2005.04.より登山順
[加賀] 蟹ノ目山 688.99m (山中町荒谷町)16 第10回登山 2017.09.20 市谷町より「いちのたに新道」の周回コースを、時計の反対周りで一周。
第09回登山 2015.12.22. 荒谷町より往復。上り下りとも石楠花コース。
第08回登山 2014.11.22. 荒谷町より往復。登り小谷尾根石楠花コース。下り大平尾根コース。
第07回登山 2011.04.30. 荒谷町より往復。登り小谷尾根石楠花コース。下り大平尾根コース。
第06回登山 2010.04.24. 荒谷町より登り大平尾根コース。降りシャクナゲコース。
第05回登山 2009.04.16. 荒谷町より往復。登り小谷尾根石楠花コース。下り大平尾根
第04回登山 2007.12.27. 荒谷より往復。登り、大平尾根。下り、小谷尾根
第03回登山 2007.03.03. 荒谷より往復。登り、大平尾根。下り、小谷尾根
第02回登山 2006.04.04. 荒谷より往復。登り、小谷尾根。下り大平尾根のつもりが。
第01回登山 2005.06.07 荒谷より往復。登り、小谷尾根。下り、大平尾根。 私の初登頂。
2017年09月20日(水)10回 いちのたに新道周回「蟹ノ目山」
5月に「三つ尾山」に登った時S女史より、二日前に登った「蟹ノ目山」で、九谷町の方から人が登って来た。どうも新道が出来たらしいの情報を貰った。帰りに偵察のため県民の森の方へ進んだら、市谷町で「登山口標識」を見付けた。その内に登ってみようと思っていた。
連休の「大台ケ原山」は台風で断念して寺社巡りとなって、なんだかモヤモヤとしていたので、S女史に空いていないですかとメールしたら「蟹ノ目山」に登りたいと返事が来た。早速調べて登る事になった。地理院地図に載っている「荒谷峠越え」の点線道を利用するのかと思ったら、全然別の、尾根を繋げた新道を開発したらしい。
8.30分に「勅使法皇山」の駐車場で待ち合わせ、県民の森を経由して、9.00時に市谷町に着いた。建設会社はあるが民家は見当たらない。標識を入り、神社近くに車を置く。
9.10分出発。小さな神社の前の、右の斜面に登山路が付けられている。ピンクのテープがいっぱい。
いきなりロープの下がった急斜面となる。標高差250mほどを一気に登る。ようやく尾根らしくなってくる。
このような感じの尾根が、初めから終わりまで続く「蟹ノ目山」の新道である。
10.20分、尾根のピークらしい地点に出た。567mピークの小さな札が提げてあった。しかし持ち歩いている「ヤマップ」によると、567mピークはもっと先になっている。ここは567mピークでは無い様だ。折柄、下から男性パーティが登って来た。加賀市の消防団のようで、訓練のようだ。このピークが目的らしく、ここから下山していった。それ以外の登山者無し。
10.30分に小さな池に出た。「きこの池」と名付けたらしい。札が下がっている。
池の少し先のピークが、地理院地図に載っている、567mピークのようだ。
11.05分に次のピーク通過。630mのピークらしい。その先に二つ目の池があった。きこの池より少し大きいかな。札には「ゆらの池」と書いてある。二つとも池というよりは、水たまりを大きくした沼かな。
珍しく右手がちょっと開けて、山が見えた。何処かな?。白山方面だと思うが。帰って写真を見てよくよく考えて、真ん中奥が「大倉岳」、その左手前が「動山」かもしれないと見当をつけた。案外正解だと思うがな。
