2006.9.より登山順
[百名山・福井] 荒島岳 1.523.49m (福井県大野市)3 | ||
第2回 2009.06.14. 登り勝原スキー場より石楠花平経由。下り同じ道を戻る。 第1回 2007.05.27. 登り勝原スキー場より石楠花平経由。下り石楠花平より小荒島経由、中出に降りる。 |
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2009年06月14日(日)2回目 我が「加賀の里山逍遥の会?」の女性軍も、一年以上の経験を積み、ベテランの域に入ってきた?。今回は女性軍憧れの日本百名山「荒島岳」に登る。梅雨に入って少々天気が悪い。雨が降らないだけでも良しとするか。私にとっても久しぶりに標高差がある。付いて行けるかどうか?。?だらけの山歩きである。 8.00.に、瀬女の簡保の宿の前の、道の駅集合。車二台で谷峠を超え福井県に入る。勝山・大野と過ぎて9.00.に勝原スキー場の駐車場に入る。各地のナンバーの車は50台。さすが日曜の日本百名山である。 ゲレンデの急坂を登ること50分。ゲレンデ上部のリフト終点地に着く。どうもこのスキー場は廃業したらしく、器械の残骸が転がっている。大きな滑車が腰掛に成っている。暑いのでバテ気味、早めの抹茶休憩。お菓子を食べて抹茶で休憩。車で走ってきた平野が見下ろせるが、霞んでいる。 このゲレンデの終点に「荒島岳登山口」の標識が建っている。全員で記念撮影。これが只今の「加賀里山逍遥の会?」の全メンバーである。10.20.出発。 ここから雑木林に入る。これは「コアジサイ」だろう。 これは「タツナミソウ」の仲間かな?。林にだんだん「ブナ」が混じってくる。 やがて「ブナ林」が続くようになる。まことに気持ちの良い道である。 こんなブナの大木も混じっている。 12.00.しゃくなげ平に到着。30分の昼食時間をとる。この広場から初めて頂上が見える。まだピークを二つ越えて、三つ目が頂上らしい。 一度降って、急登となる。「もちが壁」というらしい。「ナナカマド」の花が咲いている。登りきると笹が多くなってくる。 「イワカガミ」が咲いている。 「コバイケイソウ」が咲いている。少しガスが掛かってきた。 13.30.荒島岳頂上到着。三角点で記念撮影。霧が立ち込め何も見えない。もちろん白山も見えない。人も4.5人しか残っていない。 小さな石仏像がいくつもおいてある。新しいのもある。 南の斜面の下のほうに「コバイケイソウ」の群落がある。霧がますます濃くなってくる。予報ではだんだん晴れてくるはずだが?。
この山の三角点は一等である。一等は大きい。その周りをセメントで囲いがしてある。ちょっと気が引けるが、小さな山名札を提げる。加賀の里山逍遥の会が、福井県まで足を伸ばした。 14.05.下山開始。しゃくなげ平14.55.10分休憩。ブナ林を降りる。まことに気持ちの良い道である。16.10.ゲレンデ上の登山口到着。10分休憩。あとはガラガラのゲレンデの道を降りるばかりだ。三重県の5人パーティが、車を中出登山口に置いてあるというので、そちらまで送る事にする。17.00.駐車場に到着。朝50台在った車が4台だけ残っている。 2007年05月27日(日)1回目 「荒島岳」は福井県で唯一の日本百名山である。あまり知られていない山だ。深田久弥は隣県の福井県の山をどうしても紹介したかったのだろう。20代の頃登った記憶がある。やはり深田久弥の「日本百名山」を読んで登りに行ったものだ。もう40年以上も前のことで、どんな山だったか全然記憶に無い。百名山を目指している相棒のK君は、この山が好きで春山に何度も挑戦した話を聞いた。上のほうはアイゼンをつけて登るのだそうで、天気が良いと最高だそうだ。山登り派ではなく山歩き派の私には、手におえないので誘われてもいつも断っていた。