2005.4.より登山順
谷峠付近の二山
[加賀福井67] 取立山 1307.22m (白山市白峰町) [加賀福井67] 護摩堂山 1152.4m (白山市白峰町) |
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第10回 2019.11.24. 東山いこいの森より駐車場。「取立山」-コツブリ-大滝-一周。 第09回 2015.09.19. 東山いこいの森より駐車場、「取立山」に登り、コツぶり山を縦走して下山。 第08回 2014.06.15. 谷トンネルの先より林道を上り尾根で「護摩堂山」。降りは護摩堂峠-林道を戻る。 第07回 2013.03.17. 谷トンネルを抜けた所より「護摩堂山」を往復。 第06回 2012.03.22. 谷トンネルを抜けた所より「護摩堂山」を往復。 第05回 2011.03.24. 谷トンネルを抜けた所より「護摩堂山」を往復。 第04回 2010.11.14. 東山いこいの森経由駐車場より、こつぶり山「取立山」を一周。誕生日登山。 第03回 2009.05.04. 東山いこいの森経由駐車場より、「取立山」、こつぶり山を縦走して駐車場。 第02回 2007.08.04. 東山いこいの森経由駐車場より、「取立山」、こつぶり山を縦走して駐車場。 第01回 2007.04.21. 東山いこいの森経由駐車場より、こつぶり山、「取立山」を縦走して駐車場。 |
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2019年11月24日(日)10回 「取立山」-「コツブリ山」-大滝 昨日金沢能楽堂で、狂言方の人間国宝「野村萬」師の卒寿記念の狂言会がありました。師は先ごろ文化勲章を頂いたばかりです。師は「鍋八撥」を演ぜられたが、90歳とは思えないほどのお元気さで本当にびっくりしました。私も「髭櫓」の狂言にお囃子を頼まれ出演しました。終わってから、10日ほど前に88歳で亡くなった、私の太鼓の師、観世流太鼓家元「観世元信」師の事で少しお話をしました。萬師と観世師は同年代でしたが、私の師の観世師は早くに病気に倒れ、舞台には出られませんでした。お元気ならば人間国宝は間違いなしだったのに残念です。萬師は周りに昔の仲間は誰もいなくなったとおっしゃっていました。私も金沢能楽界の囃子方の最長老になっています。まだ舞台を頼まれることもあります。野村萬師にあやかって、元気で勤めたいですね。 今日は「取立山」である。私の82歳の誕生日パーティーを山でするから、雨に降られても良いように避難小屋のある山を探せ、と言われて「取立山」にした。調べてみたら9年前に私の誕生日登山をしている。取立山に登るのは4年ぶりである。8.00時に小松なかうみの里に集合。N氏、NS女史コンビとМ女史の5名である。9.10分に登山口の広い駐車場に到着。前着3台。 9.30頃出発。今日は時計の反対周りで、頂上を目差す。 山腹を大きくジグザグに高度を上げてゆく。15回ほども切り返すと尾根に登り切り、緩やかな道となる。 谷間に霧が湧き、段々と増えてきた。
11.10分、登山道の真ん中に三角点がある。この先まだ登り道で、100mほど先が頂上である。この三角点は頂上より低い地点に設置されている。 頂上は、若い先着パーティが食事の準備中である。 到着。我がパーティーお待たせしました。ここまでくると「白山」がドカリと見えるはずだが、霧の中。 シャッターを押してもらって記念撮影。すぐに避難小屋の方へ降りてゆく。 振り返ると、さっきまで居た頂上が見える。霧が段々と晴れてきたような感じだぞ。 大きな避難小屋が見えてきた。11.50分。 誰もいないので貸切のパーティーである。 大きな鍋で、なんとなんと「鴨鍋」が振舞われた。 食事が済んだら大きなバースデーケーキが出てきたぞ。この年になってローソクの炎を吹き消すのは恥ずかしい。有難うございます。 食事を済ませてコツブリ山の方へ登り出したら、勝山の方がドカンと見えた。右が浄法寺山・冠岳?、手前が越前水無山?、右が大佛寺山? コツブリ山に登り着いたら、白山がドカンと見えた。別山も見える。まだ雪は少ない。 コツブリ山より下山開始。展望の良い尾根歩きとなる。 縦走路の突き当りのピークから谷の方へ降りる。