11.15分に、地理院地図に載っている「631mピーク」に着く。杉水峠への標識がある。杉水峠へも道を付けたようだ。少し広くて「シャクナゲ平」の札も下がる。石楠花の木が少しある。杉水峠の方へ10mで白山が見えるの札もある。今日は予報では、3.30分頃より雨の予想。白山なんて見えない。
11.30分に荒谷峠に到着。地理院地図記入の登山路を横断するが、登山路は不明である。
ここから左に方向を変えて、左の斜面を50mほど急降下。その後はまた、のんびりとした尾根歩きとなる。
エビネラン? シキミ ホツツジ
12.25分に、ようやく荒谷町からの「石楠花コース」と合流。ここは昔の「展望台」への道だった。ここまでくると頂上は近い。
12.30分に頂上到着。なかなか遠かった。
だんだん曇ってきて展望は悪い。昼食。
海の方が少し見えた。「鞍掛山」と小松ドームが、かすかに見える。
25分ほど居て、12.55分に下山開始。5分ほどちょっ進むと、「大平尾根」の下山口と分岐し、左の新しい尾根を降りだす。ここも展望は無いが、緩やかな尾根で気持ちが良い。
気持ちの良いブナ林もある。
13.30分に、640mピーク通過。地図には数字は記入なし。
大きな岩のそばを通る。この山で岩は珍しい。
14.05分に、地図に記入ある、616mピーク通過。「登山口1.5キロ、頂上1.0キロ」の標識もある。この先しばらく緩やかな尾根が続くが、段々と急坂になり、やがてロープが続くものすごい急坂になる。
ロープが無ければ降りられないような急坂。おまけに雷が鳴り出した。頼む降らないでくれよ。15.35分にようやく下の林道が見えた。S女史はいつの間にか用心のためポンチョを着ている。15.35分。
向こう側に、置いた車が見えるが、間に川があり表通りまで出て車に戻る。15.40分。
少しポッポッときたが、雨は降らなかった。ちょっと着替えて車に乗り込んだら、途端に豪雨が降り出した。予報では15時半頃から雨、所により大雨。ぴったりだ。帰りは山中温泉へ出る道を戻った。ワイパーを急速に動かしても前が見えないほどの雨も、山中温泉に入る頃には止んできた。山の中であんな豪雨に遇ったらお手上げだったろう。
「いちのたに新道」の地図を作ってみた。参考にして下さい。
■活動時間 6時間45分 スタート出発8.56→6時間45分→ゴール到着15.41分
■活動距離 6.5km ■高低差 454m ■累積標高上り/下り 850m/863m
■次回登山は、日本百名山「浅間山」へ■
2015年12月21日(火)9回 石楠花コース往復「蟹ノ目山」
天気予報では、今日一日だけ晴れである。ひょっとすると白山が見えるかもしれないと、白山の見える山の「蟹ノ目山」にした。
今日は一人。冬至なので日が短い。もっと早く家を出ればよいのだが、10時を過ぎた。荒谷町のいつもの駐車場を出発したのが10.50分。林道は周りの杉林の下刈が進み、明るくなった。11.25分に石楠花コースと大平尾根コースの分岐通過。標識は傷んでぼろぼろになってきた。
さらに少し進むと林道が上りになる。その手前の左の杉林に、赤いテープがいくつも結びつけてある。この辺りから入り込み、川を渡渉する。道は無い。倒木ガタガタの荒れ地を横切る。川も橋は無く、渡るのに苦労。
川を渡り、かすかにある道を上流に向かって100mほど進むと、杉の切り株に「石楠花コース1.3K」の標識がありホッとする。11.40分。下刈された急坂の杉林をジグザグに登って行く。
杉林を一度抜け、灌木の林を行くが、また杉林に入り、登り切ると、菜畑という場所に出る。12.45分。ここからは、少しなだらかな灌木の尾根歩きとなる。ここから石楠花の木が目に付く。石楠花コースの名の由来だろう。
