2005.4.より登山順
白山一里野から登るの三山
①「長倉山」 ②「中宮山」③「山毛欅尾山」は下の項です
[加賀52] 中宮山 1339.8m (石川県白山市) | ||||
第03回登山 2014.09.14. 白山中宮スキー場の上より往復。 第02回登山 2008.05.12. 白山中宮スキー場の上より往復。 第01回登山 2007.05.01. 白山中宮スキー場の上部まで林道高倉線で登り尾根の端より往復。 |
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2014年09月14日(日)3回 ゲレンデ上より「中宮山」往復 8月は雨が多くて登山日和が少なかった。9月に入ってようやく晴れの日が多くなった。今日も天気が良い。今日は「中宮山」に登る予定。久しく登っていないし、この山にある3個の三角点もまだ未確認だ。距離は長いが標高差は400m程しか無い。7.30分に瀬女道の駅で、N氏と待ち合わせ。N氏のお友達二人で、今日の参加者は4名。そのまま車で出発。一里野の方へ向かい、途中の荒谷信号を左折して中宮スキー場を抜ける。村の上部のゲレンデを通る林道に入ろうとしたら、鎖が掛かっていて鍵が掛けてあった。弱った。以前は鎖がしてあったが鍵は掛かっていなかった。番号を合わせる鍵である。ゲレンデを歩いて登ろうかと検討していたら、後ろから軽4トラックが登ってきた。おじさんから番号を聞いて開ける。この先高倉山林道工事中で、注意して運行してくださいと看板がある。今日は日曜日で工事はしていないようだ。 8.10分に登山口に登り着く。途中ゲレンデの中の道の広くなっている所に。車が4台ほど留まっていた。何をしているのだろう。人は見えず。この辺りに4等三角点が在る筈なのだが、下山の時探すことにして通過。 駐車した所より、バックするように登山路が始まっている。登山口の小さい札が下がっているだけ。 この駐車した林道から「白山」が望める。いつもと見慣れない感じだ。 いきなり降るような感じだ。途中の林道から梯子で登ってくる道は閉鎖されていた。梯子は撤去されたようだ。
この登山路そばの三角点は、ちょっと探しにくい。辺り一面がなだらかなピークで、どこが頂上か判らない。しかも三角点は最高地点にあるとは限らない。登山路を跨いだ大きなブナの木の根の上にリュックを置いて、藪に突入。あっちこっち歩いて見たが見付からない。そのうちにN氏も戻って来て一緒に探してくれ、彼氏が見付けてくれた。低山徘徊部の札も、赤い布も、3&4探している会の白い札もある。登山路に戻ったら、リュックを置いた地点の手前40mの所に出た。よく見ると小さなテープが2.3本下がっていた。 三角点ピークを一度降りて、少し登った所に、切り開きのある展望台がある。白山が見える。 さらに登ると尾根が細くなり急坂になってくる。海岸線の見える所がある。能美市あたり?。 ブナの木が多くなってきて気持ちが良い。私が遅れて姿が見えなくなると、このように待ってくれている。ありがとう。済みません。 11.10分に、やどみ尾展望台の札の建つピークに到着。1300mと書いてある。もう頂上と同じくらいの標高まで登ってきた。あとは登りは少ない。切り開きから見えるのは大瓢箪山らしい。その右に見えるのが笈岳と思われるが、木が邪魔になり良く見えない。 少し休んでピークを降りて、素敵なブナ林を上り下りする。 11.45分に中宮山の頂上到着。なだらかな稜線のちょっとした小さなピーク。白山の方が切り開かれている。白山はいつの間にか雲が掛かって見えない。登り着いたすぐ横に三角点が在る。
お湯を分けてもらって昼食。コーヒーも頂く。有難う御座います。 今日の仲間で、三角点前で記念撮影。 12.25分に下山開始。登ってきた道をそのまま戻る。 この山はなだらかだ。一ヵ所だけある急坂付近より、登ってきた方を望む。 今日見掛けた草花。 ホツツジ モミジバハグマ クルマバハグマ キンミズヒキ カメバヒキオコシ ナナカマド 一番最後は登りになってなかなか辛い。14.55分に車に到着。 スキー場ゲレンデの林道を降る時、4等三角点のあると思われる所に車を停め、地図を眺めながら三角点を探す。場所は間違いないと思うが、藪が酷過ぎてどこも入り込めない。ススキが占領している所もある。探し出すのは諦めた。今日は我々のほかに単独登山の男性が一人だけ居た。 ●次項2014年・第63回登山は、9/15福井県「八ヶ峰」へ● 2008年05月12日(月)2回 中宮ゲレンデ上より「中宮山」往復 晴れ予想の午後が空いたので「中宮山」に相棒と出かける。一年ぶりだ。尾口村の「道の駅瀬女」に12.15分に落ち合う。 去年は林道が開いていた。ところが今年は鎖がちょっと掛かっていた。山菜取りの予防らしいが、我々は山菜は絶対に取らないと心に誓って、簡単にはずして通してもらった。また鎖を掛けておく。12.40分一番上の登山口到着。ここに車を置いて早速昼食にする。天気が良い。白山がどかっと見える。 13.25分、去年は気が付かなくてここから尾根に登ったが、今回はガイド本にあるアルミ梯子から登ることにして彼に案内を頼む。登ってきた林道を15分ほどぶらぶらと白山を眺めながら戻ると、急カーブの手前に梯子が掛かっていた。 案内も何も無いので、ここが登山口だとは誰も気が付かないだろう。 こんな所に登山路があるのだろうかと思って上ったら、ちゃんとした登山路があった。10分ほどで尾根上の駐車場からの道と合流。去年はこの分岐に気が付かなかった。 緩やかな尾根道は、カタクリロードである。結構多い。 「チゴユリ」の群落もある。 14.30分、白山の見える展望地点通過。またその先にも切り開いた展望地点があった。去年は一箇所だけだったので、どちらかが新しい切り開き地点だ。途中で白山が見えるのは嬉しい。 痩せ尾根を過ぎると広い斜面となり、残雪が出てきた。去年とは10日ほど遅いので、雪は少ないようだ。 15.45分、尾根の先の小さなピークの頂上に到着。「やどみ尾展望台」の小さな札が下がる。思ったより時間を食ってしまった。時計と相談して中宮山のピークまで行く事にする。ピークにリュックを置いて進む。ほとんど雪上行軍である。 25分掛かって、16.10分に「中宮山」の頂上到着。頂上らしくないが、中宮山頂上という小さい札が木に掛かっている。白山の見える方が切り開かれている。去年は展望がなかったので、切り開かれたのは最近らしい。少し頂上らしくなった。 16.40分、再び「やどみ尾展望台」に戻る。リュック拾い下山開始。早くも夕方だ。ひたすら下りる。 17.50分アルミ梯子の分岐を通過。ここより尾根道を直進する。下る一方かと思っていたのに瘤が二つもある。 18.10分、ようやく車を置いた広場に到着。未だ明るい。安心してここで抹茶を一服。 林道を下っていたら、スキーゲレンデの上部から、ピンクの白山が見えた。 19.00、瀬女道の駅。 鈍足記録、登り2時間40分。下り1時間55分。 2007年05月01日(火)初登山 中宮ゲレンデ上より「中宮山」往復 去年の梅雨は大雨が降った。中宮スキー場のゲレンデが崩れたという記事が載っていた。その後一度登るために林道が通れるか、調べに行ったことがある。林道は土砂崩れで封鎖されていた。「中宮山」に登るにはスキー場のゲレンデを攀じ登るしかない。このゲレンデは標高差があり登山口に至るまでに、1時間半か2時間も上らねばならぬだろう。足の弱い私には無理だと諦めていた。その後K君が秋にゲレンデを攀じ登り登山に成功と知らせてきた。そして林道は当分開かないだろうと彼は予測した。 ゴールデンウイークの中の平日、午後から段々と天気が良くなるとの予報で、一人で「中宮山」をゲレンデから攀じ登るつもりで、朝7.00前に出かける。国道157号線を尾口村で白峰の方面と別れ一里野高原の方へ入る。一里野の手前の信号で左に折れ中宮大橋を渡る。直ぐに白山中宮スキー場の大きな駐車場に出る。ゲレンデ傍の林道高倉線は封鎖されていなかった。そのまま入り込む。舗装されていて思ったより幅広い林道だ。ゲレンデを2.3度横断して、ほぼ尾根の上に出る。この少し先にリフトの最上駅のピークが見える。 道が広くなっていて登山口が始まっているのが見える。ここに車を留める。中宮山登山口の表示は全然無し。下に一里野高原スキー場が見下ろせる。ここらでもう標高は1千mに近くで眺めが良い。 7.50分発、緩やかな広い尾根を登って行く。標高が高いので今がカタクリの盛りである。天気が悪く朝早いので開いていない「カタクリ」が多い。足の踏み場が無いほど咲いている所もある。 右手にまだ芽吹いていない木の間から、「白山」らしきものが見える。白山ではなくてその手前の山かもしれない。上部が霞んでいる。 前方に中宮山の頂上が望めてくる。幾つもの瘤を越えてゆくが、その間の谷を通るごとに、残雪が増えてくる。