ピークの上は「大日山」だ。 谷底まで降りて川を渡ると、谷沿いのぐちゃぐちゃ道になる。大滝に近づくと、滝の段差の崖の道を降りる。年寄りには怖い。ロープが下がっているが大分古そうだ。岩は濡れている。濡れた岩に腰を掛けてロープに繋がり四つ這いで降りる。降りると滝の横に出る。仲間はとっくに先へ行ったようだ。15.00時。 滝から下は歩きやすい遊歩道になるが、なかなか遠い。15.25分頃に駐車場に到着。お待たせしました。自動車のカギを預けるのを忘れてすみませんでした。 頂いた写真です。 ありがとうございました。 ■次回登山は、11/27「遊泉寺砂山-遺水観音山」へ■ 2015年09月19日(土)9回 「取立山」-「コツブリ山」-大滝 今日から秋のシルバーウイークである。私はシルバーウイークは、仕事が入らなかったのて暇である。続けて休みが取れるので、以前登った時天候が悪くて残念だった東北の山を狙っている。週一便月曜日に、敦賀から秋田経由のフェリーが出ている。それに車を乗せて秋田より「岩木山・八甲田山・八幡平」と、百名山三山を、観光をかけて回る予定。今日はその足慣らし。 加賀の里山を歩けばよいのだが、自宅近くの小松の山は、最近クマ出没のニュースが連日報道され、怖くて入れない。色々考えて「取立山」を見付けた。8.40分に自宅を出て、白峰より谷トンネルを越え、福井県に入り、しばらくで「東山いこいの森」の標識で左に入る。キャンプ場を通り越して登って行ったら、検問所があり、入山料500円を支払った。平日で登山客の少ないときは、検問所が無いこともある。 広い駐車場には車が一台も無いのでびっくり。10.00時に車を置き、登山口の電話ポストの中の、登山届を書き、箱に入れる。靴を履いてすすきの生い茂った登山路に入る。秋である。秋の花も咲きだした。 「ユウガギク」 「ゲンノショウコ」 「ムシャリンドウ」 「カメバヒキオコシ」 「オトコエシ」 お爺さんが、中学生らしい二人を連れて追いついてきたが、爺さんお疲れの様子。頂上で20分程いたのに追いついてこなかった。帰ったのかな?。 急坂を登り切ると緩やかになり、勝山市の方が見えてくる。銀色ドームは恐竜博物館。 「ホツツジ」 「アキノキリンソウ」 12.10分に頂上到着。誰も居ない。昼食。 ここからは「白山」の眺めが素晴らしいのだが、今日は雲があり見えない。一瞬白山の稜線が見えた。 一人で記念撮影。 「大長・赤兎」方面。 「コツブリ山」の向こうに「手取湖」が見える。頂上からは、同じ道を引き返すつもりだったが、欲が出てきて、周遊コースを滝の方へ下りることにして、12.30分下山開始。 頂上付近から、コツブリ山あたり辺までに、「リンドウ」がいっぱい咲いている。天気が悪くてつぼみの花が多い。 最近登山路補修で電動ノコギリが入ったらしく、所々リンドウが刈り倒されていて、少しかわいそう。前方から男性一人登ってきて立ち話。誰も登っていないですねー。 コツブリ山、13.15分。リンドウがいっぱい。 コツブリ山から坂を下りだすと、また勝山の方が見えてくる。左が取立山頂上。右下に縦走路が見える。 右手に「護摩堂山」の頂上のアンテナが見える。 振り返ると、右が取立山頂上。左がコツブリ山頂上。 尾根の突端から左に、斜面の急坂を谷底目指して下りてゆく。赤い「ヤマボウシ」の実。かじると甘い。川を渡り、川筋に沿って下ると、滝が近づいてくると、急な崖の道となり、鎖が下がっている。杖が邪魔になる。若い山ガールがさっそうと下から登ってきた。今頃から登るらしい。 四つ這いになって岩を下りていたら、いつの間にかストックを一本落としてきたことに気が付いた。すぐ近くのはずなので、また鎖場を登りだしたら、先程の山ガールが上から降りてきた。声をかけて近くに落ちていないか聞いたら、上から持って降りてきた。ありがとう。 なぜ登山をやめて下りてきたのか、聞かなかったがさっと下山していった。 滝の入り口当たりで「シラヒゲソウ」を見付けた。20日ほど前「苗場山」で見付けた花だ。北陸にも咲いているんだ。初めてだ。苗場山以外ではまだ見たことが無い。14.50分。 滝まで来れば、あとは登山口まで近い。 「ツリフネソウ」 「オタカラコウ」 15.20分に、一回りして駐車場に到着。車が二台ほどあるが、伐採作業の人らしい。 