13.35分にようやく頂上到着。尾根に取り付いて2時間も掛かっている。標識の下は大きく熊にかじられている。天気は良くなってきた。白山には少し雲が掛かっている。
座り込んで食事をしていたら、だんだん白山の雲が取れてきた。木が伸びてきて、写真が撮りづらくなってきた。
平野の方はよく見える。
小松ドーム。「鞍掛山」の後山に「獅子岩」が見える。あんなに大きいのだな。
今日は冬至。一年で一番昼が短い。ゆっくりとしてはいられない。20分居て、13.55分に下山開始。尾根を少し降りていたら、雲のとれた「白山」が見えてきた。木が邪魔をして写真を撮り難いが、ようやく真っ白の白山を撮る。
15.25分に林道に降り立つ。この林道は長い。車まで45分。駐車場に着いたのは16.10分。何とか明るいうちにたどり着いた。誰一人登って居無い山だった。
帰りに勅使町の「さえぐさの里」の駐車場で、夕日に染まった赤い白山を撮る。週末は寒波襲来との事なので、今年はもう白山は拝めないかも知れないな。今日は今年最後の登山になるかもね。
あとで気が付いたのだが、白山手前の山の上に、那谷寺の施設「智の里・生雲」の建物がある。
★次回2016年・第1回登山は、1/1「鞍掛山」へ★
2014年11月22日(土)8回 石楠花コース-「蟹ノ目山」-大平コース
去年登っていない「岩倉観音山」と「遺水観音山」と歩き、今日は3年ぶりの「蟹ノ目山」である。自宅を8.20に出て、いつもの荒谷町の登山口駐車場に、9.00時に到着。3台駐車あり。9.10分に「間伐作業中」の看板のある林道を歩き出す。9.45分に「大平尾根コース」の分岐に到着。コース入口にバリケードがあり、関係者以外立ち入り禁止になっている。実はこの少し手前に川を横切って作業道が、向かいの山の斜面に登っている。その作業道を付けた際の岩や伐採木が、谷の方へ落ちており、登山路が荒れているのが原因らしい。頂上から降りて来た場合は、あの林道に登り着けば大丈夫そうだ。
ところで、石楠花コースを登る心算で直進したが、登り口の標識が無い。以前は林道の突き当りから、左の川を渡っていきなり急斜面を登った記憶がある。ところが林道は突き当りになっていなくて、作業道がずーっと先まで続いている。しかも登りになっていて川から段々と離れて行く。登り口の標識を見逃したかな?、と戻ってみる。また先程の所まで行き、適当に川を渡って道らしき所を進んだら、道は川に飲み込まれて無くなった。戻ってもっと先から川を渡って、道らしい所を進んだら、切り倒された杉の木株に「石楠花コース」の標識を見付けてホッとする。10.25分に杉林の急坂をジグザグに登り出す。11.25に「菜畑」で一休み。
12.15分に頂上到着、6人のパーティ食事中。登山途中は誰とも遇わなかった。「白山」が見える。ちょっと下の木が大きくなってきた。
海の方も良く見える。「鞍掛山」木場潟、柴山潟も見える。
「富士写ヶ岳」と「小倉谷山」
「鈴ヶ岳」から「大日山」
13.00発。大平尾根コースを下山。パーティは石楠花コースを降りて行った。鞍掛山から東に延びる縦走路が紅葉している。「三童子山」も見えるのかな。
大平尾根をどんどん降りてきたら、間伐作業の音がしてきた。もうすぐ川のふちの林道に着くと云う時、向かいに作業道が見えて、間伐した木を積んだキャタピラ車が降りて来た。通り過ぎた後作業道に登り、キャタピラ車の後を降りる。キャタピラ車の跡はぬかるんでいて、登山靴がスッポリ全部入り込む所がある。閉口して右の斜面を降りて、道なきところを川を渡って林道に戻り着いた。林道を30分歩いて駐車場に15.00時に着いた。
帰り道、勅使町辺りから、左が「鞍掛山」。真ん中が「大日山」。左の台形の山が「蟹ノ目山」である。