登山路が不明で残雪の上をウロウロする。 9.30分、一里野が見下ろせる展望地点。上部は白山に続く山々だろう。まだ真っ白だ。一時尾根が細くなる。イワウチワが咲いている。 また尾根が広くなるが一面の残雪で、雪の上歩きとなる。ブナ林でダケカンバが混じる。雪は硬いので思ったより歩きやすい。かすかな足跡と、時々下がっている赤い布を頼りに登る。 10.30分尾根の先端の尖ったピークに着く。そばの木に「やどみ尾展望台」の小さな札が下がっている。頂上まで登ってみる。ここから尾根は右に曲がっている。一度下って緩やかな尾根が続いている。その先が中宮山の頂上らしい。 中々天気が回復しないので、今回はここで終りにしようかとしばらく考えていたが、勇気を出して前進を決意。雪の上を歩き出す。左手に見えるのは「大瓢箪山」で、その後ろの白い山は「笈岳」らしい。 やどみ尾展望台のピークから30分、11時に「中宮山」頂上に到着。三角点があるはずだが、まだ積雪1m以上ありそうだ。傍らの木に「中宮山」の木札が括り付けてあるだけである。尾根はこの先「大瓢箪山」に続いているように見える。 初登頂なので周りの山はあまり詳しくない。北に谷を隔てて見えるのはセイモアスキー場から登った松尾山だとおもわれる。少し霧が出てきた。見通しが悪くなると、道に迷いやすいので、5分ほど居てすぐ下山に掛かる。 自分の踏み跡を見失う事の無いよう、慎重に下る。今日この山には入っているのは私だけらしい。11.40分ようやく雪原を抜けて登山路の見える尾根に出る。尾根の右にかすかに平野が見える。尾根の左には瀬女高原スキー場の頂上駅の白い建物が見える。それに続く三村山も見える。 登山口近くになると「イワウチワ」がきれいだ。 13.30分、車をおいた登山口にたどり着く。 お天気が良くなり車を置いた林道からは、目の下に一里野温泉スキー場が見下ろせる。その上が長倉山から白山に続く山並みだろう。 林道の先まで走ってみたら、リフトの最上駅を通りその先で通行止めだった。飯場がありその先の林道を造成中みたいだ。ここから東を望むと今登ってきた中宮山が見渡せた。右より中宮山、遠くに白い笈ヶ岳、真ん中に大瓢箪山、その左の遠くの白い山は大笠山と思われる。 林道を車で降りていたら、大きなカモシカが上から覗きこんでいた。 一里野温泉の天領の風呂に行ったら、お休みで締まっていた。一里野のゲレンデ下からは、さっきまで居た中宮山の頂上がよく見える。小松の湧泉寺温泉に入って帰る。 |
[加賀52] 山毛欅尾山 1365.07m (白山市一里野町) |
第1回登山 2011.05.21 一里野温泉より往復 |
2011年05月21日(土)初登山 相棒K君には「笈ヶ岳」が憧れの山である。連れて行ってくれと、グループに頼んであるが、まだ声が掛からないようだ。登山路が無いので、残雪期に登るのが普通のようだ。私には最初から無理と判っているので、登ろうと思った事は無いが、相棒の応援のつもりで色々と調べてみた。登るには中宮発電所なら「山毛欅尾山」の頂上を経由して、「冬瓜山」を通るルートと、自然保護センターから直接「冬瓜山」の手前の鞍部に出るルートがあるようだ。皆さんゴールデンウィークの頃に登っていらっしゃる。しかも大勢登っているので、「山毛欅尾山」までは夏道が付いているようだ。それならば、私としても時間を掛ければ「山毛欅尾山」までは登れそうだ。相棒に声を掛けたらすぐ乗ってきた。 「山毛欅尾山」は地理院地図に載っており、「ぶなおやま」と仮名がふってある。天気は、明日は天候降りで雨になるようだ。今日登ろうという事になった。瀬女道の駅で待ち合わせ、車一台で一里野温泉の方へ向かう。スキー場の台地へ登り着く手前に小さなトンネルを通る。抜けると50mほどで左に降る小道がある。そろそろと降りてゆくと鉄塔があり、行き止まりで広場があり車が10台ほど置ける。8.15分。鉄塔の向こうにこれから登るブナオ山が見える。高いぞ。 靴を履いていたら、車2台で7人のパーティが来た。ベテランらしい。カタクリが咲いているかもしれないと教えてくれた。初めての山なので、少しは心強い。鉄塔の横の階段をさらに降って行くと、吊り橋に出る。「あぶないから立ち入らないでください」と札が下がっている。年中下がっているようだ。8.30分。 橋の上から上流にブナオ山が見える。水は多い。橋が無いと渡れない。橋を渡ると無人の発電所がある。