半分雪で埋もれていた。11.40分。

















 ブナ林は気持ちよい食事場所である。ゆっくりと食事。コーヒータイム。「竜神?」の石碑の前で記念撮影。


 元来た道を降りる予定だったが、天気も良いし、前回歩いた「魚見峠」まで降りて、長い県道を歩いて降りる事にした。12.40分出発。縦走路に初め雪が残る。






 ショウジョウバカマ      トクワカソウが咲いている。白っぽいのもある。






 13.15分に「岩谷山」の下に着いた。縦走路は岩谷山を捲いてゆくが、前回ここから頂上三角点確認に登った。今回は私は下で待って居て二人は登って行った。頂上は残雪があり三角点は確認できなかったようだ。








 14.00時に峠に降り立った。前回はここまで車を乗り入れた。残雪は無く車で走れそうな雰囲気である。







 登り口が見下ろせる。山と山の間の細い平地が「上牧谷町」である。あそこまで舗装してある車道が続いている。標高差があるので車道はくねくねと実に大回りする。大変だ。遠い。




 所々に落石が散らばっている。向こうに鉄塔が続いているのが見える。一番上が野見ヶ岳頂上だ。あの鉄塔沿いに登ったのだ。





 キケマン           ヘビイチゴ          ヤマブキ



 イカリソウ          ニリンソウ          ムラサキケマン






 色んな花を探しながら車道を降りる。車道は細い。すれ違い出来ない部分が多い。









 採石場の先で通行止めになっていた。大雨の為と書いてある。ここ2・3日の雨の為に通行止めになっていたようだ。







 キクザキイチゲ        カタクリ           エンゴサク







 1時間40分も歩いてようやく置いた車が見えてきた。









 15.40分に車にたどり着いた。下りだが久しぶりに長く歩いた。






    
●次稿2015年第24回登山は、4/18福井県「バンビライン・小鹿山」へ●



  2014年06月26日(木)1回 南条SAより魚見峠「野見ヶ岳」「岩谷山」



 先月の新聞社の雑誌に
「野見ヶ岳」が載っていた。あまり聞いた事が無いが、地図を調べたら地理院地図には、ちゃんと山名が記入されている。しかも隣の「岩谷山」には三角点もある。しかし岩谷山の方が野見ヶ岳より標高が高いのに、野見ヶ岳が主峰になっている。本では上牧谷集落より鉄塔巡視路を登り、武周ヶ池と岩谷山を経由してログハウスへ下山している。しかしログハウスまで車で登ると、遊歩道感覚で登れそうだ。我々老人向けだ。早速後期高齢者コンビの相棒と登りに行く。


 8.00時に加賀ゆめのゆで相棒を乗せ、南条サービスエリアのETCで出て、上牧谷村に向かう。県道203号線が山を越えて池田町の方へ抜けている。


 上牧谷村の入口で標識を見付けた。この村を抜けた所より「直登登山路」があるようだ。今回はこのまま峠を登り切り、ログハウスまで入る予定。30分と書いてある。



 標識の中に「福井県のヘソ」と書いてある。ここに来る途中にも、「福井県のヘソ」へ登る標識を見た。家へ帰って調べたら、「福井県の地図を切り抜き、その重心になる地点」らしい。福井県の真ん中のヘソに登る道があるらしい。





 県道203号線は、村を過ぎてしばらくで急に細くなった。立て札に「通行注意・道路が狭い、すれ違い不可、路肩が狭い、落石の恐れあり」とある。どんどん高度を上げて行くが、確かに道は狭い。完全舗装だが、前から車が来ない事を祈るのみ。下の方に土砂採掘所があり、ダンプが降りて来て肝をつぶしバックしたが、それから上では車に遇わなかった。9.20分に広い駐車場のある「魚見峠」に到着。







 一段高い所に立派なログハウスがある。のぞいて見なかった。








 登ってきた方角が見える。鉄塔のある尾根が、直登登山路があるのだろう。







 ログハウスの後ろの急坂より登山路に入る。









 すぐなだらかになり、岩谷山に続く。登山路は岩谷山頂上を通過するのかと思っていたが、頂上を通らなくて水平に山腹を捲いていた。何処かに藪漕ぎ地点が無いか探していたが、どこにもない。






 そのうちに岩谷山を捲いていた山腹の水平道がすみ、尾根に合流した。10.00時。ここに荷物を置き、戻るように三角点を探しに藪に分け入る。赤いテープが所々に在り、獣道のようなものが続いている。一番高い所に三角点を発見。10.15分。







 三角点情報「岩谷山」
 三角点名・魚見谷
等級・3等三角点
標高・708.80m







 一面は藪の中で展望は無し。岩谷山の山名板が一つ立ててある。









 戻って荷物を持って先へ進む。ここもなだらかな尾瀬道である。岩谷山より野見ヶ岳の方が標高が低い。






 11.00時に、ピークを越えて少し下がった所に有る「武周ヶ池」に到着。池の畔はブナ林で、下草が刈ってあり気持ちが良い。




 池のほとりで抹茶休憩。




 よく見るとモリアオガエルの白い卵が、湖面より非常に高い枝の上にぶら下がっている。




 この池の主の竜神様は、ドンブシと云う淡水魚カジカらしい。




 池の上の石碑。学が無くて字が読めない。たぶん「竜神」だろうと思うが、恥ずかしい。





 ツルアリドオシ        ササユリ         野イバラ この時期花は少ない。






 すぐ上が野見ヶ岳の頂上らしい。登ってみたら鉄塔が頂上を占拠している。11.30分。周りが茂っていて展望が無い。向かい側から登山路が登って来ている。








 食事をしようとリュックをかずいて来たのに、あまり雰囲気が良くない。池の方が涼しくて良いので、また戻って昼食にしようと決定。






 送電線は山を越えてずーっと降っている。越前市文室町から、巡視路を使っての登山路が、ここまで登って来ている。下の鉄塔まで降りてみた。鉄塔の向こうの山は「大山」で、その先の山が「日野山」らしい。大山は地図には無記名だが、看板には書いてある。頂上から大山を通り、日野山へ続く登山路が昔あったようだ。




 鉄塔の下から平野が望める。味真野辺りらしい。




 12.00時。また武周ヶ池まで戻って、石碑の前で昼食。







 12.20分頃に下山開始。前方に三角点を探した「岩谷山」が見える。










 13.00時に峠の駐車場に到着。







 上牧谷町より県道203号線で、そのまま魚見峠の駐車場まで登る。岩谷山で三角点を探訪し、野見ヶ岳登頂の後、武周ヶ池で昼食して戻る。



 帰りは県道203号線を、池田町の方へ降りた。池田町へは寄らずに、味真野の方へ出て武生インターに出た。「武周ヶ池」の事だが、どこかで名前を見た事があるので、調べたら「越知山」の近くに同じ名前の大きな池がある。





 この間、ドライブの帰りに南条SAより「野見ヶ岳」「岩谷山」を写してきた。今まで登っていなかったので、見えるとは気が付かなかった。もう一つ気付いた事は、野見ヶ岳の山名は、魚見町とか魚見川とか魚見峠とか三角点名の魚見谷の「魚見」が→「野見」に訛ったのではないか?と云う事。



            
●次項2014年第51回登山は、7/7「西山」へ●


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