●次項2014年・第78回登山は、11/24-26奈良県「大台ヶ原」へ●
2011年04月30日(土)7回 石楠花コース-「蟹ノ目山」-大平コース
「蟹ノ目山」4月半ばに石楠花コースで、シャクナゲに感激した事がある。今年もうまい具合に行けば、シャクナゲに遇えるかもしれないと出かける。1年ぶりである。8.30分、加賀ゆめのゆで待ち合わせ。荒谷町のはずれの、登山口駐車場に周る。先客2台。9.00時に林道を歩き出す。
「ネコノメソウ」
「スミレ」。9.30分大平尾根コース分岐。直進して石楠花コースを進む。女性二人戻ってきた。道がはっきりしないという。沢の渡渉地点が荒れていた。ここから急な杉林の登りになる。
10.25分「菜畑」と云う地点で抹茶休憩30分。ここから平野が望める。11.05分、シャクナゲ地点に到着。結構石楠花の木が目につくが、花は一つも咲いていない。蕾は結構付いているし、だいぶ膨らんでいる
。あと半月位かな。
シャクナゲは咲いていないが、その分「トクワカソウ」の大群落が続く。
色の濃いのは綺麗だ。ふたつづつ咲いているのが多い。
これは三つ咲いている。
白の「トクワカソウ」もあった。
11.30分。「蟹ノ目山」頂上到着。目の前に真っ白の山が見えた。あまり白いので、一瞬、白山かと錯覚したが、「大日山」だった。先客3名。
今日は雨が降らないと思っていたのに、食事をしていたら雷が鳴った。西の方が暗くなってきた。山名札を新調。
ぽつりと来たので撤退。「富士写ヶ岳」はまだ雪が多く見える。
大平尾根を降りる。この尾根は気持ちの良い道である。最後の杉林は、以前コシアブラが多くあったが、今回はあまり目に着かない。青い感じの「ショウジョウバカマ」
ツバキも多い道である。時々雷が鳴ったが雨は降らなかった。13.00時に林道に降り立つ。N女史「ワサビ菜」を採るのに一生懸命。後日調理したのを頂いた。なかなか鼻につんとくる。おいしい。
13.55分駐車場に到着。今日はS女史欠席、老人コンビと、N女史とN氏の四人パーテーでした。帰途の車の中で大雨に遭遇。雷光が走る。
2010年04月24日(土)6回 大平コース-「蟹ノ目山」-石楠花コース
先週の日曜に「奥城山」のシャクナゲは、咲いていて大満足。今回は「蟹ノ目山」の「シャクナゲ」を見に出かけた。去年「石楠花コース」を登って咲いていた。今年も、もう咲いている頃だ。
8.30.荒谷町を通り抜けた、はずれの右側の建物に、大きな駐車場がある。村の建物らしいが、いつも閉まっている。桜の木が何本も植えてあり、その中に緑の花の桜がある。
林道はいつも鎖で閉められている。地元の人しか入れぬようだ。川に沿って林道を登ると、9.05.右に大平尾根コースの分岐がある。川に掛かるボロ橋を渡って、杉林の中を登る。「コシアブラ」がある。去年教えてもらった。独特のハーブのような匂いがして美味しい。
杉林を抜けて雑木林になる。日当たりがよくなり「スミレ」がかわいい。
また「シュンラン」を見つけた。今年はよく見かける。
「ショウジョウハカマ」もある。他の山では、紫色の派手なショウジョウハカマを見かけるが、ここのはオーソドックスで、また良い。
「池の平」の標識を過ぎ、「ドツノ谷の頭」の標識を過ぎ、右手に頂上が望めるようになると、お目当ての「恋人」が現れだす。
ピンクの「イワカガミ」別名「トクワカソウ」が満開だ。蟹ノ目山にトクワカソウを見に行く会、の参加募集の記事を見たことがある。この山は多く咲いている様だ。ピンクの色が多いが、白いのも有る。
一面に咲いている。N女史撮影に懸命。
白いのと、ピンクのと並んで咲いている。
10.55.頂上到着。三角点に再会。
