富山県の山逍遥
2006.09.より登山順

 [富山]   袴腰山  1159m  (南砺市) 36
第2回登山 2011.06.18  峰越登山口より往復。
第1回登山 2010.09.20  峰越登山口より往復。 

  2011年06月18日(土)2回目






 明日は久しぶりの金剛堂山の予定。今日はうんと楽な山と云う事で
「袴腰山」になった。三日前の高落場山と登山口が近い。相棒と徳光インターで待ち合わせ。ここを待ち合わせ場所に使うのは初めて。「ハマナス」が咲いていた。五軒丁山にハマナスが咲いたと新聞で読んだ。この近くだ。見に行かれなかった。









 福光インターを降り、国道304号で五箇山トンネルを抜け、すぐ右に、たいらスキー場の方へ登って行く。細尾トンネルを抜けて左折する。舗装は無くなるがかなり整備された道。峠まで登り切るとそこだけ舗装がしてあり駐車場がある。9.30分。微かに頂上が見える。








 袴腰山峰越登山口の標識がある。ここから登る。10分程で避難小屋を通過。前方の袴腰頂上にはガスがかかってきた。残念。段々晴れてくる予定だったが・・。










 「アカモノ」が咲いている。










 しばらくすると急坂になる。白い小さな花を着けたのは何?。










 このツバキは種類が違うようだ。「ユキツバキ」と云うのかも知れないな。










 10.30分、袴腰山の分岐に着く。右に進み最高地点にリュックを置き、さらにその先の展望地点に行く。展望図があり晴れていれば白山が見えるようだ。今日は「猿ヶ山」が見えるようだ。あの山を越えるとブナオ峠まで続いている。五箇山の村も見える。









 最高地点まで戻り抹茶休憩。雨がパラパラと来た。











 今度は場所を変えて展望櫓のある場所に移動して今度は昼食。




 ガスがかかり景色が見えないので誰も登らない。我々3人のほかに、あと二人のパーティ。櫓の下で食事中。この櫓はは両側に梯子があるが、手前から登ると、上の枠が切れていないので、苦労して潜り込まねばならない。登るなら、梯子の下が壊れている方から登った方が良い。








 この頂上にはシャクナゲの木が多い。汚く萎んだ花がいっぱい残っている。盛りの頃は綺麗だろう。



 「ナナカマド」の花。







 雨粒が大きくなったので合羽を着たが、暑いので途中で脱いだ。避難小屋まで下りてコーヒーを飲んだ。後の二人も降りてきた。今日の登山者は相棒とN女史と私、それに富山県の二人の5人だけだった。



 高速に乗る前に、城端の桜が池のホテルの温泉に入って戻った。



 地図は動かせます。




   2010年09月20日(月・祝)初登山



 富山の南砺市辺りを走っていると、
「袴腰山」がよく見える。商売柄、袴はいつも着用している。だから袴腰の意味もよくわかる。袴の後ろの部分に、台形の山形の腰板がある。袴腰山は、まことに腰板の恰好によく似ている。相棒は何べんも登っている。シャクナゲの頃が最高だそうで、地元ではシャクナゲ開花にに合わせて、山開きが行われるという。相棒に案内して貰おうと思ったら、相棒は仕事でダメ。ネットで調べたら以外に簡単に登れそうだ。S女史と小松を6.50分に出発。小松より高速に乗り東海北陸道の福光インターで降りる。





 ここより城端町の中を走る国道304号線に乗る。前方に、天気は良くないが袴腰山が見える。国道はドンドンと高度を上げてゆく。やがて五箇山トンネルのすぐ手前で、右の林道に入る。地図には右下の谷は「人喰谷」と記入がある。その名の通り山の斜面に続く、細い怖い道である。舗装はしてあるが人喰谷はずっと下を流れている。落ちたら一溜りもない。ノロノロと登って行ったら、「細尾トンネル」に着いた。立派なトンネルである。







 この道路は、五箇山トンネルが出来る前の、旧の国道らしい。細尾トンネルを抜けて五箇山へ出たのだ。袴腰山へは、トンネルをくぐらず、直進する峰越林道へ入る。ここから舗装はしてない。舗装はしてないが人喰谷道路より安心して登れる。峰越の名の通り、一番高い地点にたどり着いたら舗装がしてあり、そこから先は下りになるが、道路が封鎖されて通れなくなっている。8.30.到着。







 峠の上は道路が広くなっており、車なら何十台も止められる。ここに車を止めて探したらススキに埋もれて「袴腰山峰越登山口」の大きな看板があった。お天気が悪いので、我々の車だけである。15分ほど登ったら小屋に着いた。袴腰山小屋の看板が掛かっている。大きな戸と窓があり明るい小屋である。9.00.しばし休憩。








 小屋の後ろからしばらくは、平坦な明るい尾根を歩き、やがて急な登りとなる。「テンニンソウ」










 「バアソブ」の花を見付けた。










 10.10.台地型の頂上の一角に登り着いた。左右に道が分かれた分岐点。地面に「砺波富士袴腰山山頂案内」の案内板がある。







 左に進み最高地点を目指す。2.3分で最高地点の標識に出る。展望も何も無し。登山路が少し広くなっているだけ。一応頂上なので座り込んでコーヒーを一杯飲む。雨は止んだか今日は登山者はゼロらしい。先へ進むと「池の平登山口」へ降りるらしい。分岐まで戻って、今度は猿ヶ山縦走路の方へ進む。すぐ城端側展望地に着いた。非常に高い鉄製の展望櫓がある。登る。高度差があってなかなか怖い。その分展望はバッチリ。





 北の方は真ん中に、福光・城端の平野が広がり、左の山は医王山。右は高落場山かな?。




 南はここから縦走路が続いている、三方山・猿ヶ山らしい。晴れていれば白山も見えそう。







 この展望台は登るのが怖い。そのためか展望台の北側に、切り開きをした、展望地点がある。眺めは良い。
10.30.










 今日初めての単独登山者に遇った。積雪期のスキー登山の下調べらしい。その人も展望櫓へ登って行った。











 この辺りはシャクナゲの木が多い。しかも早くも花芽が付いているのが多い。来春はシャクナゲは綺麗だろう。








 下山開始。11.00.よく見ると下に小屋が見える。雲の下あたりが駐車場だ。










 11.45.山小屋に到着。朝小雨で見えなかった袴腰山頂がすぐ後ろに見える。ゆっくりと昼食。小屋はありがたい。








 駐車場から池の平の方へ降りる道は、舗装路が続いているが、通行止めになっている。元の道を細尾トンネルまで下り、トンネルを抜けて「たいらスキー場」の方へ降りた。正解だった。人喰谷の道は怖かったが、こちらの道はあちらより通りやすい。今度登るときは「たいらスキー場」から登ろう。時間が早かったので、五箇山をめざし「合倉合掌集落」を見てきた。








 五箇山インターまで出て、近くのブナオ峠の林道登り口に寄ってみた。通行止めの扉が閉まっている事が多いが開いていた。峠まで登れると書いてある。去年あたりはほとんど入れなかったようだが、今年は入れる。さっそく大門山へ登りに行かなくては。




 五箇山インターより入り、城端サービスエリアの中から桜が池の温泉に入って帰った。





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