大きな導水管が山の上から発電所に入っている。発電所の左を登って行くと、川に沿って走る林道に出る。右に100mも歩けば導水管に出るが、手前に斜面に登る石の階段がある。8.35分。 導水管の横に付いた、石の階段を登る人が多いようだが、急坂で滑ったりすると大変である。初心者であるからこの巡視路を登る。斜面をジグザグに登って行くが、あまり人が通らないようで荒れている。後から追い付いてきたパーティは、導水管を登って行った。向こうの方が断然早い。 「ウワミズサクラ」の花が咲いている。ワラビが出ている。早くもワラビ取りをしている。 小さい尾根に登り着いて右に歩くと、導水管に出た。9.05分。導水管が少し角度を変える地点である。ここから傾斜が少し緩やかになる。導水管に沿って少し登ると、導水管の下を通って反対側に出られる。こちら側に石の階段が下から続いている。 石段を登り切ると、貯水池がある。ここから導水管へ水が落ちている。ここで休憩。池の端に山の中のトンネルを通って水が供給されている。池の端よりよじ登ると、尾根にはっきりと山道が付いている。この山は一般的でなく、山歩き本にも載っていない。したがって登山案内標識などはいっさい無い。 尾根を忠実に登る。山道はなんとか続いている。所々のテープなどが心強い。自分も今日は赤いテープを持ってきた。20分程登ったら大きなブナの木があった。地図を見てきたが、なかなか急な山である。とにかく登り一方。斜面を一直進に登る道が多い。ブナとナラの木の混じった道。カタクリの群落が現われるが、ほとんど花が終わっている。 カタクリはダメかなと思っていたら、標高が高くなったら、丁度咲いている「カタクリ」の群落に出合った。お天気が良くて花は全部ピンとはねて咲いている。 これだけそろって咲いているとなかなか良い。 ブナの林は新緑である。今日の山は辛い事が判っていたので、朝飯をしっかりと食べたのがまずかった。お腹が重くてなかなか調子が出ない。だいぶ遅れてしまった。深い山の中で展望は全然無い。 12.15分、昼も回ってようやく前方が見通せる地点に出た。大きなブナ木の下より「大笠山」と「笈ヶ岳」が見えてきた。右が笈ヶ岳で左が大笠山。加賀の平野より眺める形と似ているので判る。。 ここからは残雪の上歩きとなる。急坂なので靴を蹴込んで登る。もう上から7人のパーティが降りてきた。もうすぐですよ。皆様お待ちかねよと励まされる。遅いので内心呆れていることだろう。 12.45分、頂上到着。登り始めて4時間掛かっている。皆様呆れるかもしれないが、自分としては予定通り。万歳万歳。本当は12時到着予定だったのだが。雪の中の枝に掛かっている標識で頂上と判る。積雪2m位か。三角点が在る筈だが。 雪の上で昼食。思っていたより広いなだらかな頂上付近である。白山が木々の間から見える。午後から曇りになって来て良くは見えない。 雪が解けたらどんな状態の頂上か判らないが、山名札を提げる。白山の方は一段下がった雪田になっている。 足元の木に掛かっている標識は、簡単に外れるので、お借りして記念集合写真。今日は相棒K君とS女史の3人パーティ。 前着のパーティは東の先の方より戻ってきて、展望所があると言っていた、と云うので荷物を置いて東に続く尾根を行ってみる。ずーっと雪原が続いている。雪は固くて歩きやすい。先に小さいピークが見える。 このピークの先は降りである。「笈ヶ岳」のピークが見えたり隠れたりしている。あそこまで日帰りで往復する人が居るなんて、どうしても考えられない。 山肌に林道が見える。白山スーパー林道だと思う。三方岩岳や瓢箪山や野谷荘司山方面と思うが、特定できない。 県境の山がぐるりと見えるが。 頂上の広い尾根の真ん中のブナの木。残雪の中に立っているが、もう新緑である。 頂上まで戻り14.00分下山開始。道のあやふやな所は、登るとき着けてきた赤いテープを頼りに降る。 ようやくカタクリの群生地に戻ってきた。 一か所、一面「マイズルソウ」の一角があった。花が咲いたら綺麗だろう。 15.50分、貯水池に到着。 ここからセメントの階段を降りだす。地図を見ると標高差は200mちょっと有りそうだ。老人の怖がりは一歩一歩降りる。暇がかかる。途中に階段が無くて垂直の鉄の梯子になっている所がある。後ろ向きになって降りる。ようやく林道に降り立ち、吊り橋をわたる。ここから鉄塔横の車まで、急坂を登り返すのがなかなか辛い。16.40分、車に到着。 |