「鞍掛山」の左に、小松ドームが見える。
少し早いが、昼食にする。誰も登って来ないので、我々4人で頂上独占。
「大日山」がとても近い。 「白山」も見える。ちょっと雲も。
12.00.女性2人到着。入れ替わりに下山開始。こちらの尾根も「イワウチワ」が多くて綺麗。
期待していた、お目当ての石楠花群生地に着いたが、花がひとつも咲いていない。去年は結構花が咲いていたのに、今年はツボミがたった3個。ガックリ。
石楠花コースは急坂だ。最後は杉林を降りる。一番最後に林道に降り立つ。N氏は「カタハ」を採っている。これは「マムシグサ」かな。
これは「ユリワサビ」別名「ハナワサビ」だとおもう。かすかにワサビの匂いがする。
帰りの林道は、なぜか長く感じる。林道に沿って流れている川に、こんな立派な滝がある。いつもは水量が少ないので、気が付かない。
14.15.駐車場に帰り着く。時間も早いし、お天気も良いし、山で出番の無かった相棒に、抹茶を点ててもらって、解散。今日の参加は、老人コンビと、N女史とN氏の4人でした。
2009年04月16日(木)5回 石楠花コース-「蟹ノ目山」-大平コース
「蟹ノ目山」は久しぶりだ。4/4日に大倉岳で遇ったF君が、今度「蟹ノ目」に登ると言っていたので、メールで情報を下さいよと言ったら、報告のメールが届いた。「トクワカソウ満開。石楠花まだ蕾硬し。天気良好、座ったまま白山を望む」。
我々「加賀の里山逍遥の会」(私が勝手にでっち上げた)は、全員4名9時に、荒谷町の満開の枝垂桜の下で待ち合わせ。の予定だったが、お天気続きでシダレザクラは散ってしまっていた。
雨は止んだが曇天である。町外れの施設の広い駐車場に車を移動して留める。先客1台。八重桜の木がある。
9.05.長い林道を歩き出す。「エンレイソウ」「マムシグサ」「ワサビ菜」。
10.40.石楠花コース経由で「菜畑」に着く。霧が立ち込め展望無し。ここでお湯を沸かして、恒例の抹茶タイム。
ここからは杉林を抜けて尾根歩きとなる。少しずつ「トクワカソウ」が現れだす。蟹ノ目山はトクワカソウが多いので知られている。
石楠花コースなのに、今まで石楠花にお目にかかった事が無かった。本当に石楠花の木が有るのだろうか、と思っていた。ところが「石楠花」の群落が見え出した。
花のほうに踏み込んでみると、結構多い。大満足。大満足。
霧の中のピンク色は、なかなか良い。つぼみも多い。今しばらく楽しめそうだ。
11.50.頂上到着。
雨は降らないが、一面の霧である。展望はゼロ。それでも石楠花に逢えて、気分は上々。足元に三角点がある。
三角点情報「蟹ノ目山」 三角点名・大溝ノ上
等級・三等三角点
標高・688.99m
所在地・石川県加賀市市ノ谷、俗称岩ノ目
相棒K君のの抹茶の野点は恒例になったが、食後のコーヒーも、N女史が入れてくれるのが恒例になった。本格ドリップ式で、高級喫茶店並みである。1時間ほど居て下山を始める。
大平尾根を降りる。すぐトクワカソウが両側にぎっしり。今までは花の時期に合わなくて、葉っぱばかり眺めていたが、今回はこれも満足。ヤブツバキも多い。
最後は手入れのされた杉林の中を降りる。コシアブラを採っている。14.10.林道に降り立つ。14.45.駐車場到着。ゆめのゆで温泉に入って帰る。
2007年12月27日(木)4回 大平コース-「蟹ノ目山」-石楠花コース
今年最後の登山を「蟹ノ目山」に決めて、登山口の駐車場で相棒と待ち合わせる。あたり一面霜が降りて真っ白である。桜の木が霧氷で真っ白で、花が咲いているみたいである。9.00時に歩き出す。30分林道歩いて、右に前回と同じ「大平尾根コース」に取り付く。
