2006.9.より登山順
山梨県2山
瑞牆山 下は金峰山
[日本百名山8] 瑞牆山 2.230m (山梨県) |
2007.09.22. 登り瑞牆山荘より富士見小屋経由頂上。帰り富士見小屋泊まり。翌日金峰山へ。 |
2007年09月22日(土)初登山 K君と二山登頂へ@ミズガキ山 K君と百名山に遠出するのは3回目である。最初は四国の2山、次いで東北の3山、今回は奥秩父の2山である。いずれも私が登れる初心者向きの山に同伴願っている。今回は瑞牆(みずがき)山と金峰(きんぷ)山。朝3.40にK君を乗せて北陸自動車道を走り、上越より上信越自動車道、更埴より長野自動車道に入り、岡谷より中央自動車に入り、諏訪サービスエリアで朝食。7.25-8.06分。また少し走って須玉インター下車。 8.40分須玉インターを降り、増富ラジウムラインを走る。舗装してある良い道である。9.07分増富温泉を通過。旅館が何軒もある。ここより道は段々細くなる。9.23分、瑞牆山荘の前に到着。無料駐車場の看板に従い少し戻るように右に入ると、舗装された広い駐車場に到着。何十台も留まっている。続いてバス2台も到着。50人くらいの団体である。9.40分歩き出す。瑞牆山荘まで戻らずに駐車場の奥より直接登山路に合流する道に入る。 10.00時に登山路を横切る林道に到着。登山路は直進しているが、林道を歩くと「瑞牆山」が見える展望地点があるとの事なので、天気の良いうちに瑞牆山を眺めておこうと、右に林道を歩き出す。ぐるりと山裾を回りこむと、目の前に岩山が聳えている。あれが瑞牆山らしい。なかなかアルペン的な眺めである。 トリカブトの花が咲いている。今晩は山小屋の素泊まりなので、食料を持ち上げているのでK君の荷物が大きい。申し訳ない。 林道を終点まで歩くと登山路が合流している。登山路を少し登ると、富士見平小屋の前に到着。10.40分。この辺りはキャンプ指定地にもなっていて、テントも張ってある。今夜はこの小屋に泊まる予定なので、持ち上げた食料などを小屋に置いて行く。この小屋は自炊なのだ。有料で布団は貸してもらえる。 11.00時に小屋の左の登山路を瑞牆山に向かう。木が邪魔になって山はよく見えない。11.30分、天鳥川に一度下りる。水が旨い。少し休んで出発。すぐに大きな丸い岩が二つに割れた桃太郎岩がある。ここから生まれた桃太郎は、赤ん坊の時から凄い巨人だったに違いない。 岩の横から梯子がある。岩ゴロゴロの急な登りとなる。ロープの下がった所もある。12.20-13.00時まで、登山路脇のシラビソの林で、お湯を沸かして昼食。 明日登る予定の「金峰山」の見える所があった。尖がっているのが五丈石で、その左が頂上らしい。 大きな岩を見上げながら登る。登山路も岩ばかりで中々急である。登山者がどんどん降りてくる。梯子やロープ箇所では渋滞が起こる時もある。 ひときわ大きい岩峰が見えてくる。「大ヤスリ岩」とはこれの事だろう。 13.46分、登山路は頂上をぐるりと北側より回りこんだ形で、裏側から一枚岩の頂上に飛び出した。50人の団体さんが降りた後で、狭い頂上は空いているが、それでも15人ほど居る。人気の山だけある。 残念ながら曇ってきて遠くの山は見えない。八ヶ岳は裾野だけ。富士山は見えず。金峰山は頂上だけ雲が掛かっている。 登ってきた方面は絶壁になっていて怖い。さっき見あげて登ってきた「大ヤスリ岩」が目の下である。その先に下界の林道が見える。車で登ってきた道と思われる。 あっちこっちに花崗岩の岩峰が見える。これは西側に見える近くの岩峰。 明日登る金峰山は雲が掛かっているが、手前の岩峰が大日岩らしい。 1時間ほど湯を沸かして、抹茶を飲んだりして過ごす。14.10分に下山開始。元来た道を降りる。16.00時に天鳥川。炊事用の水を補給して、16.30分富士見平小屋に到着。 泊まる富士見平小屋の中は広いワンルーム。100人近くも並んで寝られそうだが、土曜日なのに泊まりはたったの三人だけ。素泊まり2500円、布団300円。今日は土曜で管理人がいるが、平日は無人らしい。宿泊料を入れるポストがある。 土間でお湯を沸かして夕食。ランプに灯が入る。トイレは別棟、宿泊者は無料だが、それ以外は100円となっている。 駐車場より富士見小屋まで1時間。小屋より頂上まで2時間45分。頂上より小屋まで2時間20分。でした。朝が早かったのですぐすぐ布団にもぐりこむ。 続きは下稿「金峰山」へ。 |
