2006.09.より登山順
[福井] 保田経ヶ岳 764.85m (福井県勝山市) 55 | ||
第2回登山 2011.09.29. 第1回登山 2011.09.10. |
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2011年09月29日(木)2回目 リベンジ登頂 二十日ほど前に、道を間違えて「保田経ヶ岳」の頂上にたどり着けなかった。 そのリベンジである。前回と全く同じ場所に車を止める。9.15分歩き出す。林道をそのまま進むと、「加賀幹線152.153」の矢印がある。そこから林道は無くなり、谷沿いの登山路になる。 「ツルニンジン」。バアソブともいうらしい。婆遊と書くらしい。楽しい名前である。 ずっと谷沿いに登り、5.6回渡渉する。きれいな水が勢いよく流れている。石が滑る。 「ツリフネソウ」が群落をなして咲いている。 9.50分、鉄塔「加賀幹線152」と「153.154」の分岐に出た。右に登り返すと、前回たどり着いた152鉄塔に登るようだ。上から見たらここが谷底に見えたが、ここから見上げると案外近くに感ずる。 鉄塔154の方へ進む。黄色い「キツリフネソウ」と紫の「ツリフネソウ」が混ざって咲いている。 「アキギリ」 10.35分、鉄塔「加賀幹線153」に到着。ようやく展望が開けてくる。お天気が続いて、明日から雨の予報だが、今日も天気が良い。急な尾根らしき所を登る。11.20分、ようよう一番上の鉄塔154に到着。 まことに展望が良い。左から「浄法寺山」から「大日山」「越前甲」と続き「白山」「別山」から「報恩寺山」「大師山」「荒島岳」から、続くは「銀杏峰」「部子山」と思われる。 鉄塔の下より西の方に巡視路が登っている。5.6分登ると一番高い頂上に着いた。11.30分。巡視路は南の方へ下がっていくようだ。広い頂上は一面の藪。周りは木があり展望全然無し。 藪の中に踏み跡があり、たどると三角点に出た。
離れた所に壊れかけの地蔵さんがある。保田時計台前の立て札に依れば「この地蔵は、村の油屋さんの店先に在った。300年ほど前、度々起こる水害を収めるため、村一番の力持ち陣内九郎兵衛が、90キロの地蔵を苦労して担ぎ上げた」と云うものらしい。 今日の私の付き添いは、S女史とN女史である。 頂上は藪で食事をするところが無い。鉄塔まで下りる。 展望の良い最上の鉄塔「加賀幹線154」の下で昼食。 「白山」と「別山」と「三ノ峰」とスキージャム勝山のゲレンデが見える「報恩寺山」 「白山」の左側方面。 報恩寺山の手前に「大師山」が見え、麓に勝山大仏殿と五重塔が見える。 その右に「荒島岳」が見える。 南は「鷲ヶ岳」と、その上の「浄法寺山」が近い。 一時間滞在して、12.30分下山開始。13.00分に153鉄塔。13.30分に152鉄塔への分岐。14.00分に車に到着。 地図は不正確です。参考程度に載せました。 2011年09月10日(土)1回目 未踏 山渓の「福井県の山」を見て、石川県境に近い福井の山を登っていたら「保田経ヶ岳」と「飯降山」と「三ノ峰」が残った。今日は「保田経ヶ岳」に登りに行く。永平寺町と勝山市の境にある山である。大佛寺山に近い。 8.00時に加賀ゆめのゆに集合。今日は相棒とS女史の3人である。山中温泉を抜け、国道364号線で福井県に出る。九頭竜川を遡り、小舟渡橋を渡って、えちぜん鉄道・小舟渡駅と保田駅を通り保田の村の中に入る。地図を見ると林道が1本、経ヶ岳に向かって伸びている。案内書に寄ればそこから鉄塔巡視路を利用して登ると書いてある。のんきなもので良く調べもせず、やってきた。 