[加賀富山72] 大門山 1571.59m (石川県金沢市)
[加賀富山72] 赤摩木古山 1501m (石川県金沢市) |
第2回登山 2010.09.29. ブナオ峠より往復
第1回登山 2007.05.23. ブナオ峠より往復 |
2010年09月29日(水)2回 「大門山」-「赤摩木古山」
10日ほど前「袴腰山」へ登った時、帰りにブナオ林道登山口を確認してきた。去年はほとんど閉鎖されていたようだが、今年は入れるようだ。さっそく「大門山」へ登りに行く。小松よりS女史を乗せて、7.20.に金沢の相棒を迎えに行く。高速で五箇山インターを降りて国道を進むと、すぐにブナオ峠に登る林道が右にある。8.10.。林道は長くて10Kほどある。8.45.終点のブナオ峠に着いた。ここから先通行止めのバリケードがある。右の猿ヶ山登山口に車を止めた人は、猿ヶ山方面の下草刈らしい。
大門山の登山口には、車が3台留まっている。9.00.登山開始。お天気はまずまず。
ブナオ峠というだけあって、さっそくブナの林となる。気持ちの良い登山道である。
9.50.なだらかになった登山路で、抹茶休憩。微かに紅葉の季節が始まる予感。
「ダイモンジソウ」だと思う。
前回登山は春で、初めて「ツバメオモト」を見付けて感動したが、今の次節、紫の実になっている。
10.50.峠上の分岐に出る。大門山0.4q、赤摩木古山0.9qの標識が建っている。
11.20.大門山の頂上到着。3年前は残雪で覆われ、周りの景色が良く見えた。今は周りが草木で覆われ、あまり見晴らしがよくない。
三角点も傾いているように見える。
白山の方を伸び上って撮る。前回は真っ白だったので、すぐ見分けがついたが、今回ははっきりとしない。
東の方だけ少し切り開きがあり、左から剣岳・立山・薬師岳と見える。
前回は医王山など加賀方面が少し見えたが、今回は藪で見えない。20分程居て「赤摩木古山」で昼食にしようと、峠まで下りる。
大門山は思ったより見晴らしが悪かったので、「赤摩木古山」で昼食にしようと、45分ほどかけて、12.25.に頂上に着いた。こちらの方が展望が良くて方位版もある。「大笠山」「笈」と続き、その上が「白山」である。加賀の方から見るのと違って、白山らしく見えない。
振り返ると、先ほどまで居た大門山が見え、その右に「猿ヶ山」が聳え、その間に富山の平野が見える。
小さな地蔵さんが安置してある。名古屋の二人連れがいる。ここに来る途中、4.5人のパーティが下山していった。
加賀平野から見る白山のように見えるのは、木曽の「御嶽山」である。
その左には「乗鞍岳」が見える。
穂高岳方面の「槍ヶ岳」が雲が取れた。アップで撮る。
壊れかけのベンチでゆっくりと昼食。1時間以上ものんびりと滞在。
南の方、左が大門山。真ん中が「猿ヶ山」。「タカンボウ山」の間に高速道路が見え、上には北アルプス。
北には、右から「奈良岳」「大笠山」「笈ヶ岳」とその上の「白山」。三方岩岳の方にスーパー林道らしきものが見える。
13.30.下山開始。気持ちの良いブナ林を下り、15.00.にブナオ峠に降り立つ。
林道を下ると「サラシナショウマ」が咲いている。
赤摩木古山から白山の方を眺めていたら、急に白山スーパー林道を通りたくなった。白川郷から登ってゆくと、「三方岩岳」が立派に見える。夕方で通る車が無いので、車を止めて写真が撮れる。
とがのき台から「白山」が見える。赤摩木古山から見た形によく似ている。
白山は全然紅葉していなかった。ふくべ大滝も独り占め。
17.20.にゲートを出る。
2007年05月23日(水)初登山 「大門山」-「赤摩木古山」
「大門山」は金沢の平野から見ると、富士山に似ているので「加賀富士」と呼ばれるらしい。平野から「大笠山」と「笈岳」は何とか見判けることが出来るようになったが、大門山はまだ判らない。富山県との県境の山で、この辺りは未だ入山したことが無い。調べると私でも登れそうなのでK君に案内を頼む。事前に湯涌温泉から刀利ダムを通ってブナオ峠まで登る道を、通行可能か調べてもらったがやはり不通だった。この林道は細くて不通の時が多いらしい。そこで富山県側から入ることにした。
