加賀の里山逍遥
2005.04.より登山順

[加賀]  赤穂山 147 m (加賀市別所町)164
   [加賀]  別所山 134 m (加賀市別所町)164
加茂・上河崎・星戸・山代・水谷・日谷三角点
第2回 2021.02.14. 別所町の裏山に「赤穂山」が地図に載る。ついでに「別所山」の三角点も再訪。
第1回 2013.12.07. 山代方面の三角点探し、別所の三角点を「別所山」にしてまとめた。
 

  2021年02月14日(日)2回 別所町より「赤穂山」「別所山」



 ヤマップの記録に別所町の
「赤穂山」を登っている人が居た。その写真の中に私が8年前に提げてきた「三角点名札」を見付けてびっくりした。その時は三角点だけを登り、点名の「別所」に因んで「別所山」にしてHPに載せた。近くに「赤穂山」がある事は知っていたが、登った記録を見たことが無いので登れなかった。今度見付けたヤマップの記録は「ふう様」が載せたもので、赤穂山から別所山まで縦走なさっている。低い山だから老人にも登れそうな気がして、相棒を誘って登りに来た。近くだからカンジキは不要と見た。





 山代温泉から山中温泉への道、別所町の一番はずれの山裾に山に入る作業道がある。除雪した雪があり入れないが、その前に車を置く。10.05分。









 「第2福井火力線77番」の標識がある。







 荒れた作業道を行く。車は入れないだろう。大きなツルが掛かっている。ゲートだな。








 道は段々細くなる。








 突き当りに分岐がある。右が77番鉄塔、左が78番鉄塔である。展望があるとの事なので、荷物をデポして77番鉄塔を往復。






 登って見たら最近送電の下を刈ったらしく展望がある。10.30分




 山中温泉の「水無山」が見える。富士写ヶ岳の頭が覗いている。







 77番鉄塔からは、次に登る78番鉄塔が見える。










 戻って荷物を拾って78番鉄塔への巡視路を登る。






 きゅうな坂を登り、78番鉄塔が見えてきた。



 相棒が何かを写している。マンサクが咲いていた。春にまず咲くから「マンサク」と云うらしい。今年初めてのまともなマンサクの花だ。










 78番鉄塔からは展望は無い。鞍掛山が枝の間から見える。巡視路は先へ続いているようだ。標高178m。今日の最高地点だな。(鉄塔の番号を調べたら福井線29になっていた。なぜ?)11.15分。








 鉄塔より少し戻って、方向を変えて北の方へ広い尾根に突入。ここからは巡視路を離れて道なき道を行く。







 広い尾根を降るような感じで進む。大きな倒木があるが藪は薄い感じである。








 赤穂山までの尾根の中間辺りに、大きな溝を通過する。右へ降りると林道に出る様だ。左も道があるように見えるが、判らない。






 まだ段々と登りになり、前方に「赤穂山」らしきものが見えてきたな。









 12.30分。赤穂山の頂上らしい所に到着。展望のない狭い頂上。ここで昼食。






 10年も前に登った人の黄色いテープが残っている。タブレットで赤穂山頂上を確認。147m。今日はバレンタインデーである。食後、S女史の手作りチョコレートケーキが登場。ご主人に造った物のおすそ分けらしい。コーヒーともども大変美味しく頂きました。






 さてここからが大変だ。赤穂山から別所山三角点までの地形が複雑である。違う尾根に降りて方向転換だ、地図に載っていない池があるぞ、湿地帯で遠回り、川があって渡り難くて又遠回りだぞ。








 ようやく尾根に登り着いたかな。








 藪が深くなってきた、大丈夫かな。








 ひょこんと別所山と名付けた頂上広場に飛び出した。4等三角点がある。







 8年前に提げた点名札が残っていた。その時は別所町白山神社の裏から藪漕ぎ往復した。勝手にここを別所山と命名。







 三角点情報・「別所山」
 三角点名・別所
等級・4等三角点
標高・134m





 降りやすい斜面を降りていたら急坂になってしまった。方向的には間違っていないので突破だ。相棒はするすると降りてゆくが老人はそうゆう訳にはいかん。落ち葉の斜面は滅茶苦茶滑る。つかまる木が少ない所は、シリセードでずり落ちる。ズボンがドロドロ穴が空きそうだ。底まで降りたらなんと遊歩道の様なものに出た。






