富山県の山逍遥
2006.09.より登山順

  [富山別96]  越城山  145m (富山県富山市)
 [富山]     呉服山   71m (富山県富山市)
第3回 2025.10.07. 呉羽山駐車場より「呉羽山」ー「越城山」を往復。
第2回 2020.02.24. 安養坊町より「呉羽山」から「越城山」まで歩き、往復。三角点を三つ確認。

第1回 2012.11.06. 車で上がり、「越城山」の一等三角点を確認。
  

  2025年10月07日(火)3回 「呉羽山」より「越城山」往復

 
 三日前に予定していた「富山の呉羽山」を歩きに来た。ここもあんまり坂が無い山だ。5年ぶりにS女史と再訪である。




 前回は富山民俗民芸村から歩いた。今回は民俗民芸村から尾根の上まで登ったら「呉羽山駐車場」があったので車を置く。9.50分。








 車道に付いた遊歩道で、呉羽山の方へ歩く。








 すぐ「呉羽山展望台」に着いた。大展望。立山連峰の方は、残念ながら雲の中。







 少年・佐伯有頼は、白鷹と熊に導きられて立山に入る。立山開山の祖。








 今日は立山は見えず。








 富山市街は良く見える。








 すぐ横に高い地点がある。大正天皇が馬でここまで登った、と云う碑。ここが「呉羽山」の頂上らしい。標高79m。







 頂上を囲んで周回道路。トイレもある。遊歩道の続きは、広い道で車が入らぬよう車止め。









 石碑の並ぶ広場を通る。「富山歌塚」。








 「朱にしみ 朱にきはまり 夕ずく日 大立山の峰々照らす」 地元の歌人。







 「立山に 降りおける雪を 常夏に 見れども飽かず 神からなし」 大伴家持の万葉集に載る歌。立山が初めて使われた、らしい。







 石碑の並ぶ丘を過ぎる。









 静かな広い遊歩道。








 大きな木。その右側が工事中。降りとなる。








 呉羽山を南北に分ける県道を横断。振り返ると上の方に、県道横断の「丘陵フットパス連絡橋」が架かっている。あの橋を架けているので遊歩道が通行止めになっている。





 ひょっとすると通れるかもしれないと、続きの遊歩道に入ったら「七面堂」に出た。日蓮宗の寺。日蓮宗の本山身延山にドライブした時、本堂から「七面山・二百名山」に登る登山口があった。日蓮が七面山に住む老蛇を、読経により身延山の守護神とした。この話は能楽の「現在七面」となっている。