9.10分、林道の分岐に経ヶ岳の矢印を見付けて、入り込んだら、舗装が無くて途端に悪路になった。しばらく進んだら、道の片側が広くなった所があり車を置く。林道はまだ続いているが、道が荒れていて進めそうでない。今から考えるとこの林道の先を調べるべきだった・・・のだが。 車を置いた傍に、偶然に「九頭竜幹線・61」の鉄塔巡視路の標識があった。案内本に巡視路を利用して登る、と書いてあった記憶があるので、この巡視路だと思い込んで入り込む。よく踏んである巡視路である。 堰堤の下を通って少し登ったら「61鉄塔」に出て、その先に何の工事か判らぬが、大工事の現場を通り抜け、その先で一度降り、巡視路は段々と頂上とは反対側に登りだす。 おかしいな、おかしいなと登って行ったら、稜線上の「九頭竜幹線62鉄塔」に出た。10.40分。この稜線は永平寺町と勝山市を分ける稜線である。この稜線は経ヶ岳の頂上をも通っている。ここで抹茶休憩。頂上の反対側の稜線に大きな鉄塔が見える。 稜線上に、頂上まで続く登山路が有る事を願って歩き出す。100mほど登ったら分岐に出た。左が「加賀幹線・152」で少し登っていく。右は道は平行に斜面に続いている。左の加賀幹線の巡視路に入る。気持ちの良い登山路を緩く登って行く。 11.20分、「加賀幹線152鉄塔」に到着。送電線の先に経ヶ岳の頂上が見える。その途中にもう一つの鉄塔が見える。「153鉄塔」らしい。頂上直下の鉄塔は「154鉄塔」と思われる。案内書ではあの二つの鉄塔を経由することになっている。所が「153鉄塔」に行くには、一度谷底まで大降りしなければならない。だいぶ疲れてきているし、もったいない。 頂上へは、先頃抹茶休憩した稜線が緩やかに繋がっている。分岐で左の加賀幹線の巡視路を進んできたが、右に進んだら尾根上を行けるのではないかと、また分岐まで戻る事にした。152鉄塔からは勝山の方が望める。 分岐より右に進んだが、登山路は予想に反して、尾根の上を進まず、段々と降ってしまった。12.40分杉林の中で昼食。 今日は登頂をあきらめて、同じ道を戻る事にした。「九頭竜幹線62鉄塔」まで戻り、峠に荷物を置いて、その先の「151号線鉄塔」まで行ってみる。 この鉄塔下は見晴らしが良い。南の方、送電線の先に保田経ヶ岳の頂上が見える。頂上から少し下がった肩を、送電線が乗り越えている。あの鉄塔まで登り頂上に至るらしい。 東の方、勝山の「恐竜博物館」の、銀色のドームが見える。晴れていれば白山まで見えそうだ。 14.05分、車に到着。登山口を確認の為、荒れた林道を先まで進んでみる。堰堤の上らしく、小さな広場があり、ここまで車を乗り入れる人が居るようだ。さらに進むと「加賀幹線152.153」の標識を見付けた。ここからは林道は無くなっている。やはりここから「153鉄塔」に登るのだ。「152鉄塔」はこちら側からで、もやはり登れるようだ。今度リベンジに来よう。 村の中に「保田時計台」があると言うので見に行く。どうも村の人たちの手作りの時計台のようだ。立派なものである。 その横に「経ヶ岳(清ヶ岳)登山口」の標識があった。山の上に在る地蔵様の謂れが書いてある。経ヶ岳の登山地図も書いてある。朝この地図を見付けていれば、間違えることも無かったろうに・・・。 帰って案内本を読み返していたら、我々が登った「九頭竜幹線62」の稜線より、春先や落葉した晩秋に、道なき稜線を登ると、歩きやすくて快適だ、と載っていた。やはり稜線には道が無いようだが、登る人は居るようだ。 それにもう一つ、「152鉄塔」より無理して谷底まで降れば、153鉄塔の方へ行けたのだが・・・ |