白峰の温泉に入って帰る。 もっと登っている人がいるかと思ったが、静かな山だった。 ●次稿2015年・第58回登山は、10/22青森県「岩木山」へ● 2014年06月15日(日)8回 無雪期の「護摩堂山」 「護摩堂山」は雪のある時に3度登っている。私でも雪山気分が味わえる貴重な山である。2等三角点が在るが、いつも雪の下で、何処にあるのか知らない。一度雪の無い時に登ってみたいと思っていた。地理院地図には尾根伝いの、登山路の記入がある。この山の無雪期の登山記録は見た事が無いが、地形だけは覚えているので、なんとかなるだろうと、一人で登る事にした。 家を7.00時過ぎに出て、国道157号を走り、白峰から谷トンネルを抜けて福井県側に出た所に車を置く。8.15分。国道から林道が山に向かって入っているが、いつもは雪の上を通って林道に出る。今回も近道して林道に出る。ちょっとだが道無し藪漕ぎ。こんな位なら林道入口から入った方が楽だ。 林道をしばらく行くと、ヘアピンカーブの三叉路に鉄の柵がしてある。 9.05分に尾根の上の鉄塔に到着。谷峠である。残雪のある山が見える。白山の一部らしい。雪のある時はここからいきなり尾根を歩くが、夏道は見えない。地図を見るとこの先林道を300m程進んだ先の、カーブを廻った所から入るようだ。 コアジサイ アズキナシの花? 峠の大杉の案内板。 ヘアペンカーブに「峠の大杉」があった。9.20分。立て札に依れば「泰澄大師が白山へ登る時、ここで昼食を取った。その時の箸を地面に挿したのが大杉になった。峠を往来する旅人の目印となっていた。心無い登山者が雨宿りした際、焚火をして根っこが燃えてしまった」。辺りは杉林の整備中で、ブルが停めてあり休憩用のテントもあるが、日曜なので誰も居ない。 その先より作業道分岐を左に入った。少し進んだら、道が途切れて、下に先程の林道が見えた。仕方がないので少し戻り、左の藪に入り尾根上と思われる地点を辿り出す。獣道があるような無いような、ほとんど藪漕ぎである。尾根の低い所にモリアオカエルの卵がぶら下がっている。 ほとんど藪漕ぎ。尾根から降りないように注意しながら、なるべく藪の薄い所を歩く。この先藪の濃いのが続いたら、撤退も考えなくてはならないと、時々後ろを振り返って地形確認。急な斜面を登り切ったら、辺りがなだらかで広くなった。広くなると、なお藪が深くなるかと心配していたが、ここまで登り着いたら登山路がはっきりとしてきた。一安心。 ようやく藪漕ぎから解放されて登って行く。雪のある時の地形とは、頭の中で全然重ならない。心配になってきた頃前方に反射板が見えてきた。 鉄塔広場の手前20m位の、登山路脇に三角点が在った。
白山が近いのだが、木が茂っていて思ったほど見えない。ようやく伸び上って「白山」を撮る。頂上に雲が掛かっていた。 木の間から「別山」と「三ノ峰」が見える。 護摩堂峠より「取立山」方面。さらに「大長山」かな。 二つある反射板の間の、日陰で昼食。「アカモノ」がいっぱい咲いている。 去年鉄塔に「山名札」を提げたのを思い出した。探したら鉄塔の上の方に札があった。外してきて来て三角点と撮影。また鉄塔へ札を戻して懸けた。 藪漕ぎを考えると嫌なので、降りは護摩堂峠に降り、林道を歩いて帰る事にした。 12.10分下山開始。登山路はハッキリとしている。12.25分に峠を横断している林道に降り立つ。首なしの地蔵様が置いてある。地蔵横の赤いテープが登山口の目印。標識無し。 林道を横断して向かいの尾根に、登山路が続いて登っている。地図を見ると、取立山の避難小屋まで続いているようだ。 林道を右に降りてゆく。 さらに分岐を、戻るようにして山裾の林道を歩き出す。 勝山市が見える。ドームは恐竜博物館だろう。 前方の稜線の上に反射板が見えた。あそこが護摩堂山の頂上らしい。 さっきまで昼食をしていた反射板。 林道をぶらぶらと降りる。少し遠回りだが、藪漕ぎを考えると気持ちは楽だ。前方は、今年登った「大日山」らしい。 ブルが置いてある杉林にくると、峠の大杉は近い。13.20分。 13.55分に国道まで下りて来て、林道入口に「入山禁止」の立札を見付けた。登った時は近道をして林道に出たので、この立て札に気が付かなかった。「市有林保護規定により、資源保護の為入山禁止」と書いてある。