日本百名山逍遥
2006.9.より登山順

   [日本百名山]  筑波山  875.66m (茨城県)129
 第1回  2016.03.22.  

  2016年03月22日(火)初登山 偕楽園と筑波山



 旅行温泉友達と去年の春、水戸の偕楽園の梅を見たいね、と計画したことがあるが、北関東の水戸までは車ではとても遠いのであきらめた。友達は足が少し悪くて、車でなければちょっと都合が悪い。所で今年も計画して
「偕楽園」「筑波山」を廻る方法を見付けた。



 新幹線で高崎まで行き、レンタカーで茨城県を往復しようというもの。3/21日金沢発7.22分のはくたか乗車。高崎9.47分到着、駅レンタカーで水戸偕楽園を目指す。なれないナビで四苦八苦、それでも14.00時に偕楽園に到着。少々料金高いが何とか近い駐車場に入れた。偕楽園庭園は公園で拝観料無し。梅まつりの期間中だが、花盛りは過ぎている。花は少ししか残ってい無い。




 庭園内の「好文亭」は老人は無料。有難い。




 3.000本の梅ノ木があるらしい。満開は過ぎていたが、雰囲気は感ぜられて大満足。






 翌3/22日、水戸市内を8.30頃出て
「筑波山」を目指す。今回は簡単登山で「ロープウェー」で登る予定。女体山のすぐ下まで登れる。もう一つ「ケーブルカー」が男体山のすぐ下まで登っている。ネットで調べるとロープウェーの方が、車いすでも乗れるようだ。10.00頃にロープウェーの乗り場駅のある「つつじヶ丘駅」に到着。左上遠くのピークが女体山。その下にロープウェー駅が見える。大きなガマが居る茶店の横から登山路が始まっている。歩いて登ってゆく人が何人も見える。




 ロープウェーに乗って頂上駅が近くなった。茶色く見えるのは、ロープウェーのガラスは紫外線除けのためか茶色になっている。女体山の上に人影が見えた。




 ロープウェーの駅の下へ、長い階段で降りると、展望台がありトイレがあり食堂がある。ロープウェー降りるまではバリアフリーだったが、休憩するならこの階段を降りなければならない。駅には切符売り場だけがあり、休むところはない。友達は手すりがあれば階段は大丈夫。何とか食堂に降りて、連れを残して、私一人でまた階段を登って登山開始。食堂前の展望台よりは眺めが良い。10.30分。