7.45分、金沢のK君の家へ迎えに行く。高速に乗り東海北陸自動車道の五箇山インターで降りる。8.35分。国道を少し進むと、庄川を渡り直ぐ右に林道の起点がある。ブナオ峠野営場10キロの標識がある。林道は細い所もあるが舗装してある。結構長い林道である。9.06分ブナオ峠の上に到着。広い駐車場があり案内板もある。近くに野営場もあるらしい。峠の先の林道はバリケードがしてあり刀利ダムへは抜けられない。
バリケードによって見上げると、大門山らしき頂上が見える。まだ残雪が見える。大門山登山口は左の尾根に取り付く。2.7qと書いてある。バリケードの右の先に「猿ガ山」に登る登山路があった。
9.24分出発。ブナオ峠と言うだけあって「ブナ」の林を登ってゆく。気持ちの良い登山路である。色々の花が咲いている。
「マイズルソウ」だが花は未だだ。つぼみが膨らんでいるので、もうちょっとで咲くだろう。
この花は初めて見た。綺麗な花だ。「ツバメオモト」だとK君が教えてくれた。
「カタバミソウ」も咲いている。
標高が高いので5月末で「カタクリ」が満開。
「トクワカソウ」も盛りだ。
尾根が緩やかになると右手に、ブナ林の向こうに猿ガ山が聳えている。
11.10分。「大門山」と「赤摩木古山」の分岐点に登りつく。ベンチがあり「コブシ」の花が咲いている。大門山まで0.4q。赤摩木古山まで0.9qの標識がある。5分休んで右の大門山を目指す。残雪が突然多くなる。
11.35分、大門山の頂上到着。三角点の上のほうが地面が出ている。ここに陣取り昼食。
三角点情報「大門山」 |
三角点名・大門山
等級・3等三角点
標高・1571.59m |
三角点から下は雪渓である。その向こうに大獅子山から猿ガ山。その上に微かに北アルプスの剣、立山、薬師と見える。双眼鏡で見ると右に槍・穂高と見える。さらに離れて乗鞍岳。さらに離れて木曾御岳。お天気が良すぎて霞んでいるが充分に満足満足。
南は「大笠山」と「笈岳」。そして笈岳の上に「白山」が覗いている。未だ残雪が多い。大笠の右に「奈良岳」「見越山」と続いている。
南は遠くに「医王山」が見える。その左にキゴ山、戸室山と見える。
西はダケカンバの向こうに金沢の平野が微かに見える。その手前は大倉、順尾、高尾、吉次山あたりと思うが判別できない。
ゆっくりと1時間も昼食。この間誰も登ってこない。途中で私が用を済ませている間に男が一人、見越山まで行くと追い抜いていったそうだが、大門山は省いたのだろう頂上には居なかった。
地図を見ていると石川県と富山県の県境に山がずらっと並んでいる。医王山から始まり順尾山、大倉山に続き、登山路の無いらしいが赤堂山、月ヶ原山、多子津山と続き、今回の大門山、赤摩木古山、その先にちょっと私には無理な、見越山、奈良岳、大笠山、笈岳と続き、三方岩岳まで続いている。
今回は大門山が目的地だが、「赤摩木古山」も近いので登ることにする。「あかまっこやま」とは変わった名前である。12.35分に大門山を出発、分岐まで戻る。途中婦人二人と青年一人にあう。今日遇った初めての登山者である。この二人は我々が赤摩木古に行っている間にもう下山したらしい。
大門山より赤摩木古山の方が70mほど低い。大きな雪渓の見える先が頂上らしい。
途中にぎっしりと両側に咲いたカタクリロードを行く。尾根が細くなったところは、富山県側が落ち込んでいる。登山路が崩れている所もある。
雪渓が続いているところは雪の上を歩く。
13.20分「赤摩木古山」の頂上に到着。方位盤がある。壊れかけのベンチなど少し雑然としている。
振り返ると大門山が大きく聳えている。
眼下に桂湖が見える。大笠山に登る時はこの湖の先から登るらしい。
35分滞在して13.55分に出発。分岐に14.20分着。ここのベンチでK師匠のお手前で抹茶を頂く。14.40分出発、
15.45分にブナオ峠着。車が1台残る。見越山まで行った男の車か。
林道を降りるのに35分ほど掛かる。五箇山インターより直ぐ高速に乗ったので、立ち寄り湯は無しかなと云っていたら、福光の手前のサービスエリアから、桜ヶ池温泉に入れることを発見。温泉に入って帰る。
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