 ちょっと登ったらなんと「あずま屋」があった。立派なものである。









 あずま屋の下に池が見え林道がある。







 あの林道で戻る予定。やっと藪漕ぎ開放。林道出口に古い案内板があった。遊歩道のコースが書かれているようだ。昔、何か施設があったらしいぞ。







 別所町の山裾をぶらぶらと戻る。白山神社の前を通る。8年前はこの神社の裏から三角点を往復した。








 別所町の端から端まで歩くと、突き当りに置いた車が見えてきた。16.15分。長くかかったな。










 初めての山「赤穂山」と「別所山三角点」を歩いて来た。久しぶりの藪漕ぎはおもしろかったなー。





















       ■次回登山は、2/21加賀「黒谷城山」へ■



   2013年12月07日(土)初回 加賀市の三角点探し「別所山」



 冬に突入。毎日時雨れて冷たい雨が降ったり止んだり。ここずーっと風邪気味で元気がない。仲間も皆んな忙しそう。山に入る元気もないし、しばらく休んでいた「三角点探し」をする事にした。何しろ移り気で、あっちウロウロこっちウロウロと気まぐれである。一年ほど前に、国土地理院地図の25.000分の1「大聖寺」地図内の三角点を、全部の探してやろうと、調べて「点名札」作っていたが、半分以上オッポラかしてあった。



 三角点探しは、地図を見るための勉強になる。この間も阿稜山で方向が判らなくなって山の反対側に降りてしまった。それにGPSの使い方の練習。ソニーのnav-u37と云う器械を持っているが、地図がアップにならず小さいし、地図の方向が北を向いたまま。どうも慣れなくて使いにくい。慣れるために三角点の位置を入力して、長靴と傘を持って出かける。平野の田圃に有るのが多いので楽勝だと、朝10時近くになってから出掛ける。先ず山代方面。







 @▲「加茂」3等 6.47m

 三角点探しは国道8号線を加賀市の方へ走る。新しくカーマが改築した手前の「加茂」信号を加賀温泉駅の方へ折れ、加茂町を抜けたヤマギシホームセンターに車を置く。センターの右の農道を入って行くと、その先農道交差点に三角点はあると思われる。所が農道は工事中、車ばかりか人も通れぬ大工事。また車まで戻りズーッと離れた所に車を廻し置き、農道を歩いて発見。10.15分。






 A▲「上河崎」4等 6.12m

 さらにずーっと続く水田の中の舗装道を南に向かって走る。上河崎町の近くまで走り、道路が広いので車を置き、地図を眺めてこの近くの農道の交差点に有ると確信。雨が降ってきたので傘を差して、西の方へ向かって歩き交差点を探すが無い。また車に戻ってよくよく地図を眺めていたら、方向は北の方へ戻る方だった。車で横を通り過ぎた所だった。まさに方向オンチ。10.50分。






 B▲「星戸」4等 15.10m

 国道を小松の方へ戻り「西島」信号を山代温泉の方へ入る。500mほどで民家の前に車を置く。道路の反対側の畑の中に三角点はあるようだ。小さな鉄塔が見える。その手前に大根畑があった。畑や荒れ地が続いている。ウロウロと辺りを眺めていたら、道路際ではなく、大根畑の丁度ど真ん中、畝の中の青い葉っぱの中に白いポールが見えた。写真を撮るのだが、大根泥棒と間違えられそうだ。11.20分







 C▲「山代」3等 42.78m
 山代温泉街に入り、信号「山代東口」の近くの「かんぽの宿」の裏山辺りに「松籟公園」がある。この近くに三角点が在る筈だ。公園の下に駐車場がありゲートボール場がありトイレもある。車を停めて駐車場の上の公園の小山に三角点が在るのかと、よくよく地図を眺めていたら、なんとこの駐車場の中に三角点の標識を見付けた。低山徘徊部の点名札もあるが肝心の三角点が見付からない。埋もれているのかと地面を杖で突いてみたが見付からない。駐車場の舗装された隅の四角が気になるが、やっぱり違うようだし。それにしてもすぐそばに、高い小山があるのに何でこんなとこ?。12.00時。