我々みたいな三角点探訪の為の入山も禁止されるのか。とりあえず登りの時は気が付きませんでした。山の中では誰一人とも遇いませんでした。 トンネル出口に車を置き、林道を一番上の鉄塔まで登る。「峠の大杉」の先辺りより尾根道に入る。道不明。半分以上登り、緩やかになってくると、登山路がはっきりとしてくる。降りは護摩堂峠まで降り、林道を歩いて降りた。 ●次項2014年・第47回登山は、6/18「火燈山・火燈古道」へ● 2013年03月17日(日)7回 谷峠トンネル「護摩堂山」往復 今回で3回目の「護摩堂山」である。いつも今頃の時期である。私にとって雪山気分を味わえる楽しみな山である。今日は4人。N氏とH女史とS女史を、瀬女道の駅で載せて白峰より谷峠トンネルを抜ける。 トンネルを抜けた左側に、いつも除雪した場所がある。車が2台留まり3人が出発準備中。8.30分、我々もあとに続く。快晴。雪が締ってカンジキ無しでも歩ける。 いつもの通り林道を歩く。結構雪が残っている。谷峠の最上鉄塔に着くと白山の方が見えてくる。白山が見えて心が躍るが、護摩堂山頂上の陰になり、大汝峰位まで見える。 尾根まで登ると、後は尾根伝いに登って行く。雪のある時しか登っていないので、夏道があるのか知らない。雪の上の道もいつも他人の足跡任せ。毎年少し違うような気がする。右手の西の方に格好の良い山が見える。どこか?どこか?と考えながら登っていた。家へ帰ってから色々調べたら、左が「銀杏峰」で右が「部子山」だと思う。たぶん間違いない。 2時間10分かかって、10.40分に頂上到着。と云うよりはようやく追いついた。過去2回は寒かったが今日は全然寒くない。東の白山と別山と三ノ峰方面。 南の方は、左奥が「大長山」で右手前が「取立山」。間の谷が護摩堂峠だろう。先着に若い二人がいる。 「白山」。去年登った「釈迦岳」を探すが、いつも目立たないので残念。 「別山」は、とても格好よく聳えている。続く「三ノ峰」も格好良い。 「御前峰」と「大汝峰」の間に、「剣ヶ峰」が顔を出している。 大きな反射板が二つある。三角点が在る筈だが、いつも雪の中でどこら辺にあるか判らない。山名札を反射板に提げておいた。 本日の我々パーティ。4名。 1時間10分程、山を眺めて食事をして、小松の最高峰「大日山」を眺めながら、11.50分に下山開始。ちょっと早くてもったいない。13.35分に早くも車に到着。 2012年03月22日(木)6回 谷峠トンネル出口より「護摩堂山」往復 四日前「西山」に登った時、この「護摩堂山」が目の前に見えた。鉄塔に続く稜線は真っ白で、あそこを今年も歩こうと、その時決めた。朝8.30分、なかうみの里でS女史とN女史を乗せて、白峰町を通り谷トンネルを抜けて福井県に入り、トンネルを出た所の左の広場に車を置く。いつもここは除雪してある。9.20分カンジキを持って目の前の雪の壁をよじ登る。 林道を歩き出す。雪は締っていて歩きやすい。10.00時に一つ目の鉄塔の下を通る。10.15分に二つ目の鉄塔の下に着く。この稜線を右に折れて林道を少し進んで、林道より離れて稜線を登って行く。足跡に従って稜線に入ったが、右側からまた林道が合流してきた。林道は稜線より下の斜面を捲いている。去年は稜線を登ったが、この林道にも多数の足跡が続いているので、林道を進む道に入る。 林道は急坂が無いので歩きやすいが、どこから稜線に取り付くのか、ちょっと心配になる。この林道は頂上から先の「護摩堂峠」まで続いている。いざとなれば峠まで行って、そこから稜線を戻り返せばよいと、腹をくくる。林を抜けて見通しが利くようになった。林道のヘアピンカーブの先で、左の斜面を登る足跡を見付けた。少し急坂だが登りだす。斜面をトラバース気味に登って行く。足を滑らすとだいぶ下まで滑り落ちそうで怖い。ピッケルがあると良いだろうと思う。ストックはあまり深くまで突きさせない。エベレストにでも挑戦している気分で、ようやく登り切って見覚えのある地形に出た。去年通った稜線だ。 ここからは気持ちの良い広い稜線である。予報では昼ごろまでは晴れで午後は崩れるとの事。曇ってきた。 11.35分、頂上到着。「白山」は諦めていたが、ドカーンと見えた。頂上は出ていないが、それでもその大きさが判る。ここ護摩堂山は、白山の絶好展望地だったのだ。去年は風雪で寒くて、凍えていて、白山どころではなかった。 