「小谷尾根石楠花コース」は距離が短いが急坂である。大平尾根は急坂が無くて登るのに楽だが、距離は結構長い。杉林を抜けて「池平」に出ると揺るやかな尾根歩きとなる。頂上が近ずくと右に富士写ヶ岳が美しい。
11.00時に頂上到着。純白の白山が見えて嬉しい。若いアベックの先客がいた。我々より後に出発して、石楠花コースを登り先に到着したらしい。彼女が小さな雪だるまを作って、標識の上に乗せた。可愛らしい。
やがて雪だるまもアベックとなり標識の上に並んだ。今日はお天気が良い。食事を作って1時間半も長居した。
白山に、飛行機雲が掛かった。石楠花コースを降りた。
登り林道を30分、大平尾根コースを95分、合計2時間ちょっと。下りは駐車場まで1時間30分くらい。
帰りに山中温泉菅谷の、お弟子のお蕎麦屋さんで、相棒と二人少し気が早いが「年越しそば」を食べて帰る。
2007年03月03日(土)3回 大平コース-「蟹ノ目山」-石楠花コース
去年4月に「蟹ノ目山」に登った時はまだ雪の中だった。今年は去年よりひと月も早いのに、カンジキも必要なさそうだ。
急に思い立ち出かける。自宅より30分。荒谷の蟹ノ目山登山口の駐車場に到着。小雨が降ってきたが合羽を着るほどでもなしと考えていたら、自動車が1台着いて女性2人のパーティが降りてきた。彼女たちは合羽を着出した。私は先に出発8時55分。
林道はいつもの鎖がはずしてある。入り込もうと思えば入れたのだ。林業の作業車が入っているらしい。
林道を30分ほど歩いて小谷尾根と大平尾根の分岐に出た。少し下で杉の木の枝落としの作業らしく、車が2.3台入っていた。今回は大平尾根コースを登ることにする。女性組もこちらのコースが登りやすいと言っている。初めは杉の林を急登、しばらくですぐ小さな尾根上になり、緩やかな登りとなる。
小雨もやみ、女性組が合羽を脱いでいる間に先に出発したが、しばらくであっという間に追い越して行った。9時50分に「池の平」という地点を通過。木の間から、左に蟹ノ目の頂上らしきものが望める。右にも加賀平野が見えてくる
10時22分、「ドツノ谷の頭」の標識に出る。なだらかな瘤で前回に道を間違えた地点だ。此処より頂上までトクワカソの葉がいっぱい。花が咲く頃はさぞ美しいだろう。
10時55分、駐車場より歩き出して2時間で頂上到着。追い越していった能美市の女性2人はもう食事中。缶ビールなどを飲んでだいぶベテランらしい。
西は鞍掛山の向うに木場潟と粟津のドーム、柴山潟と片山津温泉、加賀温泉駅の金の観音像などがよく見える。
小谷尾根より福井県の4人組が到着。こちらもベテランばかりらしい。こちらも携帯を掛けながら缶ビールを飲んでいる。下戸の私にとって山でビールとは考えられない。酔っ払って歩けなくなってしまう。
東は目の前に大日山。加賀甲の小屋らしきものが見える。左の方の白山は雲が掛かり、麓しか見えない。皆さんはさっさと食事をして30分ほどで下山していった。
私はのんびりとお湯を沸かして、一人きりを楽しんでいた。私は少しひねくれで、いつも頂上で長居する。
1時間20分以上も居て、そろそろ下山に掛かろうかと腰を上げたら、なんと知った顔が突然現れた。1週間前の土曜、私宅で月一回の麻雀例会があった時の仲間M君だ。大聖寺の彼は突然休みが取れたので、10時に家を出てきたという。
私は小谷尾根を降り、彼は大平尾根を降りた。また下で遇えるだろうと別れた。小谷コースは急坂が多い。其の分距離が短いので、私のほうが早く着くと思っていたのに、駐車場に着いたらもう彼は居た。なんて私は鈍足なんだろう。
2006年04月04日(火)2回 石楠花コース-「蟹ノ目山」-別の谷?