   「別所山」
 山代温泉街を抜けて、山中温泉の方へ進むと別所と云う町を通る。左側に山があり右側が大聖寺川である。別所町の裏山には「赤穂山147m」の山名が地図に載っている。ところが調べてみると三角点は、山代寄りの別のピークにある。赤穂山よりちょっと低いが、山のようなのでここを
「別所山」と勝手に名付けて、付近の三角点も一緒に載せた。




 県道からはまさに山のように見える。あのピークに三角点が在るようだ。信号「別所」より山裾を走ってみる。民家の裏は急な崖が続く。空き地に車を置き、住人と立ち話。登る道はないようだ。200m先の神社の裏が登り易そうと聞く。







 白山神社にお参りして神社の左の藪に入り込む。たいして茂っていない。とにかく尾根の上まで登り、山代の方へ戻るように、広い尾根を高みを目指して登って行ったら、白い三角点ポールを見付けた。





 D▲「別所」4等 133.50m

 一番高い所に三角点はあった。辺りは思っていたより開けていた。この先は降っていて山代温泉の方が雑木の間より見える。金沢三角会と書いた赤い布が下がっている。12.50分。神社より25分くらいだ。下りはやはり25分くらいで、神社の右の谷に出た。尾根を戻りすぎて、降る地点を間違えた。やはり方向オンチもいいとこだ。







 お腹が減ったのでコンビニで、パンとコーヒーを買って食べながら、別所町と大聖寺川を挟んだ対岸の河南町の水谷三角点を探す。地図内山中の大きな溜池が目当てで林道の登り口を探すが、なかなか見付からなくて行ったり来たり。ようやく山裾より鋭角で入り込む林道を見付ける。三叉路に車を置く。直進すると溜池へ出るようだ。ここを左折の「河南町・京城谷」の黄色い標識を歩き出す。





 車はまだ入り込めるが、Uターン出来なくなると困る。ただでさえ車はひっかき傷ばかり。これ以上傷は増やしたくない。突き当りにイノシシの捕獲檻があった。この先道はない。目の前の谷をそのまま登り出す。雨が降ってきたので傘を差してきたのだが、藪がひどくなってきて傘を差していられない。傘を杖にする。谷なので木がいっぱい倒れていて、水が流れていて歩き難い。




 E「水谷」3等 160.75m


 穴の開いた長靴で水が入るのを気にしながら、頂上付近にたどり着く。左と右にピークがあり、どちらかに三角点が在るようだ。左の方が高く思えたので左へよじ登ったら見付からない。尾根伝いに峠を越えて右へちょっと登ったら、草茫々の中に白い標識を見付けた。これが無ければ三角点探しは苦労するだろう。他に標識らしきものは見えなかった。15.00時。登りに30分、降りに30分位かな。






 もう一つ「加賀カントリークラブ」にある三角点に寄る事にする。この三角点はゴルフ場の中にある。コースの中にあると、クラブの了解を得るのに厄介だが、調べていると近くに建物があるらしい。何の建物か判らないがとにかく行ってみた。河南町のすぐ北に新しいトンネルと道が出来た。行く行くは加賀インターと繋がる感じだ。トンネルを二つ程抜けるとカントリークラブの近くに出る。





 F「日谷」3等 61.13m

 クラブ入口は日本風の城門になっており、駐車場の向こうにお城みたいなクラブハウスが見える。駐車場に車を停めて、三角点の在り処を確認したら、この門の隣の建物の、外側の土塁のの上に三角点が在るらしい。よじ登ったら保護石に囲まれた三角点が在った。ちゃんと白いプラスチック標識もあった。16.00時。今日はもっといっぱい三角点を探すつもりだったが、意外と時間が掛かるものだ。7っしか確認できなかった。残りはまた今度。



             **次回登山は、12/8「奥獅子吼山」へ**


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