 やはり「七面堂」の先は工事中で通れなかった。戻って車道を歩く。あまり車は通らないので、気は楽。







 「城山東駐車場」に出た。駐車場の奥から遊歩道に戻る。









 遊歩道に入る。






 センニンソウ         アキノノゲシ        クサギ






 電波塔の下を通過。










 二つ目の電波塔を通過。






 一度車道を横切り急坂を降りる。また車道を横切ると「しらとり広場駐車場」があった









 駐車場の奥に「白鳥城址」碑。








 城址へ登り出す。








 白鳥城址の「城山頂上」に到着。富山湾の方が見える。12.20分。







 大きな「一等三角点・点名は越城山・標高は145m」がある。








 頂上広場で昼食。誰も居ない。すぐ横に「天測点」と呼ばれる四角いコンクリートの土台がある。







 昔はこの上に重い器械を載せ、恒星を観察して位置を測った。北陸では福井県の「国見岳の一等三角点」とここの一等三角点の二箇所岳に残る、珍しい遺構である様だ。










 立山の方面。







 13.20分。一等三角点で記念撮影して下山開始。









 しらとり広場駐車場まで戻る。トイレもある。「しらとり広場展望台が出来ていた。








 大きな望遠鏡が備えてあった。やはり立山連峰は見えず残念。








 同じ道を戻る。車道歩き。








 県道を横断する。








 呉羽山展望台まで戻ってきた。もう車を置いた駐車場は近い。










 ■次回登山は、10/11「立林山」へ














  2020年02月24日(祝)2回 安養坊町より「呉服山」‐「越城山」往復



 高速道路を使って富山市へ向かうと、西インターを過ぎて「呉服丘陵」越えたとたんに、富山市の上に「立山・剣・薬師」が聳え立ち、いつも感動する。8年前にドライブの途中、富山市の「呉服丘陵」にファミリーパーク辺りから、車道で山に分け入ったら「白鳥城址」の駐車場に出た。ぶらぶらと登って「一等三角点」を見付けた。地図には「城山」とと書いてあるが、他の城山と区別するために「越城山」として記録した。「越城山」は三角点の名前である。調べていると地理院地図には、呉服丘陵の東側を「呉羽山」とし、西側を「城山」とし、真ん中に県道44号線が横断している。両方に通じて「フットパス・歩く道」がある様だ。




 低山健康登山にこのフットパスをS女史と歩きに来た。富山西インターで降り、ファミリーパークからトンネルを越え、呉羽山の麓、安養坊町の民俗民芸村の資料館に車を置かせてもらう。10.20分。








 駐車場横に「リュウキンカ」








 車道を歩き、まっすぐ「長慶寺」の方へ登って行く。








 長慶寺の五百羅漢石像が並んでいる。







 五百羅漢像の間を通って、尾根の上に登り着く。下に富山市が広がってくる。




 アルプスが見える。





 車道から離れて「桜の広場展望台」を歩いていて、広場の隅に三角点を見付けた。点名は「呉羽山」であるが、ヤマップの地図にはここが頂上にはなっていない。「呉羽山公園展望台」の近くに頂上マークが付いている。10.55分。







 三角点情報・「呉羽山・城山」
 三角点名・呉羽山
等級・3等三角点
標高・71.22m






 一度車道に戻ると「呉羽山公園展望台」に出る。少年の像が山に向いている。「佐伯有頼」の像である。白鷹と熊にに導かれて「立山」に踏み分け、立山開山の祖と呼ばれている少年らしい。その背後に見える高台が「呉羽山頂上」らしい。11.00時。







 展望台は、車で上れるので賑わっている









 展望台から離れて高台に登ると「呉羽山」頂上である。桜の木に山名札が提げてあった。呉羽山三角点よりは3mほど高いぞ。山名札は「加賀の里山ファンクラブ」のN様のものです。今年年賀状を頂き有難うございました。お返事差し上げましたが、どうゆう訳か戻ってきました。すみません。11.10分。


 その桜の木の横に昭和天皇の歌碑が立っている。海の方が少し見える。



 昭和天皇の歌碑。「立山の 空にそびゆる 雄々しさに ならへとぞ思う 御代の姿も」







 昭和天皇の歌碑の隣に、大正天皇の漢詩句碑がある。「立岳(りつがく・立山)空を衝き、東に向かって聳ゆ・・・」








 大伴家持の万葉歌碑もある。「立山に 降りおける雪を 常夏に 見れども飽かず 神からならし」。立山と云う山名を、初めて詠んだ歌らしい。







 小又幸井の歌碑がある。「朱にしみ 朱にきはまり 夕づく日 大立山の 峰々照らす」。地元の歌人らしいです







 車道から離れると静かになる。富山観光ホテルが建っていた場所が空き地になっている。ここから一度車道に降りる。11.30分。







 右に行けば信号「峠茶屋」。左に富山市の方へ100mほど進み、道路を横断して向かい側の山に登る。交通は激しく信号が無いので、渡るのは命がけ。








 向かい側よりすぐ山に入る階段がある。竹林の中を行く。







 「七面大明神」の石碑が建つ「七面堂」の前を通る。何年か前に日蓮宗総本山「身延山」に登った時、隣に「七面山(日本二百名山)」があった。この堂にも七面山の神が祀られているのだろう。


 能楽に「現在七面」という曲がある。身延山で修行中の日蓮の前に、七面山の池にに住む老蛇が、里女の姿で現れ日蓮の読経の前に、成仏徳脱して龍女となり、舞を舞い身延山の鎮守となるという曲です。能楽師の端くれとしてちょっとはかじっていますが、北陸で主流の宝生流にこの曲が無いので、見たことも勤めた事もありません。