[日本百名山8] 金峰山 2.599m (長野・山梨県) |
2007.09.23. 富士見平小屋から大日岩経由で頂上往復。小屋より瑞牆山荘駐車場へ。 |
2007年09月23日(日)初登山 K君と二山登頂へ2山目 今日は「金峰山」を目指す。富士見平小屋、5時起床。土間で炊事。朝からカレーを温めて食べる。6.15分出発。小屋の右の斜面を登ってゆく。そのあと飯森山の中腹を巻く。右に鷹見岩の分岐を過ぎると、段々下りとなり大日小屋に着く。7.10分。大日岩の麓にあるので大日小屋なのだろう。 小屋は登山道より少し降りた所にある。水場があり喉を潤し、トイレを使わせてもらう。小屋は無人らしい。小屋の向うの岩峰が「鷹見岩」と思われる。振り返ると「大日岩」の岩峰が聳えている。あそこまで登るのか、大変だ。 7.20分、小屋を出発。急坂を「大日岩」に向けて登る。8.10分、大日岩の頂上近くに出るのかと思っていたが、右の肩に登りついた。大日岩にすぐ登れるのかと思っていたが、大分ありそうなので大日岩の頂上は諦める。岩のすそを回って小川山に続く登山路が見える。 分岐を右に折れ、大日岩に背を向けて広い尾根を歩き出す。苔むした感じの森の中を登る。 9.20分、最後の急坂を登りきって、「砂払いノ頭」という岩にたどり着いた。金峰山まで1時間と書いてある。ここから細い尾根歩きとなる。潅木帯を抜けて、ハイマツも混じる岩石帯になる。 右側が特に切れ込み、用心して歩かねばならない。ガスが時々出てくる。北アルプスの高山を歩いているみたいな感じだ。 尾根を忠実に、大きなこぶを幾つも乗り越えてゆく。左側はハイマツの広い海が広がる。頂上はまだ大分先だ。一番遠くに見えるのが頂上だろう。 五丈岩が近づいてきた。あとひとふんばりだ。人の姿が見える。 10.35分、金峰山の五丈石と頂上ピークの間の広場にたどり着いた。大勢休んでいる。我々もリュックを置いて一休み。足が遅いので4時間以上も掛かっている。 ちょうど「五丈石」に登ろうしていた男性2人。そのうち1人が登るのに成功した。見ているだけでもスリルがある。あとからも何人も挑戦したが皆駄目だった。五丈石はもと「御像石」と呼ばれていて、打ち出の小槌を持った大黒天らしい。赤い鳥居がありそれをくぐって岩に取り付いている。右下の大岩に小さい祠があったので、そこまで登ってお賽銭を上げてお拝りしてきた。 五丈石と向かい合って金峰山の小さなピークがある。そこまで行って記念写真を撮る。頂上の向うからは、大弛峠からの道が登って来ている。左側から金峰山小屋からの道も合流している。 頂上から見返した五丈石だ。その右に続くピークは登ってきた尾根だ。 お湯を沸かして昼食。展望はあまり無くて、時々ガスが流れる。雨が降らないだけでも良しとするか。1時間15分も山頂を楽しんで、11.50分に下山開始。もと来た道を降りる。 尾根が細く、岩でゴロゴロなので慎重に降りる。まだ下から登ってくる人もいる。こんな大きなピークもある。12.45分に砂払いノ頭。 ここで尾根歩きは終り広い林の中を降りる。13.30分に大日岩。先に進んでいたK君がお湯を沸かして待機、ここで休憩、抹茶を頂く。 14.20分、急坂を降りきって大日小屋。水場で水を飲む。15.10分富士見平小屋到着、預けておいた荷物を持ち下山開始。ポツリと雨が降り出す。林道は通らず登山道を真っ直ぐ降りる。中々の急坂もある。もうすぐ駐車場というのに雨は本降りになった。16.00に駐車場に到着。 ずぶぬれなので、20分ほど下った「増富の湯」に立ち寄る。ラジウム温泉とかで、人気の湯らしい。18.20分諏訪湖サービスエリアで夕食。上越を回り金沢着23.05分。小松着23.40分。無事に今日中に帰宅。 富士見小屋より大日小屋まで55分。小屋より頂上まで3時間10分。下り頂上より大日小屋まで2時間30分。小屋より富士見小屋まで50分。小屋より駐車場まで50分。でした。 |