今日の登山者は我々3人だけのようだ。あんまり寒くなくて良い。それにしても「白山」が良い。良く見えなくても感激する。 南の方は、尾根が護摩堂峠の方へ降りている。その先は「取立山」である。この山も、この時期の人気の山である。真っ白で登れば気持ちが良さそうだ。ここも、国道に車を置いて登るらしい。来年辺りは挑戦してみたいな。無理かなーー。取立山の先に「大長山」「赤兎山」と見えるが、ちょっと区別が・・・。 西の方は、国道157号線が少し見え、先に平野が見える。勝山市らしい。 南は目の下に、四日前に歩いた「西山」が見える。その上の高い山は「鷲走ヶ岳」だ。手取湖も見える。 白山は、頭は雲の中だが、それに続く「別山」と「三ノ峰」は良く見えている。 北西に、故郷の山「大日山」が見える。右が大日山で左が「越前甲山」だろう。大日から右に続く尾根の山は「鈴ヶ岳」だろうな。 「取立山」のアップ。手前の尾根が滝から登ってくる尾根のようだ。登り切ったのが「こつぶり山」か。 大きな反射板の下で、暖かいラーメンを作ってもらって、1時間も長居。さすが少し寒くなった。 12.40分、下山開始。各自手にビニールシートを持って、坂とみると滑り降りる。林道から登った急坂は危険なので、降りは尾根を忠実に降りる。所々に坂があって楽しい。14.15分に車までたどり着いた。 ▲次回登山は、2012/04/02「鷹落山」▲ 2011年03月24日(木)5回 谷峠トンネルより「護摩堂山」初登山 「護摩堂山」という山が有る事は知っていた。地理院地図には名前が載っていないが、「護摩堂峠」の記入がある。その側の三角点ピークが「護摩堂山」らしい。三角点が在るので、いつかは登りたいと思っていた。ところが雪があっても登れる山をネットで調べていたら、この山が大変人気の山で、多数の人が登っているので驚いた。スキーを担いで登り、滑り降りるらしい。取立山から護摩堂山まで滑っている人も多い。この間「西山」に登った時、目の前の山が護摩堂山なのに気が付いた。アップで写真を撮ったら、大きな反射板が二つ映っていた。西山から降りて、白峰で風呂に入り、そのあと一人で、谷峠の登山口を探しに行った。トンネル先の道の広い所で、横の雪の壁を登ってみたら、ラッセルの雪の道があった。多人数で歩いた跡らしい。 スキーは全然ダメなので、カンジキ登山に出掛けた。林道を登って行くので、行けるところまで行ってみよう。ダメなら戻って来ようという軽い気持ち。雪の無い時も登っていないので、ちょっと冒険かな、と思う。 8.40分。谷トンネルを抜け福井県に入り、橋を渡った左に除雪した広い場所がある。ここが林道の入り口らしい。雪の壁を登ってみたら、視察に来た時の、踏み跡が全然ない。今日は冷え込んでいて、雪が凍っているのでゴボラずに歩ける。微かに何日も前の、人が歩いたような気配の上を進む。 国道の青い看板「ようこそ福井県」の看板より雪の壁を登り、川を遡のぼる。今日の仲間三人が登って来ている。私だけ登山路の視察に、ちょっと早く歩き出した。山裾で川を渡る。橋があるようだ。林道は山すそを捲いて、トンネルの出口の上を通り、やがて折り返す。またトンネルの上を通り、谷に沿ってだんだん登って行く。 登山路の右側が谷である。水は全然見えない。川ではないのかな。林道を歩いているのだが、凄い積雪である。今日は雪が凍っていて、ほとんど潜らないので歩きやすい。 林道なのでヘアピンカーブが時々ある。へアピンで今度は、登山路の左が谷になる。 9.30分、最初の鉄塔のだいぶ下を通る。前方に尾根の上の、次の鉄塔が見える。それに向かって登って行く。左の谷に砂防のダムが幾つもある。 尾根の鉄塔に近づくと、背後に勝山の平野が広がってくる。9.45分二番目の鉄塔下。 尾根の鉄塔より先は、右に尾根を登って行く。やがて林道は無くなる。夏の登山路はあるのだろうか。10.05分、抹茶休憩。寒いが風も無く、陽が射してきた。男性軍はカンジキを履く。 尾根は広くどこでも歩ける。尾根の右側は、新雪が5㎝くらいで歩きやすい。左側は新雪が20cm位もあり、ラッセルが必要。ラッセルして左側の広場に出たら、「白山」が少し見える。杉林の上に微かに白山が広がっている。 ずーっと向こうの斜面をカモシカが登っている。 