 ジグザグに登山路を登ると、尾根上の縦走路に合流。ここから頂上へ登ると女体山神社があり、その後ろが「女体山」頂上である。10.40分。









 「日本百名山」の石碑があり、向こうに三角点が見える。その先の岩の上が頂上である。






 三角点情報「筑波山」
 三角点名・筑波山
等級・1等三角点
標高・875.66m


 頂上は狭い。岩の頂上だが、岩がすり減ってツルツルになっている。凄い高度感でちょっと怖い。素晴らしい展望である。




 ロープウェーの下の駅と駐車場が見える。ずーっと向こうは霞ヶ浦で、遠くは太平洋。








 富士山は、こちらの方に見えるらしいがーー。




 筑波山のもう一つの頂上「男体山」が見える。6mほど、今いる女体山の方が高い。今いる所が筑波山の最高峰である。今からあの男体山を目指す。











 二つの峰をつなぐ縦走路を行くと「せきれい茶屋」に出る。










 茶屋の前に「セキレイ石」がある。この石の上に鶺鴒(せきれい)が留り、男女の道を教えたとの事。







 登山路の左側が「かたくりの里」になっている。










 かたくりの里への遊歩道は、まだ花が咲いて居ないので戸が閉まっている。






 11.03分に「御幸ヶ原」に到着。広場の向こうにケーブルカーの駅がある。男体山は目の前である。





 広場にある昭和天皇の歌碑「はるとらのを ま白き花の 穂にいでて おもしろきかな 筑波山の道」


 「ハルトラノオ」は、遊歩道ではまだ見かけなかった。まだ時期が早い様だ。








 ハルトラノオは見かけなかったが、男体山の登りの斜面で「カタクリ」を3本だけ見付けた。上から降りてきた登山者が教えてくれた。今年初めて見付けたカタクリである。






 男体山神社の裏側に出る。正面に回って拝む。ここが
男体山の頂上である。11.25分。










 木が生えていて展望はあまり良くない。







 御幸ヶ原から、男体山の周りを一周する「筑波山自然研究路」があるので一周するつもりだったが、崖崩れのため通行止めになっていた。どうしようかなーと考えていたが、男体山神社の裏の「測候所」に「自然研究路迂回路」の張り紙があった。その方へ降りだすと無線中継所を三か所ほど通り過ぎて、急坂を降りると「自然研究路」に降り着いた。




 東京とは反対側の平野が望める。ブナの木が混じっている。




 こちらまで降りてくる人は少ないようで、急に静かになった。東屋があったので昼食。




 その先に案内板があった。E番の解説板を見掛けたから、@番からD晩までが通行止めらしい。




 展望台があった。




 周遊道なので平坦かと思っていたが、ブナ林の中の急降下の道もある。慎重に。










 J番に小石の山があった。「昔から小石を持って登山すれば、疲れずに登れるし、罪や過ちも消えると言われています。その信者たちの持ち集めた小石です」










 薬王院コースが登ってきている地点から、ケーブルカー駅の方へ戻りだす。12.20分に一周して御幸ヶ原に戻り着く。トイレがあるので拝借。





 御幸ヶ原より女体山を望む。無線中継所の塔が三本見える。その先がピークで、下に駅がある。





 広場の隅から「紫峰杉」への道が降りていた。近そうなので降りてゆく。


 最初に「ブナの大木」があった。




 さらに進むと「杉の大木」があった。紫峰杉と呼ばれているらしい。紫峰とは筑波山の雅号との事である。


 大きな二本の木であるが、写真に撮ると大きく見えない。






 広場まで戻って尾根道を戻る。ガマ石があった。向こうから来た時には見逃していた。






 13.00時にロープウェー駅の下の食堂に到着。コーヒーを飲んで、ソフトクリームを食べて、ロープウェイに乗り下山。実に展望の良いロープウェーである。










 今日の宿は「筑波山神社」の隣の宿で、江戸時代より200年ほど続く宿との事。14.05分に着いたので駐車場に車を置かせてもらい参拝に行く。神社の入口に「つくば道」と書いてある。




 石碑に「筑波山は万葉の昔から、神の山として仰がれてきた。近世には江戸城の鬼門を守る祈願所となり、歴代将軍の崇敬厚かった。この道は三代家光の時に、筑波山参詣路として開設され、往時の信仰の道を今に伝えるものである。」


 立派な神社である。神社の後ろに筑波山がそびえている。さっき登った女体山のようだ。




 石階段が続くこの参道が、筑波山の登山路である。登山者が降りてきた。








 筑波山神社は立派な社殿である。社殿の左に登ってゆくと「男体山」への登山路がある。その先にケーブル駅がある。社殿の右に回ってゆくと「女体山」への登山路がある。



 ここらあたりは筑波山温泉である。







 翌3/23日。茨城県の能楽に関係のある場所を廻って、高崎より新幹線で帰宅予定。「小野」という集落に「小町の里」があり、小町の館があった。謡曲に登場する小野小町がこの地で亡くなったという伝承があるようだ。墓の五輪塔は個人宅にあり見ることが出来ない。







 謡曲に「桜川」がある。「磯部」という集落に桜川公園がある。桜祭りの準備中だ。


 高崎発17.59分、はくたか。金沢20.21分。小松着20.51分。



 今回で「日本百名山」を幾つ登っただろうかと数えたら「49山」。何とかもう一つ増やして「50山」にしたいなー。


        ★次項2016年の24回登山は、3/26「大峰」へ★


表紙へ戻る