今年の「蟹ノ目山」である。同行のK君は去年5月29日、この山に登山道が出来た時の、登山道開通式と記念講演、記念登山にも参加しており、その後もう1回登っている。私も登山道開通の新聞記事を見て一度登っているが、残雪時期の登山は二人とも初めてである。
折から昨日の新聞に大倉岳の遭難騒ぎの記事が載っていた。先日我々二人が登った同じコースで、途中で道を間違えて違う所へ降りたらしい。日帰りのつもりが山中1泊を余儀なくされて新聞沙汰になった。年も我々と同年輩の二人連れ、我々70歳コンビも用心しなければとつくづく思う。
荒谷町の駐車場で9時待ち合わせ。今日一日はお天気が良さそうだ。登山道が出来るまで積雪期でないと登れなかったそうで、ネットには積雪期の登山記がいくつも載っていた。我々もカンジキを携行する。9時10分発。
猪ノ谷林道は地面が出ているが、所々残雪がありゴボゴボと抜けて歩きにくい。40分掛かって大平尾根と小谷尾根の分岐に着く。なだらかな大平尾根をスノーシューを着けて降りるのは楽しいだろうと考えて、小谷尾根の急登を選ぶ。杉林の中の急登は始め全然残雪が無くて助かる。途中より残雪が出てきて夏道が消える。また夏道らしきものが現れる。ところがどうも作業路らしく、藪を漕いで尾根上に戻ったりする。
分岐点より1時間20分かかって菜畑という地点に出た。小さな標識があり加賀平野が望める。前回も休憩した場所で急坂も終わり、杉林も終わりほっとする地点である。
菜畑を過ぎると快適な尾根歩きになる。積雪は1mくらいで締まっておりをカンジキを着けなくても歩ける。暖かくて風は無し、左に純白の白山が見えてくる。頂上の手前に東に小さな尾根が派生しており展望台があるので立ち寄る。
ところが展望台よりも頂上の方が眺めが良さそうなので、また引き返して頂上を目指す。12時10分頂上着。歩き出して3時間丁度。
東西が切り払われておりまことに展望がよい。大日山がすぐ前で3っのピークが見える。続いて鈴ヶ岳、兜山。白山が大きくて、笈ヶ岳、大笠山と連なる。
平野の展望も素晴らしい。右より鞍掛山に小松ドーム。柴山潟から加賀市の平野から県境の山々。広い台形の頂上を南に行くと、富士写ヶ岳が目の前に聳える。
頂上の西側の木の下に出来た窪地で食事。座ったままでも加賀平野が眺められる。
50分も滞在して、13時5分に白山に別れを告げて、大平尾根を下山始める。登りが3時間だったから、帰りは2時間で楽勝と決め込む。大平尾根は快適。まだ硬い雪が残り、ごぼらないのでどんどん降る。
ドツノ谷の頭という地点に出た。国土地理院の地図上に554mの表示のある地点だろう。
辺りが広くなって、雪で夏道が判らない。前回はとにかく尾根を進んで右の谷へ急降下で下りてもとの林道へ出た覚えがある。
そこで、一番尾根らしい尾根を探して降りはじめた。家へ帰ってから地図をよくよく眺めてみると、ここで道を間違えたらしい。右の小さな尾根を降りるべきところを、左の大きな尾根に入り込んだらしい。残雪があるのでまだ夏道と思い込んでいた。
だいぶ歩いて雪が少なくなったが、右に降りる地点が見つからない。今から考えると地図上の436mの瘤の手前の地点で、下の方に杉林が見え、降り易そうだったので降り始める。やっと谷に降り付く。この時点では、登山道の猪ノ谷林道に平行している谷川の上流に降りたと思っていた。