杉林に出たり入ったりして登って行く、途中に小さな瘤が2ッ3ッつ越えて行く。 右手の谷は「おいの水谷」と云う谷らしい。谷の向こうの尾根にも、国道より林道が途中まで登って来ているので、登るコースがあるらしい。 今日の仲間は、SNハッスル女性コンビと、70才越えのKМ老人コンビの4人である。女性コンビが背中にぶら下げているのは、穴を掘る為のスコップかと思ったら、間違っていた。シリセード用の、「簡易ソリ」であった。用意周到、帰りに一度使わせて欲しいな。 頂上が近づくと、勾配が少なくなり、勝手にどこでもバラバラに登る。 11.45分、頂上の反射板に到着。3時間で登れた。私としては上出来だ。ところが頂上に着いた途端、天候急変で雪が降り出し、風が強くなり、滅茶苦茶寒くなってきた。 杉の木の周りが、少しへこんでいるので入り込む。ヤッケを着込み、その上がら雨具の合羽を着こむ。軍手も新しいのにかえる。それでも指先が凍えて冷たい。御握りとパンを食べる。コーヒーを沸かしてもらうが、寒くてお湯がなかなか沸かない。 午後から晴れる予報だったが、粉雪が降り続く。「白山」展望が素晴らしいらしいが、粉雪けぶる辺りの景色を撮って、早々と撤退下山。12.35分。 寒いが、それでも雪が緩んできている。カンジキをまた着けていない女性軍は、時々踏み抜いて声を上げる。 シリセード用のソリを一度貸してもらったが、実によく滑る。こちらも負けずにシートを敷いて滑る。 登ってきた足跡を辿るのだが、新雪で消えかかっている。崖の出ている所に大きなツララが下がっている。 最後の、トンネルの上を往復する廻り道を嫌がって、相棒は急な斜面を降りて、谷をまっすぐ降りるコースを降りて行った、誰か歩いた足跡があるから大丈夫だろう。我々は、女性軍もカンジキを履いて、慎重に林道を降りた。14.30分、車にたどり着いた。 2010年11月14日(日)4回 大滝-「コツブリ山」-「取立山」 今日は私の73歳の誕生日である。うまい具合に日曜日になった。記念登山として無理矢理に仲間を誘って「取立山」に向かう。私事なのに仲間を巻き込むとは、嫌な男である。8.00道の駅瀬女集合、車2台で谷峠を越える。キャンプ場を過ぎた所で、車1台500円徴収される。今まではいつも無人だったがー。今日は日曜日だからかな。8.30.駐車場到着。5台ほど留まっている。大長・赤兎への登山路は危険なので入るな、と看板が出ている。 8.40.発。今日は登りは、大滝コースを取る。もうすっかり落葉している。段々降るように進む。 9.10.大滝到着。いつ来ても水量豊富のいい滝である。 滝の右横の岩場を登り、沢沿いに登る。沢を渡ってジグザグと斜面の急坂を登ると、見晴らしの良い尾根の上に出る。10.00.尾根の登山路に座り込んで、抹茶を頂く。恒例で、確かに疲れが取れる。早くも登山者が降りてくる。雪が残っているという情報。 10.50.こつぶり山の頂上到着。11月半ばなのに新雪がある。標高が結構高い割と登りやすい山である。 天気が悪くて白山は見えないが、手取湖が光っている。護摩堂峠の方へ登山路が降りいている。一度挑戦してみたい。 11.10.取立山避難小屋に到着。中は綺麗である。中に薪が積み上げてある。今日は火をたくほど寒くない。 今日は、N女史の心配りで「トン汁」である。美味しい匂いがしてきたぞ。誰も居ないので貸し切りの豚汁パーティ。 食後に大きなバースデイケーキが出てきた。おまけに73歳のローソクまで乗っている。老人は、ローソクを吹き消して、ハッピーバースディの歌の流れる中、ケーキに入刀。まったく涙ものである。有難うございました。 1時間以上も居て、11.25.取立山に向けて出発。登山路だけに雪が残っている。 12.45.取立山頂上到着。大長・赤兎山の方面だが、どうも特定できない。 三角点は細長い頂上の、100m程西へ下った、登山路の真ん中にある。 三角点を通り越して下山開始。この山は良く登山路が整備されている。道も広い。ススキの向こうに大日山が見える。 14.10.駐車場に降り立つ。白峰の新しい総湯に入って帰る。今日は白峰祭りらしい。前の広場が賑わっている。 後から頂いたバースディカードと集合写真です。有難うございました。 2009年05月04日(月)3回 「取立山」-「コツブリ山」-大滝 一週間ほど前友達H君がメールをくれた。