今年は雪も少ないしもう雪は消えただろうと、昔を思い出してK君に案内を頼む。K君は6度目の登山だそうである。 7.30分、白山市尾口村の道の駅、瀬女で待ち合わせ。白峰から谷峠を越え福井県に入る。勝山市から大野市に抜け国道158号線を九頭龍湖の方へ走る。勝原スキー場の手前、下唯野の中出と云う村の、神社のそばより林道に入る。2`くらいで登山口の表示があり、車が5.6台置ける。8.45分、ここに車1台を置く。 9.05分、国道158号線脇の勝原スキー場の駐車場に車を入れる。国道脇が登山口なので春山でもアプローチが簡単な訳だ。所で車が40台近くも止まっているのでびっくりする。さすが日曜日の百名山だ。 9.10分、ゲレンデを歩き出す。ゲレンデを横切ってガタガタの歩きにくい登山路が付いている。 ウツギの咲いている道をリフトの最上点を目指して登る。駐車場がどんどん下になる。ゲレンデだけあって周りの展望は良い。 10.00時、ようやくゲレンデの最上部に着く。リフトの終点駅の後ろに、荒島岳登山口の表示がある。ここからが本当の登山路らしくなってくる。一息入れて出発。もう後からは誰も登ってこない。我らが最終組かな。 しばらく歩いて急坂を登ると、直ぐブナの林になる。大きな木も多い。広い緩やかな尾根をどんどん登る。 実に立派なブナの林である。登山路はブナの根っこでゴツゴツと一杯だ。早くも上から登山者が何人も降りてくる。よほど早くから登り出したのだろう。 11.45分、長い長いブナ林の登りが済んで、シャクナゲ平に到着。荒島岳と小荒島岳の中間の鞍部である。小さな広場である。ここまでくると頂上が望める。ここで昼食にする。迷い犬が一匹居て腹が減っているのか、私の背中に両足を掛けて嫌に馴れ馴れしい。犬嫌いなので、犬に馴れ馴れしくされるのは初めてである。上から団体の登山客が降りてきて、にぎやかに昼食しだしたので、犬はやっと離れてくれた。 12.20分、シャクナゲ平を出発。一度少し下り、右に佐開コースを分岐すると、急な登りになる。もちがかべと言われる所で尾根が細くなり、鎖の下げてある所もある。それを登りきると笹が多くなり前方に頂上が見えてくる。小さな瘤を越えてゆく。 13.30分、頂上到着。頂上は案外広い。一等三角点がある。一等三角点は三等三角点よりも一回り大きい。小さな石仏が幾つもおいてある。昔は小さなお堂があったらしいが今は無い。大きな反射板もあったらしいが取り壊されて今は無い。 よほどの人が残って居るかと思ったのに、ほとんど下山したのか4人ほどしか残っていない。お目当ての白山は微かに望める。福井県側から見る白山は、別山が近くて大きい。 西側は大野の田園地帯が広がっている。 北のほうは登って来た登山路の向こうに、これから下山する小荒島岳が見え、その先は大野平野である。四方を眺めお薄茶を飲みながら50分も居た。全員下山して誰も居なくなった。14.20分下山開始。入れ替わりに青年一人頂上到着。 15.10分、シャクナゲ平着。犬は居なかった。5分休憩。登って来た勝原コースを離れて、中出コースを下りる。15.40分に小荒島岳の頂上着。今さっきまで居た荒島岳が雄大である。少し頂上にガスが掛かり始めている。 15.50分小荒島を出発。気持ちの良い緩やかな登山路を下るのだが、中々距離が長い。1時間以上も歩いて、古い林道跡と交差する。2.3度林道と交差すると、車の走れる林道に出る。 17.00時に林道に出て、さらに15分ほど下るとようやく車の置いた場所に出た。車の置ける空き地の少し下がった所に、石仏のおいてある湧き水がある。丁度水を切らしていたのでゴクゴクと飲む。 17.45分、勝原スキー場に車を取りに行く。なんとシャクナゲ平にいた迷い犬がうろうろしているではないか。 朝来た道を戻って道の駅「瀬女」で解散。 40年以上も前の写真が出てきたので一枚載せる。荒島大権現奥の院の立札がある。この山は信仰の山なのだ。 |