林道に出るため谷を下り始める。残雪があったり川岸が荒れていたりで、道があるような無いような状態。歩きやすそうな道を求めて、雪解けで思ったより水の多い谷を、右に左に7.8回も渡渉する。靴の中はビショビショ。
ようやく林道に出る。頂上から3時間近く掛かってしまった。あとは30分も歩けば車に到着だ。昨日の新聞の遭難騒ぎのようにならなくてよかったねと話しながら歩き出す。
ところが林道の様子がどうも違う。谷川が道の反対側にあるし、登山道の分岐の立札も出てこない。雪の残り方も朝とは少ない。
おまけに、登り道に見た事が無い竹林が現れて、やっと道を間違えたと納得する。あとはこの林道が何所へ出るかのみ。
30分も歩いたら荒谷町の西の外れに出た。車を置いたところは荒谷町の東の外れである。思ったより近くてほっとする。
町の人と立ち話をしたら、荒谷町には「猪ノ谷林道」と「この林道」と二本あり、地元の人は上の林道、下の林道と呼ぶそうだ。家に帰ってよくよく地図を見たら我々が降りた林道がちゃんと記載されていた。
負け惜しみだが、こんな下山道もなかなか良い。新道を作っては如何かな。
下り道で見かけた「ショウジョウバカマ」「一輪草」「フキノトウ」春は近い。このフキノトウは取って来て私の腹の中に納まった。
16時40分、K君と駐車場で別れる。用事があるので今日は立ち寄り温泉は無し。
2005年06月07日(火)初登山 石楠花コース-「蟹ノ目山」-大平コース
蟹ノ目「ガンノメ」山は、頂上に蟹の目のように大木が二本在ったから名付けられたと、昭和のはじめに深田久弥が紹介したらしい。登山道が無かったが、深田久弥を愛する地元の山仲間が登山道を付けたと、新聞に出ていた。
小松の自宅を車で出て、8号線を南へ走り、加賀市松山交差点を左折、勅使の洞穴を左に見て県民の森に向かって走る。山中温泉への道を右に見て直進すると荒谷の集落に着く。集落を抜けた少し先に右に入る林道が、登山口である。その先の村の施設に広い駐車場がある。ここまで自宅より30分。
林道は鎖がしてあり車は入れない。手入れの届いた杉林の中を30分歩くと、右の川の橋を渡って尾根に取り付く大平尾根コースが分岐する。小谷石楠花コースは林道の終点まで行き、左の尾根に取り付く。杉林の中の急登が続く。
尾根に取り付いて60分で「菜畑」という表示のある広場に出る。ようやく杉林が終わり加賀平野が展望できる。ここより35分、段々揺るやなになり頂上にたどり着く。
三角点が鎮座し、藪を刈ってありなかなか展望が良い。江沼中央山塊の最高峰とかで、周りは山だらけ。大日山、兜山、富士写ヶ岳、鞍掛山、などは判るが、他はあまり登っていないので、私には良く判らない。不勉強である。
帰りは頂上を越えて、ゆったりとした大平尾根を降りる。気持ちの良い広い尾根で、こちらから登ったほうが楽かもしれない。
こんな真っ白なキノコが生えていた。調べたら「ギンリョウソウ」らしい。
ドツノ谷の頭とか、池平という標識を過ぎ、杉林を降ると元の林道に出る。また林道を30分歩く。頂上よりは1時間40分かかりました。平日にもかかわらず7.8人登っていました。人気のある山ですね。