「取立山に登った。駐車場50台。水芭蕉少し早い。帰りに大嵐山水芭蕉に寄る。こちら満開。白峰新浴場650円。」 このメールに釣られて相棒と二人で「取立山」に出かける。8.25.瀬女の道の駅。一台に乗り換えて谷峠を越えて、東山いこいの森キャンプ場に登る。キャンプ場の先で入山料車一台500円徴収される。広い駐車場は30台ほどか。北に我が小松市の最高峰大日山が見える。ここから見ると、右に越前甲と、左に加賀甲が見え、格好がよい。 大滝は下山路の予定で、9.05.いきなり林道を歩き出す。しばらく登ると駐車場がだんだん下になり、向こうに勝山の方が見えてくる。白いドームは勝山恐竜博物館だろう。去年初めて入館したが、なかなか立派な展示である。 「イワウチワ・トクワカソウ」が咲いている。お天気続きで傷んでいなくてかわいい。 10.35.頂上の三角点に到着。最高地点はこの先50mで標識がある。白山が頭を出している。
写真を撮って標識の有る頂上で、抹茶を頂き、昼食をとる。人数は15人位か。 三回目の登山で初めて大きな白山と対面。お天気が崩れかけているのか、やけに白山が大きく見える。真っ白ではなく地肌が見えるようになった。この山の人気はこの眺望によるものだろう。 山名札は三角点近くではなくて、山頂の標識近くに提げた。 登ってきた方に、なだらかに見えた山は経ヶ岳らしい。そのずーっと右は大長山だろう。 隣に座った人は、小松の安宅の人である。話を聞くと、連休中は家に帰るのがもったいないと、山に泊まりながら歩いているらしい。昨日は市瀬から小原峠、雪の上を歩いて赤兎山の避難小屋泊まり。今日はここ取立山で、これから大嵐山の駐車場まで行って泊まろうかという話。たいぶベテランらしい。 お天気が良くて、白山が目の前に見えて、一時間半近くも長居して、12.00に出発。12.15.取立平の避難小屋。その先に水芭蕉の生えている谷が、右に派生している。今までは水芭蕉の季節でなかったので、入り込んだことが無い。入り込んでみると残雪があり、解けたところに小さな水芭蕉が顔を出している。奥のほうはまだ雪ばかりだ。 「雪割り草」が咲いている。「ミスミソウ」だと思う。訂正「バイカオウレン」だった。 12.35.こつぶり山に到着。ここも眺めが良い。手取湖も目の前に見える。 このピークは「こつぶり山」と言われている。取立山のピークは福井県に入っているが、こつぶり山ピークは石川県と福井県の県境にある。加賀の里山である。 ここからの白山もすばらしい。静かなここで昼食しているパーティもいる。子供二人連れの夫婦に、「大滝コースが通行止めなのでどうすれば」と相談される。寝耳に水の情報だ。登り口ではそんな立て札は見なかった。現実に滝の方へ降りてゆくパーティも見える。我々は滝のコースを降りる積りである。 大日山を前に見ながら降りてゆく。この道は笹の道で気持ちの良い道だ。子供連れの四人も先を下ってゆく。 ピンクの「カタバミ」がきれいだ。多くある。 大滝に近ずいてくると、滝の落差を、ガラガラの岩場を降りる。危ないがロープが張ってあるので、注意すれば何と言うことは無い。相棒は子供たちをサポートするため先に行っている。面倒身の良い男である。私が滝に近ずいたら、もう子供たちと相棒は滝つぼに居た。あそこまで下れば、もう危険箇所は通り過ぎている。13.50. 14.25.駐車場に到着。駐車場より大滝に入る道に「閉鎖中」の大看板。我々は直接に林道を歩き出したので、この看板を初めて見た。ところで滝の横の悪路は、今まで通りの悪路で、閉鎖はちょっと。 2007年08月04日(土)2回 「取立山」-「コツブリ山」ー大滝 小雨の中を「取立山」に出かける。夏だから濡れてもへっちゃらだ、8.55分に自宅を車で出発。10.05分に東山いこいの森の上の駐車場に到着。駐車料金500円と書いてあるが誰も居ない。広い駐車場に先着の車が一台だけ。こんな天気の悪い日でも物好きが一人居た、と思っていたら、上から若い夫婦と子供二人の四人が降りてきた。早くも登ってきたのですかと聞いたら、雨がひどくなったので戻ってきたのだと、車で帰っていった。私もどうしようかと考えたが、一人きりで歩き出した。しばらく歩いたら大降りになったので、帰りかけたら又止んできた。 10.30分、覚悟を決めて登り出す。前回とは逆コースで、直接取立山の頂上を目指す。