 次に「稲荷社」の前を通過。謂れを読むと、この辺りは交通の要所で「峠の茶屋」あったらしい。が









 尾根の上まで登り着いたら「中世石造物」を並べた場所に出た。呉羽町笹原谷にあったものを富山観光ホテル前に移設、ホテル閉鎖でここに再移設したとか。






 その後ろに、今日二つ目の「三角点」がある。11.50分。
 三角点情報・「呉羽山・城山」」
三角点名・峠茶屋
等級・4等三角点
標高・75.05m
 






 車道を横断して「城山」の部分に入ると、ぐんと静かになった。車道を歩く事が少ない。時々トレランをする人が走っている。








 木俣修の歌碑がある。「鷺の群れ 渡り終へたる 野の上は 只うすうすに 青き雪照」。富山で教鞭を執った事がある歌人らしい。






 送電線鉄塔の横を通る。










 静かな散策路。






 電波塔が幾つも立つ所の下を通る。









 車道を越えて向かい側に渡ると、








 展望台が見えてくる。12.40分。








 薬師岳と立山の間の、富山のマッターホルン「桑崎山」がカッコいい。




 北の端の、白い山は何処だ?。朝日?。白馬?。






 展望台の下に駐車場があり、トイレもあった。



 「白鳥城址」の石碑がある。







 登り切ると「城山」頂上である。真ん中に「一等三角点」があり、横に「天測点」がある。日当たりの良い所で昼食。展望はあまり効かない。12.55分。






 一等の三角点は中々無いぞ。
 三角点情報・「呉羽山-城山」
 三角点名・越城山
等級・1等三角点
標高・145.13m






 「天測点・地理調査所」と書いてある。これは珍しいものである。前回登った時調べたが、この上に重い機械を乗せ、恒星を観測して位置を測ったものらしい。全国で45ヶ所あり、北陸ではここと、福井県の「国見岳」の2ヶ所との事である。国見岳の天測点も訪れた事がある。





 下山開始。









 なだらかな所が多くて有難い。
















 「呉羽山展望台」まで戻ってきた。





 ここからは五百羅漢まで行かず、車道を降りる。



 車を置いた資料館の裏に到着。15.00時。16.000歩越の里山徘徊でした。







       ■次回登山は、2/29加賀の「蓮如山」へ■



   2012年11月06日(火)初散策 車で上がり「越城山」探索



 富山県の観光ポスターに、剱・立山連峰がずらりと聳えて並ぶ構図がいつもある。呉羽山から撮ったものがほとんどだ。高速道路を富山に向かって走っていて、呉羽山を抜けて富山平野が見えてくると、立山・剣・薬師岳がドカンと目の前に現われる。いつも心が弾む。


 遊びに行った帰りに呉羽山の近くを通った。天気は悪いがひょっとると、山が見えるかも知れないと、急に思い立ち、ナビに山に近そうな地点を入れて走った。富山西ICの近くを通り、適当に高い地点を目指す。白鳥城跡の標示を見付け、道路のそばの展望台に車を止めて、近くの遊歩道を登り出す。「城山公園」として整備され、遊歩道が無尽に広がっているみたいだ。10分位で本丸跡に着いた。







 ここが呉羽丘陵の最高峰らしい。思いもよらず三角点が鎮座していた。しかも一等三角点だ。山名は「城山」になっている。家へ帰って地図を調べたら、地理院地図に「城山」の記入があった。ちなみに「呉羽山」とは、この丘陵の一番海側の方だけを指すらしい






 そばに「天測点」もあった。この天測点なるものは全国で45ヵ所あるのだそうで、珍しいものであるとか。以前に福井県の「国見岳」の一等三角点のそばにも同じものがあった。北陸ではこの二つしかない。この上に重い器械を乗せ、恒星を観測して位置を確定したらしい。その後、器械がうんと軽くなり、こんな重い大きい場所は必要なくなったようだ。現在は三角点の上に器械を乗せて観測しているようだ。



 富山市街の向こうに、山並みが走っている。




 左より「剣岳」。「大日岳」。「立山」は霞んでいる。




 「毛勝三山」と「剣岳」。




 観光ポスターのように、スカッと晴れた時に登りたい。






 遊んでばかりいて申し訳ない。


 南砺市の「安居寺」。








 南砺市の「高瀬神社」








 射水市の「海王丸パーク」と新しく出来た「橋」








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