「トラノオ」が咲いている。 これは何。「ウツギ」の仲間かな。 「ナツツバキ」も咲いている。 11.55分、取立山の三角点に到着。前回は雪の中で判らなかった。標識のある最高地点より30メートルも下に有る様だ。雨が止んでいたので昼食。 雨がひどかったら元来た道を帰るつもりだったが、雨が止んでいたので、コツブリ山の方へ縦走を始める。この赤い実はなに。 12.43分、避難小屋通過。コツブリ山頂上12.52分。すぐ下山開始。この道は気持ちの良い展望尾根道だが、ガスではしょうがない。 尾根の先より左に谷におりだす。雨が又降り出した。これは「ツリガネニンジン」というらしい。 13.50分滝のそばを通過。 14.10分、駐車場に到着。広い駐車場に私の車一台だけ。土曜日なのに今日登ったのは私一人らしい。 あきれた物好きの自分がおかしくて、クスクスする。 白峰の展望の湯に入って帰る。自宅着16.45分。 2007年04月21日(土)初登山 大滝-「コツブリ山」-「取立山」 「取立山」は登ったことが無いが、新聞記事などで名前はよく知っている。水芭蕉が咲いて、白山の絶好の展望台であり、福井・石川の人気の山である。取立山は石川・福井の県境の山であるが、縦走路のコツブリ山から取立平の避難小屋までが県境であり、厳密に言えば取立山の頂上は福井県になっている。標高の割りに歩きが少ないというので、7年前に登ったというK君に案内を頼む。登山口は福井県側にある。 天気が悪いが午後から少しは良いとの情報で、尾口村瀬女道の駅で待ち合わせ。彼の車に乗り換え、手取川ダム湖の縁を走り、白峰より谷トンネルを越え福井県に入る。少し下ると左に「東山いこいの森」に入る道がある。しばらくでいこいの村を過ぎ、通行止め柵が、横に退けてある林道に入り広い駐車場に着く。人気の山だけあって駐車場の広さにびっくり。だが車は我々1台だけである。 8.20分、自宅より1時間位で到着した。 登山口にある「取立山登山路案内図」を頭に入れて8.35分に出発、先にこつぶり山に登ることにする。こつぶりまで2時間と書いてある。雨が落ちそうな天気で合羽を着る。広く整備された登山道は、場所によって残雪がある。 9.10分、小さく見えた滝が近ずいてくると段々大きくなって来る。その名も「大滝」中々の名瀑である。滝つぼに降りる道と直進する道があるが、降りるのが正解。直進してみたが積雪で道が無くなった。どうも単なる展望台への道かもしれない。滝つぼに降り、その右側にある岩場のロープつき巻き道を登る。しばらくで瀧の上部に着き、沢に沿って進む。 9.43分、沢を渡り左の斜面を尾根上を見ざしてジグザグに登り出す。背後に取立山の頂上が聳えている。 10.10分尾根上に到着。前方にこつぶり山の頂上が見える。周りは笹が多くなり見晴らしが良い。こつぶりの頂上までの登山路が見える。頂上に近くなると登山路は残雪の上を歩くことが多くなる。 10.45分、こつぶり山の頂上到着。折から登ってきた親子連れに写真を撮ってもらう。二人の間に手取ダム湖が見える。あのダム湖の縁を通ってきたのだ。 こつぶり山の頂上は広くて、石川県側に少し傾斜しており、一面に雪に覆われている。白山は頂上が雲の中だが、裾野ははっきりと見える。 こつぶり山と取立山の縦走路の鞍部が、取立平であり立派な避難小屋が建っている。11.05分小屋到着。途中に水芭蕉の咲くという沢を通るが、まだ深い雪の中である。例年5月半ば頃に咲くらしい。小屋の中で昼食。先着若い人一人。小屋の向こうに取立山の頂上が見える。 小屋を11.55分出発。夏道は見えなく雪上の足跡をたどる。12.15分取立山の頂上到着。三角点は雪の中。この頂上も横に長くて広い。登ってきた方向に白山。 福井県側の眺めが良い。眼下には勝山の平野だろうか、大日山の加賀甲から見えた白いドームが見える。 もちろん大日山もよく見えて嬉しい。大日山は私の住む小松市の最高峰である。 12.25分に下山開始。尾根を真っ直ぐに、雪の上を歩く。段々雪が無くなり、ジグザグの急坂を降りると、広い駐車場が見えてくる。我々の車だけである。13.40分車に到着。お天気はあまり良くなく、合羽を着たが特に雨は降らなかった。気温も高く楽しい残雪の山を楽しめた。 14.15分白峰着、展望の湯の露天風呂に入り帰る。 |